屁こき嫁

登録日:2011/09/22(木) 21:38:42
更新日:2023/06/09 Fri 13:17:54
所要時間:約 5 分で読めます




屁こき嫁とは、日本の昔話である。
『へこきよめさま』『へっこきあねさがよめにきて』『へっこきあねさ』など、
絵本によって省略されているエピソードや新味の要素が追加されているものがある。
の噴出音も様々。
まんが日本昔ばなしでも放送されたことがある。

~お話~

昔々、村の息子がお嫁さんをもらった。
お嫁さんは可愛いし働き者、息子もお母さんも喜んでいた。
ところが、しばらくするとお嫁さんの元気がなくなってきた。

母「最近どうしたの?」
嫁「あの……おならを我慢していて、お腹が痛いんです」
母「なんだ、そんなことなら遠慮せずにおやりよ」
嫁「それでは……いきます」

お嫁さんは着物をめくると、



\ブッボーーーーン!/


……屁の勢いで、お母さんは隣の畑まで吹っ飛ばされた。
お嫁さんは慌てて屁を吸って(もちろん尻で)お母さんを戻すが、お母さんは激怒した。

母「こんな嫁、返しておいで!」

息子は泣く泣く、お嫁さんを家まで送ることにした。

その途中の山道で……、

嫁「何してるんですか?」
旅人「柿をとろうとしてるんだが、高いところにあるから手が届かないんだ」
嫁「私にお任せくださいな」

お嫁さんは着物をまくってお尻を柿の木に向けた。



\ぶぼばぼぼっ!/


柿の木は盛大に揺れ、柿の実がたくさん落ちた。
決してあちらの実ではない!

旅人「ありがとー。お礼にお金あげちゃう!」


次に通ったのは港町。
米俵を積んだ船を動かそうと男達が頑張っているが、船はぴくりとも動かない。

嫁「うふふ、私ならできるわよ」
男「できるわけねーだろww もし動かせたら米俵いっぱいあげちゃうわwwwww」
嫁「ッ!!」


そしてお嫁さんは尻を船に向けた。



\ブボボーーッ!/

見事に船は動いた。
というか、吹っ飛んだ。


他にも、
  • 屁で敵兵を吹っ飛ばした褒美に広い野原をもらい、盛大に屁をした
  • 引き屁で畑の大根を手を汚さずに大量収穫
  • 屁で梨の実を落し、木綿とをゲット


……等、屁で大活躍してお礼を得ている。
さっきも出てきたけど引き屁ってなんだよ


そんな嫁を見て、息子は思った。

『こいつぁ日本一の屁っこき嫁だ』

結局、息子は嫁を連れて帰った。
そして、この素晴らしいお嫁さんのために屁をこくための居間を作った。

これが、屁(部)屋の始まりだという。

まんが日本昔ばなし』では、ラストで屁をしたくなったお嫁さんが畑の一角に作った小屋へ周囲を気にしながら入り、
サザエさんのエンディング並に小屋が揺れるくらいの盛大な屁をする。

はっきり言って、こそこそしている意味が無い。



ちなみにオナラの原因として考えられるものは、

  • 腸の運動が乱れた場合や腸の動きが停滞した場合、内容物が腸の中で止まってしまい、ガスが発生
  • ストレス
  • 食物とともに飲み込んだ空気
さらにガムなどをよく噛む人も、空気を飲み込む量が多いのでオナラの回数が多くなると言われている。


なお、話の中ではおならの臭いに触れていないが「音があるおならは音がないおならより臭くない」そうなので、気にならない程度のかほりなのだろう。


追記・修正は盛大に屁をしながらお願いしまブォッ

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最終更新:2023年06月09日 13:17