少林次郎(浦安鉄筋家族)

登録日:2011/04/29(金) 02:43:46
更新日:2023/07/30 Sun 18:43:54
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  • 少林次郎

少林次郎(しょうりんじろう)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場キャラクターの一人で、主人公・大沢木小鉄のクラスメート。
映画「少林寺」と主演のジェット・リーのパロディキャラクターである。
初登場は「浦安」第328話で、当時続いていた江戸五郎や花園垣等の、大物パロディシリーズの一人だった。


【概要】
初登場時の設定は「少林家秘伝くすぐり拳」の達人。
カンフー(功夫)により鍛え上げた超人的な身体能力から繰り出す脅威の“くすぐり技”を以て浦安第2小学校最大のギャング組織タイガー軍団を倒してみせた。
……これにより「浦安」当時は滅法“強い男”に弱かった菊池あかね(とクラスの女子)に惚れられ、嫉妬に駆られた小鉄と敵対。
小鉄は情けない事にタイガー軍団の報復に加わるという卑怯な手段に及ぶも、纏めて少林に撃退されている。

……しかし、土井津仁と梅星涙の協力の下、血の滲む様な特訓を経て小鉄はくすぐり拳を克服……。
2度目の対決では少林の全ての秘技を封じ、勝利を掴んだ……かに見えたが、少林の“視覚笑撃拳(鼻クソボロティ〜ン)”に破れる。
……厳しい戦いを制し、あかねに勝利を報告した少林だったが、あかねに「鼻クソ男」と罵られビンタを受け、一気に嫌われ者となってしまった。


【人物】
カンフー修行の賜物もあってか、性格は素直で実直、礼儀正しい好人物である。
初登場時にあかねや西川のり子ら女子に好かれたのも、その表向きの性格が気に入られたからであったが、上記の一件以降クラスに馴染んでからはその裏にあるプライドの高さが表に出て来る場面が多くなった。
現在までの基本設定と化したあかねの石頭の初登場エピソードでも、あかねの石頭に対抗するべく必殺技まで生み出したのに敗れる姿や、授業中にシャーペンの芯に一本一本名前を書く等という真似をしているからバカという事実を小鉄に指摘されキレる(挙句に小鉄の声帯をいじくり、自分の賛辞を言わせる)という行動からもそれが解る。

また、初登場時以降は“くすぐり拳”に限らすカンフーの達人となっていた他、数々の超人技を追加されたものの、毛筆で授業を受ける等の描写は消えてしまった。
更に「浦安」後半ではなかなかに出番が多かったのだが、「元祖」から「毎度」に至る現在では存在自体が消えてしまった。


【カンフー】
作者がこよなく愛する「浦安」の核となる構成要素の一つがカンフーであり、特に少林次郎はネタ元の「少林寺」やジェット・リーに由来するワイヤーアクション系のギャグを披露している。
「普通の子供」になるべく、カンフー技の封印を誓いながらも小鉄との“あっち向いてホイ”がエスカレートしていったり(最終的には首回転気功で、クラス全員の首を強引に回転させて勝利)、学校から家までの道程が映画「少林寺」ばりの厳しい難所続きになっている……等である。

現在では、カンフーネタは大福星子ら「ゴールデンハーベスト」系のパロディキャラクターが担っているのが、少林の出番が減った理由とも思われるが、単に飽きただけかも知れない(単に使う必要も無いのか)。


【交遊関係】
  • 大沢木小鉄
ライバル関係。
「浦安」当時は悪ガキの要素が強かった為か少林の超人技を利用してガチャガチャを壊す等、悪意こそ無いものの問題行動を起こさせている。
……が、少林がクラスで一番仲が良いのも結局は中心人物の小鉄である。

  • 菊池あかね
前述の様に「浦安」当時は強い男に弱く、惚れっぽかった為に転校当初の少林に熱を上げていたがすぐに冷めた。
……挙句後にグサリと来る毒舌を吐いていたのもあかねだったりする。
基本は優しい為、小鉄のいじめ(ガチャガチャ)の件で学校に来なかった少林を心配し家まで行く事を進言したりもしているが、運動神経が無い為に真っ先に脱落していた。





【その他】
カンフーの実力を考えると小鉄のクラスメートの中でも最強クラスと思われるのだが、同じ系統のキャラクター(超人小学生)なら花園垣が居る為に、需要が無くなったとも考えられる。








“少林流無接触・追記修正拳……完成!!”

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最終更新:2023年07月30日 18:43