ジェダイト(セーラームーン)

登録日:2012/09/11(火) 16:31:01
更新日:2023/02/19 Sun 03:18:08
所要時間:約 4 分で読めます




頼みのタキシード仮面は死んだ!泣け!わめけ!

男がいなければ何もできぬのだ!所詮女などは浅はかなものよ!


美少女戦士セーラームーン』の登場人物。

CV:小野坂昌也(無印)/岸尾だいすけ(Crystal)
実写版:増尾遵



※ここではアニメ版無印を中心に解説する。


ダーク・キングダムの四天王の一人。そのバトルヒロイン物におけるテンプレ初期登場幹部ぶりは後の作品にも影響を与えた。むしろ影響を与えた彼こそが「テンプレ」となったと言うべきか。

彼のテンプレ初期登場幹部ぶり
  • 悪い顔のイケメン
  • 顔の良さはヒロインも認めるが悪事を酷評される
  • お助けヒーローイケメンと何かと比較される
  • 特に改心したりせずあっさり退場して女性ファンをガッカリさせる

四天王の一番手で、主に人間のエナジー収集担当。また、配下の妖魔の数は一番多い。
四天王の中でも実力は低く、ネフライトに度々馬鹿にされていたが、妖魔全体を見れば実力はかなり高い方である。
彼の実力の高さは、事前に配下の妖魔を出撃させる、後述する変装等いろいろ用意周到な事、彼を慕うテティスの存在や彼が処罰される第13話でもクイン・ベリルから一定のエナジーを手に入れた事を評価されていた事からも分かる。

しかし、彼を特徴づけるのはその女性蔑視観である。自分が仕えているボスは誰だと思ってるんだ、とか突っ込んではいけない
ジェダイト「泣け!わめけ!男がいなければ何もできぬのだ!所詮女などは浅はかなものよ!ハッハッハッ」
決戦での彼のこの台詞はセーラー戦士3人の怒りを買う。
セーラーマーズ「今どき女よりも男のほうが偉いなんて言ってるのは、オジさんだけだわ」
セーラーマーキュリー「そうよ。女を軽蔑するなんて封建時代の名残よ」
セーラームーン「男女差別はんたーい!」
三人「戦うべきは、傲慢な男、ジェダイト」
セーラームーン「女の子をバカにしないで、女の子はいつも泣いているばかりじゃないんだから。」

最期は、度重なる敗北からベリルに「眠りの刑(氷漬け)」にされた。


[ジェダイトの変装]
ダーク・キングダム四天王の中で、変装の数が特に多い
最初こそコート姿に帽子とサングラスだったが、回を追う毎にバリエーションが多彩になり、
スポーツジムのインストラクター、オーディションの司会者、火川神社のバイト、遊園地の警備員、豪華客船の船長など、様々な変装をしている
しかも、髪と肌の色が違った船長の変装を除き、基本的には服装が違うだけなのに何故か月野うさぎ全く気付かない
まあ、その辺はうさぎの親友のなるちゃんもセーラームーンの正体に気づかないくらいなので……
そしてイケメンぶりに目がハートになっている。
唯一気付かれたのは、ジェダイトが火川神社に潜伏していた時にセーラーマーズになる前の火野レイが感づいた時くらいである。
変装しない時でも、ラジオ局のDJの時は「ジェー・ダイトウ」を名乗っていた。

後のシリーズに登場するアマゾントリオ等もよく変装をするが、彼は一貫して冷酷非情でシリアスなキャラクターである。


[テティスの存在]
そんなジェダイトにも、彼を慕う女性妖魔がいる。
クイン・ベリル直属の妖魔、テティス(CV:伊藤美紀)である。
ジェダイトは彼女に対しあまりその気はない様に見えるが、テティスの方はジェダイトに恋い焦がれており、彼に協力してエナジー回収する作戦を持ちかける。

普段は美しい女性の姿だが、本来の姿では赤い瞳のみ存在する仮面の様な顔をしている。
ベリル直属の妖魔だけあり、海水を操ったり廃船を妖力で豪華客船に変えたりと、かなり高い実力を誇る。

しかし、最期はセーラー戦士達により倒される。ベリル直属の妖魔であるテティスを死に追いやったことでベリルの不興を買い、ジェダイトは進退窮まりセーラー戦士との決戦に挑む。

なお、ジェダイトはダーク・キングダム四天王の中で唯一、女性妖魔とのフラグがあったキャラクターである。
(ネフライトは人間である「大阪なる」と、ゾイサイトとクンツァイトは男同士で恋人である)

そんなテティスであるが、フィルムコミックでは完全に存在が抹消されている。いったい何故……?*1

[原作]
原作(及びCrystal)では極東支部長を務めており、セーラーマーズ登場回において彼女に倒されている。
ちなみに、原作ではダーク・キングダム四天王は前世では地球の王子・エンディミオンの部下であるという設定であり、
更に原作者が構想していた裏設定では、四天王は前世でそれぞれ守護戦士たちと恋愛関係にあり、ジェダイトはマーズの前世での恋人であった。
その名残として、バスでレイを攫った際に「美しい…初めて見たときから気に入っていた」という呟きを発しており、
マーズ(レイ)メインの短編作品「カサブランカ・メモリー」でも、レイが現世で淡い恋を抱いていた父の部下に重ねるように、ジェダイトの幻を見るシーンがある。
Crystalではこの設定が導入されてセーラーマーズ覚醒回では死亡せず何とか生存し、終盤の決戦の際に他の四天王ともどもクイン・メタリアに抹殺されるという末路に変更された。



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最終更新:2023年02月19日 03:18

*1 余談ながら、フィルムコミックでは虹水晶の持ち主でかつメインキャラクターの関係者と言う、それなりに重要ポジションのはずの妖魔リコウケイダーと妖魔ジジのエピソードも無かったりする。そのため、虹水晶はいつの間にか七つ揃っている。