ぬらりひょん(GANTZ)

登録日:2012/07/14(土) 03:14:08
更新日:2024/04/16 Tue 22:00:08
所要時間:約 5 分で読めます




ぬらりひょん

特徴
つおい
頭がいい
わるい

好きなもの
タバコ
お茶

口ぐせ
ぬらーり ひょーん
ぬらーり ひょーん



【概要】
漫画『GANTZ』に登場する敵キャラ(星人)。
大阪のミッションで登場。道頓堀付近に現れた、日本に伝わる妖怪の姿をした星人達の総大将で、同ミッションのボスにあたる。
作中に登場する星人には、その強さに応じて倒した時に得られる「点数」が定められているが、こいつの点数はなんと100点
これまでに登場した星人達とは桁違いの最高得点である。

100点だけあってその実力も桁外れ。
様々な姿に変形する能力、各形態での高い戦闘力に加えて、驚異的な再生能力まで持っている。どれだけ致命傷を与えようが、すぐに再生してしまう(再生と同時に別の姿に変形している事が多い)。

その柔軟さと不死身さは、まるで『DRAGON BALL』の魔人ブウの様である。
GANTZ作中の強さ検証においても、最強の存在として真っ先に名前が挙げられる事が多い。


【作中での活躍】
自身の姿を自在に変形させるぬらりひょんであるが、以下作中で登場した形態毎に記述する。


  • 第一形態
ガンツに出ていた姿。
小柄で頭でっかちな体型で、着物を着た老人の姿をしている。一般的な妖怪ぬらりひょんのイメージに近い。
両脇に天狗と犬神を従え、道頓堀川付近に身構えていた。


  • 第二形態
全裸の女性の姿をしており最初に変形した姿。エロい。
常に妖艶な笑みを浮かべており、自身の足裏に触れたものを溶かす能力を持っている。作中では餓鬼の群れ(妖怪)を踏みつけながら徘徊していた。
ぬらりひょんが作中で初めて変形した姿であり、なおかつ全裸の女性であるということも相まってある意味一番読者に印象をあたえた形態。
大阪チームの花紀に狙撃され右上半身を破壊されたが、平然と立ちながら瞬時に再生させていた。


  • 第三形態
狙撃された後に再生した時の姿。筋肉隆々で長身の男性の姿をしている。頭髪は無く、全裸である。
この形態での攻撃方法は、目から発する強力な光線による攻撃。花紀の攻撃によって首を飛ばされるが、光線を受けた花紀は一撃で死亡した。
更にこの光線は、首だけの状態であっても照射され続け、威力も落ちていない。大阪チームの眼鏡の高校生は、この首を武器にして大量の星人を葬った。
途中で首から足が生えて去っていったかと思えば、胴体によって拾い上げられ接合した。
再生した直後に、大阪チームの島木と桑原の剣での攻撃によって切断された。


  • 第四形態
切断された4つの部位がそれぞれ第一形態の様な姿となり(顔は微妙に異なる)、それらが1体に集まった姿。
身のこなしが素早く、背後からの二人掛かりの攻撃を全てかわしている。
島木によって背後から掴みかかられるが…。

「なんぞこれ!?」


  • 第五形態
大量の女体が増殖し寄り集まって巨大な女体を形成した様な姿。全形態中最もエロい…というかある意味芸術的な形態。
対象を捕らえ、内部へ引きずり込んで圧殺するという攻撃を仕掛けてくる。
掴みかかった島木を逆に「巨人」の内部に取り込んで殺害。桑原も取り込まれるが、自力で脱出(なんとこの際、スーツを着ておらず全裸の状態である)。
その後桑原は「巨人」の口にあたる部分までよじ登り…。
最終的にステルス状態で潜んでいた西のZガンでの攻撃によって大部分を潰された。


  • 第六形態
前形態がやられた跡の血溜りから出現。
牛の骨の様な頭部に恐竜の様な体をもち、首元と下半身は毛皮で覆われている。右腕からは触手、左腕からは腕二本と触手が生えており、悪魔の様な印象のクリーチャー。
「ふふふふ」という笑い声の様な声を発する。
不可視の超能力の様な攻撃を仕掛けてくる。この攻撃の威力は、一撃でスーツをオシャカにし、対象の四肢のいくつかを破壊する程。
この形態のぬらりひょんの動きを止める為に坂田が犠牲になった。
ハードスーツを纏った大阪チームの岡八郎の格闘攻撃によって倒された。


