ORT(オルト)

登録日:2011/01/29 Sat 02:45:57
更新日:2024/03/08 Fri 00:48:18
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出典:Character material 発売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ)


ORTとは、TYPE-MOONの作品『鋼の大地』に登場するかもしれないキャラクター。
死徒二十七祖」の第五位も務めている。コンセプトは「どうしようもない絶望」




概要

地球で戦うかぎり弱点はない、とされる。

RPGでいうならラスボスより強い。
まさに未確認飛行物体。まさに最強の攻性生物。まさに別次元の素敵デザイン。
つーかこんなのアルクでも勝てないよ! だ、誰かウルトラ◯ン連れてきてー!

ちなみに直死の魔眼ではコイツは殺せません。
(出典:『Character material』、2006年、70-71ページ)

西暦以前に地球外から南米に落ちてきた全長40mほどの謎の生物。
攻性生物として次元違いの性能を誇り、捕獲にやって来た先代の死徒二十七祖第五位を瞬殺して捕食した。
その後、吸血種としての能力があると判明。そのまま空席となった第五位を引き継ぐことになった。

どことなく昆虫じみた見た目で、「大蜘蛛」「ORTの蜘蛛」などと呼称される。

その正体は「アルテミット・ワン」「アリストテレス」とも呼ばれる水星最強の生命体、タイプ・マアキュリー
つまり宇宙生物である。ぶっちゃけ死徒でも何でもない。
そしてさらなる真相は水星ではなくオールトの雲*1の最強生物、その真名をOne Radiance Thing(ワン・ラディアンス・シング)という。
直訳すれば「輝ける唯一の存在」であり、転じて究極の一(アルテミット・ワン)といったところか。

『鋼の大地』は『Fateシリーズ』や『月姫』『空の境界』『魔法使いの夜』といったTYPE-MOON作品をひっくるめた世界観における最後の時系列の物語。
ORTはそこに登場する「アリストテレス」という怪物の1体のはずだった

この『鋼の大地』では登場人物の戦闘力がそれまでより急上昇しており、1人で核兵器並の攻撃力を持つキャラが人類側に大勢居る。
そしてそんな核兵器並の攻撃でもビクともしない化け物が、複数体人類に敵対しているというトンデモ世界観である。
『Fateシリーズ』に登場するサーヴァント1体の戦闘力がおおよそ戦闘機一つ分と喩えられることを考えれば、どれほどのインフレかわかるだろう。*2
というか新人類強くなりすぎである。

コンセプトの「どうしようもない絶望」に恥じず、語られる戦闘力は凄まじく、TYPE-MOON公式最強キャラクターになるだろうと認定されている。
死徒二十七祖サーヴァントとの強さの比較においては比べるまでもなくORTの圧勝とのこと。
相性などを抜きにした単純な力で比較するならば『月姫』のアルクェイドや『Fateシリーズ』のギルガメッシュといった各作品最強クラスすら凌駕する。
……もっとも、それらはあくまで『月姫』や『Fateシリーズ』の作中で実際に登場した最強格との比較でもある。
死亡中の朱い月やthe・dark・six、『鋼の大地』のキャラなどは考慮されていない可能性もある。
また、後に奈須きのこが語ったところによると
「月姫・Fate・空の境界・DDDの作品の中で(サーヴァントを除いた)トップ3は1位:アルクェイド、2位:「両儀式」、3位:原初の悪魔」
ということになっている。
「アルクはORTには勝てない」と明言していたにもかかわらず、なぜかそのORTがランキングに入っていない。
単純に忘れられたか『鋼の大地』の登場キャラという事で除外されたものと思われる。



なおこのORT含むアリストテレスが何故地球にやってきたのかというと、
「環境が滅びた後も生き残っている人類に恐怖した地球が他天体に向かって発信したSOS信号に従ってやってきた」
という設定のため。
……のだが、ORTだけは本来の「約束の時」より5000年も早く地球へ落ちてきてしまったらしい。要するにドジっ子である。
現在は「約束の時」までまだまだ時間があるということで、着地点のクレーターの真ん中に水晶渓谷を張って仲間たちが来るまで眠っている。
ちなみに、このクレーターにはこれまで様々な機関がちょっかいを出しては返り討ちにあっている。

ORTがその気になれば殺人に特化した能力を持つアンリマユ以上の速さで人類を滅ぼすことも可能ではあるらしい。
それにもかかわらず本格的な活動を行っていないのは、単に動くのをめんどくさがっているからだそう。



上記の通りORTは『鋼の大地』に登場するとされているキャラなのだが、実は現在公開されている情報ではそれらしいキャラは登場していない。
またキャラマテには「地球の発したSOS信号を受け取る最強種ではない」とも書かれている。
加えて、公式の説明文には「水星(?)の」という表記もされている。
この点から、そもそもタイプ・マアキュリーでも何でもなく「水星以外の天体からやってきた謎の存在」という可能性が浮上。
中でも「水星出身ではなく『 オールトの雲 』と呼ばれる彗星群*3出身なのではないか」という説が昔から挙がっていた。
これが作中の記述として正式に明かされるのは『FGO』の第2部後半まで待つこととなる。

