ココ・ヘクマティアル

登録日:2012/04/26(木) 19:20:12
更新日:2023/09/13 Wed 08:37:15
所要時間:約 4 分で読めます




ココはなぜ武器を売る?




世界平和のために



声優:井上麻里奈/伊藤静 ドラマCD/アニメ

ココ・ヘクマティアルはヨルムンガンドの主人公。本作がヨナとココの二人を主人公という作風で、言うなれば女主人公(ヒロイン)という立ち位置。


【人物】
世界的な海運王の娘であり、HCLI社ヨーロッパ・アフリカ兵器運送部門所属。兄のキャスパーと同じように私兵部隊を連れて世界中で兵器を売り捌く武器商人。
10代の頃から武器を売っており、様々な場所で自らスカウトした人間を私兵にしてきた。他人を惹き付けるカリスマ性を持つ一方で、自らの本心を悟られないように、常に笑顔で全てを隠している。
それは戦場でも変わらず、自らが危険な目にあっている時でさえ気味の悪い微笑を浮かべる等、異常な面がある。酔っ払うと誰それ構わずプロレス技をかけ、その後脱ぎだす。学校に行ったことがないらしいが、博識で知的レベルは高い。
その上英語の他、欧州各国の言語から日本語までビジネスレベルで操るマルチリンガル。

笑顔を貼り付けている理由は私兵部隊最初の犠牲者であるエコーの言葉が影響しており、彼から「ボスはいつも笑顔でいるべき」と言われた事を切っ掛けに笑顔の鉄仮面を被るようになった。
それまではどちらかというと、無愛想を通り越し不気味な少女といった感じで、レーム曰く「いつもムスッとしたガキンチョ」であった。現在では互いに深く信頼しあうバルメですら、第一印象は彼女をして「最悪」と言わしめるほど。
ワイリの爆弾芸には当時からご満悦だったらしいが。

世界平和のために武器を売っているという矛盾した考えを持ち、日本人学者の天田南とともに「ある計画」を進めている。

ちなみに某夢の国が好きらしい。ハハッ!



【劇中での活躍】
元山岳兵のヨナを自らの私兵部隊に加え、世界中の紛争地域や政府の要人相手に武器を売り、様々な戦闘状況に介入。
競合や益の無いと判断した客を出し抜く術を身に付けており、ストーリー中は銃を撃つシーン等はほとんどなく、専ら交渉事や駆け引きばかりしている。
とはいえ射撃の腕も悪くはない。少なくとも屋外のレンジ(=射撃場)ではそこそこのスコアを出して見せた。

自らの命を狙って襲撃してくる刺客、殺し屋に対しては、容赦なく皆殺しにすることもあれば、自ら気に入った、気になった相手は見逃したり、仲間に誘うなどしている。
戦場馴れしており、銃撃戦の最中にも笑っているが、反面自分のガードがいないと恐怖で身動きが取れなくなってしまう。これは自分の部下達を信頼しているが故の一種の依存である。
また麻薬については徹底して嫌悪しており、麻薬取引に関与させられるとわかった瞬間に売人たちを射殺させている。

部下を信頼しており同時に部下からの信頼も厚い。
特に最も一緒にいた時間の長いバルメには、家族や友人を超えた特別な感情を抱いており、バルメが自らの復讐のために部隊を抜けた時は、珍しく情緒不安定になりレームに八つ当たりをしていた。
またアールの一件でも他のメンバーには見せない態度をバルメに対して見せており、ある種の甘えが出来る相手、として深く信頼している。
バルメからココに対する信頼……というか信奉はほとんど溺愛の域に達しており、やや過剰な求愛行動をしてはココに上手くいなされている。

ヘックスとの最初の交戦で死亡したエコーの後任として私兵として雇用したアールにも信頼を寄せていたが、彼はCIAのスパイであり、
土壇場でそれを本人の口から明かされた際は、ヨナが負傷していた事もあってか酷く狼狽し、言葉をなくし引きつった笑みを浮かべることしか出来なかった。

米軍の元戦闘工兵であるワイリも初期から雇用しているメンバーで、爆発物のプロフェッショナル。先述した通り無愛想な少女であったココも、ワイリの「爆発で遊ぶ癖」には大喜びであり、ワイリの「芸」がますます悪化磨きがかかる原因になった。まあそもそもの原因は米軍時代の上官であったレームなのだが……
ちなみにココと並んでCIAのブラックリストに名前が載っている。
何せココの行く先々で、ココを狙ったテログループがことごとく自爆していくのだからCIAとヨナもドン引きの「ヤバい」奴として認知されている。

新入りであるヨナに対しては弟の様に可愛がり、常にベタベタしている。
だがヨナは一緒にいる時間が経てば経つほど、ココという人間の異常性に感付いていった。
また何人かの諜報組織の人間達からも、ただの武器商ではないと感づかれてはいたが、最終局面までその真意と計画は悟られることがなかった。

友人は天田以外にはおらず、天田博士はヨナと関わるにつれてココが丸くなる(=計画を放棄する)ことを危惧していた。

以下ネタバレ









【ヨルムンガンド】
物語終盤、ココと天田南の計画が徐々に明らかになっていく。幼少から武器商人として世界を歩いたココは、世界、人間、武器全てを憎み、世界を平和にしようと考えた。そして天田博士と共に世界を平和にする計画を立てる。
ココがヨルムンガンドと名付けたその計画とは、HCLIが打ち上げた126機の「衛星測位補助システム(現実でいうGPS及びQZS)」とココと天田南が開発した「量子コンピューター」によって、地球上の人間の行動制限と物流を完全に制限することで「強制的な世界平和」を生み出すことだった。
最終的に人間と軍事を完全に切り離すことで、自ら神を超えると自負したココだったが、ヨルムンガンド発動時には空路を完全封鎖することで70万人近い死者が出ることが分かり、それを聞いたヨナと決別してしまう。
だがヨナがやがて自分のところへ戻ると信じ、その後2年間、ヨルムンガンドの試運転として情報世界を掌握。
その間ヨナは第三次世界大戦の前兆ともいえる戦場を世界各地で駆け抜け、世界の現実を見て、ココと同じように世界に絶望していった。
そして最終的に武器を捨てられなかったヨナはココに世界を変えてくれと叫び、ココはその叫びを聞いてヨナを再び自らの私兵部隊に加え、ヨルムンガンドを発動した。

【ヨナとバスタイム】
一応ヨナは年相応にココを女性として意識してはいたが、アニメ版22話において、ココがバスタオルも巻かずに入浴中のヨナに飛び入りしてきた。
股間を抑えるヨナに対し、ココは恥じらいもせずに全裸で詰め寄り、ヨナの世界に対する感情を確かめたのち、キスを交わした。
オッパイガン見せからのディープキスでどう見ても求愛にほかならないからうらやまけしからんぞヨナくんそこ代わってください
ヨナへ裸をさらしてまでのアタックはまさに求愛そのもので、同時に溺愛しながらも長らく明かしてこなかった秘密の計画「ヨルムンガンド」を明かす決意を固めた。
自らの究極の目標、徹底的に嫌悪する愚かしい世界で、自ら憎む武器商人として生きる目的をヨナを明かす、それはほとんど市井でいうプロポーズに近い行為であったのだが、結果は先述した通り。
ココが初めて見せた「女性」としての一面と、その内奥に抱えた異常性を受け入れるには、ヨナにとっても時間が必要だった。



Her name is Koko!
She is loco!
I said oh no!



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最終更新:2023年09月13日 08:37