八大神(ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印)

登録日:2013/08/18 Sun 23:19:00
更新日:2020/07/12 Sun 07:32:03
所要時間:約 10 分で読めます




注意


エンディング後の要素のことを記載していますので、プレイ中の方は注意してください。















八大神とは、ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印に登場する裏ボス達である。
それぞれが一つの世界の神様であり、その世界のマモノを統べる者として圧倒的な強さを誇る。

図書館最深部で魔神と戦いエンディングを見た後は、八大神が統べる異界を主に冒険することになる。


  • 異界とは?
これまで冒険してきたロムレア王国とは全く違う世界であり、実質ここからがダンジョントラベラーズ2の本編と言える程の複雑なダンジョンが8つ存在する。
また、メイド先生が常時セーブを強く推奨するほどマモノも強い者が多く、強雑魚敵による初見殺しも多発する。

その一方で各異界は敵対関係にあり、侵攻され弱まった異界を取り込もうと別の異界が現れることがある。
(あくまでも演出なので、実際に取り込まれて再度攻略できない、なんてことはないのでご安心を)
そして、万が一その異界の神を滅ぼしても支配している異界が存在するならば、時間の経過により神は自然と復活する。

以上が異界の主な特徴である。

簡単に纏めると、「一つの異界を進めると別の異界が出現する」、「八大神を倒しても再戦可能」であることがわかる。
(厳密に言えば、とある異界出現の条件は依頼部の依頼をこなす事で満たすことができる)

異界の最深部にたどり着けば自ずと別の異界が攻略可能になるので、最初は神を無視して進めることが出来る。
本格的に神に戦いを挑むのは、最後の異界をほとんど攻略して装備やレベルの準備を整えてからの方がいい。
それでも無理ゲー(火力や速度的な意味で)&運ゲー(行動やドロップアイテム的な意味で)が基本なので、場合によってはリセットを繰り返ししなければならないが決して諦めずに挑もう。

後、前作の問題点であった「裏ボス時に職業制限が課せられている」点がそのままになっているので、パーティ構成には十分な注意しなければならない。

  • 異界を統べる八大神



「我はこの世界を統べる者として、汝らに罰を与える!」

「その首、捻り千切ってくれるわ!」


エキドナ
最初に攻略できる「ヴェジェカの氷穴」に君臨する神。二つ名は「龍神」
職業制限はヴァルキリーとエトワール。

全マモノの中で最もDEFが高く、その値はなんと3800。さすらい四天王最硬のマルドゥークや、メカウサギママよりも硬い。
それに加え、全耐性を100増やす「我が王国に敵は無し」が発動すると通常攻撃やほとんどの攻撃スキルが無効化されてしまう二段構え。
そのため、「衰弱のサルサ」の固定ダメージや、「レインボーフラッシュ」等の無属性スキルが主な攻撃手段となる。
状態異常にかかったらすぐに解除すること。追撃を喰らうと「悪魔の囁き」で問答無用で即死する恐れがある。
八大神の中で唯一第二形態が存在しないが、HPやDEFの高さからやはり長期戦になる。
また、氷穴攻略時のメンバーで挑み瞬殺される人が極めて多い。この手のお約束である通過儀礼といった所か…




「このボクをだますなんて……許さない!許してやるものか!!」

「ボクを虐めるヤツは全て殺す!跡形もなく、この世から消してやる!」


アンラ・マンユ
SAN値が凄まじく減る「深淵なる闇」を支配する神。二つ名は「悪神」
職業制限はソウルサモナーを含めたパーティメンバーが4人以下。

前作の裏ボスが今作でも登場。フリードに遊びと称して殺しにかかり、一度撃退すると怒って背後から「漆黒の魔獣」を召喚する。

ほぼ前作と同じ制限で戦わなければならず、ソウルサモナーの育成状況によっては3人で挑まなければならない。
攻撃パターンは前作+新規スキルと激しくなっている上に、有効手段であった「影縫い」連打が通用しないので別の対策が必要となる。
しかしながら、大幅な下方修正されているので八大神の中では倒しやすい部類に入る。

見た目はつるぺた+全裸+光の翼+幼女で、一人称は「ボクっ娘」。「あたらないよ?」、「おまえたちなんてー!」と性格を除けば歳相当の幼女である。
撃破後に入手する「創生と終焉の炎」は多くの攻撃を無効化にできるので色んなところで役に立つ。全耐性ダウンが余計だが。