メディア露出

長らく設定のみで語られる存在だったORTだが、2014年には公式メディアで初登場を果たしている。



コハエース』で。



そう、ギャグ空間である。

しかもその顛末は「いつものコハエースのノリで型月一武道会を開くことになり、参加者紹介始めたら1組目がORT&キアラだった」というもの。
ちなみに対戦相手は両儀式聖☆おにいさんである。
色々と酷い。でもいつものコハエースだからね仕方ないね!
またきのこアルクによると「対知的生命ならばキアラ」「物理部門ならばORT」がそれぞれ最強との事。
様々な登場キャラが増えた今でも最強の一つという事に変わりないようなのは流石というべきか。

『Fate/strange Fake』では本人こそ登場してはいないが、何度か言及されている。
参加マスターの一人であるジェスターという死徒は、元々は退屈しのぎに聖杯の力でORTを眠りから覚まさせて世界を滅ぼそうとしていた。
これを知ったゼルレッチは、「今の状況で蜘蛛が目覚めた場合、対応するには100年足りない」と語っている。
なおこの「対応」の具体的な内容は不明。例えば「ORTの打倒」も「ORTからの逃走」も、どちらも対応といえば対応である。

そして、ついに最近にわかに色々ヤバイ存在が出まくってきていた『Fate/Grand Order』において、本格的にその存在が描写された。

能力

ORTの体は地球上のあらゆる材質より硬く、柔らかで、どんな温度差にも耐え、おまけに鋭いという謎物質で覆われている。
姿形を変えることもでき、より蜘蛛らしい姿に変化するビーストモードやまんまUFOな姿に変化するUFOモードもあるらしい。
さらに上記の引用の通り、「死」の概念がないため遠野志貴両儀式が持つ直死の魔眼も効果が無い。

擬態生物としての特性も有しており、捕食した対象の習性を一部真似るようになる。
これにより地球上の生物との会話能力を得る可能性もあるらしい。
だが、仮にそれでORTとの会話が可能になったとしても、擬態能力での再現に過ぎず理解しているわけではないという。
そのため、残念ながらどこぞのお仲間の用にヒロインになってくれたりはしないようである。
後述するようにそれなりの萌え要素も持ち合わせてはいるのだが……

ちなみに現在の所、捕食したもので一番味が濃かったのは先代の死徒二十七祖第五位らしい。
吸血種というのがこの捕食による擬態行動か元から持っているものなのかは不明。


侵食固有結界『水晶渓谷』

型月世界における魔術の最高峰・固有結界数段上回る特殊能力。2023年現在ORTのみが持ちうる異能。
詳細は不明だが、どうやら核融合反応で生成したエネルギーを用いて周辺の環境を自身の故郷と同じものに改変。
上書きして塗り替えることで地球のルールが通用しない空間に作り替えるものらしい。
これは星の頭脳体の「元素を生成し、配合し、支配し合う戦い」に近しいものと思われる。
また、ネコアルクの「ORTに会いにいったら水晶になり掛けて死ぬかと思った」との発言から、近くの物も水晶にする効果もあるようだ。
もっとも、これはギャグ描写の多い『タイコロ』でギャグまみれのネコアルクが言った話なのでどこまで当てになるか不明だったが……。




強さ議論の変遷

さて、先述の通りORTは型月公認最強キャラクターということになっている。
だが、その設定が語られたのも随分と昔。
現在は強大なニューフェイスと新しい設定によってその地位も危ぶまれてきている。

まず対抗馬として挙げられたのは、立川の天パの大元自称良妻な大化生愛欲至上主義のエロエロ尼あたり。
Fate/EXTRA』自重しろ

加えて、ORTを消去し得る手段が『Fate/EXTRA CCC』のラスボスによって示唆された。
それが「天文学的なレベルで遠い空間へ強制転移させて、その空間のみを消去する」というもの。
一応これが可能だと明言されたのはムーンセル内の霊子世界限定とのことではある。
だが同時にムーンセルは地球はおろか太陽系の範疇であればその物理法則を捻じ曲げることが可能だとも描写されていた。
そのため、故郷である水星またはオールトの雲を神代の権能の支配下に置いて、空間ごと消去出来る可能性も高くなっている。

Fate/Grand Order』では、同じように死の概念が無い存在にすら死を付与して可殺状態に追い込むことができるという最強のアサシンが現れた。
この最強のアサシンと直死の魔眼を併用すれば、ORTにも死を付与して倒せる可能性があるのではとも言われている。

──と、いつの間にか匹敵しそうな面子が増えてきている。
ただ、そもそも通常のアルクェイドでも「正面からでは勝ち目は無い」という言及ではあった。
通常のアルクのスペックは確かに高いが、空想具現化をフルに用いたところで街一つを形成する程度の権限しか無い。
つまり裏を返せば「対抗手段自体は一応存在する」とされていたため昔からそのポジションではあったとする意見もある。

そういうわけで、現在のORTは「正面からの殴り合いに関しては最強のキャラクター」という微妙にニュアンスを変えたポジションに落ち着いてい




…いたのだが……












Fate/Grand Order

第2部第5章後編『星間都市山脈 オリュンポス』において、ついにその存在を言及された。
異星の神ことビーストⅦはこの大蜘蛛を己の新しい体にすべく、眠っている南米異聞帯へと侵攻しようとしているらしい。
また、同章27節ではラスプーチン「オールトの雲より飛来した極限の単独種(アルテミット・ワン)であると初めて明言された。

