3将軍(セイザーX)

登録日:2011/05/11 Wed 00:38:27
更新日:2024/04/20 Sat 15:20:15
所要時間:約 4 分で読めます







お待たせしましたぁぁぁぁぁっ!!


やっと項目ができたから、挨拶に来てやったわよ!


ねえ、何やってんの?何やってんの!?


いいか!?覚えとけ、wiki篭りども!

俺達は、あっ!誇り高き宇宙海賊、3将ぉ~軍~!


アクアル!


さ、サイクリードっ!


あ、ブレアード様だぁぁぁ~っ!!



画像出典:超星艦隊セイザーX第36話『闇の侵蝕、ダークアルマー』より
© 2005 セイザーXプロジェクト/テレビ東京


う~ん、決まった♪



【概要】

3とは、超星艦隊セイザーXの登場人物である。
彼らは宇宙海賊デスカルの幹部であり、それぞれがネオデスカル幹部の祖先である。
セイザーXとはコスモカプセルを巡って、劇中で幾度と戦ったライバルキャラである。
しかし、本編におけるコメディリリーフでもあり、その憎めない人物像から、単なる悪役には無い存在感を持つ。
宇宙海賊が崩壊した後も生き残り、第14話にて未来から来たネオデスカルに保護され、以降は偉大なるガレイド様の下でせっせと働くことになるのだが……。



サンダーラの存在から古代の地球人の子孫である事が判明する。


【将軍の皆さん】


●火将軍ブレアード



おお~、納豆ごはん~


声:伊藤健太郎
スーツアクター:佐藤優、岩崎晋弥(巨大ブレアード)

ライオセイザー/安藤拓人のライバルにして愛すべきバカ。

火の属性を持つ怪人。
かなり短気でケンカっ早くすぐに「めんどくせぇ!」と短慮な行動に移るのが珠に瑕。
その直情っぷりは一気に巨獣を出してしまうほどで、他のメンバーから「巨獣はやめろ~っ!!」と止められるほど。

その反面、仲間想いで情に厚い。

武器は長剣『ファイブレード』

拓人とは初対決以降、ライバルのような関係になる。
第9話「史上最悪の3日間」では拓人と共に戦艦バルガレオンのダストボックスに閉じ込められてしまうが、なんだかんだで奇妙な友情が芽生える。
両者とも似た所があるため、顔を合わせるとすぐ口喧嘩に発展するが組んだ時のコンビネーションは抜群。

第15話「危機一髪!シャークセイザー登場」では両者ともに
「オラオラオラかかってこいやぁ!!」と互いの得物を肩に担いで啖呵を切る場面も見せている。

「ブレンダ」やら「プレリュード」やら「ブレーメン」やら、よく名前を言い間違えられる。

「俺は音楽隊じゃねぇえ!!」


なんと生身で真空を泳げる。


幼少時に船長に拾われ育ててもらった恩から船長のために戦っている。
船長がロボットだと判明した時には一番にショックを受けていた。 

サンダーラとは本来の歴史なら結ばれる間柄であり、ブレアード自身も彼女に一目惚れした。
しかし当のサンダーラは拓人に惚れてしまい、一時は嫉妬に燃えたが、サンダーラが地下に戻る際には静かに見送った。その後彼女から手渡されたキューライを悲しそうに奏でていた。

中盤、ネオデスカルが気に入らないため離反。安藤家に拾われ、縁側の飼い犬ポチになった。

安藤春子お手製の納豆ごはんを気に入り、安藤家の洗濯物を干したりしながら生活していたがひょんな事からジャッカルと遭遇。
馬が合うらしく第2部終盤では行動を共にした。

