古美門研介(リーガル・ハイ)

登録日:2012/06/24(日) 06:54:54
更新日:2024/03/08 Fri 19:56:51
所要時間:約 18 分で読めます





着手金が1000万、報酬金が2000万、計3000万円。それがわたしの弁護士費用だ。

君の事務所の凡庸な弁護士たちと比較されること自体耐え難いねえ。安いくらいだよ?わたしが引き受ければ必ず勝つんだから。

愚問だねえ、自白強要されているのに負けること自体が信じられない。金さえ払えばわたしが無罪にしてあげよう。



古美門(こみかど)研介(けんすけ)とはフジテレビ系列の火曜21時枠で放送されていた「リーガル・ハイ」の主人公である。
役者は堺雅人(幼少期:坂口湧久)。

【概要】

訴訟勝率100%だった天才弁護士。season1時点で38歳。
あらゆる訴訟を勝利に導く駆け引きと策謀の天才だが、その性格は傲慢不遜のリアリストであり守銭奴の毒舌家。
おまけに偏屈で気分屋な上、とんでもなく負けず嫌いで執念深いなど人間性は最低の部類に位置する。
他の法律関係の創作作品であったらほぼ確実に敵キャラ扱いされることは必至。

故にほぼまともな正義感は皆無
「正義は金で買える。金を持ってこい!」と高らかに公言し、重視するのは多額報酬と敵を徹底論破し潰して楽しむことばかりな外道。
人をすぐ指差すのと前髪の下部を撫でて整えるクセがある他、法廷でも裁判官を気にせず歩き回り、日常生活からして少々挙動不審。
別府「ここはブロードウェイではありません。」

基本的には「人間なんて所詮そんなもん」と性悪説を前提としているが、
「とことん限界まで依頼人にぶつからせて再スタートを切れるようにしてやるのが弁護士の仕事」
とも考えており、金以外は何もかもがどうでも良いという人間では多分、きっと、恐らく無い。
事実、依頼人の中には損得抜きで彼から激励の言葉を受けた人もいる。
また裁判の中ではボロクソに貶した相手側の依頼人にも、裁判が終わった後には口頭でのフォローはそれなりにする。

弁護姿勢として「弁護士は神ではないから真実なんて分からない。だから勝って依頼の完遂に専念するべし」という割り切った考え方を持ち、
報酬と論破を重視するのもこの信念の影響が割と大きい。それを裏付けるように世の中の物事に対してかなり熱く語る事も多い。


少年時代から得意の長台詞で理屈を並べ相手を論破する性質を持っており、弁護士になるべくして生まれた鬼才と呼ぶべき人物である。
古美門自身も、自らの腕前に絶対的な自信を持っている。
父の清蔵(演:中村敦夫)は検事であり、少年時代は上記の性質を度々注意された事から彼に反発。後に家出し自分の力で弁護士を目指した。
だが学生時代は三流大学で遊び呆けていたらしい。それでいて司法試験に一発で受かるあたり非凡である。
父親の方も実は似たような性質があり、それを棚に上げた態度も反発の原因かもしれない。
父親とは劇中、法廷で対峙しており、物凄く辛辣な言葉で父親の反論を叩き潰した。


東京の豪邸に住んでおりそこを事務所に弁護士活動を行っている。ちなみにバツイチ(劇中、離婚した嫁である「圭子・シュナイダー(演:鈴木京香)」と法廷で対決したこと有り)。
好きになるのは外人(というか巨乳)の女ばかりで、彼女たちを口説くために覚えたのか、外国語にはかなり堪能である*1
作中では女遊びをかなり派手にしているが、自身の経験からなのか、結婚観はかなりドライ。ただし一夫多妻の生活ができるのならば「すぐにでも身を固めたい」と言った旨の発言もしている。

黛「あなたは1人の相手とも上手くやれなかったんでしょうが。」

古美門「あれは相手に問題があったんだ。」

バイオリンがいつまでも上達しなかったり、チェスのルールを覚えていなかったりと、弁護士以外の才能はそこまであるわけではない模様。(語学は例外的にそこそこ得意らしい。)
甚だしい金の無駄遣いをしまくっており、スポーツジムは都内に三箇所も入っていながら一度も行っていなかったり、高級外車を3台所持しているがなんと運転免許は持っていなかったりする。
海が嫌いなのに大きなクルーザーも所持している。
劇中では報酬を頭金にしてクルーザーを買い替えた上、これまた乗れもしない癖にヘリコプターの購入を検討していた。
当人曰く「高所恐怖症を克服したら免許を取って乗りこなす予定」らしい。恐らく一生埃を被ったままだろう。

