巻町操

登録日:2012/11/06 Tue 11:25:05
更新日:2023/12/17 Sun 19:15:08
所要時間:約 6 分で読めます





「お芝居はここまで!」

「さあ、有り金全部こっちへ渡しな!」



巻町(まきまち)(みさお)は漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の登場人物。

目次

【プロフィール】

声優:櫻井智(CDブック版では薫役を担当した。)/山根綺(令和アニメ版)
演:土屋太鳳
身長:149cm
体重:37kg
生年月日:文久3年*111月
年齢:16歳
血液型:B型

【概要】

自称・御庭番衆くノ一。
長いおさげに太ももから下が露出した服装が特徴。多分明治時代では露出度は高いほう。
実際剣心や街の人々に変な目で見られかなり目立っている。隠密なのに。
実年齢は16歳での1コ下だが小柄の幼児体型のため13歳位に見える。本人も気にしている。でも声だけだと色っぽいようだ。

【人物】

喜怒哀楽豊かで行動派、そして一度言い出したら聞かない性格。
四乃森蒼紫に恋をしておりかなり一途。喋ると高確率で「蒼紫様」というワードが出てくる。蒼紫をバカにされると怒る。
一時期(冗談半分だが)剣心に乗り換え疑惑が浮上したが本人は凄まじい形相でそれを否定した。

また何かにつけて手が出る危なっかしい所もあり、特に剣心に蹴りを入れたり苦無を刺したり*2と当たりはかなり荒い。しかし嫌っているわけではなく寧ろその人格を信頼しているが。栄次などにも蹴りを入れたりしている。
また、薫とは初対面は剣心の浮気相手と疑われて一方的に問い詰められたが*3、誤解が解けてからは姉妹のように仲良くなった。
弥彦とは互いに直情的な性格なので言い争う事が多いものの、喧嘩するほど仲が良い的な関係。
一方、原作では殆ど左之助との接点が無かったので、人誅編の終盤までは「ヤな奴」くらいにしか見ておらずその実力を疑っていた模様*4。しかし白虎に圧勝したのを見て見直している。

付いたあだ名が「イタチ娘」。
命名は斎藤左之助からもそう呼ばれている。
本人が嫌がっているのは言うまでもない。

【戦闘能力】

仮にも御庭番衆の一員を名乗るだけあり戦闘力はそこそこで、その辺の山賊や雑兵位なら軽く倒せる(流石に剣心クラスになると殆ど太刀打ちできないが)。
主に苦無と御庭番拳法、そして身軽な身のこなしで敵を翻弄して戦う。

【技】

  • 貫殺飛苦無(かんさつとびくない)
大量の苦無を相手に投げつける。

  • 貫殺飛苦無(かんさつとびくない)川蝉の嘴(かわせみのはし)
水中に苦無を投げつける。前述の機雷の破壊に貢献した。

  • 怪鳥蹴り(けちょうげり)
所謂飛び蹴り。主にギャグパートで使用。
その時の感情によって「怒りの-」「喜びの-」が頭に付く。
因みに般若直伝。何教えてんだ般若…

【劇中の活躍】

◆京都編

御庭番衆の先代御頭(蒼紫の師匠)の孫娘であり周りからはとても可愛がられていた。
やんちゃな彼女の面倒を最もよく見ていた人物が般若だった。
しかし蒼紫たちは戦いの渦中に生きる身。彼女を危険な目に遭わせたくない蒼紫の思いから、夜中の寝ている隙に蒼紫達はいなくなり彼女は京都の翁の元に預けられる。
それでも蒼紫を諦めきれない彼女は少ない情報を頼りに彼らを探し続け、
その途中京都に帰る資金が無くなり箱根山中でナコルルレイ(北斗の拳)の合わせ技で追い剥ぎしていたところを剣心と出会い、
剣心が蒼紫と繋がりのある人物と知って、蒼紫の手がかりを求めて無理矢理同行する。