ジャッカルが命を落としてからはドリルアングラーを受け継ぎ、セイザーXと彼らの駆る流星神と共にネオデスカルと戦った。

最終決戦の後、コスモカプセルの導きで宇宙へと旅立った。

なお、旅立つ前にかっこいい事を言おうとするが…

ブレアード「みんな、最後に言わせてくれ!」

拓人「うん!」

ブレアード「こんなかっこいい事言うのは、俺のキャラじゃないかもしれん!」

拓人「うん、うん!」

ブレアード「だが、言わせてくれ!かっこいい事言わせてくれ!」

拓人「うん、うん!」

ブレアード「俺は、お前達が……!」


……残念、現実は残酷である。


ブレアード「あ、ああ~っ!!」

アクアル「早く言いなさいよぉぉぉ~っ!!」

ブレアード「しまったぁぁぁぁぁ~っ!!」

コスモカプセルの光が3将軍をどこかの時代に連れて行ってしまうのだった。
別れの余韻すら感じさせないあんまりな別れに拓人は…

「なんだよ、かっこいい事って!?すっげー気になるじゃんかよ~っ!!」

と、空に向かって叫ぶのだった…。



○風将軍サイクリード


自分、宇宙海賊だけど船酔いになってました…


声:岸尾大輔
スーツアクター:富田稔

風の属性を(ry


黒い海賊帽子とカイゼルヒゲが特徴。
武器は扇状の『ファンクリーダー』

頭が良く3将軍の頭脳派担当……と見せかけて、かなりビビり屋で気の弱い小心者。
しかも少し天然気味でボケ担当でもある。


余り争い事が好きではなくセイザーXに悉く負けた続けたため、次第に宇宙に帰りたいと言うように。終いには宇宙に帰るためにヤケになった事もある。

ネオデスカルの首領は彼の直系の子孫であるため、彼が現代に現れた際には首領の座を明け渡された。

終盤、情けないという理由で頭に怪しい機械を付けられて闘争心と自信に満ち溢れた人格に洗脳される。
その攻勢はセイザーXを苦しめるもブレアードによって機械を取り外され、元の人格に戻る。 

洗脳されてる間の記憶は無いらしく、全く戦局について知らなかったのだがそのまま最終決戦に巻き込まれた。
結局、何がどうなってるのか分からないまま最後はコスモカプセルに導かれてブレアードと共に旅立った。


演じる岸尾氏の自由すぎるアドリブが見所であり、伊藤氏からも『彼のアドリブ人生のはじめの頃なんですかね(笑)』と評されるほど。一方で一部脚本家がblogで苦言を呈したりもしていた。*1



○水将軍アクアル



他の2人と一緒にしないでよ


声:浅川悠
スーツアクトレス:齋藤恵美子

水の属(ry

女幹部。3将軍のツッコミ役で時には身もふたもないセリフで他2人のテンションを下げる。一応3人の中で一番まとも。

非常に頭が良く様々な作戦を建てる知性派。
武器は先端に月の装飾が付いた『ラグバッシュ』
かなり煽てに弱く、ネオデスカル勢には気前よく協力した。


基本的にブレアードとサイクリードの事はバカにしているが、仲間意識はあるらしく心配する事もあり、安藤家でもブレアードに悪態をつきながら洗濯物を畳んだ事もあった。

洗脳されたサイクリードの豹変ぶりには流石に動揺した模様。

最終決戦後はブレアード、サイクリードと共にコスモカプセルの力で宇宙へと旅立った。

劇場版ではまさかの正統派悪役。まあ撮影が本編の初期頃かつ脚本家と監督が本編不参加故致し方なし。





○雷将軍サンダーラ


仕方ないだぁ…。

声:倉田雅世
スーツアクター:酒井亜美
雷(ry

第2部の終盤に登場した4人目の将軍。
100年に一度開く地底の門からやってきた古代地球人の子孫で、語尾に素朴な田舎の娘よろしく「~だぁ」とつける。
『キューライ』と言う楽器を所持しており、これの音色を聞いた者は戦いを止めてしまう。

地上に現れて初めて会う男性と結ばれる事を信じていた。

本来の歴史ならば彼女と結ばれるのはブレアードであり、2人の子孫がネオデスカルとなるのだが彼女は拓人と出会い、「あんたが運命の人だぁ~!」と惚れてしまう。

尻将軍ではない。

拓人の事を想うも届かず、最後は地底へと帰っていった。
これが原因でブレアードとサンダーラの子孫であったグローザは消滅した。

【余談】

3将軍のデザインを手掛けたマイケル原腸氏*2は作品がコメディな作風だとは知らなかったため、ラフ画をいくつも描くほどカッコイイデザインを目指したりギスギスしながらも互いに認め合っていくというキャラクター像を想像していたそうだが、過去に自身が手掛けたゴーマ3ちゃんズ(『五星戦隊ダイレンジャー』)やジャマール3幹部(『重甲ビーファイター』)のようなアットホームな雰囲気の愉快なキャラクターになるとは夢にも思わなかったという。
サンダーラのみは米田興弘監督の依頼で西川伸司氏が担当しているが、原腸氏による検討稿も存在する。曰く『横に分けてる感じのFRP製マスクで作ってもらえたら、「アキバレンジャー」に先駆けたものにできたんですが…』*3とのこと。

ブレアード役の伊藤氏によると、アドリブを持ち込み出したきっかけは制作途中だった3将軍の移動時に現れる蝙蝠のCGの内1匹がブレアードの耳にツッコんでいるように見えるカットがあり、とっさに『おっ!コウモリが!』とリアクションを入れたことだという。その場ではNGになったものの声優陣でテスト時に遊んでいたところを監督陣から『本番もそれで。』とOKをもらうことが多くなった結果『悪ノリ』が増えたのだそう。*4


アクアル「なんなの?これは」

サイクリード「アニヲタWikiにこんな項目があったのか。」

ブレアード「めんどくせぇ~っ!!追記・修正開始っ!!」


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最終更新:2024年04月20日 15:20

*1 実際にカットされたアドリブも山のようにあったとのこと。

*2 本作では『真佐木一佐』名義で参加。

*3 ホビージャパン刊『超星神シリーズコンプリーション』P.121より

*4 ホビージャパン刊『超星神シリーズコンプリーション』P.70より