シュラク隊

登録日:2011/03/03 Thu 22:38:34
更新日:2023/11/29 Wed 20:31:05
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いい機体だよ。シュラク隊!行けぇ!!



+ 目次

概要

機動戦士Vガンダム」に登場する、女性ばかりで編成された部隊。
メンバーが全員死亡するというガンダム史上最も救いのない悲劇の部隊である。
彼女たちの対極に位置するのは「新機動戦記ガンダムW」に登場するマグアナック隊であろう。


メンバー一覧

◇オリファー・イノエ


「貴様達は地球に行かせんと、言っただろぉぉーっ!!」

声-園部啓一
シュラク隊を結成した眼鏡。唯一の男性。隊の面々からは慕われている(異性としても)
本人は至って生真面目で厳格で、マーベットとは学生時代から恋仲だった。
美人に囲まれてエロゲの主人公状態だったのもつかの間、次々とメンバーが死んでいってしまう。
自分もマーベットと結婚という死亡フラグを立ててしまい後にモトラッド艦隊に特攻(2機しかない貴重なV2のコアファイターで)し死亡する。
貴重なV2のコアファイターで特攻したせいで責められる事が多いが、結果的にこの核爆発のおかげでモトラッド艦隊の侵攻は遅延されている。
なので決して無駄死にではないぞ!まあ本命のエンジェル・ハイロゥの陽動でしかなかったのだが。


◇ジュンコ・ジェンコ


「武器で遊ぶな!遊びで人殺しをするんじゃない!」

声-小林優子
シュラク隊のリーダー。腕が立ち隊員達やウッソの面倒を見てくれる僕らの姉さん。
オリファーに好意を抱いていたせいで、マーベットとはよく対立している。
宇宙に上がってからはどこか死に急ぐような戦闘を行い、ウッソやオリファーらに心配をかけていた。
そしてビッグ・キャノンに取り付けられた爆弾を解除しようとするが失敗、ウッソの目の前で粉々に吹き飛んだ。*1
ちなみに爆弾が爆発しても遠隔操作出来なくなる程度の損害しかなく、爆弾の解除方法自体知らなかったので、彼女の場合は本当に無駄死にである。
そして結果的にウッソにカイラスギリーのトリガーを引かせて大量虐殺させる羽目になってしまった。


◇ヘレン・ジャクソン


「そうそう好きにさせやしないよ!」

声-深見梨加
シュラク隊最初の犠牲者。登場から二話というスピード退場であった。
ジュンコからも一番シュラク隊に似合っていて、鳥のモズそのものといった性格の持ち主。
輸送機を守るため奮闘するが一瞬の隙を付かれ、コクピットを潰されて敵機と相討ちになり死亡。


◇ケイト・ブッシュ


「これは壊しちゃならない!これは人類全部の宝だってことを、アンタだって知っているだろう!!」

声-安達忍
オレンジ色のポニーテールの髪型の人。ちょっと肌の色が濃い陽気な性格の持ち主でムードメーカー。
ジブラルタルでのベスパとの交戦中、流れ弾がマスドライバーに命中してしまい、壊れたレールを必死で支える。
そして「機体はそのまま、パイロットには死んでもらう!」と言われコクピットをビームサーベルで貫かれ戦死。
それを見たウッソは怒りに燃え、殺した機体に徹底的に殴って蹴り飛ばし、相手のパイロットを機体ごと殴り殺した。
ウッソは自分がケイトに敵を任せてしまった事で死なせてしまったと自分を責め、焦燥していく。


◇マヘリア・メリル


「落ちりゃいいんだよ!」

声-まるたまり
情熱的な女性。隊員たちの中でもかなりのグラマラスボディの持ち主。
交通事故で家族を失っており、死んだ弟の面影をウッソに重ね、両親を探しているウッソに「親孝行しなよ」と優しく声をかけた。
先の戦いで戦死したヘレンの形見のルージュで頬にメイクして弔い合戦を誓う。
戦闘中、危機に陥ったウッソを守るためにトムリアットと交戦、相討ちになって死亡した。
彼女の戦死にショックを受けたウッソは消火器を持ちガンイージに駆けつけたが既に遅く、ウッソは号泣した。
ちなみに隊で遺体があるのは彼女だけ。隊で二人目の戦死者である。


