ゼルヒ・エルオント

登録日:2011/12/15 Thu 15:29:35
更新日:2023/07/14 Fri 22:05:21
所要時間:約 4 分で読めます




フリーゲーム『魔王物語物語』において間接的に登場する人物。

「間接的に」というのは、『島』に散在する書物やネグラの住人の物語などを通してその人物像が語られるのみであるため。
主人公であるヒマリとは全く関わりがなく、本人と直に出会うことはない。
しかしながら回想などでの存在感は凄まじく、秀逸な演出やイラストも伴ってプレイヤーは強力な印象を植え付けられることだろう。




以下、ネタバレしかないので注意。












【人物】

『島』からの最寄の地域である『大陸』の生まれで、その地がかつて戦乱の最中にあった頃に頭角を現した人物。
英雄として名高く、『島』でも彼の偉業を称える書物や物語が多数存在している。


その能力について列挙すると
  • 名刀『ホシツバキ』による必殺剣『流凪(ナガレナギ)』を振るう最強の剣士
  • 倍の兵力差すら覆す軍略の天才
  • 戦乱の平定後は国王となり、長年の善政を敷く
と非の打ち所がない。
素晴らしく高潔な人格も有し、彼の孫娘であり、早くに親を亡くしたナナ・エルオントには親代わりの優しいおじいちゃんとして接した。


……などなど、正に英雄と言って差し支えない。










……が。



十数年前に『大陸』や『島』を襲った流行り病に侵され、回復するも狂人となってしまう。
それまでとは正反対に虐殺などを行い、平和だったはずの『大陸』を地獄と化した。
かつての英雄を止められるものは誰一人存在せず、反旗を翻す者はその全てが返り討たれるか惨たらしく殺されてしまう。


まもも本編の時点、かなりの老齢となった今も狂王は『大陸』を支配し続けている。




【関連人物】

まもも本編に登場するネグラの住人には、実は彼と関連のある者が多い。
以下もネタバレ必至なので注意。











○ナナ・エルオント
エルオントナナのこと(バレバレの偽名と言ってはいけない)。
前述の通り彼の孫娘で、狂った祖父に対しても優しかった頃の“ゼルおじいちゃん”を忘れられないせいでその所業を止められずにいた。
『魔王物語』になぞらえた試練を越えることによって祖父を討つ決意を固める為、『島』を訪れる。


ルドルフ
断言はされていないがほぼ間違い無くゼルヒの孫、つまりナナの弟である可能性が示唆されている。
すでに狂っていたゼルヒにより生まれて直ぐに殺されそうになるが、極秘裏に逃がされてから育ての親・フロドナに拾われた。
本人もナナもその生まれについて知らない(?)ようだが……。


ヒクグモ
こそ泥アイリッツと共に、ゼルヒ暗殺に挑んだ過去を持つ。
二人揃って返り討ちに会い、アイリッツが姿を消した現在でも再び狂王に立ち向かおうとしている。
次こそは死ぬだろうという確信に恐怖しつつ、その覚悟を決めるために『魔王物語』になぞらえた試練を越えようとしているが……。


○アルマ
戦乱にあった頃の『大陸』時代、ゼルヒと敵対していた将。
敗れた後に取り立てられ、ゼルヒの片腕となる。ゼルヒと同様に本人は登場しないが……。


○ミリラヌス
低い身分にあった隻眼の剣士。アルマ同様にゼルヒの片腕となる。
狂ったゼルヒに反旗を翻すも敗れ、残った片目を失って盲人になってしまう。
しかしそれでも諦めず、まもも本編では『島』に滞在、壁に向かってひたすらに技を振るい続けている。つまりはネグラの住人の一人、モールその人である。
技の熟練を悟った後は『島』を離れるが、再び王を討たんとする彼を待つ運命や如何に。




最後のネタバレ。







ラスボスを倒した後には、とある場所にて『英雄』という隠しボスと戦うことが出来るようになる。
ゼルヒ本人では無いこの『英雄』だが、『流凪』を始めとした鬼畜な攻撃により、途中で呼び出す二人の『片腕』などと共に尋常でない強さを窺い知れることだろう。



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最終更新:2023年07月14日 22:05