フィールド技(ポケモン)

登録日:2012/06/05(火) 13:32:52
更新日:2023/11/21 Tue 16:59:01
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もしかして○○フィールド(グラス/エレキ/ミスト/サイコ)

ポケットモンスター』シリーズにおいて、
ポケモンの技の中には戦闘のみならず、フィールド上で使える技も存在する。

障害物を取り除くものだったり、徒歩では移動出来ない場所を移動するものだったり、離れた場所へと移動するものだったり。
大抵は秘伝技というジャンルでひでんマシンによって習得する技だが、秘伝技以外にも便利な技はいくつか存在する。

秘伝技は『ブラック・ホワイト』以外では、
ジムリーダーに勝利して貰える、対応するジムバッジが無いと使えない。




金銀』以降は壊したり移動対象となる物がフィールド上にあるタイプの技なら直接Aボタンで技を使える。

また、『ルビー・サファイア』以降は技を使用する際に、
主人公がモンスターボールを取り出し、使用するポケモンのカットインが入る。
ただし『ハートゴールド・ソウルシルバー』で連れ歩いているポケモンの技を使う場合のみ演出が変わる。

サン・ムーン』では、ポケモンに“ライドオン!”するようになったので廃止されている。
ひでん技のみならず、あなをほるやテレポート等も一切合切使用不可。
ジョウト地方からの観光客曰く、アローラ地方ではフィールドでこの手の技を使うことを禁止する法律があるらしい。
そのため、「なみのり」「たきのぼり」「そらをとぶ」といった一部の戦闘でも強いひでん技はわざマシンに移行、それ以外は完全に廃止されてしまった。
本作では「他の地方ではひでんマシンと呼ばれているわざマシン」という触れ込みで世界観上は残していたが、以降の作品ではそれも廃止されている。

『ピカブイ』でも、ヒジュツに変更されたため存在しない。

『ソード・シールド』ではファストトラベルの役目はアーマーガアによる「そらとぶタクシー」に、水上移動の役目は強化後の「ロトムじてんしゃ」に継がれ、障害物オブジェクトも見かけなくなった。

リメイク元の再現システムの多い『ダイヤモンド・パール』リメイク作『ブリリアントダイヤ・シャイニングパール』でもひでんマシンについては存在していない。
代わりにポケッチのアプリに「ひでんマシン」という項目が作られ、そこからひでんわざを選択するとどこからともなくムクホークやビーダルが召喚されてひでんわざを使ってくれるという仕様になった。
なお、ひでんわざ以外のフィールド技はリメイク元から続投している。更にBDSPはどこからでもポケモンボックスを開けるため、ダンジョンで迷子になったときあなをほる要員を呼び出して脱出するような芸当も可能になった。


◆秘伝技


  • いあいぎり
ひでんマシン01。
道を塞ぐ細い木を斬るのに使う。
この木は『赤緑』では少し目を離すと復活したり、木を斬った場所の上でレポートを書いて再開すると木に主人公がめり込んでいたり。
第五世代以前は道をふさいでいるとはいえ別のマップに移動すると復活する生命力以外は大したものとは言えない細い木だったが、第六世代ではグラフィックの向上に伴いトゲが鋭い黄緑色の植物に変更された。
『ブラック・ホワイト』ではクリアまでに唯一使う必要がある秘伝技。

また、第三世代まではフィールド上のくさむらをいあいぎりで刈る事が出来た。
更に特性「かいりきバサミ」持ちだと一度に刈れる範囲が広くなった。

  • そらをとぶ
ひでんマシン02。
訪れた事のある町のポケモンセンターまで移動する。
ただし『オメガルビー・アルファサファイア』では各道路の立て看板を到着地点にすることも出来る。
外でしか使用出来ない。
『金銀』までは上下で町を選択、鳥ポケモンでパタパタ飛んでいたが、
『ルビー・サファイア』以降はカーソルを上下左右で移動してポケモンでビュワッと飛ぶようになった。
『サン・ムーン』ではポケモンライドの「リザードン フライト」、『ソード・シールド』ではアーマーガアの「そらとぶタクシー」へと役割を譲った。