第2部後半戦仕様のOPムービーでは、その巨体の影が南米の樹海を覆うように姿を見せている。

第2部7章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』冒頭にて若き日のモリアーティが残した映像記録にてカルデア陣営にもこの事実が伝えられた。
その事実にゴルドルフは驚愕し、ORTのことを知らない主人公にカドックが魔術協会(ないし『Fate』世界)でORTがどのような位置付けなのか説明した。
曰く「魔術世界に伝わる怪談」。かつて16世紀に冠位1人・色位6人という凄まじいチームで探索に赴いたものの、帰ってきたのはたった1人。
その唯一の帰還者も、
「まだアレに触れてはならない。今紀の地球の生命は何一つ及ばない。次の紀を待て。我々が絶滅した後、新たな進化を経た生命に望みを託す」
と言い残すや、公衆の面前で水晶化して死亡したとのこと。
万が一ビーストⅦがORTと融合することに成功すればカルデアに逆転の目は無くなるため*4急遽南米異聞帯に向かうことに。

そして同章第10節「ORTの日」にて遂にORT本体が登場。
令呪の後押しを受けたテスカトリポカの権能により「現在」と「ORTが現れた未来」が交換されることで、原住民「オセロトル」が住む都市に出現。
彼らの都市「メヒコシティ」を破壊し尽くし、オセロトルの亡骸が山の様に積もった状況で主人公達に襲いかかった。

敵ユニットとしては「宇宙からやってきた生物」ということからか、「フォーリナー」クラスがあてがわれている。
レベル表記は「1」扱い*5。だが、ブレイクゲージ1本目にして既にHP100万を数える。

1ゲージ目の間はチャージ攻撃以外はただ全体攻撃してくるだけなので、最初のゲージだけならブレイクするのはさほど困難でない。
だが、ブレイクゲージの残量を表す部分がここで初登場となる星のような特殊な形状1つのみ。
その正体は1ゲージ目をブレイクすることで判明する。

なんとその1つが割れると、見慣れた形状で残りの10つのゲージが表示される
つまりブレイクゲージはなんと計11本
さらに各ゲージでのHPは2ゲージ目がHP1000万、3ゲージ目がHP1億と桁レベルで増えていく
……と、まさに「無理ゲー」

見慣れないゲージをなんとか1つブレイクしたと思ったら一気にゲージ表記が9+1。「あ、これ無理ゲーだわ」と悟ったプレイヤーは多いだろう。
実際に同バトルの終了条件も「1ゲージ目をブレイクした後に全滅する」というもので、一ブレイクでやられるのが想定された仕様である。

1ゲージ目をブレイクした後は進行上まともに戦う意味はないが、2ゲージ目からはORTもちょっと力を見せてくる。
まずブレイク時に自身に解除不可の弱体無効、 毎ターンチャージプラス(最大)、攻撃力アップを付与する。
これによって毎ターンチャージ攻撃「コズミックレイ・バースト」が飛んでくるようになる。
しかも攻撃後には強化解除に加えて5ターン継続のNP増加効果量ダウンとNP獲得量ダウンまでかかる。
そのため耐久も事実上不可能となり、どうやっても2ゲージ目以降はまともなバトルにならない。
このバトルはコンティニューも不可で、実力を持って1ゲージ目をブレイクするまで生き残らなければならない。
なおチートを使って続行した場合、最終ゲージは推定7億、総HPは推定35億を超えるとか。

ちなみに、このバトルでHPが0になったサーヴァントは、マシュ等の特例を除いて緑色の水晶のような形となった後に砕け散って霧散。
その欠片がORTに向かっていって吸収される……という特別演出で退場する。

勝利条件から分かるように、バトル後はカルデア陣営の敗北という流れになる。
しかしこれはテスカトリポカの権能による「交換」でしかない。
そのため「交換」の時間切れにより、空間は正常化。破壊された都市やサーヴァントなどはすべて元通りとなった。

7章後半にて

異聞帯の王であるククルカンの協力もあって難を逃れた主人公たちノウム・カルデア一向は、様々な出来事と平行して調査を続行。
その結果、
  • この異聞帯のORTは既に一度、この異聞帯で中心として生きる恐竜人類「ディノス」達が冬眠状態だった頃に目覚めている。
    その時にはディノスに代わって隆盛していたヒト科人類である「カーン王国」の人々が対抗。
    億単位にも上る全ての民の魂を捧げられ不死者へと強化された勇者王・カマソッソの奮戦によって心臓をブチ抜かれ死亡した。
  • その心臓を、この異聞帯を管理している「マィヤ」なるものが『太陽』として再構成した。
  • ORT自体は現在この異聞帯最下層である第9層で眠っているが、もうじき復活を遂げる。
が明かされた。
ついでに生態として「星を喰らう宇宙生物である」と明言され、さらに南米異聞帯のORTは何らかの理由で弱体化した、いわば亜種であることも明らかになる。

そして「交換」の時、テスカトリポカのマスターたるデイビット・ゼム・ヴォイドはその目的を語っていた。
曰くデイビットの「地球を破壊する」という目的のためにこれを復活させるのだと。
主人公たちはそれを阻止するため、先んじて異聞帯を維持している空想樹を切除するために異聞帯下層へと進む。

……しかし、幾多もの奮闘虚しくORTはU-オルガマリーの心臓が移植されたデイビット自身を贄として、心臓を補填し復活を果たした。

ちなみに元々復活に必要なリソースとしてディノス達の血や心臓が利用されており、既に充分なほど集まってはいた。
しかしORTは生物としての明確な意志・方針を持たないため、そのまま復活させてもただ闇雲に地球を荒らして去って行くだけになる。
「地球を完全に破壊させる」には、「明確な目的を持つもの」を最後の核としなければならなかった。
そのための贄も用意されていたのだが、諸事情で失われてしまったため、デイビット本人が贄となったのである。