当然ながら業界内での評判は最悪。
「とにかく金を積んで倫理をかなぐり捨ててでも勝訴したい時の最終手段」的な評価を得ている。
実際、確実に勝訴できるので的を射た評価ではある。


上記のように人を追い込む事に長け、上記による圧倒的なボキャブラリーで相手を制圧するが、自分が追い詰められると途端に体調を崩す。
それ以外にも、セグウェイに乗り現実逃避、ボキャブラリーが瓦解するなど、案外打たれ弱い。


助手の黛真知子は人情派で甘い部分が多く、まだ未熟な為に大抵「朝ドラヒロイン」と、
普段のボキャブラリーによるマシンガントークでもって罵倒している*2が、
いざ口喧嘩から手の出る喧嘩になると彼女の身体能力についていけず一方的にフルボッコにされる。
彼女の行動がヒントになったりで何とか勝訴をもぎ取ってきたことも何度かあり、
彼女が不在時には功績を認めているような節があるが、本人を前にした際には頑なにそのことを認めようとはせず暴言を吐きまくる。
黛からの「いつか必ず倒す」宣言にも「ユーモアとしては100点だ」と小馬鹿にしたようなセリフを言いつつも、彼女の挑戦を受けて立つ姿勢であり、実際彼女との対決を行った後、黛に対して辛辣ながらもどこがダメだったのかについてはちゃんとアドバイスしている。


【物語では】

第一期ラストではついに黛と対決するも、黛が証人の情に訴えてくるという行動を全て読み切り、辛くも勝訴する。

第二期では、余りにも無茶な死刑囚の弁護を引き受けるも、検察の偽装を次々と暴き、世論を完全にひっくり返すことには成功。
しかし、検察側の新証人召喚に加え、被告人質問の際、それまで一貫して無罪を主張していた依頼人・安藤貴和が突然自白を始め、とうとう人生初の敗北を喫してしまった。
一度はそのショックで人間をやめて植物になろうとするほどに追い込まれた。
が、黛にボコられ、彼女が調べてきた謎の面会者の存在を知り、再度安藤貴和の弁護を担当し、敗北を帳消しにすることを決意する。

しばらくの間は、依頼人も減り行く中仕事を探して引き受けて、力を蓄えつつ、上告勝訴による巻き返しを狙う。
法廷ではメインの敵役が変更されたが、相変わらずの毒舌と長台詞で嬉々として叩きのめしている。

そしてついに最高裁に挑むことになったのだが、かつての敗北によってトラウマを発症してしまい、
落ち着きを無くしたあげく意識を失ってしまうという醜態をさらしてしまった。
すっかり意気消沈し、毛布にくるまって初代ウルトラマンのウルトラ怪獣を登場順に羅列を始め(しかも完璧)て、
己の精神を安定させようとする独りの世界に閉じこもり、思わず黛をピグモンと間違えてしまうくらい落ち込んでしまう。

そんな中、安藤貴和の死刑を望むデモ隊の手で黛が暴行を加えられ、意識不明の重体に陥る。

これにキレた古美門は完全に調子を取り戻し、黛が見つけた証人を武器に検察に挑み、
民意を謳う醍醐検事を真っ向から論破し、死刑判決を破棄させることに成功。遂に自らの敗北を帳消しにした。

そして、やたらイラッ☆とする態度で醍醐検事を挑発するが、古美門に敗北を味わわせた「本当の敵」は彼ではなく…
明らかになったのはまたしても「コメディーな」真実だった。

スペシャル2では、安藤貴和の弁護以来腑抜けた生活を送っていたら何故か盲腸炎を発症し、
手術するついでに病院の医療過誤問題を引き受けることに。
医療訴訟の勉強をする黛を尻目に「ブラック・ジャック」を読み耽るなど余裕を見せていたが、
ルール無用の殴り合いを仕掛けるたかり弁護士と、再び現れた三木の前に思わぬ苦戦を強いられる。


【台詞】

迷言

「ボク負けた…?なんでボクが杉浦なんかに負けなきゃいけないんダーっ!!!これは夢っダーっ!!!悪夢っダ―っ!!!お前のせいっダーっ!!!