主人公以外にダイゴアデクもフィールド上で使用する。

ひでんマシン03。
水上を移動出来る。
任意の方向に移動出来るが、双子島やキナギ西のような流れの強い場所では流されてしまう。
また、ナナシマのような流れが特に速い場所ではなみのり自体不可。
アイコンは『赤緑』ではパウワウ、『金銀』はラプラス(男:赤、女:青)だったが、
『ルビー・サファイア』以降からホエルコっぽい生物の上に主人公が乗っかるようになった。
X・Y』ではラプラス、『オメガルビー・アルファサファイア』ではホエルコ、サメハダーカイオーガはそのままの姿で乗る。

なみのり中に釣りが出来るようになったのも『ルビー・サファイア』の頃から。
また、『ルビー・サファイア』では陸なみのりというバグが存在する。

『サン・ムーン』でがポケモンライドの「ラプラス スイム」(泳ぎは遅いが釣りができる)「サメハダー ジェット」(泳ぎが速く水上の岩を砕けるが、釣りができない)、『ソード・シールド』では「ロトムじてんしゃ」のアクアモードに役割を譲った。

  • かいりき
ひでんマシン04。
障害物の大きな岩を押して移動出来る。
対象の岩は基本的に丸い形。
『ブラック・ホワイト』以降の作品では岩がさらに巨大かつ四角くなり、かいりきで押せる岩の近くにはほぼ確実にある窪みに落とすものになった。そこに嵌めれば元には戻らない。

『サン・ムーン』ではポケモンライドの「カイリキー プッシュ」へと立場を譲った。

  • フラッシュ
ひでんマシン05。
ダイヤモンド・パール』以降はわざマシン70。
イワヤマトンネルや石の洞窟といった暗く周りがよく見えない場所を明るくする。

ただ、『金銀』以外は手探りでもなんとかなったりするのであまりいらなかったり。
わざマシン降格にもそれが表れている。

そのため、『オメガルビー・アルファサファイア』では、
ナックルバッジのみリメイク前と異なり唯一ひでんわざ関係の効力がない。
いしのどうくつも全てを探索するにはやはりフラッシュが必要なものの、ストーリー攻略では不要となった。
トウキさんというかムロジムカワイソス。

『X・Y』のみ仕様が異なり、カメラがズームアウトして洞窟を広く見渡せるようになり、野生ポケモンとの遭遇率が下がるようになる。
真っ暗な洞窟がないため、「明かりで視界が良くなる」と言う効果を拡大解釈したものと考えられる。


  • うずしお
『金銀』ではひでんマシン06、
『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではひでんマシン05。
水上にある渦を静めて移動出来るようにする。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』では渦が巨大化しており、渦の上を移動出来る技となっている。
そもそも渦自体が渦巻き島近海、竜の穴、27番道路の3ヶ所にしかないのでちょっと空気。


  • たきのぼり
ひでんマシン07。
『ブラック・ホワイト』ではひでんマシン05。
滝を昇る事が出来る。
『赤緑』ではトサキント系列のみが自力で習得する専用技
トサキント系列のマイナーさもあり、当時はこの技の存在すら知らなかった人もいることだろう。
専用技だった頃の名残で、現在でもトサキント系列のみが自力で習得できる。
『金銀』以降は秘伝技となり、ストーリー攻略には欠かせない技となった。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では横に滝を降りる事が出来る技がある。

また、作品によってはハマリ防止の為にこの技が無いと滝を降りる事が出来ない。


  • いわくだき
ひでんマシン06。『オメガルビー・アルファサファイア』でも同じ。
『金銀』ではわざマシン08。
『ブラック・ホワイト』『X・Y』ではわざマシン94。ただし、前者ではフィールド技としては使えない。
ヒビが入った岩を砕く技。

単に進む上で邪魔な岩を破壊する以外にも、岩の下からポケモンやアイテムが出てくる事も。
特にツボツボはいわくだきを使わなければ野生として出現しないシリーズが多い。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「するどいめ」「じりょく」「きゅうばん」を持つポケモンを先頭に置いたり、
先頭のポケモンでいわくだきを使う事でアイテム発見率が上がる。