以上を以て、惑星を破壊する「アルテミット・ワン」が初めてプレイヤー達の前に姿を現すこととなった。


出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON  キャラクターデザイン:PFALZ

復活したてのORT。
この時のORTはキャラマテに記載された頃の金属質のフォルムが前面に押し出されている。

ORTの棺から逃げ出す主人公たちだが、遺跡内部にてORTが出口を塞ぐ形で出現。
逃げ場をORTの繊維で塞がれるが、ククルカンの助力を得て交戦する。
戦闘はHP20万から始まり、開始時に「■■■■20%(ブレイクゲージを砕く毎にも使用し、%が上がっていく)」を使用してくる。
しかしスキルが不発したりHPもブレイクゲージも少なかったりと、割とあっさり倒せる。

……が、無事倒したと思ったのも束の間、末端の光がORTの中心に向かい始める。
主人公一行はダヴィンチの言葉と共に、この侵略生物の真価を目の当たりにすることになる。

ORTは再起動して我々と戦っていたんではないし、ダメージで活動停止したんじゃない!
ここでいま、再起動するんだ!!






空想樹海紀行


オルト・シバルバー




ORT亜種


身長:推定100m
体重:不明
肩書:侵略型移動生命体
出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ



『Fate/Grand Order』2部7章で降臨し、プレイヤーが実際に戦う羽目になったORTの亜種。
本家ではない亜種だがそれでも恒星クラスの霊基規模*6を擁しており、カテゴライズは「侵略型移動生命体」と完全に扱いは宇宙怪獣。
助けてくれウルトラマン

この異聞帯でのORTは空想樹を喰らって自己進化を行った。亜種とされているのはこの点が所以だろうか。
よく見ると空想樹を捕食した結果か、足の部分などに花びらか葉っぱのような物が生えている。
結果としてその特性を得ており、それによって自身が南米異聞帯を維持する空想樹を兼ねている。
つまりは 事実上の第七異聞帯の王 でもある。
これは、空想樹切除と異聞帯の解消を使命としている今のノウム・カルデアにとっては「現人類に勝ち目がない天敵を殺らなければ生き残れない」という絶望的な状況でもある。

特性(亜種)

外皮はマントル層の超高熱*7に晒され続けても余裕の無傷で耐えるゴジラみたいだ。
そしてこれまで設定のみで説明されていた「死の概念を持たない」ことも詳しく掘り下げられた。やっぱりゴジラ。
具体的には生物的な死の範疇に無く、生物/有機体でありながら生死の在り方は無機体/機械のそれに近い。
人間など一般的な生物であれば、脳や心臓など失う事が死に直結する致命的な部位がある。それ以外の部位は場所によっては移植や自己治癒などで復元可能な場合もあるが、復元できない場合もある。
そして一度「死んだ」なら、その後完全に肉体を修復したとしても、二度と「再起動」する事は無い。
一方、ORTは脳でも心臓でも失って致命的になる部位が無く、どの部位も他の部位で代替できる。
細胞一片になろうともそこから全身を復元する事が可能で、復元が終わればどんな状態からでも「再起動」する。故に、死なない。
何なら心臓部がない状態でも手足が独立して稼働する事で戦闘も含めたあらゆる活動が可能。

なお、劇中の描写的に死の概念の付与や直死の魔眼なら生命活動を停止させて実際に殺せはするようである。
…が、それだけだと前述の超再生能力によりすぐに復活して活動を再開する。
直死の魔眼で「存在」を殺されてしまうと、モノとしての意味が終わってしまうので通常は再生すらできないのだが、ORTはそんなこと関係なく再生する…と言うよりも、「新しく作り直す」事で修復する。
同じく直死の魔眼で殺されてから復活したアルクと違い、こちらは再生までの期間も短く弱体化した様子も全く見られない。
つまりORTの全細胞を一撃・一瞬で完全消滅させない限り滅ぼせない明言されるトンデモ生命力を兼ね備えている。

攻撃面に関しても、心臓を失って弱体化している状態でも
  • 地球生物にとって近寄るだけで致死量になるほどの大量の宇宙線(放射線)を周囲に撒き散らす。
  • 鉱物状の糸のようなものをサーヴァントに突き刺すことでサーヴァントを介して英霊の座をハッキング。
    英霊の座に登録されている英霊の本体情報を損傷させる
など、核抑止などという理屈が馬鹿らしくなる掛け値なしに桁違いのもの。
そしてORTに倒されたサーヴァントは霊基情報を丸ごと強奪・捕食され、英霊の座とのリンクが破壊されてしまう。
これにより敗北したサーヴァント達は座に退去できないため、該当英霊の再召喚すら封じてしまう。*8
ORTにとってみれば人類史ですらただの餌に過ぎないのだ。

+ 蜘蛛形態スキル
【永続バフ】
  • コズミックレイ
効果:攻撃時、敵全体に〔宇宙線障害〕状態*9状態を付与+〔宇宙線障害〕状態の効果量アップ
   攻撃を受けた時に、対象に〔宇宙線障害〕状態を付与+〔宇宙線障害〕状態の効果量アップ
コズミックレイとは「宇宙線」の意味。これのせいでORTに攻撃すればするほどHPの上限がゴリゴリ削れていく。
サーヴァントにすら悪影響が出る放射能マジヤベえ