「貧乏人しか相手にできない無能なおたまじゃくしを飼育してあげてることに感謝して、せめて飼い主である私に迷惑を掛けないよう努めなさいと言っておるのだ」

「法廷にカメラが入れないのがねぇ実に残念だねぇ!画家雇ってイラスト描いてもらおうか?井上雄彦あたりどうだろうねぇ!バガボンドのタッチは僕の雰囲気にすごく合ってると思うんだぁ!」

「愚問だねぇ既に17通りの戦略を思いついてる…が、君にはひとっつも教えてあげなぁ~~~い!

「こんな経済状況の中、君のような給料泥棒を雇ってあげていることに感謝して少しは金になる訴訟を撮ってきたまえ!例えば著作権侵害だよ。ネズミの遊園地がそれでどれだけ儲けていると思っている」

「徳山さんのお宅から見てマンションが建つのは南東の方角です。東に夕日が沈むのは『天才バカボン』の世界だけですので引き続き、夕日はお楽しみいただけます」

「服部さん、西部戦線にズラリと並ぶタイガー戦車に丸腰で向かっていくような気分ですよ」

「私にはいくら金を積まれようと決して引き受けない事にしてる仕事が2つあります。一つはハイパーメディアクリエーター。何をしているのかさっぱり分からないからです。そしてもう一つが痴話喧嘩の仲裁です。私の能力は親戚の世話焼き婆さんの代わりにあるわけではないのです」

「もういちだ~い買っちゃおうっかな~。クル~ザ~♪」

「本当にそう思っているのなら君の脳味噌はカニ味噌以下だ」

「金さえ払えば私が無罪にしてあげよう」

「悪は、無くなりません。けれどもこうして誰かの心の平穏を少しでも取り戻すことができるのなら僕たちの仕事も、意味があるのかもしれない………。お疲れっす♪今のあれかな?こうエンドロールが流れる感じかなぁ?参ったね~!フッフフ」

「絶対勝て!勝つべし!勝つべし!勝つべし!勝つべし!もし負けたら、逆さ吊りにして醤油樽に漬け込むからなぁ!」

「まずーい!!」

「さーて小切手に0いくつ書いてやろうかなぁ~。今度こそクルーザーもう一台。いや、こうなったら、もうヘリコプター買っちゃおっかな、ヘ~リ~コ~プ~タ~♪」

「勝ったと思ったろ!愚か者ォ!!!100億万年早いわァァァ!!」

「人を指すな!失礼だろう!」

「人、という字は、え~、人と人とが、お互い、え~支えあってできているわけではありません!!一人の人間が、両足を踏ん張って大地に立っている姿の象形文字です!人は一人で生まれ一人で生きていき一人で死んでいきます。中学時代の友人や人間関係はこの先の人生でほとんど役には立ちましぇん!それどころか、くだらない友情と地元愛で縛り付け、自由な人生を阻害する腐った鎖でしかありましぇん!あえて言いましょう。このクラスはクソです!腐ったミカンだらけのみかん箱です!この部屋にいるだけで吐きそうだ!

「だ~してくれ~限界だぁああああ!便座が冷たくて座れない!ウォシュレットがついてない!隣に寝てるやつが夜になるとお経を読みだす!体にプツプツができてきたぁー!出してくれー!」

「ご~は~んつ~ぶが~ついているよと~顔を近づ~け~♪ どさくさにまぎれて~君~唇奪った~♪ なんて妄想、全部妄想、私妄想腐~女子ガ~ル♪」

「ここはクソのような事務所だ。来ている連中全員クソだ。貧乏人の吹き溜まりだ。何がサロンだ。裁判は戦争だ!虚偽宣伝で訴えてぶっ潰してやるからな!覚悟しておけカスどもが!

