サナカン(BLAME!)

登録日:2011/01/30(日) 01:52:14
更新日:2024/02/29 Thu 22:36:38
所要時間:約 5 分で読めます




サナカンとは弐瓶勉の漫画「BLAME!」に登場するキャラクターの一人。







※注
本項では「ネットスフィア」や「重力子放射線射出装置」などの作中にでてくる単語の説明は省略しています。

ご存知無い方は多分頭ん中がカオスになるので先にBLAME!の項目を閲覧してから見ることをオススメします。

全然構わないって人はどうぞ。




以下、ネタバレと記者の推測を含む概要。

女性型のセーフガード。
レベル6の上位セーフガード(以下、SGと記述)であり、駆除系と違い人格を持ち、言葉を話すことができる。



性格は冷静沈着。SG故か、感情を余りみせない。
いかなる時も自分のすべき事を優先し、自身がダメージを負おうとも、可能の限り遂行する。

機械のような印象をうける彼女だが、劣勢になった時に霧亥の名前を呼ぶなど、一応感情はあるようだ。



元素変換を行うことで姿を変えることができ、作中でたびたび姿を変えている。
女性で短髪黒髪という点は同じだが、それぞれ異なる部分があるので、以下分けて記述する。

  • 少女型

人間の集落に入り込むために偽装した姿。
霧亥やシボに比べ身長が小さく、重力子放射線射出装置(以下、射出装置と記述)の代わりにライフル型の銃を携帯している。
後にシボと特異な関係を持ち、シボに身体の主導権を握られた後はずっとこの形態でいた。

身体の構造を自在に変化でき、作中では羽を生やし飛行する、指を端末に変化させネットにアクセスする、などといった行為を、自身の体一つでやってのけた。


  • 成人女性型(SG)

作中でもっとも多く登場する形態。
額にSGのマーク(-|-)が刻印されており、主に戦闘行為を行う時にこの形態になる。身長は霧亥より少し高め。

戦闘能力は非常に高く、絶大な威力・貫通力を誇る銃腕型の射出装置を右手に、
射出装置すら無効化する防御兵装、及び人間をSGに元素変換させる微小構成体の発射装置を左手に装備している。

更には飛行・再生能力も有しており、全ての性能が上位SGの名に恥じないかなり高いレベルでまとまっている。

ちなみに彼女の装備している射出装置は、霧亥がもつ短銃型と違い、チャージ無し・反動無しで連射することができ、たとえ最大出力(作中では禁圧解除)であっても同様に撃つことができる。ただし霧亥の持つ短銃型射出装置と違い幾つか破壊されるシーンが存在する。(霧亥の射出装置は機能停止こそあれど、物理的に破壊されるシーンが存在しない。結構ひどい目にはあってるのだが)


  • 成人女性型(統治局代理構成体)

物語終盤に統治局が派遣した代理構成体。

彼女も"サナカン"だが、もともと彼女はSGであるため、何らかの協定の下統治局がSGから提供されたサナカンのデータを元に作成したエージェントであると思われる。


SG時と比べると比較的人間味があり、よく話す。
シボに気遣いの言葉をかけるなど、優しい面も見せる。

武器は銃腕型では無く、手持ち式の射出装置のみ。
精密射撃時は頭部前方に電子ディスプレイが表示される。
左手で銃弾を弾いていたことから左手の防御兵装も存在するようだ。

物語終盤のLOG.53ではジャンプして足で珪素生物の首の骨(?)を挟みへし折るという技を披露。サナカンの足で挟まれるだと……畜生うらやましい……



◇作中での活躍

【LOG.12】
初登場の回。人間の集落を訪れた霧亥達と交戦する。
霧亥の銃を自身の俊敏性のみで避け、駆除系とは違うということを見せてくれた。
霧亥に微小構成体を注入し、落下させる。ちなみにこの時のみ髪の毛が生えて無いので一目でサナカンと解りづらい

【LOG.13〜LOG.16】
少女型の姿で登場。
人間を掃討するため、霧亥達と共に電基漁師達の集落に潜入する。
集落内部で成人女性型に変貌し、区画ごと破壊するも、霧亥と生き残った電基漁師達によって一度戦闘不能に陥る。
しかしその後直ぐに再生。周囲の電基漁師達を排除し、区画から飛び去った。

【LOG.18〜LOG.19】
大嚢王との戦いの最中に霧亥の前に現れ、霧亥がSG登録から抹消されたことを告げる。
霧亥を「破棄」しようとするが、シボによりシステムがオーバーロードし、機能不全になった所を霧亥に倒される。

この時体をシボに乗っ取られ、しばらくはシボとして行動することとなる。

【LOG.21】
一瞬だけ登場。霧亥に投げられる。

【LOG.30〜LOG.32】
シボから体の制御を取り戻し、シボと交戦。
戦闘後、最優先目的である中央AIの破壊を実行する。
中央AIを完全に破壊することはできなかったが、半壊させることに成功する。

【LOG.50:LOG.53〜LOG.55】
統治局の代理構成体として登場。シボの護衛に派遣される。
シボを奪いに来た珪素生物二匹(二人?)を撃退する。

【LOG.60〜LOG.63】
護衛目標であったシボを珪素生物に奪われ、自身も基底現実から消滅する。
ネットスフィアで計画の変更が言い渡され、基底現実へ行く必要は無いと言われたが、シボを連れ戻すという信念を貫くため「もし死んだら二度とネットスフィアに戻れなくなる」というリスクを背負いながら再び基底現実へ自身をダウンロードする。
SG時の体を駆り、珪素生物達を次々に倒し最終的にシボの奪還に成功する。
が、その後現れた上位駆除系によって身動きを封じられ、上位駆除系がシボを取り込もうとするのを阻止できない状態に陥るが、突如現れた霧亥による援護で状況は一辺。霧亥と共闘し上位駆除系を破壊する。
奪還に成功したが、戦いによるダメージがかなり大きく、霧亥に望みを託し消滅した。



◇台詞

  • 私はサナカン、あなたたちの名前は?


  • 模様じゃない。あれは文字。


  • 私/我々セーフガードは排除する。おまえ達ネット端末遺伝子を持たない不法居住者を。


  • 再構築できたのは機能だけなのか?


  • 我々はおまえの修復に失敗した。おまえはセーフガードの登録から外される。


  • まだ間に合うわ。シボは私が連れ戻す。





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最終更新:2024年02月29日 22:36