【クラス別永続バフ】
  • レヴォルーション・ウェブ
所持クラス:セイバー、キャスター、アサシン、バーサーカー、フォーリナー
効果:自身がフィールドにいる間、敵全体の任意による退場を禁止する。
星間航行に用いられると思しき銀糸がサーヴァントを絡めとり、任意による退場を禁じるスキル。
要はオダチェン封じ。ミス・クレーンとかも退けなくなる。

  • スターリング・インヴェイド
所持クラス:アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、フォーリナー
効果:フィールド特性を打ち消す+フィールド変化を無効+ターン終了時に敵全体の〔宇宙線障害〕状態の効果量をアップ
侵食作用により、フィールドへ作用する効果を無効化するスキル。
地味にガウェインあたりの火力が出にくくなるし、アルクェイドの千年城状態の恩恵も受けられなくなる。そうでなくともHPの減少が加速するのも厄介。

  • ダークマター・プランクトン
所持クラス:アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、フォーリナー
効果:ターン終了時、敵全体の攻撃・防御強化状態を確率で吸収。
暗黒物質を泳ぐ未知の微生物を放つスキルで、強化効果を吸収してくる。
下手に耐久目的で防御バフを撒いてると逆にこっち側の攻撃が通らなくなることさえある。

  • エルンスト・ユニオン
所持クラス:アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター
効果:攻撃時、敵全体に毒・やけど・呪い・防御ダウン・HP回復量ダウンのいずれかを付与
金属触手を変質させるスキル。ORTの攻撃に状態異常を付与する効果が加わる。

  • エーテル・ドランカー
所持クラス:セイバー、ライダー、アサシン、バーサーカー
効果:2ターンごとに敵全体のNPを吸収する。
空間への広域干渉スキルで、魔力≒NPをたちどころに奪われる。
NP獲得スキルを持たない低レアや、宝具1でNP上限が100%のキャラ(ないし無課金プレイヤー)にはかなり辛い。
また吸われた分だけチャージも加速するため、特にアサシン状態だと1人吸われただけですぐチャージがMAXになる。

【スキル】
  • PPチェイン/セブンエーテル
効果:3ターン後に「毎ターンチャージを最大にする状態」を自身に付与する。(解除不可)
PPチェインとは陽子-陽子連鎖反応のことで、水素原子同士の核融合反応、つまりは太陽がやっている核融合のことである。

  • レヴォルーション・ウェブ
効果:パーティ全体に〔公転銀糸〕*10付与(永続・解除不可)
アクティブスキル版。戦闘開幕から発動してくる。
大回復ガッツによる耐久封じ。
一方、ORTのスキルで唯一こちらにもメリットがあるスキルで、スリップダメージやステラ等によって倒れる際に、ガッツを消費することなく一定量回復できる。
同時にばらまかれる防御ダウンの数値が密かにえげつないのだが、このスキルで回復するときはだいたい一発殴られると倒れる状態になるのであんまり関係ない。
ちなみにこのスキル適用下で攻撃権利を残してステラ等で退場しようとした場合、ガッツ発動時のように普通に残りの攻撃を行う。

  • パルセイティング・ヴァリアブル
効果:ORTのクラスを変更&ORTのチャージ-1&ORTの強化解除
22節進行度7でのみ使用するスキル。順当に戦えば変更順はフォーリナー→キャスター→ライダー→キャスター→フォーリナー。
5ターン目以降は使用しない。
厄介そうに見えて実はどれもアルターエゴが攻撃有利になるクラスになることが多い。編成しておくとなおさらこの順番で変わりやすい。

【チャージ攻撃】
  • コズミックレイ・バースト
蜘蛛形態の宝具相当の攻撃。自身の上空に夥しい数の金色の光を具現化。雷の豪雨のように降り注がせ敵を攻撃する。
直訳すれば「宇宙線爆発」宇宙線に指向性を与えて攻撃に用いたものと考えられる。
内容は攻撃力をアップ(1T)+無敵貫通状態を付与(1T)+弱体状態を解除+敵全体に攻撃。
2巡目以降は下記のアナライズも一緒に来るので、チャージが貯まれば問答無用でお陀仏である。

【ブレイク時行動】
  • アナライズ/デコード/ディセーブル
チャージ攻撃2回目では直前にも使用する。以下の複数の効果を一気に付与する。
  • 敵全体の強化状態を解除&NPを減らす(-100%以上)
  • 敵のスターを減らす(-100個以上)
  • 敵全体に〔解析完了〕状態を付与(解除不可)
  • 自身に無敵貫通状態を付与(解除不可)
  • 自身の弱体状態を解除
  • 自身に〔解析完了〕特攻状態を付与(解除不可)
ざっくり言うと「オマエ達の強化バフを根こそぎ全部引っぺがして特効で確実に殺す」。そしてしれっと後衛にも付与される
こうなると星もNPもすっからかんにされた挙句ワンパンで前衛のHPが消滅し、続け様に後衛もワンパンで壊滅する。



侵食固有結界『空想樹海』

空想樹を取り込んだことによるミクトランでの自己進化によって上記の侵食固有結界の性質が変質したもの。
特性は「異聞帯の物理法則(テクスチャ)を書き換え、全域にある樹木を一瞬で空想樹に作り替える」
これにより、復活してすぐに異聞帯の樹海が例外なく空想樹に成り果て、その大量の空想樹それぞれが夥しいほどの数の空想樹の種子をばら撒いて生物を殲滅する地獄絵図を引き起こした。
一応水晶化の性質も残っているようで、決戦時のマップでの移動跡は経過と共にどんどん水晶化が広がっていく。