「同窓会だぁ!?事務所の苦境をほったらかして過去を美化してお互い慰め合うだけの何の発展性もない集会に出るというのか?」

「実に美しい方です。熊井さんにとって、さぞ自慢の奥さんだったことでしょう。だが、しかし、その実態は二重埋没法、目頭切開、鼻のシリコンインプラント、ほお削り 、えら削り、顎削り、豊胸、ヒアルロン酸注入、脂肪吸引エトセトラエトセトラ。何から何まで人工物だったんです!本来の姿はこちら!あえて言いましょう。彼女の正体はまごうことなき不細工だったのです!!

「言葉狩りをして、ごまかすのはやめましょう。皆さんだって、ホントは不細工を差別しているはずだ」

「まさに呪われしブサイクの一族。だからこそ何として でも美人の血を入れて、ブサイクの血脈を絶ち、ブサイクスパイラルから脱却しようとしていたのです!!!」

「だが所詮ガニ股だからなぁ~。はぁあ~、長澤まさみだったらなぁ~!!」

「どういたしまして。朝ドラヒロインポンコツおたまじゃくし酒乱で音痴でアッパラパーな赤毛のアンの蟹頭村の変態の女神様」

「このやりとりもう飽きた!今どき朝ドラの主人公でももっと成長するぞ!これほど変わらないのは君と磯野家くらいのものだ。タマに餌をやって中島君と宿題でもしていたまえ。提灯パンツのワカメちゃん!」

「甘~い!やられてなくてもやり返す、身に覚えのない奴にもやり返す!誰彼構わず、八つ当たりだ!!」

「鮎川さん、私は貴方を応援したいんです。この国の報道のあり方は問題です。表現の自由などという戯言を盾に言いっぱなしで責任を取らず、いい時は持ち上げ、落ちると一斉に叩く。有名人を叩けば庶民が喜ぶと思ってるんです。有名人もまた、一人の庶民であるはずなのに
「その通り!」
マスコミだけではありません。今や誰も彼もが批評家気取り。一般人だから何を言っても許されると思っている。35件なんて甘いですよ、この際ネットに勝手なことを書き込んでいる一般人も吊し上げるべきです!
「確かに!」
まだあります。フィクションの名のもとに、明らかに貴方をモデルとした人物を登場させクソドラマやヘボ小説が山ほどある。どいつもこいつも根こそぎ訴えようじゃありませんか!
「いいね!」
私とあなたが組めば最強だ、共に金を稼ぎましょう!「お断りだ!!」え~!?」

「同情することはない自業自得だよ。不動産業界に騙されて夢のマイホームという名の掘っ立て小屋を売りつけられ、ローンで雁字搦めになった奴隷たちの惨めな諍いだ」

「だから私は負けてない!香港は、アルファベットで書くとGで終わってる。つまり正確にはHong Kong!「ン」じゃない「グ」だ。キングコングをキンコンって言いますか??? ねえ!! ホングコング。ホングコング。リピートアフターミー!? ホングコング!!!」

「まったくこの国の法律は理不尽ですね。一夫一妻でなければならないと決めてる方がおかしい。私も複数の妻が認められるならすぐにでも身を固めるのにぃ~♪」

「断る。私は共同と名のつくものが全て嫌いだし、手に手を取ってパワーアップするのはパーマンが空を飛ぶ時だけだ」

「もう無理だよ~。無理だって、僕みたいななんの取り柄もない最低クソ野郎に勝てるわけないよ~。だって相手は民意なんだよ。そんなの勝てっこないよ~。ジャミラ、ドラコ、ゴモラ、ダダ、ウー、メフィラス星人、ジャミラ…ああ、ジャミラ2回言っちゃったもう一回最初っからだ~。ベムラー、バルタン星人、ネロンガ、ラゴン、グリーン…」

「醍醐け~んじっ♡最高検に来た途端このような大敗北お気の毒に~。降格でしょうか~。地裁の検事に貴方より強敵がいるはずがない。あ、念のために申し上げておきますが、現判決破棄ということは私の敗戦もキレーになかったことになったわけです~。つまり私は今も無敗。貴方が私に勝ったという事実もなくなりました。今後貴方が私に勝ったことがあるなどという虚言を吹聴した場合、明らかな名誉毀損となりますのでそのおつもりで~」