『サン・ムーン』においては、陸上では「ケンタロス ラッシュ」の、水上では「サメハダー ジェット」の一機能として集約された。


  • ダイビング
『ルビー・サファイア』ではひでんマシン08。
『ブラック・ホワイト』で再登場し、ひでんマシン06。
『オメガルビー・アルファサファイア』ではたきのぼりが移動して空いたひでんマシン07枠。
海底に潜る事が出来る。
特にルネシティに入るにはこの技が必要になる。

『ブラック・ホワイト』ではサザナミ近海の海底遺跡に潜るのにのみ使う。
立体的になっており、しばらく潜らないと勝手に浮上する。

ホウエンでは海底でもエンカウントするのだが、手持ちのポケモンたちは普通に出て来て戦闘可能。
いったいどうやって適応しているのか……。


『ダイヤモンド・パール』のみ。
ひでんマシン05。
210番道路やもどりのどうくつに立ち込める深い霧を取り除ける。
無くてもあまり困らない。


  • ロッククライム
第四世代にてひでんマシン08。
ゴツゴツとした岩肌を登り降りする事が出来る。
『X・Y』のサイホーンに乗る必要がある7番道路、『サン・ムーン』のポケモンライド「バンバドロ ダッシュ」など、それっぽい装備が必要なダンジョンも後に登場している。


◆通常の技

  • テレポート
最後にポケモンセンターに入った街まで移動出来る。
街に立ち寄るだけなら移動先にはならないが、
ポケモンセンターに入ると回復しなかったとしても移動先に指定される。
そらをとぶの下位互換に近い性能で、やはり屋外でないと使用不可。
一応、そらをとぶでは飛べない町以外の場所のポケモンセンターに行くことができたり、ジョウト地方とカントー地方を直接飛び越える事も可能。ポケモンリーグのおじいさんに話しかけて、うっかりA連打したために、ジョウトのワカバタウンにある自宅まで飛ばされた人もいるのではないだろうか?

ダンジョンの中で使用可能。ダンジョンの入り口まで脱出する。
入り口が複数あるダンジョンならば、入った場所に出る。
あなぬけのヒモと同じ効果。
初代ではポケモンセンターに直接飛ばされる屋内限定テレポートのような仕様だった。
レジ系の封印を解くのにも必要な技。わざマシンを使って忘れさせてしまったら、ナックラーを育てましょう。

  • タマゴうみ
最大HPの5分の1を他の手持ちに与える。
フィールド上で使えるがフィールドに一切の効果がない技。
『初代』ではラッキーミュウのみだったが、
後にピクシートゲキッスも習得可能になる。
特にハピナスはHP種族値が凄まじいこともあり、Lv50ハピのタマゴうみ1回でサイコソーダ並みの回復量を得られる。

  • ミルクのみ
『金銀』以降。
タマゴうみと同じく、最大HPの5分の1を他の手持ちに与える。
こちらはドーブルを除けば第五世代までミルタンク専用技だった。
第六世代からはゴーゴートも覚えられるようになる。
使うポケモンのHP種族値がそこまで高くないこともあり、Lv50程度では良くてキズぐすり2個分程度の回復量しか得られない。

『金銀』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ。
前者ではわざマシン02。後者では何度でもずつきを教えてくれる。
樹を揺らして上にいるポケモンを落とす。
時間帯によっては眠ってるポケモンが落ちてきたり。

金銀ではジョウト地方で見られる針葉樹のみだったが、
『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではカントー地方の広葉樹にもずつきが出来るようになった。

  • あまいかおり
『金銀』以降。
『金銀』ではわざマシン12。ずつきとほぼ同じタイミングで入手する。
野生ポケモンと強制エンカウントする。この時、スプレーのLv制限は無効となる。
実は樹に塗るアイテムとして有名なあまいミツも普通に使うとこれと同じ効果になる。

第六世代では群れバトルが発生する。努力値上げに便利だが、X・Yでは悪天候にかき消される。

  • ひみつのちから
『ルビー・サファイア』ではわざマシン43、
『オメガルビー・アルファサファイア』ではいわくだきがひでんマシン復帰で空いたわざマシン94の枠。
各地にある草のかたまり、大きな木、壁のくぼみに対して使う事で、ひみつきちが作れる。



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最終更新:2023年11月21日 16:59