腑海林アインナッシュ

登録日:2012/01/08(日) 22:43:05
更新日:2024/04/10 Wed 22:47:59
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 ――率直に言えば。
 この森は、一つの異界であると言える。


Einnashe

TYPE-MOONのキャラクター
月姫から一年後の後日談に登場する。


【概要】

死徒二十七祖』の第七位
『腑海林』とはアインナッシュの俗称、通り名であり、『思考林』とも呼ばれている。
およそ八百年を生きる祖。
初登場時は直径五十キロに及ぶ黒い森で、その中に踏み入った人間は勿論、森で暮らしていた動物たちさえも吸血対象にする魔の森。
森の中は太陽が昇りきっていようとも闇に没しており、活動時には枝という枝、根という根に樹液の代わりである血液が流れ始め、森全体が赤黒く点滅する。
まさしくそれは『地獄絵図』そのもの。

『腑海林』と言われる異界は神出鬼没であり、数百人単位の人間の血を吸うと何処かへ消え去り、再び姿を表すのも五十年に一度。
その為無差別に殺人を繰り返す死徒でありながら聖堂教会は未だに打倒する手段はなく、魔術協会勢も総じてアインナッシュを放置していた。

後日談では体裁を取り繕う為シエルメレム・ソロモン、アインスを含む一戦級の戦闘部隊を四十人程派遣するもシエルとメレム以外は全滅してしまった。
他にはハンターとして森に訪れた魔術協会のフォルテ。


【能力】

当初は聖堂教会魔術協会は共に一種の固有結界と考えていた。
アインナッシュの中では魔術という神秘は起こせないということに等しい。なぜならば、まず魔術師が膨大な魔術を行使するには大気中のマナが必要不可欠である。
しかし腑海林の中の大気は全てアインナッシュの支配下にある為、自然界の魔力は利用することが出来なくなっている。
そのせいであくまで一個人の魔力のみで起動可能な、極めて小規模な魔術しか行使出来なくなっている。

食べれば不老不死になれるといわれている、何百年に一度たった一つだけ成ると言われる真紅の実を狙いに来た遠野志貴がこの森に訪れている。

アインナッシュの仔

『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で登場した眷属。
未だに誰にも食べられていない実が落ちることで形成される。
仔は独自の進化を辿る特性を持ち、親ほど強力では無いが仔の圏内に入れば魔術の使用に制限がかかってしまう。
『魔眼蒐集列車』でグレイ達が遭遇した仔は雪の森という形状を得ていた。


【アインナッシュの経歴】

このアインナッシュは二代目であり、八百年前にいた『アインナッシュ』といわれていた元々の死徒は強力な催眠を使う魔術師上がりの死徒だった。
その催眠は記憶の改竄に近くアルクェイドも一度、
「アインナッシュなどという死徒はいない」と騙されていたが、事柄を無意識にすることで思い出せなくする魔術師(レンの創始者)の協力で滅ぼす事に成功する。

しかし、たまたま食虫植物の木の下にアインナッシュの遺体があった為、アインナッシュの血を吸ってしまい、自ら動いて人を襲う『幻想種』にまで成長してしまった。
『腑海林』という森も固有結界などではなく、アインナッシュが自分と同じ木々を呑み込んで吸血植物にしてしまった巨大な森であり、新種の遊牧民みたいなもの。


因みにこの話の中でアインナッシュはメレムの四大魔獣の一体、右足の悪魔である陸の王者を一分足らずで呑み込んでいた。
コレは相性が良かったからのようだ。


志貴がこの森の実を狙うのはアルクェイドの為であり、真祖が食べれば吸血衝動を収める事があるからとか

最期は森の奥のアインナッシュの死の点を穿ち、見事に実を奪取した。
因みにこの森の相手はシエルでもキツいらしく、討伐した志貴の実力が相当上がっているのがうかがえる。




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最終更新:2024年04月10日 22:47