非選抜因子(鉄のラインバレル)

登録日:2013/08/11 Sun 02:34:34
更新日:2023/12/31 Sun 22:42:55
所要時間:約 3 分で読めます





あはははは!ハインドタンク!


鉄のラインバレル』(原作漫画版)における番外編。
そしてハインドタンク。


【概要】

どこまでも王道なロボット漫画であり、時に複雑な伏線が絡み合い時にまっすぐな熱い展開を見せる鉄のラインバレル。
主人公の早瀬浩一の成長と、それに伴う周囲の生きざまや行動は胸を熱くさせる。
ロボットバトルもなかなか質が高く、濃密な描写と丁寧な作画は原作者の確かな力量を感じさせる。
比較的荒削りかつお色気漫画ばかりなチャンピオンRED誌上において、有る意味異質なぐらいに硬派を突き進む名作漫画であろう。

…それは、しかし本編のみのお話であった。

番外編では全体的にノリが妙に軽い話が多く、悪のりとギャグの応酬が繰り広げられる事多数。
いくつかシリーズがあり、チャンピオンREDいちご誌上で短期連載されたレイチェルちゃんに並び現在シリーズになっているのが非選抜因子シリーズである。
そしてハインドタンク。


【登場人物】


●山下サトル
本編ではあまり活躍できない彼が主役。
毒舌とマイペースっぷりと森次ラブは相変わらずだが、若干自虐的。
乗機ハインド・カインドが絶妙に三枚目な三号機な事を延々弄られる憂き目に合う人。

中島宗美
本編ではわりと活躍している山下クンのなだめ役。
基本的に特務室メンバーには穏やかに接しているが悪気なく傷を広げてしまう事もある。
また、最近ではマイペース過ぎる同僚に「若い人にはついていけない」と呆れてしまう。頑張れおじいちゃん。

森次玲二
本編では主人公より活躍している特務室室長。
本編のクールさが変な方向に暴走し、完全に無口な中村と化している。
落ち担当のおいしい役目の人。ヴァーダントにドリルを欲しがった。

早瀬浩一
本編では実はそこまで活躍してないかも主人公。
適当な知識でカレー好きと山下の好物を決めつけたり、ハインドタンクという絶妙なアダ名を付けたりやりたい放題。
「ハインドタンク!」と台車に乗りながら満面の笑みで疾走する彼は必見。

道明寺誠
本編では大活躍の主人公のイマカノ…もとい相棒。
しかしこちらでは悪のりに便乗する高校生…てか最早小学生のノリ。


●遠藤イズナ
本編では割と笑えない活躍をしたディスィーブのファクター。
「早瀬はディスィーブを数の勘定にいれてない」(1号ラインバレル、2号ヴァーダント、3号ハインド・カインド)という山下の推測にマジ泣きしていた。

●大場真来梓
本編ではまだまだ謎だらけのヒトマキナ?
マイペースかつ色々ないみで山下とはライバルな森次ファン。
しかしキバイダーのDVDで意気投合する。



【余談】
基本的には所謂四方山話や番外編で片付けられるギャグ話なのだが、ハインドタンクはファンの間で妙に定着してしまった。
というのも、元々ハインド・カインドは「3号ロボットの諜報役」というデザインコンセプトであり、モチーフにはゲッター3+ガンタンクあたりをリスペクトしている。
必然的にキャタピラがやたら似合うデザインになるわけで「もうキャタピラ付けちゃえよ」何てなんとも言えない意見がリアルで見られたりした。
また、浩一と道明寺の何も考えてない間抜け面からの「ハインドタンク!」は妙にインパクトがあり余計にネタにされたりした。
作者も気に入ったのか、関係ない二回目でもハインドタンクネタを振ったりしたり。

後に本編の最終章では、実際にハインド・カインドがハインドタンクになり、登場巻ではハインドタンクネタ初登場回も併録された。

そして『スーパーロボット大戦UX』のエピローグでも、ハインドタンクの存在が示唆されている。


追記・修整は台車に乗りながら「ハインドタンク!」と叫びつつお願いします。

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最終更新:2023年12月31日 22:42