シオン曰く「地球上の植物を『空想樹』に作り替え、自らに適した環境に作り替える侵略生物」
そして空想樹海により引き起こされた光景を「最大にして最悪の異聞帯」「地底に創られた銀河の地獄」と称している。

なお、これ程のとんでもない事態を引き起こしていながら、元々の侵食固有結界としての性能では殺傷力はむしろ低下している模様



この大蜘蛛ヤローの撃退に要した戦力は
  • カルデアのバックアップを受けた主人公の無差別召喚による総勢最大363騎*11の英霊部隊の総攻撃
  • 第三冥界を守護するエレシュキガル・オルタの今までの全リソースを費やし、自身への負荷すら度外視した全力の総攻撃
と、第1部終章をも上回る空前絶後の大規模。
ドゥムジによれば、この戦力を以ってすれば「相手が文明を刈り取る遊星の先兵であっても撃退していたことでしょう」とも。

……が、



UFOモード


身長:不明
体重:不明
肩書:侵略型飛行生命体

出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ




ORTの本体にして真の姿。
具体的にはこれまで戦っていた蜘蛛型の体は本体ではない。それらの部分は人間でいう老廃物、いわゆる皮膚角質のようなものでしかなかったのだ。
確かに動物でも武器になる硬い爪は角質の変質によって生まれており、皮膚角質が硬質の攻撃部位になるのはおかしくはない話だが、体っぽくしてデコイとしての役割も果たすなど、更に生存のために進化した生物と見ることもできる。
真の姿は緑色に随所が光る金色のアダムスキー型UFO。一見すると非常に分かりづらいが、よく見ると円盤にもしっかり顔がある。

この状態での活動を開始すれば、核融合を自力で行って活動するエネルギーを生み出しながら空を飛んで進軍を行う。
蜘蛛形態の時の不死性・攻撃能力も健在。敵対者には推定20㎞は伸びる金属触手を伸ばして攻撃・融合・捕食を図り、サーヴァントへのハッキングや解析も問題無く行ってくる。

+ UFO形態限定スキル
UFO形態でも上記の蜘蛛形態の時に使いまくっていたスキルやバフは持ち越しで使ってくる。

【永続バフ】
  • ギャラクティカ・スーパーセル
効果:毎ターン終了時、敵全体のHPを2000程度減らす+〔宇宙線障害〕状態の効果量をアップ。
発生した宇宙嵐により、交戦中はダメージを受け続けるスキル。無敵など、攻撃を無効化するスキルでダメージを軽減できる。
UFO形態で追加される永続バフ。要するにターン終了時にもう1回攻撃が飛んでくる。

【クラス別永続バフ】
  • パラダイム・インフレーション
効果:敵が攻撃強化(攻撃力、クリティカル威力、宝具威力、特攻)のスキル使用時、自身にも同じ効果の攻撃強化を付与
ORTの前で使用したスキルが解析され、一部の効果を模倣されるスキル。さらにORTが自身に付与する一部の効果が倍加する。
つまり攻撃バフスキルを真似してくる。しかもこっそり自身のバフも強化される。
火力をあげて削りきれないと逆にこっちが殺されるインチキ効果。
ちなみにだが、この時マシュのスキル「ブラックバレル」は天寿の概念武装のためか
レプリカとは言え、コピーしたら癌細胞を作るようなものだからか、はたまた解析不能なためか コピーは発動するが例外的にNO EFFECTとなる。ほんと何作ってんだアトラス院。

  • パラドックス・キャンセラー
効果:自身が弱体状態の時、自身の弱体状態を3つ解除、解除した分だけ攻撃力アップ。
高周期の自浄作用により弱体効果を分解、攻撃力に転換するスキル。

【チャージ攻撃】
  • ロスト・スーパーノヴァ
この形態でのチャージ攻撃はまさかの宝具準拠の固有演出。
ロストは欠けたという意味合いで心臓がないため本来の出力ではないというネーミング…かも知れないが詳細不明。
本来の出力ならば惑星毎消滅させる最終攻撃手段なのかもしれない。なんなんだコイツ。
巨大な蜘蛛形態の姿に似た形状のエネルギー体を円盤下部に形成。
その後円盤にある頭部から大出力の極太破壊光線を、形成した体から大小無数のレーザー弾幕を発射して敵を薙ぎ払う。
スーパーノヴァとは「超新星爆発」の意味。超新星爆発を疑似再現して攻撃に転用しているのだろうか。
蜘蛛形態時とは違う点は、ダメージが入る前に強化解除されるという恐るべきビッグクランチ仕様になっている。
この為、仮に直前に無敵や対粛清防御などを張っても強化解除されるのでほぼ意味はない。
死にたくなければこれを見る前にゲージを割ること。まぁ割ったところで後述のアナライズが待ってるため確実な死はまぬがれないが…

【ブレイク時行動】
  • アナライズ/デコード/ディセーブル
効果は蜘蛛形態時と同じ。強化解除耐性ごとバフを消し飛ばしてくる。相手は死ぬ。



宇宙嵐(ギャラクティカ・スーパーセル)

真の姿になったORT亜種が引き起こす現象。自身の周囲に核融合で生じた
  • 生命体に有害な複数の宇宙線
  • 超重力場
  • 1万度から始まり100万度を超えるであろう超高熱
が竜巻の如く渦巻く毒々しい虹色に輝く宇宙空間の雷雲群を発生させる能力である。