  • 第七形態
魚の様な形の胴体の表面に、色んな生物の色んな部位を貼り付けたような姿。全形態中最もカオスな形態。
何もしないまま、岡のビーム攻撃によっていくつもの風穴を空けられ、瞬殺された。
描きにくそうだから仕方無い


  • 第八形態
前形態の残骸の中から出現。第三形態程の等身の体に、第一形態の顔が乗った様な姿。
攻撃を受ける内に岡のハードスーツの特徴をコピーし(体型や肘の刃など)、岡を追い詰めていった。
ハードスーツから脱出した岡によって背後から刺され、真っ二つにされた。
その後も体内から無数の球体を放出して東京チームを攻撃した。

「興味深いぞ」


  • 第九形態
マネキン人形の様な不気味な姿。非常に髪の長い全裸の女性の姿で、身長は普通の人間程。
自ら腹を裂いたり、傷口から頭が生えて増殖したりと、全形態中最もグロい。
と格闘戦を行った。増殖して風を追い詰めていくが、他のメンバーの援護射撃の甲斐もあって、最終的に全滅させられた。


  • 第十形態
髑髏の顔に、筋肉が剥き出しの体を持つ。両肘には鎌の様な形の突起物が、背中には無数の棘が生えている。死神の様な印象の姿。
常に「ふーっ」という呼吸音の様な音を発する。
風を即座に戦闘不能に追い込む程の格闘能力に加え、第二形態と同じく目からレーザービームのような強力な光線を放つ。
岡を追跡して殺害。終盤には加藤を庇って山咲も犠牲になった。
加藤の質問に対して、意味深な発言をする一幕も。

「神の存在を…感じるか…」



以下、ネタバレ



どれだけダメージを与えても瞬時に再生してしまうぬらりひょんだが、唯一決定打となり得るのは意識の外からの攻撃、つまり不意打ちの類である。
大阪チームの岡が最初にこの弱点に気付いた(本人はその直後に戦線を離脱したが)。
とはいえ、生半可なダメージでは(再生速度は遅くなるものの)いずれ再生されてしまうため、倒すには肉片の一片たりとも残さず消滅させなければならない。(不意打ちだった西のZガンによる攻撃で倒れなかったのは、腕が残ってしまっていたため)

最後は、吸血鬼(ホストざむらい)からの不意打ちに気を取られている間に加藤のZガンの攻撃を受けて消滅した。


ぬらりひょんとの死闘は、コミックスに加えて『GANTZ/OSAKA』にも収録されている。
ちなみにこのミッションは作中で唯一、主人公の玄野が不在の状態で行われた。


【劇場版】

特徴
つおい
わるい
しつこい

好きなもの
キセル

原作の大阪編をベースにしたフル3DCG映画『GANTZ:O』にて、ラスボスとして登場。
CV:津嘉山正種

上記の分類で言う所の第二形態、第七形態、第九形態は未登場。
小柄な老人姿が第一形態、女体の集合体が第二形態、巨大な怪物姿が第三形態、筋肉隆々の姿が第四形態、髑髏の姿が第五形態となっている。
また、初登場の場面では道頓堀ではなく通天閣に身構えていた。
ちなみにこの映画では吸血鬼の存在が抹消されているため、加藤がZガンを撃つ前に不意打ちを加えたのは原作同様に負傷しながらもガンツバイクで戦場に駆け付けた西君である。


【余談】
  • 上記の通り倒せば100点が得られ、最終的に加藤が倒してその得点を得た。加藤は他にも何体か星人を倒していたが、ミッション後のガンツの採点は100点だった。100点星人を倒したらそれ以外の星人討伐分の得点が消滅するとしたら理不尽過ぎる。

  • 後に登場したセバスチャンが、菊池に対して「神の存在…感じたことあるか?神は人のようなものか………どのような形か」と、加藤に対するぬらりひょんの発言とほぼ同じ台詞を言っている。

  • 物語の終盤に登場した「真理の部屋」にいた星人の体内から浮かび上がる様々な顔の中に、ぬらりひょん(第一形態)の顔も確認できる。この星人は上述のセバスチャンと関わりがある事が示唆されているが、彼らとぬらりひょんとの間に関係があるのかは不明である。


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最終更新:2024年04月16日 22:00