四天王ポジション

登録日:2012/03/06 Tue 23:42:15
更新日:2024/03/19 Tue 00:12:24
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四天王(してんのう)とは、ゲームや漫画等に登場する敵の立ち位置。

【概要】

元々は仏教の帝釈天に仕える「四大王衆天(四天王)」が由来であり、そこから実力者の四人衆という設定が出来た。

【元祖四天王】
持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門天)


定義としては
  • かなりの実力者(という設定)
  • 共通の上司がいる
  • 上司に忠誠を誓っている
  • ○○四天王といった呼び名がある
と、いったところだろう。

決して4人という訳では無く3人の場合や5人以上の場合もある。
このあたりは異能者集団の項目も参照されたし。
何らかの配下でない場合は○大勢力といった扱いになる。

四天王を名乗っているのに人数がバラつく主な理由は
  • 引退した先代も含めて四天王
  • 元々四人以上いたが欠員が出て四天王になった
  • 資料や書物によってメンバーが異なる
▼上司が惰弱な言葉遊びを嫌うから

【特徴】

基本的にこの立ち位置の敵は、個性をだす為か他の同じ立ち位置の敵との被りが少ない。

主な例
  • 属性がバラバラ(四大等に1人ずつ配置等)。


  • 性格が異なる(残忍、狡猾、豪快、馬鹿、武人、反骨等)。

  • 敵の中でも高位の幹部の為か主人公達に負けても改心しない。
「○○様万歳!!」や「貴様らごときでは勝てないだろう」とか言って死ぬのはお約束。

  • 女性が最低一人いる。

  • ネタキャラ化
比較対象が必ず存在する為、1人だけやけに弱かったり言動が小物臭いとネタキャラの烙印を押されてしまう。
大体は最初に倒される奴がコレに当てはまる。

  • 最後に出てくる武人枠
結構な確率で最後に出てくる。
大抵最強の四天王といったところ。
純粋に戦いが好きな者も多く、負けても悔しがらず強くなれ的なことを言う。

  • インフレやシナリオ都合によるかませ犬化&雑魚化
最後の方の四天王にありがちな展開の一つ。
大物感を醸し出しながらも主人公側のインフレによってラスボス前の前座や強くなった主人公の力量表現扱いでアッサリ殺されたり主人公のライバルポジションに先に倒されたりする。
例を上げるとデュエルマスターズの白凰四天衆の最後の一人でありながら勝舞と戦う前に黒城に敗れた愛善が該当する。

  • ラスボスに反旗を翻す、味方化
上記の例から真っ向に反するが…
ラスボスが自軍の配下を軽んじていたり主人公と共感すると、ラスボスを倒そうと試みたり主人公と共闘や味方化するケースも稀にある。
味方化に関しては元魔王軍の将軍でありながら人間側についたクロコダインヒュンケルがこれに近い。
また、自軍だけでなく敵軍をも滅ぼそうとする第三勢力が登場、互いの存亡を守るために今までの敵達と共闘するというパターンも存在する。

上記の反旗パターンの亜種でラスボス(予測)を倒して組織を乗っ取ったり、ラスボスは実は影武者や傀儡で四天王ポジションを隠れ蓑に暗躍していると言ったケースもある。
両方を満たすのは(ややこしいが)黄金聖闘士と教皇の二つの顔を持っていた聖闘士星矢のサガだと思われる。
また、原作題材のアニメやゲームの場合だと尺の都合で「俺たちの戦いはこれからだ」になることが多く、四天王ポジションの一人が事実上の最後の敵、即ちラスボスとして扱われる事もある。

  • 朱雀、青龍、白虎、玄武の四聖獣の要素がミックスされている事も。

  • たまに3人目が策謀家で、デバフ毒などを積極的に使うせいで打撃一辺倒の4人目が体感的に弱く感じることも。
そしてだいたい1人目はこちらのレベル的にも体感的に強敵。しかし四天王の中では最弱。



【四天王一覧】








【現実世界の四天王】







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最終更新:2024年03月19日 00:12

*1 DMの大門小五郎とは別人。

*2 曹操を欺いた仙人、史書において孫家との関りは見られない

*3 袁術の敗走で殿になって死んだ以外記述の無いモ武将、史書において孫家との関りは見られない

*4 もっとも、天使が人の形で描かれるようになったのは比較的後の時代であり、天使という存在が語られ始めた当初は「人がたどり着くことのできない高次生命」であることを示すためにキモいデザインで描かれていた。

*5 一度牙突を見抜いただけで調子に乗る、真似が完璧過ぎて本当の使い手に見抜かれる、頑丈な左之に手数は効かない、武器頼りなのに破壊された

*6 マッドガイスター合体時にプテラが「四将合体」と叫んだくらい

*7 イスラム教の伝承ではジブリールとマリアが交わって生まれたのがイーサー(イエス)とされる。

*8 「ヤセンの子達」を2人以上、あるいは前後の人の修飾として人数を変えても、最後に「37人」と人数を言いきっているので結局30人と数が合わない。