空の雫(聖飢魔II)

登録日:2011/10/06(木) 11:13:07
更新日:2021/02/27 Sat 22:31:16
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永遠のドアを開いて


夢を探しに出かけよう




◆空の雫

「空の雫」は日本のHR/HMバンド聖飢魔IIの小教典。
魔歴紀元前1年(1998年)4月22日に発布された。

大教典『MOVE』の先行小教典曲の一つで、もはやメタルやハードロックと云うジャンルを越えた幅広い音楽活動を展開していた聖飢魔IIの活動最後期に発売されたメロディアス且つメッセージ性の高い楽曲の一つ。
『MOVE』までの音楽プロデュースを務めたジョー・リノイエは自身の音楽活動の傍ら、数々のアーティストの楽曲を提供、プロデュースを手掛けた人物であり、
アニヲタ諸氏には『ガンダムX』の主題歌を担当していた「Romantic Mode」の中心人物と云えば理解していただけるかもしれない(モンスターリズムセッション「RX」にも参加しており、聖飢魔IIとは顔馴染みであった)。



【概要】

■空の雫
作詞:デーモン小暮 ジョー・リノイエ/作曲:ルーク篁 ジョー・リノイエ
編曲:ジョー・リノイエ 鈴川真樹 聖飢魔II


ジョー・リノイエの影響か、メタルやハードロック時代の聖飢魔IIの楽曲とは違い、シンセサイザーによる美しいメロディラインに乗せて、流れるような演奏が聞ける楽曲。
ぶっちゃけ、ロックでもメタルでも無いが、この当時(BMG移籍後)の聖飢魔IIには、割とこうしたタイプのポピュラーソングが多く、且つ名作も多い。

歌詞も多くの人が抱える不安や、閉塞的な日常から飛び出そうと云う前向きなメッセージをハイトーンなボーカルと美しいコーラスラインで聞かせており、
その楽曲の完成度、纏まりの良さから「アニメの主題歌みたい」と言われる事もある。


事実、聖飢魔IIと言わずに何も知らない人間に聞かせれば先ずわからないだろうと云う位に悪魔要素が皆無な楽曲なので、興味を持った方は少し探れば無料で聞けるので探すべし。

……きっと曲の美しさもさる事ながら、現在進行形の音楽と比べても全く古びていない悪魔の音楽センスに驚かれる筈である。
前向きな歌詞に救われ、一番好きな曲と語る新規の信者(解散後に入信した信者)も多く、発布当初は日本の名だたるメタルバンドが衰退……。
メジャーシーンに残っていた聖飢魔IIもマイナー扱いされる等、メタルバンド不遇の時代を象徴する様に世間には余り浸透しなかったこの曲も、時を経て聖飢魔IIを代表する楽曲として認識されるに至った様である。






【余談】

「アニメの主題歌みたい」と言われてたら『機動戦士ガンダム00』のOPに「空の雫」を乗せるMADが作成されており「格好良い」と評判を呼んでいる(動画サイトで見れます)。








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最終更新:2021年02月27日 22:31