「自分の理想の実現のために裁判を利用し人をたらし込み、騙し、操り、自分の賢さにうぬぼれ、人のために尽くす自分が大好きで犯す危険に酔いしれる。皆を幸せにしたい、win-winにしたい、だがそれらは全て所詮君個人の欲望だ。皆から感謝され崇め奉られファンレターをいっぱいもらいベストジーニスト賞まで私より先に獲得してさぞ満足だろ。だが君がやってることはwin-winじゃない、小さなLoserをたくさんつくって君一人がWinerになることだ。いいか、君の本性を教えてやるからよぉく聞け!
君は独善的で人を見下しいい男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くてスーツのセンスがおかしくて漢字もろくに書けなくて英語もサッカーもそれほど上手くないでたらめな諺を作る甘くてぬるくてちょろい裏工作をしてみたらたまたま上手くいっただけのゆとりの国のポンコツへタレ天パー短足クソ王子だ!バーーーーーカーーーーー!!!!!!

「そうだよねぇ~♪」(プロペラダンス)

「医療マンガの最高傑作だ。貴様も読みたまえ。」

「私は君たちのような底辺の愚民どもとは違うのだ!一度リニアモーターカーの先頭にくくりつけられて、山梨リニア実験線を時速505キロで試験走行してもらうといい!少しはマシになるだろう!」


名言

「自惚れるな。我々は神ではない。ただの弁護士だ。真実が何かなんて判る筈がない」

「君が正義とか抜かしているものは上から目線の同情に過ぎない。その都度目の前のかわいそうな人間を憐れんでいるだけだ」

正義は特撮ヒーロー物と『少年ジャンプ』の中にしかないものと思え。自らの依頼人の利益のためだけに全力を尽くして戦う。我々弁護士に出来るのはそれだけであり、それ以上のことをするべきでもない。分かったか、朝ドラ!
もし桑田久美子が君のアドバイスに従い、私のしてきたことが水の泡となった時。その時は……その弁護士バッジを外せ!」

「金と権力は表裏一体。金を集める者が力を持つんだ。なぜか分かるか?
人は、金のある所に集まるからだよ。だがこの国では金を集める者は悪とされる。己は金を求めるのにね。そしてこうした愚民にこびた政治家がクリーンな政治を標榜し愚民がまたそれを支持する。
その結果、力のない何もできない政治家ばかりが増え力のある政治家は検察によって抹殺される。そして日本の政治家は駄目だと同じ国民が嘆くんだ」

「結婚に理想などない。あるのは妥協か諦めか、或いは血で血を洗う抗争だけだ」

「12歳の子が母親と断絶しようとしている。内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか君に分かるか?二度と薄っぺらい言葉を吐くな」




「勝つためにはどんな手段でも使う。家を売って勝てるんだったら安いもんだ。地下水からヘルムート38が出るまで手当たり次第掘り起こすんだ」

「ふぅ…厄介な年寄り共だ戦後復興と高度成長を成し遂げただけのことはある。……ならば私からの条件です。決着が着くまで 誰ひとり!くたばらないでいただきたい!」

「池辺社長にお伝えください。慰謝料五億と安全確認までの操業停止。それ以外に和解の道はない。これは絹美の老人たちの温情だ!!これを飲めないのなら徹底的に戦います。例え老人たちが力尽き最後の一人が死んだとしてもその骨を拾い後に続くものは必ず出てくる、ご覚悟を!

「もっとやろう。裁判に遊びも趣味もない。喧嘩を売ったからには和解なんて許さない。勝つか負けるか、最後まで徹底的に戦うぞ」

「そちらの弁護士が主張なさっていることは、何の論理的根拠もなく、ひたすら情に訴えるのみの、女子中学生が同人誌に投稿して落選するライトノベル以下の作文であり、しかも自分に酔って涙する始末。 裁判は夢を探す場所?そんなものが見つけたいなら、インドのガンジス川か下北沢の三流劇団に入り給え。」

「この国では世間様に嫌われたら有罪なんです!法治国家でもなければ先進国でもない。魔女を火炙りにして喜んでいる中世の暗黒時代そのものだ!」

「曖昧にすることに何の意味がある。綺麗な言葉を並べて許しあったところで、現実は何一つ変わらないんだよ。我々にできることは徹底的にぶつかり合わせ、人生にケリをつけさせてやることだけだ」

