サルベージ職人(アニヲタwiki(仮))

登録日:2013/08/08 (木) 22:31:08
更新日:2024/04/15 Mon 17:59:33
所要時間:約 8 分で読めます




かつて、第二次世界大戦でズタボロに破壊されたワルシャワは、戦後、市民によってひびの一つにいたるまで戦火以前の姿が再現されたと言う。
現代日本で、まさにそれが行われようとしていた…。



サルベージ職人は、アニヲタwiki(仮)をここまで復興させた功労者たちである。
建て主もその一人なので、ぶっちゃけ自画自賛項目である。
アニヲタWiki(仮)の歴史とあわせてお読みいただきたい。


平成24年11月22日、あなr…もとい、冥殿は旧アニヲタwikiを全消ししてしまった。
もうウィットに富んだ名項目の数々は、運よく自分で保存していない限り見られないのだ。

アニヲタwikiを楽しむ多くの人々は嘆いた。

「これからどうやって暇を潰せばいいんだ…」

この嘆きの結果、ある者は全消しをした冥殿に怒りをぶちまけ、ある者は記憶の片隅にアニヲタwikiの記憶を放り投げることで忘れようとした。





だが、諦めない人たちがいた。

実は、アニヲタwiki復活の希望はまだなくなっていたわけではない。
検索をすれば、キャッシュで保存されている文章が拾える。これを使えば、またアニヲタwikiを復活させることができるかもしれない。






「拾ってこよう。そして、それを貼りつけて、もう一度アニヲタwikiを再現しよう。」

そして、そんな発掘したキャッシュを反映するアニヲタwiki保管所として、アニヲタwiki(仮)…つまりここができた。
サルベージを志した勇士たちの多くが、様々な場所からキャッシュを拾ってこようと散り、ストックの保存と貼り付けにかかった。
しかし現実は非情である。10日と持たず、Google、yahoo、Bing…多くのキャッシュがほどなく消えてしまった。






「諦めるな!まだ俺がいる!」

頼みの綱となったのは、livedoorとlivedoorに提供しているnaverだった。
また、中国の検索エンジンである百度も応援に駆け付けた。
彼らがキャッシュを保存していてくれなかったら、アニヲタwiki(仮)はここまで復活することはあり得なかっただろう。彼らには深く感謝する。

…しかしながら。それでも旧アニヲタwikiの項目数は28000を越える。
そもそもどんな項目があったのかすら、検索や記憶頼みで、完全に網羅しきれるわけではない。
一つ一つの項目を立てるのにだって、バカにならない時間がかかる。
そもそもいつキャッシュが消えるか分からない。

…それでも、もう一度あのアニヲタwikiがみたい。
そんな願いを胸に、彼らはパソコンに向かった。
サルベージの方法や項目作成の方法を教えあい、一つでも多くの項目を救出しようとした。

だが、拾えるキャッシュは決して多くはない。
項目があることは分かっているのに、キャッシュの拾えない掲示板のやり取りだけが空しく表示され、
検索の最後までクリックしながら遂に見つからないまま、当てもない検索を続けるという
辛い思いをサルベージ人たちはしてきた。

そんな中、転機は2月9日、来たばかりの新参と自称する人から、革命的ともいうべき手法が紹介される。
ID直打ち法。
キャッシュのリンクが検索で引っかからなくても、10桁の項目IDさえ分かれば拾える、と言う方法だ。





「すごい…みんな拾える…」


これにより急増するストックに、多くのサルベージ人は項目が大量に拾えまくるという嬉しい悲鳴を上げることとなった。




あ…ありのまま 今日 起こった事を話すぜ!
『おれは今日アニヲタwikiを20ページ近く落としたと
思ったらいつのまにかストックが50近く増えていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…

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なんてことも、直打ち法発見以降のサルベージ人の間では日常茶飯事だったのだ。

その発見者はさらにNAVERキャッシュのURLの「%2F」の付け消し法も発見しており、さらなるサルベージ率の向上に一役買っている。

直打ち法発見者は間違いなくサルベージ人のMVPと言えよう。


そして彼らはただ項目を拾うだけでなく、項目の貼りつけの充実も怠らなかった。
項目の中には、もちろんただ文章をコピペしたものも少なくない。手間を考えれば、それも仕方のないことだ。
だが、プラグイン一覧を整備してカラフルかつ個性的な項目を再現することもあった。
当然だが、この編集にはタグを張るために途方もない労力がかかる。
それでも、もう一度あの秀逸な項目が見たい。あるいは見せたい。そのために、彼らは七面倒な作業を黙々と続けたのだ。

さらに、テンプレートも段々と整備されていき、投票機能や、更にはランキングなど、
アニヲタwiki(仮)に本家にも負けることのない機能を付け加えていった。
5月6日にはもうキャッシュの残っていないBingやgoogleを使って直打ちのためのIDを調査する方法が紹介され、直打ち法でも見つからない項目が発掘された。

項目を立てた2013年8月8日現在、彼らによって発掘された項目はおよそ2万。
今なお、多くのサルベージ職人が項目の発掘&貼りつけに勤しみ、項目は増え続けている。


そんな中、恐れていた事態が起こった。

NAVERのキャッシュ、消滅。

9月1日、頼みの綱だったNAVERのキャッシュが全く拾えなくなってしまったのだ。
一部の職人は手持ちのストックを解放したが、当然ストックの量は高が知れている。ここまできて、項目がまた拾えなくなる…
完全復活が無理なことはもとより承知でも、残り2割でまだまだ拾える項目が多いことが分かっている状態での消滅。
職人たちは無念の思いを抱いたが、本家消滅から10ヶ月もたってしまえば、キャッシュが消えてしまうのも仕方ないかもしれない。
さすがの職人たちにも諦めムードが漂い、新規作成メインに移行しようという声も上がった。

だが、それでも諦めない者達が、いた。
NAVERに直談判をかけたのだ。


「アニヲタwikiを復活させるために、もう少しだけ力を貸してくれ!!」

効果があったのか、は分からない。
だが、奇跡は起こった。
9月6日、NAVERのキャッシュが復活。



しかし、ついに12月18日をもって、NAVERのサービスそれ自体が終了予告されてしまった。
職人たちは検索エンジンが生きている間、最後の力を振り絞ってのサルベージに奔走。


そして12月中に検索ができなくなり、更に年が明けて2月、NAVERのキャッシュが消え去り、ついにサルベージ作業は終わりを告げた。
ストックが名残を惜しむように今尚希に投下されているが
サルベージされた項目はおよそ26000。
約1年で、かつて存在した項目のおよそ9割をサルベージしたのである。


現在、サルベージ作業を終えたサルベージ職人たちは管理作業を手伝ったり、まったり見る専になったりと、一介のwiki篭もりに戻っている。
サルベージ作業を通じて新たな世界を知った職人もいる。

彼らは消えたのではない。
今なおこのwikiを愛し、盛り立てている者たちばかりである。

そして、彼らの努力と苦心に思いを馳せながら、大切にこのwikiを守り、盛り立てていこう。
てかもっと褒めて♪


追記・修正は項目を一つサルベージしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月15日 17:59