涼邑零(牙狼-GARO-)

登録日:2009/12/28(月) 22:47:34
更新日:2024/02/04 Sun 08:42:48
所要時間:約 13 分で読めます





推奨BGM:次回!

ぶつかり合う魂と魂。
交わってしまった禁断の剣。
待てよ鋼牙、まさか掟を破るつもりか?

次回!『銀牙』

銀狼、闇夜に立つ!








本当に黄金騎士なのか…?もっと本気出してよ!



雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO-』シリーズに登場するキャラクター。
演じるのは藤田玲氏。


()【概要】()


銀牙騎士・絶狼』の名と白銀の鎧を受け継ぐ魔戒騎士。18歳。
騎士の統制機関である『番犬所』の西の管轄に所属するが、どの魔戒騎士の系譜にも属しておらず謎が多い。
パートナーは魔導具シルヴァ。魔戒語で『家族』を意味している。当初はネックレスアクセの様にチェーンで首から提げる形態で装備していた。

愛用の武器は冴島鋼牙が使うものより短い両刃・直刀の『魔戒剣』。紋章は円の中に稲妻が走ったような図案で、紋章とは別にドリームキャッチャーと双剣を象った刺繍が施された黒いコート(魔法衣)を身に纏う。
コートの修復は自分でやっているため、継ぎ接ぎだらけになっている。


()【性格】()


無邪気で軽口を叩き、エキセントリックに振る舞うが、本質は非常にクール。
ホラーを相手にした際はジョークを交えつつも冷徹に刃を振るう。

実は義父の道寺(先代絶狼)により技を伝授されており、本当の名は「銀牙」。

ある日、道寺とその娘(実際は零と同じ引き取られた孤児)であり婚約者である静香を何者かに殺害されてしまう。
その太刀筋はシルヴァ曰く「ホラー食いの黄金騎士と似ていた」らしく、以後本名を捨てて復讐に生きるようになる。

実は甘党かつ大食いであり、第7話で喫茶店でアルバイトをしていた御月カオルと接触。
この後幾度も接触しており、鋼牙がホラーをおびき寄せるエサとしてカオルを利用している事をバラしたりした。(この時鋼牙はカオルを救うための方法を探していた)

数度に渡り鋼牙と渡り合ったが、鋼牙のひたむきさや自分を殺せるチャンスだったにもかかわらず手心を加えた様を目の当たりにし、鋼牙が本当に仇なのか確証が持てなくなる。
そして暗黒騎士・呀の出現によって記憶が鮮明となり、目指す敵を間違えていた事に気付き、鋼牙と共に呀を倒す事を決意する。

終盤、鋼牙が力を欲するあまり心滅獣身となってしまった際には

「目を覚ませ、鋼牙!闇に心を売り払うな!!お前は『牙狼』だ……暗黒騎士なんかじゃない!!

と身を挺して説得する。そして、『牙狼』の称号に憧れていた事を彼に語った。

そして真の敵であるガルムに一回光線で胸を貫かれ、シルヴァが身を呈して庇ってくれたおかげで大したダメージを受けずに済んだが
シルヴァは部分的に破損した。この事が有ったため修復して以降は左手のグローブの甲にシルヴァを付ける様になり
また牙狼のザルバと違い鎧を召還した際にもシルヴァは鎧の下に隠れる様にしている。

最終話では戦いの功績が認められ正式に魔戒騎士の系譜に加わり、東と西の番犬所を掛け持ちするようになった。


()【戦闘力】()


一対二振りのやや短めの(日本刀で言う所の長脇差・小太刀サイズ)魔戒剣を振るう二刀流の使い手。
順手・逆手の握りを手の中で回して変えてテクニカルに戦う剣術が印象的。
先代の絶狼でもある義父から鍛え上げられたのか、剣や体術の腕前も鋼牙に勝るとも劣らない。
文字設定上は剣術は我流になっているがこれは道寺の代で系譜が一端途絶えた関係上銀牙騎士の系譜の剣術は「無くなった扱いになった」のが理由だろう。

