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ガッチャマンクラウズ

登録日：2013/08/16 Fri 01:07:46
更新日：2023/05/17 Wed 21:15:41
所要時間：約 4 分で読めます


ガッチャマンクラウズとは、2013年7月より日本テレビにて放送された深夜アニメ。
監督は『C』『つり球』の中村健治。

タイトルこそ「ガッチャマン」を冠してはいるものの、
『科学忍者隊ガッチャマン（以下旧作）』のようなアクションヒーローアニメではなく、
FacebookやTwitter、LINEなどに代表されるSNSや、
メッセンジャーを題材としたストーリーが展開される他、一部用語を除き人物や舞台は一新されている。

要は『テッカマン』と『テッカマンブレード』のようなものである。

放送前こそ、鳥っぽさを前面に押し出していないスーツ・ノイタミナ臭いキャラクターデザインなど、
旧作とかけ離れたビジュアルなどからあまり話題にならなかったが、
放送を開始してみると主人公はじめの破天荒なキャラやストーリー展開がじわじわと評価されつつある。

放送終了後に第2期の制作が発表され、翌年の10月にタイトルが『ガッチャマンクラウズ インサイト（仮）』と発表された。
そのまま決定し、2015年7月より放送された。



◆登場人物
主人公。「～ッス」が口癖で一人称は「ボク」の巨乳JK。
ノートを可愛いと称して頬ずりしたり、市長や消防署長と知り合いだったりと色々とブッ飛んだ性格と繋がりを持つ。
一方で思慮深い一面もあり、真理を突いた発言をする事も多い。


  • 橘清音（たちばな すがね）（声：逢坂良太）
はじめと同じ学校に通う高校生。かなり生真面目。
GALAXにはあまり興味が無い様子。


  • 枇々木丈（ひびき じょう）（声：浪川大輔）
イケメン公務員。以前は清音とよくコンビを組んでいた。
炎を操る能力を持ち、巨大な火の鳥の様な姿にもなれる。


  • うつつ（声：小岩井ことり）
「うつうつします……」が口癖の少女。とにかく可愛い。
生物の生命を自在に操る能力と分身能力を持つが、人を傷つけるからとあまり好きではない様子。
はじめが嫌いだったが、交流を重ねるにつれて信頼関係を結ぶ。


  • O･D（声：細見大輔）
オカマ。
本人曰く「変身できない悲しきガッチャマン」。
アルタイルという黒猫を飼っている。
陽気な性格だが面倒見が良く、はじめが来る前はガッチャマン達を上手くまとめてた。
実は、周囲の物を全て砂に変えてしまう上に加減の出来ない能力が原因で変身しないだけ。
最終話で変身し、カッツェを追い詰め累のNOTEを奪い返すが……。


パンダによく似た宇宙人。態度がデカい。
Gメンバー最古参であり、リーダーを自称している。
Gスーツは巨大なパンダの様な姿。


  • J･J･ロビンソン（声：大鷲の健）
Gメンバーたちの指導者。
よく鋏で切り絵をしている。
予言のようなものを出すだけでガッチャマン達の戦闘には干渉しない。


  • 爾乃美家累（にのみや るい）／LOAD GALAX（声：村瀬歩）
GALAXを独学で開発した青年。「GALAX」と総裁Xを使い「世界のアップデート」を図るなど、自分なりの正義を執行している。
外を出歩くときは女装をする男の娘。しかもかなりの美人。
ある意味この作品の裏の主人公と言える。


GALAXの高知能AI。使用者の質問に対し、極めて的確な返答を返す。8話でカッツェに奪われた。


一児の父親。以前はHUNDREDのメンバーだった。
革命を起こすためにクラウズを使いたがっていたが、過激な思想に加え、クラウズの使用に消極的な累との意見の対立が原因で強制的にHUNDREDを退会させられた。
更にはHUNDREDだった頃にプライベートの仕事を疎かにしていた事が災いして、務めていた会社をクビにされて現在は無職。
トドメと言わんばかりに愛する妻子を養わなければならない上に家のローンが残っているという文字通り人生詰んでる状態であった。
それらの境遇に絶望していたところをカッツェに付け込まれ、NeO HUNDReDのリーダー「FUTURE GALAX」を名乗ってテロ活動を開始した。

声が似ている警察署長とはある意味で正反対な父親キャラと言える。


自称・宇宙人。旧作にも同名の人物が存在するが外見・中身共々別人である。
キスする事で他の人間へ擬態する事が出来、その能力を駆使して社会に多くの混乱をもたらしている。
「ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――！！」やら「(^Д^)ﾒｼｳﾏ――！！」、
「(ガッチャマン)オワタ！」などのネットスラングを大声で叫ぶなど奇行が非常に多い。「カワユス」等のしょこたん語も使う。
パイマンから「束になっても敵わない」と言われ、丈を一方的に痛め付けて倒す等、かなり強い。
どこぞの中二病な変態を彷彿させる性格と劇中での悪行、そして宮野の怪演も相まって非常にウザい。
あとオカマ枠多すぎィ！
しかし、はじめの破天荒で独特な言動にさすがのカッツェもペースを乱され、最終的にはじめに取り込まれた。
Gスーツはオリジナルのガッチャマンのカッツェに似た覆面姿。



◆用語
  • GALAX（ギャラックス）
作中に登場する大規模SNS。キャッチコピーは「世界を変えるのはヒーローじゃない。ボクらだ」。
アクティブユーザーは「ギャラクター」と呼称される。
劇中の多くの人物は目の前で有事（ミッション）が起こった時、
真っ先にGALAX（と総裁X）を使う場面が多々見られるなど若年層への依存率が非常に高い事を伺わせている。

  • NOTE（ノート）
J･J･ロビンソンからメンバーへと与えられるガッチャマンの証である小さなノート。
変身アイテムの役割も果たす。累とカッツェも所有する。

  • アムネジア・エフェクト
現実空間から隔離された特殊空間を生み出す能力。早い話がステルス。
ただし、物体には干渉してしまうため市民を避けながら戦う必要がある。

  • MESS
ガッチャマンが敵対していた謎の生命体。
ルービックキューブのような外見をしており、普段は人間や物体に擬態している。
以下ネタバレ→2話ラストではじめの活躍によりあっさり和解した。

  • クラウズ
爾乃美家累が使用する能力。頭部がモニターのようになった巨人を呼び出す。
累はギャラクターの中でも特にミッションへの貢献度の高い100人にクラウズの力を与え、
通常のギャラクターでは解決できないミッションに当たらせている。
主にアムネジア・エフェクト内で活動するため、一般人の目には見えないが物体に干渉する事は可能。
見た目は全くの同一であり、他者からは誰がどのクラウズなのか全く判別がつかない。
それが終盤におけるある大参事を巻き起こす要因の一つとなっている。

  • HUNDRED
GALAXに選ばれた有能なギャラクターの総称。
その証としてクラウズの所持が許可されている。

  • NeO HUNDReD
中盤から登場した過激派の集団。
カッツェに選ばれた不特定多数の一般人で構成されており、本来HUNDREDにしか使えないクラウズを所持している。
メンバーの大半が社会に不満を持つ者ばかりであり、大した信念も目的も無くクラウズを己の欲望のために悪用している。





追記・修正、ガッチャ！


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