◇ペギー・リー


「……ウッソ。ここは戦場だよ、自分の肉親だって殺すヤツはいる!」

声-渡辺久美子→荒木香衣
クールで無口な女性。声優カテジナさんと共通だったり変わったりする。
ジブラルタルではルぺにコニー共々追い詰められたが、閃光弾の目晦ましに爆発させないようビームサーベルで斬りつけるなど活躍する。
サイド2空域の戦闘にて負傷する。一時的に魚の骨で治療を受けていたがオデロ達がよそ見をしてる内にウッソとマーベットを援護する為に半壊したガンイージで出撃。
最期はクロノクルの乗るコンティオのビームサーベルをまともにくらい、戦死した。
ウッソは彼女が死んだ直後から弾け始め、ルペのおばさんのおっぱいを噛んだり兵士を手錠で繋がれたまま蹴り飛ばしたりとカミーユ状態に陥っていた。
ペギーさんのセリフは中々名言なので一見の価値有り!


◇コニー・フランシス


「お前を守ってやれるシュラク隊はあたし1人になってしまったよ!」

声-こおろぎさとみ
オリファーが戦死した後、新シュラク隊のリーダーとなる。
黒髪おかっぱでソバカスのナイスバディな御方。ジュンコさんに並ぶエロい人。マヘリアが死んだ際は彼女に死に化粧を施した。
なお声優は天性のロリ声で有名なこおろぎ氏であり、他にもロリッ娘のスージィ、赤ん坊のカルルマンを演じている。
しかし彼女の声はハスキーなオトナの女性を感じさせる物となっている。
最終決戦のエンジェル・ハイロゥ攻防戦でウッソを援護しようと接近したがカテジナ・ルースの怒りを買ってしまい撃破されたシュラク隊最期の犠牲者。
乗機の片脚・片腕・頭部を次々に撃ち抜かれ、最後にコクピットを撃たれて蒸発という凄惨極まる死を以って、シュラク隊は全滅となった。
Gジェネポータブルでは対峙カットインがあり、最期まで生き残るのにスカウトできないキャラだったりする。


◇ユカ・マイラス


「マーベットがあたし達の子供を産んでくれるってことの意味、あんた達にはわからないよ!」

声-田中敦子、伊藤美紀(『新スーパーロボット大戦』での代役)
元はバグレ隊に所属していたが、部隊が壊滅してしまいリガ・ミリティアに合流した補充要員。
エンジェル・ハイロゥ攻防戦において、V2ガンダムの道を切り開くべく敵部隊に特攻するがゴトラタンビームが直撃し死亡した。
なお、これまで彼女が関わった部隊は全て全滅していることから「死神」の異称を持っていた。
だが同じ異名を持つ『第08MS小隊』のテリー・サンダースJr.とは違いやはり今回も部隊が全滅、そして自分も戦死するという救われない最期を迎えてしまった(ある意味救われてるが)。
シュラク隊で唯一、パイロットスーツが異なる。


◇フランチェスカ・オハラ


「あたしと、ミリエラのどちらが綺麗なお姉さんかな?」

声-石川寛美
消耗したシュラク隊に、補充要員として配属される。愛称はフラニー。
ケイトと同じくオレンジ色の髪に少し濃い肌色をしているロン毛のお姉さん。
最終決戦まで生き残るが、エンジェル・ハイロゥ攻防戦においてカテジナの行動を投降と勘違いして近付き、その瞬間カテ公に攻撃されて死亡した。
言動から予測すると、ツンデレ、ショタ好きらしい。ウッソ激ラヴ。


◇ミリエラ・カタン


「フラニーをやったね!」

声-日高奈留美
補充メンバーの1人。青色の髪のショートヘアー。
フラニーとは親友で、よく二人でウッソをからかったりするなど仲が良いコンビだった。
エンジェル・ハイロゥ攻防戦でカテジナに挑むが返り討ちに遭い戦死した。さすがにキ○ガイになったカテ公には勝てなかったらしい。
ちなみに、この娘もショタっ気がある。