「ワタシ、この世界を統べる神。死神、シェオル。よろしくね」

「まあ、今から死ぬオマエらに名乗っても無意味だったかな?」

シェオル
地獄の沙汰も金しだいをダンジョンにした「無間地獄ゲヘナ」に潜む神。二つ名は「死神」
職業制限はウィッチとダークロード。

黒衣+大きな鎌と大方のイメージと合う姿をしており、髪はツインテールである。背後に何かいるが気にするな。
本気になると、黒衣が少し崩れて服のしわが見えないほど真っ黒になり、表面からは複数のギャグ漫画のような瞳や口が姿を現す。

第一形態は通常攻撃に即死付加、第二形態はマーダーライセンス、各形態に即死攻撃スキルとやたらと即死攻撃が多いので対策はしておくこと。
どの形態でも水属性や雷属性が通りやすいので、「フロストスラッシュ」や「ミューオンプラズマ」で攻めていこう。
他の神でも同じことが言えるが、耐性は100まで上げておくこと。これだけでも大分楽になる。
ドロップアイテムが第一、第二形態の両方に設定されており、どちらもなかなかの性能なので連戦を強いられる可能性がある。




「ああ、言わなくても分かってんよ。こんなもんじゃ、アンタもまだまだヌルいんだろ?」

「こっからがガチだよ。アンタも遠慮なんてせずに、マジで来な!」


べヒモス
謎のテクノロジーで構成された「ディレダワの社」を治める神。二つ名は「獣神」
職業制限はスナイパー…と言いたいが、実は制限なく挑むことができる。

フード付きコートを着ており、口から上は影で見えなくなっている。ぱっと見、人間であるが属性は獣である。
一度倒しても、全然平気な様で上記の台詞を喋ってから背後に巨大な獣を召喚して連戦となる。

第一形態は人形をばら撒いてぶんまわし、第二形態はカウンターで発動する「超重力の檻」が曲者。
さらに「ゴットスタンプ」、「ブラッドカーニバル」と数回攻撃+無差別+高火力なスキル持ちなので最後まで気が抜けない。
檻による行動速度低下&スロウ状態で戦い続けるのは不味いので、できれば両方とも解除しつつ戦いたい。

なお、べヒモスの居る部屋の前は魔法封印ゾーンになっているために、直前で魔法による強化は出来ないので注意。




「お前、外の世界からの侵入者だな」

「どのような理由であろうと、私の世界を蹂躙した罪はまぬがれぬ!」


ギルティ・レクイエム
異界では珍しく穴あき部分が多い「スカフォード」を統治する神。二つ名は「狂神」
職業制限はマジカルプリンスとジョーカー。

最古参の裏ボスは今作でも参戦。全裸+漆黒多脚のケンタウロスだが大事なところは長い髪でカバー済。

アンラ・マンユ同様、元々強いのに攻撃のバリエーションがさらに多くなり神の中では非常に手強い。
魔法攻撃が多いため、「マジカルバリア」で対策はできるがべヒモスの時と同じく「ゴッドスタンプ」に警戒すること。
切り札となる「ナイトメアヴォーテクス」は何が何でも阻止or回避すること。魔法故に詠唱時間があるのが救いである。
戦利品として「葉っぱ」が貰える。誰でも何度でも使えて消費しない「ディスペル」効果を持っているので非常に役に立つ。

発売前のPVや、イリーナ役の米澤円やスフレ役の佐倉綾音の最初の相手としても登場。フリード役の村田太志の言ったとおり「楽しんで」もらった。




「うふふっ、これでは理性が保てませんね。貴方に、わたくしの全てを見せてあげましょう」

「ですから、わたくしにも、貴方の全ての苦しみを味あわせてください!」


無明毘売命(読み:むめいびめのみこと)
何だか怪しい雰囲気を醸し出している「マハーシュトラ寺院」を統べる神。二つ名は「妖神」
職業制限はくノ一。

他の神とは違って奥まで来た一行を労うが、その本性を知ったフリードにとっては最も関わりたくないタイプのようだ。

通常時は普通の和服を着た女性だが、その正体はゴテゴテした不気味な白黒の仏像そのもの。もの凄くキモい。

彼女専用スキルとして「外道輪廻」があり、HPが半分を切ると毎ターン耐性が変化するので少々厄介。
人型時は能力低下と状態異常のばら撒き。仏像時は強化した状態からの全体魔法で一掃してくる。
だが、どちらも対策は容易で神の中では弱い方に部類する。意外なことに反撃スキルを持っていないので尚更弱く感じられる。
ただし、対策ができているからと気を抜くと「鬼神楽」や「色即是空」が飛んでくるので過信しないでおこう。




