玄霧皐月

登録日:2010/11/14 (日) 15:48:01
更新日:2024/01/07 Sun 21:58:36
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空の境界の登場人物
第六章「忘却録音」にのみ登場する。

CV.置鮎龍太郎


黒桐鮮花が通い両儀式が潜入した礼園女学園の男性教師で外国語を担当している。
生まれはイギリスのウェールズの片田舎育ちで、過去に日本に住んでいた事もある。

笑顔が絶えなく、生徒からの人気も高いが、覚えやすいけど覚えにくいという印象がある。
さらに忘れっぽい人とも評される。

式と鮮花曰く黒桐幹也に似た雰囲気らしい。
名字が二人とも「くろいきり」と読めるみたいだし。


因みに、幹也は日本にいながら彼を知る人物を一日で見つけ出した。


ネタバレ


















黄路美沙夜に魔術を教えた第六章の元凶。


その正体は封印指定を受けているアトラス院出身の魔術師。
偽神の書(ゴドーワード) 統一言語師(マスター・オブ・バベル)とも呼ばれ、神話時代を唯一再現出来る、現在最も魔法使いに近い魔術師。
しかし、彼自身には魔術の才能が無く、正確には鮮花と同じ変異的な遺伝体質。

だが、その実力はあの蒼崎橙子でさえ二十代でマスタークラスになったのに対して彼は十五才でマスタークラスになり、血統を重ねに重ねた魔術師が辿り着けるか着けないかの極地にたった十年で達した怪物。


前述の通り魔術は使えなく、「統一言語」を理解し話す事しか出来ない。
しかし、その一芸があまりにもとんでもない。

統一言語は神代に全てのモノが共通していた言語で、彼はそれを理解する事で現存する全ての人種・部族の言語、更にはそこから生まれた背景・信仰・原理・思想の全てを理解出来る。
それは、一種類の言語を学ぶ事で全ての言語を理解出来るようなもの。


また、統一言語は「万物に共通する意味の説明」が可能なカタチのない「人が世界に話しかける」言語である。


故に、彼の言葉は「世界そのもの」に話しかけるため、その言葉に逆らう事が出来ない。
そのため、彼の統一言語は人間や生物だけでなく、無機物にも働く最強の催眠術師とも言われる。
これだけだと22世紀の「無生物催眠メガフォン」みたいなものの様だが、そんな生易しいものではない。
例を挙げると
「『ここ』では『見えない』」 → あらゆる生命体(本人含)がその場所にいる間、視力が奪われる。
というトンデモ現象を起こす。

要は、ヨン様の鏡花水月や邪気眼ではなく邪眼の上を行くチート催眠術。早い話、自分だけが世界のあらゆる法則に対してルール変更権を持っているようなモノ。

応用する事で記憶を奪ったり、逆に記憶を戻す事も出来る。


ある意味では型月最強の能力。

同じ言語であり、現代の魔術師を凌ぐ神代の魔術師キャスター(Fate)の操る高速神言すら統一言語に比較したら下位に属するという。

だが、彼自身の戦闘能力は皆無に等しく、直死の魔眼を持つ式が「体中が死の線だらけでこれほど死に易い奴は見たことない」と漏らす程脆い。更に式の体は「 」に繋がっているお陰で統一言語と同格なため、直死の魔眼を直接無力化することは不可能。
実際、油断していたとは言え式にアッサリ左腕を持っていかれた。

更に、不意打ちには極めて弱く、彼の最期も不意打ちだったため、遠距離の狙撃ならアッサリ殺られる可能性も。

というか、RPGみたいにサイレス状態になったら負けないか?


因みに、劇場版では結構設定が変わり、統一言語も耳せんで防げると弱体化している。
ちなみに設定変更や劇場版のシナリオ変更は当初6章が30分映画の予定だったため、奈須きのこが事件のシンプル化を提案した影響である。

前述通り一見幹也に似た雰囲気の無害な人物だが幼少の頃に起きた事件によって「再認」に支障をきたし*1
統一言語によっても解決にはならずある種人間性は破綻してしまっている。
原作では「相手の望みを返す鏡」と化したことが遠因となってある人物によって最期を遂げた。

「---そうだ、
まずは、追記修正する前について考えよう」

「つまるところ、項目立てさえしなければ、アニオタwikiはこんなにも平和だった」

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最終更新:2024年01月07日 21:58

*1 過去の認識に基づく記憶と、現在の認識を一致させることができない。知り合いでも一目見て「その人物」と直感することができず特徴を見て判定している