アミラ(もんむす・くえすと!)

登録日:2012/01/11(水) 22:49:03
更新日:2024/04/11 Thu 09:13:55
所要時間:約 3 分で読めます





「ふふふ……見付けたわ、私だけの勇者様……!」


アミラとは、成人向け同人ADVゲーム「もんむす・くえすと!」に登場する残念なラミアであり、情報屋であり、真ヒロインである。

  • 初登場:もんむす・くえすと! 前章
  • 種族:不明(ラミアの突然変異?)
  • 性別:女
  • スリーサイズ:「上から275・78・93」
  • テーマ曲:アミラ(原曲:セルゲイ・プロコフィエフ作曲『ロミオとジュリエット』組曲第2番より、モンタギュー家とキャピレット家*1

今となってはモンスター娘の代表格にまで出世したラミアの一種。

普通ラミアとは「上半身が妖艶な美女、下半身が大蛇」が創作やファンタジーの常だが
このアミラだけはその逆で「上半身が大蛇、下半身が妖艶な美女」というありえない構成になっている。誰得。

まさに残念なラミア。
というか名乗るまでメッセージウィンドウの名前が「残念なラミア」になってる。

彼女と初めて出会うのは、前章序盤の街イリアスベルク。
情報を一通り集めて街を出ようすると重厚な専用BGMとともに現れる。

「私はアミラ……あなたに心奪われた、恋する乙女」
「あなたが私にくれたもの、ひとひらの勇気と揺れる恋心。このスイーツなハート、アンブレイカブルな夢なのかしら」

見た目も残念な感じだが、頭も残念な感じだった。

その後も「立ち絵がこれしかない」「スキップボタンで目が隠れる」「ハートがフラッシュするのは、エフェクト番号8番だったわね……」と余計なメタ発言連発でプレイヤーを残念な気分にさせる。

移動するときは、その残念な体を地面に着け、両足で這いずるように移動する。
(うつぶせか仰向けかは描写されていないが、後続作品の描写をみると仰向けの可能性あり)

立ち絵を見ればわかるが、無駄に残念な美脚を開いて誘っているような感じだが、
これが彼女のニュートラルポジションである。後にRPGデビューした際も歩行ドットはこのポーズ。

こんな出オチ感満載な彼女だが、真ヒロインを自称するだけであって残念なことに、愛するルカのために情報屋としてまだまだ旅先で登場する。

嵐でセントラ大陸に渡る手段が無い時、洞窟に海を渡れるアイテムがあるらしいという情報を持ってきたり、高位の魔物にしか伝承されていないオーブの所在を調べあげたり……

ルカ達が旅先で詰まれば、必ずヌルっと現れる。

そんな彼女だが、残念な見た目以外は普通に乙女

愛するルカのためなら密航し、各地で諜報活動をし、さらには身を犠牲にしてガルーダ娘の誕生にこぎつけるという一途っぷりでプレイヤーから非常に人気が高い


もはや


並に、ストーリーにおいて無くてはならないキャラである。ネタ的な意味で。

【アミラと残念な仲間たち】
終章では女神による人類粛清が始まり全体的にシリアスな雰囲気のなか、空気の読めるヒロインである彼女は
沈黙を守っていた…が、淫魔の結界に囚われ、触った途端に射精してしまう男達を救うべく彼女は立った!
しかし呪術は強大であり、中にはアミラにまで欲情する強者まで出てしまう始末……


そんな絶体絶命な中、現れたのは彼女の心を通わせる仲間達だった!

  • ピーハー
    • アミラの残念な仲間。まんま大柄な鳥だが、脚部だけがすらりとした美女のものになっている。ムカつく流し目がチャームポイント
  • ドーメイマ
    • 残念な弐号。マグリットの絵画、『共同開発』からはぐれてきた半漁人。鰓呼吸のため常に死にかけている。
  • さ●●●
    • 残念なV3。『VOW13』の投稿写真からまろびでてきた猫又。寡黙。本名はさんとす

…彼女たちの残念な活躍で男たちはすっかり萎えてしまい、結界へのエネルギー供給はストップ。
ルカさんの活躍で主犯もとらえられ、無事サキュバス村を救うことに成功したのであった。

【勇者ルカ物語】
本作品は最終決戦後にしばらく世界を自由にめぐることができるのだが、平和となった各地で
大ベストセラーとなっているのがこの一冊である。祝福無き勇者ルカの冒険が故郷からの旅立ちに始まり
天界での最終決戦にいたるまで克明に記されており、著者『A』氏は勇者に近しい人物であったと察せられる…… … というわけで、もちろんAの正体は彼女である。かなりの印税を得たらしいが、まぁ彼女たちは第三者が搾った精液を対価を払って得なければならないので広い気持ちで許してやろう。サキュバス村で成金丸出しの大騒ぎをしていたが…


【アミラちゃんの主な活躍ぶりをピックアップ】

  • こんな残念な見た目(しかも魔物)なのにイリアスベルクの住人たちと超仲良しであり、慕われている
  • NScripter(もんくえのゲームエンジン)の演出エフェクトを間違えて自爆
  • 密航して大陸横断
  • サンイリアの子供達になつかれる
  • サバサ城の牢屋に居座ってタダ飯を要求する
  • ゴミ箱に入って諜報活動していたら抜けなくなった
  • 高位の魔物に伝承されるオーブの場所を全て探し当てる
  • ガルーダ娘孵化のために魔力を供給して瀕死になる
  • エナジードレイン結界に囚われた村人をガン萎えさせて救う
  • 勇者ルカの伝承を(テキトーな空想も混ぜて)書にまとめる


etc...

まだまだアミラの残念な大活躍は続く。
続編『もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG』ではファンの念願かなってとうとうパーティーメンバーに抜擢。
戦闘はもちろん、サブイベント進行管理役も果たす。話術に特化した特性を持ち、
一発ギャグや怖い話による戦闘補助の他ルカに代わってもんむすの勧誘もこなすことが可能。
固有アビリティの1つに「敵に狙われる確率が極端に低い」があるので倒れることもあまりないだろう。
PTメンバーは濡れ場が必須ではない、というシステムが吉となった。
ちなみに初登場時のイベントで切り殺すことも出来る。もっとも、街から出ればすぐに復活する上、彼女を殺すことで解放される実績もある。
初期状態で情報屋の職業Lvが最大なあたり、情報屋としての実力は確かなのだろう。
好感度プレゼントでもらえるものは全て「ちいさなメダル」(合計10個)なため、それ目当てで上げてもいいだろう。
各町のどこかに隠れる彼女を見つける加入後のイベントでもらえるものも各種の種アイテムなのでやって損はない。

なお、彼女は基本的には快楽攻撃を受けないが、ごく稀に一部の快楽攻撃を受けることがありイかされた時専用のセリフと顔グラもちゃんと存在する。
見て!淫らな私を見て!


【余談】

このゲームでの会話シーンBGMは地域や街によって汎用曲が使われているが、彼女には残念なことに専用BGMがある。

会話シーンでキャラ別に専用BGMが用意されているのは、アリス・たまもに加えてアミラの3人だけである。






さすが、私が見込んだ――そして愛した冥殿様。

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最終更新:2024年04月11日 09:13

*1 ソフトバンクのCMで使われていたアレ