「分かっているとは思いますが、手心を加えたりしたら…殺しますよ!」

「もちろん、フリードさんの腕が未熟な場合も殺します」


メイド先生
外観からして主がバレバレな「ギア・キャッスル」を創造した神。二つ名は「機械神」
職業制限はミストレス。

前作から登場したメイド先生の正体は八大神であった。しかもこの城は実家で、勤め先のギルドまでは自転車通い。

ここまで来たフリードの卒業試験として、メカウサギパパ&ママを前衛に配置して後ろから脅威の射撃術で攻めてくる。他の神はお供を呼ばないのにズルイよ先生。
しかもパパは魔法防御が、ママは物理防御が尋常でないまでに高く、パーティ構成によっては詰む可能性もある。

何とか退けると、今度はメカウサギと一緒に2丁のガトリング砲を付けた小型機動兵器に乗り込み、怒涛の攻撃を仕掛けてくる。
恐ろしいことにこの戦闘中でも「これならどうです?」、「ちゃんと狙いなさい!」といつものテンションでレクチャーしてくる。
ただでさえ強いメイド先生だが、彼女はあくまでもメイドロボ。そんな彼女を作った主は一体何者?









「ハカナイ…ハカナイモノタチ……セメテ…ヒトオモイに…セメテ……ヤスラカに……」

「ネムレ……ヒトのコよ……!!」


「…やってみろよ。テメエに出来るもんならな」

「先人と同じように、先達と同じように、人間の怖さって奴を…もう一度教えてやる!」


サタナエル
狂気の30階建ての「ボゴミールの塔」の主であり、ロムレア王国を崩壊へ導こうとした神。二つ名は「魔神」
戦闘時の職業制限はないが、この塔を制覇するには全三次職を利用して最上階まで登り、予め他の神を一体撃破しなければならない。

戦闘前に神の力を餌にフリードを勧誘してくるが彼は拒否。するとサタナエルはフリードの体を(乗っ取る意味で)狙って襲い掛かってくる。
第一形態時は魔法攻撃が多く、他の神のように対策しておけば撃破にはそこまで苦労しないであろう。

撃破後、彼女は慈悲を与えてやったにも関わらずに図に乗って刃向かったと激怒し、遂に本当の姿を現す。
その姿は変身前の姿を所々に残しつつ、無機質な仏像になった無明毘売命とは逆に生々しく元が女性とは思えない醜い姿に変貌する。
一部変身前よりもステータスが下がっているが、ATKは全マモノ中4位で1201。生半可な装備では反撃で一撃死である。
(メカウサギパパやメイド先生第二形態はそれ以上のATKを持つが反撃してこない。最もATKが高い勤請たる永遠のナムはぶっちぎりの5000。こちらは反撃持ちで5ケタまでダメージが跳ぶ)
物理・魔法共に強力であり、この作品の(ストーリー上の)締めに相応しい強さを持っている。

ちなみに、図書館最深部で戦った時とボゴミールの塔で再戦した時の姿を比較すると、見た目が成長しているのがわかる。




  • 余談
シナリオ上ではサタナエルを討伐すると真のエンディングを見れるが、八大神を攻略する順番は特に決まっていない。

撃破した神が一定数になるとトロフィーを入手することが出来る。当然、全ての神を倒さないとトロフィーはコンプできない。

なお、一度討伐した神はすぐに復活できない。他の神を4体倒せば復活するのでドロップアイテムを複数所持したい人は注意しておくこと。
さすがに撃破時に拾えるアクセサリーは再度拾うことが出来ない。間違って捨てたり売らないように。


神との戦闘BGMは、サタナエルを除いて全て共通の曲となっている。

エキドナ以外の六神の第一形態戦時は、「Wheel Of Fortune」(前作のゴッデス☆メイドイルファ、ギルティ・レクイエム第一形態で使用)
エキドナ及び六神の第二形態戦時は、「invincible Souls」(ギルティ・レクイエム第二形態で使用)

魔神憑依イリーナ及びサタナエル第一形態戦時は、「魔神」
魔神及びサタナエル第二形態戦時は、「決戦」

前作では、ギルティ・レクイエムとアンラ・マンユの戦闘BGMは別々の曲であったが今作では一緒の曲に統一されている。
全滅すること承知で勝負した前作プレイヤーの中には困惑した人がいるであろう。













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最終更新:2020年07月12日 07:32