「ほのかさん。あなたの人生を捧げるに値する男性は、他にもいくらでもいますよ。決してこんなのではなく」

「これが人間の本性です。誰でも心に嫉妬という獣を飼っている。そしてその獣は、暴れ出したら最後、もう手がつけられない。壊れた隣人関係は元には戻らないんです。せめて気が済むまで暴れさせ、白黒をつけてやるのみ。笑顔で世界が変わることなどないのです!
刑事裁判において、十分な審理が行われなかったことは、返す返すも残念ですが、仕方がありません。賢明なる別府裁判長にこそ、公平で独創的な判決を期待します。裁判所内のしがらみなんかにとらわれることなくね。もちろん我らが別府ちゃんならそうするでしょう。 以上です。」

「恐るるに足らないね。私が奴ならあの家族をバラバラにして不幸に叩き落とす。だが、奴にそれはできない。人と人との繋がりが大切だとほざいているゆとりの国の王子さまの限界だ。所詮、奴は勝ちきれない」

「才能ないから辞めちまえ~!監督だけじゃなく誰もがそう思ってます。監督は口に出して言ってくれてるんですよ。あなたのために!あんな人だと思わなかったですって?少女がお花畑を走り回るアニメを作ってる人は、お花畑を走り回るような人だと思っていたんですか?
そんなわけないでしょう!鬼の形相で机に かじりつき、血ヘドを吐いて命を削り、作品を生みだしている人だ!スポンサーである親のコネで入社させてもらえたことに感謝せず、分際もわきまえずに天才の足を引っ張るなら、さっさと辞めて趣味で未知の生物の絵でも描いているがいい!以上です!」

「天才に常識を求めますか? ……ヘドが出る。ダ・ヴィンチ、ゴッホ、ピカソ、北斎、手塚。彼らの職場に労働基準法があったと思いますか?王様と奴隷で何が悪い。皆平等、皆仲良しで天に聳えるピラミッドが作れるわけがない。天才の下で働こうとしたなら地獄を見る覚悟をするべきだ。そして、耐えられなかったのなら黙って去れ。非常識で横暴で自己中心的、しかし人類の宝のような作品を生みだす。それが宇都宮仁平です。穂積さん。この愚かな訴えを直ちに取り下げることをお勧めします。以上」

「崇高な理念など欲望の前では無力だ。しょせん人間は欲望の生き物なのだよ…それを否定する生き方などできはしないしその欲望こそが文明を進化させてきたんだ。これからも進化し続け決して後戻りはしない!
燃料廃棄物処理場を造り高速道路を造りショッピングモールができ、森が減り、希少種がいなくなり、いずれどこにでもある普通の町になるだろう!そして失った昔を想って嘆くだろう!だが、みんなそうしたいんだよ!素晴らしいじゃないか!




「君は 『人間は愚かだ』と言った。全く同感だ。どいつもこいつも愚かで醜く卑劣だ。自分の名誉のために、誰彼構わず攻撃する見えっ張り。妻が美しくなければ許せない夫。お隣への嫉妬に狂う主婦。手柄を独り占めしたい会社員。何人もの男を同時に愛したい女。努力しない凡人を許せない天才。便利で贅沢な暮らしがしたくて、昔ながらの暮らしを放棄する人々。欲望のために男を手玉に取る悪女。我儘で、勝手で、狡くて、汚くて、醜い底辺のゴミ屑ども、それこそが我々人間だ」

「いい顔になったじゃないか。人間の世界へようこそ。もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら。方法は1つだ。…醜さを愛せ」




「旅人のコートを脱がせたぐらいで勝てると思うな!太陽やるなら灼熱地獄でパンツ1枚残らず剥ぎ取れ!!それぐらいやらねば、理想で現実を変えることなど出来やしない。もっともっと強く賢くなれ、朝ドラ!」




この機会にアニヲタWikiを追記・修正でもしてみたまえそうすれば君のカニ味噌以下のツルツル脳味噌も少しはマシになるだろう!

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最終更新:2024年03月08日 19:56

*1 が、元嫁との思い出を振り返る様な一面もある

*2 また黛は圭子から「赤毛のアン」、貴和から「幼稚園児」などと言ったあだ名を付けられている。