義父と恋人を殺され、かつては黄金騎士を憎んだ事から何度も鋼牙を付け狙い、その憎悪を武器にして戦いを挑んだ。

第1期6話で廃屋や駐車場に戦場を映して生身で格闘するがホラーの乱入により、絶狼に初変身。
偶然とはいえ牙狼と共に倒した後、鋭い眼つきで相手を見据える。

「どうする?あと90秒は遊べるぜ……!」

この後、90秒もの間牙狼とビルから落下しながら戦闘する場面は決着こそつかなかったもの、一度見れば鳥肌ものの迫力である。

「すげえ…あの2人、落ちながら戦ってる…」

誤解が解けた後は

  • 紅蓮の森でグラウ竜を相手に苦戦する鋼牙の窮地を救う
  • 心滅獣身に陥った鋼牙を説得し救い出す
  • 鎧だけになった呀の暗黒の力のせいで鎧が召還できないにもかかわらず魔戒剣を銀牙銀狼剣の様に合体させ投擲し鎧だけの呀vs生身鋼牙の戦いをアシストする

…と頼れる相棒として活躍した。

白夜の魔獣』では山刀翼の弟弟子暁から弟子入りを志願されるが断っている。

TV第2シリーズ『MAKAISENKI』にも登場、鋼牙同様「破滅の刻印」を身に受けながらも魔戒騎士としてホラーと戦う。
彼主役のエピソードは名編が多く、特に第8話「妖刀」はストーリー・演出・アクションいずれも必見。

映画第二作『蒼哭ノ魔竜』ではサバックの予選を勝ち抜いた翼と決闘の末勝利。
死人の森で鋼牙の父・大河の魂と出会い、ラストシーンで鋼牙との真剣勝負に挑む。

零「……勝てるかな?“二人”相手に!」

鋼牙「……望むところだ!!

どちらが勝ったのかはそれぞれのパートナーたるザルバとシルヴァのみが知るだろう。


()銀牙騎士・絶狼()


零が魔界より白銀の鎧を召喚し、身に纏う事で牙狼に次ぐ強さと称号を持つ魔戒騎士・銀牙騎士絶狼となる。
魔戒剣は切っ先に角度が着いた形状に変化した『銀狼剣』となる。
銀狼剣を柄の部分で繋げると銀牙銀狼剣という薙刀状の武器になり、ブーメランの様に投げて使う事も可能。


()烈火炎装()


絶狼も牙狼と同様に烈火炎装を使用する事ができる。初使用は無印の第14話。
魔導火の色は牙狼はだが、絶狼は


()魔導馬・銀牙()


絶狼の召喚する魔導馬。初登場は烈火炎装と同じく無印の第14話。
牙狼の轟天とほぼ同等の能力を持っている。
流麗鋭利なシルエットの馬体は白銀に輝き、頭頂部にはユニコーンを思わせるブレード状の角が付いている。
この角はホラーに突き刺すなど強力な武器にもなり、基本的に乗騎に徹している轟天よりも攻撃的なアクションが多い。

『MAKAISENKI』の時点で魔導馬を召喚できるのは鋼牙、零、翼だけらしい。
(ただし闇に堕ちた騎士であるバラゴも含めれば4人。またパチスロ『CR 魔戒決戦牙王RR』では雷鳴騎士・破狼も震月という魔導馬を駆っている)
轟天と違い長らく立体化の機会に恵まれなかったが、この度スピンオフ公開を記念して魂WEBにて受注販売が開始された。
手に入れたくば急げ!