◇メルクリン


マーベット「…第2​シュラク隊のメルクリンらしいね…!」

なんか死んでた
補充メンバー。フルネームも顔も声も性別さえも不明。
34話でモトラッド艦隊の足を止めるべく、ガンブラスターで出撃。
敵MSが撃破された爆発の中へ特攻し、機体の核融合炉を誘爆させて死亡した。
マーベットの台詞がなければ視聴者の誰にも気付かれることはなかったであろう。この台詞以外に存在が確認できないのだから
扱いの酷さと雑さでは、おそらくシュラク隊1の不遇キャラ。


画像出典:機動戦士Vガンダム
©創通・サンライズ


◇リア・シュラク隊

Vガンダム放映から20年近く経過した2010年代にガンダムエースで連載された漫画作品の『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』に登場。
部隊名からして恐らくは後方部隊と思われる、黒く塗装されたVガンダムに乗る三人組。
なお、初登場時は計30機の部隊で現れたのだが、登場時の戦いで三人を残して全滅している。台詞の様子からして男性隊員もいた模様。

「リガ・ミリティア」「ザンスカール」「サーカス」「蛇の足(セルピエンテ・タコーン)」の四勢力が月面で戦う大混戦にて、トb…カーティスと交戦し撃破されるが、
サーカス(+ザンスカール)*2か蛇の足の捕虜になるかの二択を迫られる。
降伏を呼びかけたサーカスのクォ・グレーがスケベ親父な顔で捕まった後にイロイロされそう(byトレス)だったこと、
一方の蛇の足は先の戦いで止めを刺さず見逃そうとした上、リーダーのカーティスがイケメンチッだったのもあり、
蛇の足の脱出作戦に協力した上で捕虜になる道を選んだ。
拷問も覚悟していたようだが蛇の足としては元々リガ・ミリティアと敵対する理由がなく、カーティスは彼女らを客分として扱い自由行動を許可。
以降は敵は同じという理由から協力者の立場をとっている。

恐らくは部隊名が出た瞬間から、大半の読者が身構えたものと思われる。
長谷川先生が空気を読まなかったかどうかは是非とも読んでみて確認しよう。

トレス・マレス

褐色巨乳のリーダー格。故に彼女の乗機だけヘキサ使用。
常にパイロットスーツの前を開けているほどの豊かな体形。年下には興味がないと言いながらお姉さんとして主人公のフォント・ボーをからかっていたが…?

ドゥー・ナウガ・フルス

黒髪普乳の少女、常に困り顔。
生粋のスペースノイドらしく、地球の熱帯雨林の匂いに悶えていた。

イー・ライチ

ツインテール糸目ロリ体型の貧乳少女。
大混戦にてカーティス等の戦いぶりから信用にたると判断。蛇の足につくきっかけを作った。


ゲームでの活躍

Gジェネレーションシリーズ

マスドライバーを支えるシーンがムービーで流れる。
しかもGジェネZEROで一度ムービーが作られたのに、何故か翌年のGジェネFでフルリメイクされるある意味愛されているのだろうか。
全く同じ場面なため破片の追加やカメラアングル、エフェクトが変化しておりたった1年でのムービー作成技術の進化がよくわかる。共通してケイトの断末魔が怖い。Fの方は2回叫ぶし。
ついでに眼鏡特攻のムービーもある。

WORLDではなんとメルクリンを除く全員がスカウトできるようになった
みんなもぜひシュラク隊を再現しよう!
全員(眼鏡除く)が攻撃力・射程アップのアビリティを覚えるため、実用性も高いぞ!
特にジュンコ、ペギー、ユカは2種類の攻撃力アップアビリティを早い段階(Lv10)で習得するため、自軍の主ダメージソースとして活躍できる。

続編のOVERWORLDでは、シュラク隊のアビリティが消えてしまったがそこは愛でカバーしよう。

◇機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム、機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT

ヴィクトリーガンダムのサポートとしてガンイージが参戦。敵の攻撃を防いでくれるが防ぐたびに一人死ぬという原作再現っぷりに恐怖した人もいただろう。

機動戦士ガンダム Extreme vs.

