板尾創路

登録日:2011/05/15(日) 22:23:09
更新日:2024/04/05 Fri 19:52:30
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板尾(いたお) 創路(いつじ)は、日本のお笑い芸人であり、お笑いコンビ・130Rのボケ担当。相方はほんこん。
愛称はイッツジー。

大阪府富田林市出身。吉本興業所属。
吉本総合芸能学院(NSC)4期生。既婚。血液型A型。身長177cm、体重55kg。
1963年(昭和38年)7月18日生まれ。

ケーキ店「パルナス」三国ヶ丘店(堺市北区)に勤める両親の息子(姉あり)として生まれる。
柏原高校(現・東大阪大学柏原高等学校)卒業後、551蓬莱に就職。しかしすぐに退職。

そしてふと芸人になろうと思いつきケーキを持って島田紳助の家にいきなり押しかけ弟子入りを志願。ちなみに、紳助の住所は市役所に聞いたら教えてくれたらしい(当時は雑誌の後ろに芸能人や漫画家の住所が掲載されているのは珍しくなかったが、役所が教えるのはたぶんアウトだと思われる)。
しかし紳助には当時すでに弟子が1人いたため断られるが、代わりに吉本興業のタレント養成所であるNSCへの入学を勧められ、のちに同校の第4期生として入学した。

NSCでは「ホンコン・マカオ」というコンビを組み、当時「ホンコン」という芸名を名乗っていたがすぐにコンビ解散。
後に同期の蔵野孝洋(現・ほんこん)に「ホンコン」の名を譲り渡し、蔵野が2代目「ホンコン・マカオ」を結成。ちなみに、ほんこんの元相方は今田耕司である
しかし2代目「ホンコン・マカオ」も長くは続かず、後にコンビ名を「130R」に変えて再結成した。

その後ダウンタウンに気に入られ『4時ですよーだ』や『ダウンタウンのごっつええ感じ』等にレギュラー出演(一時謹慎期間アリ)し、その独特なキャラクターから全国的にその名を知られるようになる。
1989年には相方の蔵野とともに吉本新喜劇にも入団し、現在もルミネtheよしもとで座長を務めることがある(その場合は新喜劇ではなく特別公演という扱い)。

その後もダウンタウンがメインを務める番組を中心に様々な番組に出演、その飄々としたキャラクターで人気を博す。
最近ではコンビよりもピンでの活動のほうが圧倒的に多い。しかし、コンビ仲については悪くないようで、むしろ良い方とされる。

特に近年ではその存在感や演技力から俳優としての評価がすこぶる高く、松尾スズキや原田芳雄といった業界の先輩からも好評を得ている。

また、本人もお笑いに対する未練はさほどないらしく、相方がほんこんであることどころか、肩書が「お笑い芸人」であることすら知らない人も多い。



そのキャラクターや芸風は一言で言えば『シュール』。

意味がよくわからない発言や、自身のクールかつミステリアスな雰囲気がミスマッチして言い様の無い独特の『存在感』を放っており、まさに存在そのものがシュール。
「シュールさがウリの芸人」と言えばまずこの人の名前が挙がるであろう。

その独特過ぎるキャラクター故にハマる人はとことんハマるが、ハマらない人は全くハマらないかなり人を選ぶ人物と言える。


またかなりのド天然で、数々の伝説や逸話を持っている。
千原ジュニアいわく「天然というより自然」とのこと。


※主な逸話
  • 透明のガラスによく当たるが、当たっても顔色を変えることなく髪をかき上げる。
  • 目を瞑ってしまって失敗したスナップ写真を集めている。
  • ネタの最中台詞が飛んでも顔の表情を変えないため、相方のほんこんが間違えたような空気になる。
  • 生放送中に寝てしまったことがある。
  • 中学の時にアロンアルファを目に入れて失明しかけた事がある。
  • 悪口を言っていた女性と後日手を繋いで歩いていた。
  • 以前、新幹線で座席に座ったまま電話をする人が許せなかったので、セカンドバッグを持っていて中には携帯妨害機が入っていた(なお、このことを松本人志に話すときにちょっと微笑んでいたそうで、松本は怖かったらしい)。なお、そのスイッチを切り忘れて飲み会に来たため、参加者全員が音信不通になった。
  • 急に乗馬をやりたいと言い出す。なお、その後は普通に趣味として乗馬を嗜んでいる。挙句の果てにテレビの企画でプロと対決して勝つ。
  • マトリックスの様なグラサンにロングコート姿でベビーカーを押して街を散歩。
  • ↑出産したことを周りに言ってなかった為(相方のほんこんすら知らない)目撃した後輩が隠し子と思い違いをしてプレッシャーを受ける。
  • エビフライ定食を頼んだのにエビフライだけを残した。
  • いつの間にか胸毛を脱毛していた。
  • 全く意味がわからないオバハンと歩いていた。
  • 外出先で何故か服のポッケから電話の子機が出てくる。
  • 「着信御礼! ケータイ大喜利」で白タキシードを着用して以降ほとんどのバラエティで衣装を自前の白タキシードで通すようになった*1ため専属スタイリストが辞めた。
等々



『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の準レギュラーで勃起王等の企画を手掛けたりする。
特に絶対に笑ってはいけないシリーズでは笑いの刺客として全てのシリーズに皆勤賞で出演している。
また「板尾の嫁」と称する外国人(「娘」がいることも)と共に登場する事が多い。
ちなみによく勘違いしている人がいるが、これは本当の嫁ではなく板尾の本当の妻は日本人である。


ちなみに父親の板尾岳人さんは川柳で有名な先生だったりする。なお、このお父さん…というかご両親も割と変わっているらしい。父は「真実一路」という言葉が好きで、姉には「真実(まのり)」という名前を付け、創路には「一路(いちろう)」と名付けたかったようだが、色々あって「創路(いつじ)」と名付ける。しかし、両親は創路のことを「いちろう」と呼び、その影響で家族や友達も「いちろう」ろ呼んでいた。そんなある日、創路は父親に「お前の名前、本当はイツジって読むんや」と言われ、何故イチロウと呼ばれていたのか聞くと「読みにくいやろ?」と言われたらしい。不思議である。
ちなみに、板尾創路の顔は母親にそっくりだそうで、母方の親戚も同じような顔らしい。


2009年8月16日午後11時ごろ、長女が1歳10か月で急死。死因は心不全。
まさに可愛い盛りな時期であり板尾も溺愛していたらしい…
20日に都内のホテルで「お別れ会」がしめやかに営まれた模様。
お子様のご冥福をお祈りします
2012年には次女が誕生。

本人の著書…というか日記の書籍化である『板尾日記』(全10巻)では仕事やプライベートのちょっとしたこぼれ話や愚痴、妻や子供への耽溺っぷりが楽しめ、上述の長女が急死した時期の日記は読むのが苦しいほど生々しく、次女が誕生した時期の日記は微笑ましいものとなっている。

板尾社長「ハッ、それ君が追記・修正したん?」

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最終更新:2024年04月05日 19:52

*1 赤いジャケットが用意されている「千原ジュニアの座王」の審査委員長ポジションでも白タキシードを着用。もっともこの番組においては同じくジュニアとの共演番組で審査委員長を務めた「ケータイ大喜利」オマージュの可能性がある。