その破壊力は満身創痍だったとはいえ直撃したエレシュキガル・オルタが一瞬で蒸発するおまけに最新スマホまで処理落ちさせる凄まじい威力。
防御にも転用可能で、敵の攻撃を捻じ曲げ逸らす防御フィールドとしての側面も併せ持つ。

そんなものに人間を始めとした生身の生物が耐えられるはずもなく、UFO形態のORTの周囲では生命体の生存は当然不可能。
一帯が「宇宙線の地獄」と形容される環境に成り果ててしまうため、シャドウ・ボーダーをもってしても最低でも2kmの距離確保は必須。
これまで過酷な環境での活動可能な耐性を発揮してくれたカルデア製礼装でも死は免れない苛烈な環境となる。
こんなもんを纏いながらガンガン進む姿はまさしく宇宙規模の災害でしかない。
またたとえ宇宙嵐の発生機関を破壊したとしても、短時間で同等かそれ以上の性能を持った次世代機関を自己生成して再起動させることができる。
さらにこの時老廃物が大量に発生するので、結果として蜘蛛部分も自動的に生成される。

こんな能力まで書いたがこのORTは終始心臓を抜かれていて全力ではない。
それを踏まえてもコレであり、また「出力」と「破壊本能」を見た場合汎人類史版ORTの方が高いようである。勘弁してくれ


空想樹海決戦

このORT再起動の時点で異聞帯名は『空想樹海紀行オルト・シバルバー』へと変更されそれ以降の展開はORTを討伐する事のみに全力を尽くすシンプルな方針にシフトする。
そうして起動したORTはまず太陽……もとい、自身の心臓を取り戻す為に侵攻を開始。
対するカルデアは縁を結んだ英霊達を総動員した英霊部隊による総攻撃での総力戦「空想樹海決戦」を仕掛ける。

「総力戦」により、ストーム・ボーダーの主砲「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」の一撃でORTを完全に消滅させられるラインまで何とか削る事に成功。
障害となる宇宙嵐も、紅閻魔・オルタとキングプロテア・オルタの尽力により発生器官を破壊されており封じられている。
状況が成ったことを確信し、U-オルガマリーに対して撃とうとした時と違ってきちんと出力マックスで稼働する主砲のトリガーを引くのだが…
発生器官を破壊し封じたはずの宇宙嵐によって弾道を捻じ曲げて回避
再装填は絶望的。絶体絶命か……というところにU-オルガマリーと言峰ラスプーチンが現れる。
そして共同戦線を張り、主人公たちが時間稼ぎをした上で再度ストーム・ボーダーによる一撃を試行することとなる。

曰く、もう一度だけORTを一撃消滅圏内まで削れという。
ORTの再生能力の前にはそんなことをしても無駄だが、異星の神の権能「未来粒子加速牢(タキオンジェイル)*18」により超加速された時間の中であればORTの再生はほぼ止まっているに等しい。
そして再度圏内に捉えた所で、異星の神の全魔力をつぎ込んだレイプルーフの第二射を打ち込むという作戦を提案される。
乗るしかないカルデアは承諾、ここに異星の神との共同戦線が再び展開される。

ORTの撃破はまだ成っていないが、ストーム・ボーダーにある霊基グラフを使ってサーヴァント情報を再現する事で、
既に捕食され英霊の座とのリンクを破壊されてしまった英霊でも短時間であれば疑似的に召喚可能という最後の切り札を解放。
要するに先程の段階で総力戦が終了しているという扱いなので、今まで食われたサーヴァントはここですでに全員復帰している。
この時の戦闘はHP300万で追加ゲージはなし。さらにターン経過でダ・ヴィンチちゃんやコヤンスカヤ、ネモの宝具による支援攻撃も行われる。
そのため体力こそ3倍近くに上がっているが、それまでの激戦を突破したマスターならば問題なく勝てるだろう。
苦肉の対抗策でORTの周囲の時間の流れを時間停止レベルまで極限に遅くしてるのに、再生力が衰えた以外は普通に環境に適応して問題なく戦えてた辺りは最高におかしいが。

この戦闘に勝利すると、提言通り異星の神の全魔力によるレイプルーフ二射目がORTに直撃。
細胞の一片も残さずにORTは消滅した。




ORTはその活動を開始してから、異聞帯の原生生物の98%を空想樹の種子含む暴力によって滅ぼした。
しかし空想樹海の地獄の中で生き残ったオセロトルやディノス達による必死の抵抗。
メヒコシティや各冥界線の主たるサーヴァント達による命懸けの攻撃。
そしてボーダーの全員、ラスプーチン、U-オルガマリーによる決死の作戦。
その果てに、星を壊す怪物は「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」によって完全に破壊された。

推測にはなるが、10節にて「交換」で登場した金色をしたORTが心臓を取り戻し復活した本来のORTであったのだろう。
あれとのガチンコ勝負はさすがにカルデア陣営でも対処のしようがなかったと考えられる。
そしてそんなフルスペックORTを単身で撃破するという偉業を成したカマソッソは、マスター達からネタ抜き勇者王と呼ばれるに至った

さらに余談ではあるが、「交換」の時と同じ様に、ここまでやったこの状態のどの形態でもレベル表記は「1」。末恐ろしい……。
あと「交換」の時のブレイク後とは異なり、弱体耐性や弱体無効を一切持っていない。
それこそ恐怖とか魅了とか普通に通る。ただし性別は「無い」扱いなのか下姉様あたりの性別限定の魅了は効かない。