月満つる夜に木霊する銀狼の遠吠え。
心(こころ)滅(めっ)した共に言葉は用を成さぬ。

次回!『牙戦』

鋼牙「目を覚ませ!零!!」

()心滅獣身・絶狼()


本編には登場しないが、パチンコ「CR牙狼FINAL」で披露した絶狼最強にして禁断の形態。
れっきとした雨宮監督自らが手がけた公式映像である。
牙狼同様に腹部のエンブレムが反転し、上半身が肥大化した巨大な狼のような姿になる。
同様に心滅獣身した牙狼(ただし何故か鋼牙が正気を保ったまま)と、拳と拳で語り合う
牙戦を繰り広げた。


()【余談】()


演じた藤田玲は鋼牙のオーディションを受けたが、そこで雨宮監督の目に止まって零役に抜擢された(名前が「玲」と「零」で同じで監督も驚いていた)。

藤田自身も、双剣使いのキャラクターが大好き(三國無双でも陸遜ばっかり使うらしい)という厨二びょ…少年らしい嗜好を持ち、零が双剣使いだと知ると

「ハァー…(輝)」

と目を輝かせて喜んだとか。

また、零のキャラクターがこの前年に藤田が仮面ライダー555で演じていた「北崎」に似ていたため、監督に「北崎にはなるな」と釘を刺された。



追記・修正はスイーツを腹いっぱい食べてからでヨロシク!



















推奨BGM:ZERO-BLACK BLOOD-

なんだ、あいつの事知ってんのか?
そうだな、俺は好きだぜ。なんせツケで飲んだりしない。
何より眼光が鋭くてなぁ、若い頃の俺にそっくりだ。
……それと、笑顔もな。

Next ZERO 『決意』

()【そして…】()



2014年3月、Vシネマ『絶狼-ZERO- BLACK BLOOD』で初の単独主役を務める。このシリーズではクラブバーに行くようにはなったが苦めな酒は飲めない模様。
人間とホラーの共存を掲げるホラー・リング討伐の指令を受け魔戒剣を振るう少女ユナとその相棒たる魔戒法師カインと組み戦う中、守りし者としての使命に一度は苦悩するが、

「例え無益でも、終わりがなくても、俺は人間を守りたい…そのためにホラーを狩り続ける。
 どんな人間でも、その命が助かったらそこに意味がある…と思いたいから。
 俺は魔戒騎士…守りし者なんだ!

…と、クラブバー『LUPO』のマスターであるかつての守りし者バクラに微笑んで、決戦の地でリングを討ち果たす。

零役の藤田氏は2014年4月からの第4シリーズ『魔戒ノ花』にて、ファミ劇放送限定の『魔戒指南Cafe』で度々出演者と雨宮総監督のトークに顔を出していた。
単なるファンサービスか?と思った視聴者も多いだろうが、『魔戒ノ花』第17話「少年」にてシルヴァ共々登場。
主人公冴島雷牙の師という事実が明らかになった。『白夜の魔獣』では弟子を取らないと言っていた零だが、鋼牙との約束には二つ返事で応えた模様。
なお、零の登場はこの話に至るまで伏せられており、放送時には予告にも姿を見せずOPキャストクレジットにも表記されていなかったため、かつてのファンのみならず本作の視聴者を驚かせた。
もっとも、この話に至るまで雷牙のジョークを交えた振る舞い方や鞘を用いた擬似二刀流、そして優しい笑顔が似合う魔戒騎士という共通点でかつてのファンには零の面影を感じていただろう。
なお、雷牙役の中山麻聖氏と藤田氏は級友であり、牙狼シリーズ出演の際には互いに喜んでいた模様。

そして2017年1月6日、スピンオフVシネマに続いて『絶狼-ZERO-』がTVシリーズとして放送開始。
タイトルは『絶狼-ZERO- DRAGON BLOOD』。
『BLACK BLOOD』のような愛と悲しみのドラマが展開されるのか、内容はまだ未定。
ファミリー劇場・ニコニコ生放送合同生中継イベント『金狼感謝祭2015』にて、『BLACK BLOOD』でリングを演じたセイン・カミュ氏が「牙狼がキンキラキンなら絶狼はいぶし銀」と評したように、『BLACK BLOOD』に負けず劣らずの渋めな物語になると予想される。


零「冥殿、この項目の編集が終わったら旅に出る」
冥殿「それでは…」
零「ああ。しばらくお別れだ…心配するな。必ずみんなで帰って来るさ」


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