校条祭

登録日:2012/02/05(日) 20:31:13
更新日:2023/12/21 Thu 23:53:39
所要時間:約 5 分で読めます




校条 祭(めんじょう はれ)

ギルティクラウンの登場人物。
CV:嶋村侑

本編のヒロインの一人。天王洲第一高校の2年生で桜満集のクラスメイトの少女。現代映像研究同好会所属。16歳。


■人物像
栗色の癖毛を赤いリボンで二つに結ってあるのが唯一の特徴らしい特徴。
集と同じマンションに住んでいることから他の友人たちよりも親しい関係にあり、人付き合いが苦手な集であっても気兼ね無く接することができる相手で、数日間登校できなかった際には授業の遅れを取り戻すために勉強を教わったり、楪いのりと顔を合わせることを避け帰宅せずにいた時には身の回りの世話を焼いてもらったりと、何かあると彼が真っ先に頼る人物でもある。

優しく穏やかな性格で基本的に誰かと衝突することはないが、他人との関わり合いを避ける傾向にある集に呆れている節もあり、例外的に彼を窘める姿も見受けられる。

キャラクターデザインのredjuice氏が言うには桜満春夏や供俸院亞里沙を押さえて登場人物一の巨乳らしく、氏曰く「ワガママボディを意識した」とのこと。制服姿では判りづらいが水着になるとなるほどどうして、なかなかの迫力。どうやら脱ぐと凄いタイプのようだ。






監督の荒木哲朗氏は「優しい妹キャラ」のイメージで注文したと語っており、現在のデザインとなった。
ちなみに名付け親は副シリーズ構成の大河内一桜氏だが、スタッフからは「読めない」と突っ込みを入れられている。

なお、属性的に幼なじみであると勘違いされがちだが、集とは中学からの友人である。


■能力
葬儀社とは無関係で、特に勉学や運動神経に優れている描写も無いため、何の変哲もない普通の女子高生と思われる。

  • ヴォイド
『包帯』
生物、無生物を問わず、壊れたものを修復する包帯。ぱっと見包帯というよりも鎖や鞭のようにも見える。
宙に浮かんで使い手の意思で動くので羽衣っぽくもある。
集は「祭らしい優しいヴォイド」と評した。


■集との関係
前述の通り集とは非常に親しい間柄ではあるものの、あくまで友達といった距離感を保っている。本人は彼に対して恋心を抱いているが、それまで彼の周囲に女性の影がなかったのもあり、あまり積極的な行動を起こすことはなかったようである。
しかし、突然現れたいのりが桜満家に居候していることを知って危機感を覚え、夏合宿の際には恥ずかしさを押して彼の腕に自分の胸を押し当てるなどあざといアプローチを行っている。
いのりと集の同居を知る以前にも、集が誤って草間夏音の胸を触ってしまった一件で、「言ってくれればいつでも…」と呟いていたことから、彼から迫られればある程度なら身体を許す覚悟があるようだ。集爆発しろ。
ちなみにこの件で集は「失敗しても祭なら謝れば許してくれるだろ」などと考えていた。クズは区別されなくちゃならない。

けれど、集がいのりの代わりとして自分を求めてきた際にはきっぱりと拒否し、平手打ちをお見舞いしている。{{{ざまあwww


以下ネタバレ注意。





















■作中の活躍
序盤はほとんど蚊帳の外で、集がGHQに逮捕されたことを知って涙を流すくらいがせいぜいだった。
8話の合宿回の辺りから出番が増え、寒川谷尋との再会を機に集の後をつけたことで集が手に入れたヴォイドゲノムのことを知る。
寒川潤を救えなかったことがトラウマとなり葬儀社から逃げ出した集を慰め、迷う彼の背中を押し、恙神涯といのりの窮地を救うために行動しようとする彼の手助けをした。

第二部からは生徒会を手伝いながら篠宮綾瀬や鶫とも親交を深め、新たに生徒会長へ就任して立場に懊悩する集を励ましたりとその天使っぷりを遺憾なく発揮し始める。



ヴォイドランク制の導入を巡り、理想と現実の狭間で苦悩する集に対して恋心を告白、彼を勇気づけようとするが、そんな中、最低ランクと目されていた魂舘颯太ら一部の生徒たちがその計測結果を覆すためワクチンを求めて無断でレッドラインへと侵攻。これを制止するため集と共に彼らのもとへ向かった折、アンチボディズとの戦闘に巻き込まれて重傷を負ってしまう。
このとき自分を庇って瀕死となった集を見た彼女は、自らの怪我を省みず集を治療。
しかし、彼女の存在に気付いた敵戦闘ヘリの機銃掃射によってヴォイドを破壊され全身をキャンサーに呑み込まれて死亡してしまった。

集に好意を持つに至ったのは昔好きだった物語に登場する「優しい王様」に彼が似ていることが切っ掛けで、彼女は死の直前まで集が「優しい王様」になれるよう願っていたが、皮肉にも彼女の死を契機に集は心を閉ざしヴォイドランク制の導入を決意してしまう。


自らの命を犠牲にしてまで他人を救い、今際の際にまで他人のことを思いやった彼女こそが「優しい王様」だったと言えるのではないだろうか。









余談だが、祭の死は最初から決まっていたわけではない。

ヴォイドの新たなルールを知らせるときに誰かが犠牲にならねばならないということになって、
会議上でスタッフのほぼ全員が集の一番身近な存在である祭がいいと言ったから。







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最終更新:2023年12月21日 23:53