余談

公式ではORT亜種について、「出力」と「破壊本能」を見た場合汎人類史版ORTの方が高いという説明がされている。
しかし、その理由についてまでは詳しく述べられていないため、様々な考察がなされている。
言及されていない不死性については同格なのか?
ORT亜種とは最後まで心臓を取り戻していない不完全な状態故の呼び名であり、心臓を取り戻した姿では「出力」にそこまで差はないのではないか?
異間帯の個体は6600万年早く飛来した汎人類史の個体より早く飛来しその後死にっぱなしなのもあって若く未熟なため素直にカルデアの解析通り汎人類史より弱いのではないか?
等々ファンからの議論も絶えないが少なくともで上記の説はあくまでファンの考察であるということを覚えておきたい。

ちなみにこの亜種ORT、再起動前・再起動後・金色UFO・オルトシバルバーがそれぞれ第1~4形態にあたるのだが、それぞれの形態のアイデアラフはまた少し異なったデザインとなっている。(TYPE-MOONエース VOL.15に記載)
どれも今のデザインに劣らない異様さであり、ORTファンなら必見もの。

さらなる余談として長らく語られた型月物理最強ORTであるが、それは比喩でも何でも無かった。
つまりこの侵略生物を相手にするには、RPGでいう魔法・魔術などという術式・文明で対応することは極力避け、
純粋に肉体スペック───物理で相手をしなければコピられてやり返されるというトンデモ前提のうえで極めて高いハードルが要求される。
こんな生物を相手に本当に自身の不死性の権能だけで立ち向かった*22カマソッソが、
掛け値なしの勇者王としてFGOプレイヤーたちから称賛されるのは当然の帰結だったといえよう。

また、ORTは空の境界蒼崎橙子が定義した人を恐怖させる物の三つの条件、
怪物は言葉を喋ってはならない」「怪物は正体不明でなければいけない」「怪物は不死身でなければ意味がない」の全てを満たしている。
そういう観点からしても、ORTはTYPE-MOONが示す「恐怖の象徴たる怪物」であることに代わりはないといえよう。

そして2023年2月。まるでこの「One Radiance Thing(ワン・ラディアンス・シング)」が出る2部7章の公開を見届けるかのように、
オールトの雲を由来とする、緑色に光るZTF彗星が約5万年ぶりに太陽系へと接近。
その完成度と事の顛末を確かめた後、太陽風によって尾の先端を切断されながら、ZTF彗星は再び5万年の彼方へと飛び去っていった。



追記・修正はORTが目覚めてからお願いします。

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最終更新:2024年03月08日 00:48
添付ファイル

*1 彗星の素である天体群

*2 もっとも、近年ではインフレが進んでおり、核兵器級の威力、効果を持つ宝具を所持するサーヴァントも増えている

*3 厳密には彗星の起源といわれる、仮説上の天体群。

*4 第六異聞帯妖精國で対「異星の神」用に作られた聖剣兵装も通じなくなるとのこと

*5 後述するものも含め、ORTのレベル表記は全状態を通して「1」で固定されている。「一切鍛えることがない状態でこの強さ」ということなのか「既に完成されており成長する必要性すらない」ということなのか、真意は現状不明。

*6 参考までにU-オルガマリー及び妖妃ドラコーの霊基規模は三等惑星級、第一部ラスボスであるゲーティアが二等惑星級、アーケードラスボスであるソドムズビーストが一等惑星級である。

*7 5500℃

*8 ただしサーヴァントは情報体故に消化まではできず、体内に「貴重な情報資源」として備蓄されるだけに留まる。なので一応ORTを討伐さえできれば、捕食された英霊達のデータは開放され、英霊の座も元の状態に戻りキチンと退去できるようになるとか。…討伐できればだが。

*9 最大HPの上限が減少する解除不能の状態異常。

*10 ORTの攻撃以外でHPが0になった時、HPが回復する&公転銀糸・ガッツ発動時、味方全体の防御力をダウン

*11 水着ワルキューレを除く、当時実装されていたサーヴァントの総数。プレイヤーに応じて、加入済みのサーヴァントの種類数が文章に反映される

*12 上述の通りORTに倒される前にステラ等で自主退場しようとしても回復するので実質出撃=死である。

*13 7つの基本クラス+フォーリナーの中からランダムで決定される

*14 ちなみにチャージ攻撃2~1度目の直前にも使ってくるので、実質チャージMAXまでがタイムリミット。

*15 龍脈やカレイドスコープ、各種イベント礼装等。

*16 一応ゲームオーバーになったり敗色濃厚になっても総力戦の最初の節に戻ってやり直すことは可能なのだが、戦闘に耐えうるサーヴァントの絶対数が足りないとやり直したところで結局詰んでしまう。

*17 6本目はHPが200万だが、こちらはストーリー上の演出で自動的にブレイクされる。

*18 異星の神命名。ラスプーチンは自身の命名ではないと強く念押ししてくる

*19 攻撃のダメージ自体は無効化できるが無意味

*20 FGOのゲームの仕様上、HP最大値バフはHPの現在値ごと伸びるので、実質的にHP回復しているのに等しい

*21 宇宙誕生は138億年前なので、それよりも前の時間軸を観測し定義していることになる。ただし宇宙の年齢は学説が色々あり150億年が定説だった時期もあるため、ただの誤差の可能性もある。

*22 恐らく心臓がある上で出力の高まった宇宙嵐吹き荒れる水晶渓谷。それぞれが独自の手段で不老不死を体現している死徒二十七祖第五位を秒殺できる不死殺し