ガンイージがコスト1000で操作できるようになった。パイロットは僕らの姉さんジュンコさん。今回もシュラク隊決死の壁が発動できてしまいます。
しかし、耐久力が低い割に前に貼りつくので前が見えにくいという欠点があり、単発射撃なら一機につき一回は防いでくれるので相手機体によっては強いものの、ネタにされがち。
決死の壁がマスターやフルクロスので一瞬で消し飛ばされるという光景は切ない…。
しかも普通に格闘を喰らってもよく巻き添えで全滅する…特に格闘機のパンチの様な判定の大きなものや実際に判定が広いタイプの切り払いとかだと……。
????「鞭が来ると、訳もなく悲しくなりません?」

更に突撃して命中しなくても何故か自爆するアシストや、次々に現れては攻撃した後何故か全員が自爆していく覚醒技も実装されている。
前者は相手に当たればヘレンの最後のシーンの原作再現になるので良いとしても(しかし少なくともFBにおいてはヒット直後の爆発直前にやけに明るい場に合わないセリフが飛び交う)、
後者はオリバー以外シュラク隊の誰一人として特攻はしていないのに何故こんなことに……。

スーパーロボット大戦シリーズ

Vガンが参戦すると出てくる事が多い。
……が、α以後、何かとスポット参戦かオリファーとジュンコ以外が使えないというパターンが確立してしまった。
ちなみにDではオリファーとジュンコ以外が使えない理由付けとして、シュラク隊が二人以外全滅しているらしいことが語られているのだが、
この二人は「シュラク・アタック」でシュラク隊を召喚する。おかげで幽霊を呼び出しているんじゃないかとささやかれている…
一方で、初参戦の第2次Gや、逆シャアとVガンしか宇宙世紀ガンダムがいなかった新ではMS部隊の中核を成す存在として大活躍。アタッカーからサポートまでマジよりどりみどり。
…新では何故かケイトの戦死イベントが再現されたが、「出撃させなければイベント自体が発生しないので安心して使い続けられるぞ!」と思いきやどっこい、このステージは全員強制出撃である。よって確実にイベントを回避するなら、ケイトを敵陣に特攻させて前もって撃墜されるという鬼畜な戦法が有効である。
こうして見ると分かるが、スパロボのシュラク隊が壊滅したのはせいぜいDくらいのもの(それもジュンコは最後まで生還している)で、他の作品ではほぼ生き残っているのだが何故かスパロボでも壊滅していると言われる。
Dで幽霊呼び出したのがやっぱネタとしてウケ過ぎたんだろうか

スーパーロボット大戦30にも登場。オリファー、ジュンコ、コニー、ユカがパイロットとして使用できる。
またガンブラスターの武装に「シュラク隊一斉攻撃」があり、使うとシュラク隊のみんなが援護してくれる。
更にDの時のようにオリファーとジュンコだけでなく、Vガンのキャラ…どころかUCガンダム系パイロットなら全員が使用可能となっており、ほぼ全員にシュラク隊に呼びかける専用台詞がある*3
またシュラク隊の方も台詞が存在しており、Vガンキャラには掛け合いする事もある。
それ以外には「もらった!!」「こっちで気を逸らす!!」しか言わないがそれは高望みし過ぎというものだろう。
ちなみにパイロットとなった4人だけでなく、カテジナと兼ね役のペギー、勇太と兼ね役のフランチェスカは新録もある。
それと非常に大事な事だが全員死なない
なんかもう死ぬのが役目みたいなというほどそもそも参戦もしていないシュラク隊だったが、今回は正式参戦する作品では第2次G以来久々の無条件で全員生存となった。
『30』では宇宙世紀系の機体も余るのでVダッシュガンダムRX-78フルアーマーガンダムMk-Ⅱ量産型νガンダムシルヴァ・バレト・サプレッサーなど多種多様な名機体を回して原作では想像もつかないほど豪華絢爛な陣容のシュラク隊を作ろう。なお一斉攻撃参加のシュラク隊の出番は減る


マーベット、この項目の追記・修正は任せたぞ!

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最終更新:2023年11月29日 20:31

*1 ちなみに起爆の瞬間、なぜか全裸になるという演出が入る

*2 戦いの前に両者は協力契約を結び、サーカスのみ月面に残っていた。この大混戦もサーカスの実力試験の意味があった。

*3 新録がないキャラクターでもZの時のトライフォーメーション時の台詞などが使用されている。