当初は想い人に対する意見が食い違い剣心は彼女を引き離そうとしていたが、最終的に彼女の蒼紫に対する想いに折れ、行動を共にすることになった。

京都到着後、薫や弥彦達の口から蒼紫と御庭番衆の仲間に東京で起こった真実を聞き、信じ切れずに御庭番の情報網で事実確認を取ろうとする。が、翁は蒼紫との果し合いに向かったことを知り、慌てて後を追う。(こういったゴタゴタもあって結局剣心達とは敵対することはなかった。)
久々の再会になるも時すでに遅く蒼紫は翁を斬り刻んだ上で''「失せろ 二度と俺の前に姿を現すな」''と酷薄に告げて立ち去る蒼紫の姿に彼と戦う覚悟を決め、「隠密御庭番衆御頭」を名乗る。
当初周囲からギャグ調で反対されたが本人は聞かなかった。実際、先代御頭の孫娘であるし、現御頭の蒼紫が事実上職務放棄した状態では、操が御頭を名乗るのは正当な流れかつ当然の権利ではある。実力はともかく

御頭になってからは隠密のネットワークを駆使して志々雄真実一派の京都大火を阻止することに貢献。
この時宇水に殺されかけるが安慈に救われる。
因みにこの時の彼女達はやけに人気者で目立ちまくっている。隠密なのに。
ついでに裏社会からガトリング砲をガチで購入しようと考えた事もある*5

その後、合流した剣心に蒼紫はもはや自分にとって倒すべき敵であるとその覚悟を告げるが、
翁が剣心に蒼紫の殺害を依頼するのを目の当たりにすると激しく動揺してしまう。
しかし剣心は翁を殺せなった蒼紫はまだ修羅には堕ちておらず、必ず葵屋に連れ帰ると約束。
それを聞いた操は涙を流すのであった。
このように蒼紫と戦う覚悟を決めて以降の操はずっと無理をして自分の本心を押し殺し続けており、
剣心が蒼紫を説得する決め手になっている。

志々雄一派との決戦当日、葵屋を襲撃してきた本条鎌足と交戦。薫と共闘し肋骨を折る重傷を負いながらも勝利する。
この戦いの最中、般若の幻影が現れ彼女は蒼紫が戻ってくることを知る。
京都編終盤、蒼紫とは和解できた模様。
なんだかんだで蒼紫からも自分の帰る場所と認識されている辺り脈が全くないわけではない…んじゃないかなぁ。

◆人誅編

京都編の後、「蒼紫の笑顔を取り戻すのは操の役目」という言葉を曲解して落語に励んでいた。
人誅編では雪代巴の日記を届けに蒼紫と上京。
薫が死んだと聞かされ、呆然としつつも消沈する弥彦を叱咤激励して立ち直らせるが、案の定今回も無理をしており、夜中に独り薫を想って涙していた。
しかし蒼紫の名推理により薫の生存が分かると歓喜のあまり彼女の位牌やらを破壊しつくした。
この時剣心は廃人状態となっていたので弥彦と共に雪代縁のアジト探索に尽力する。
この章では彼女が直接戦う場面は無く京都編に比べ活躍は少なめ。まぁ御庭番衆としてはこれがもっともな形なのだが。
しかし何気に剣心組で唯一の飛び道具使いだったりするため、彼女がいなかったら機雷だらけの島に上陸できなかっただろう。
まぁ、半分くらい蒼紫のアドバイスのおかげだが

一連の騒動の後は東京観光も考えていたが、般若達を京都に葬り直すため「みんな」と一緒に京都へと帰った。

◆エピローグ

原作エピローグ「春に桜」では花嫁修行中とのこと。誰のだろうか?
この時既に20歳を過ぎている筈なのだが、容姿はむしろ本編より若くなっている。性格もいつも通りで大人の落ち着きがまるで無い。

【再筆】

再筆では髪がハネっ毛で全体的によりボーイッシュになっている。
どういうわけか、苦無とトンファーを持ち替え可能になっている。翁のものだろうか?
その他にも必殺技で原作では使わなかった手斧や煙幕、かんしゃく玉を忍具として投げつける。

実写映画版

実写版では土屋太鳳が担当。
操が京都出身だからか、訛りのある京言葉を交えて話す。
戦闘では武器は使わず、主に蹴りを用いて戦うスタイルをとっている。特に『京都大火編』での開脚蹴りは必見。
初登場時は原作通り剣心の逆刃刀をカネになる刀と勘違いして盗もうとしたが、その際のやり取りは全て土屋氏のアイディアによるものであるとの事。

『最終章 The Final』にも蒼紫と共に登場。
原作同様、巴の日記を届けに来るが、その際に縁一派が起こしたテロに遭遇。
蒼紫と共に八ツ目無名異とその配下に立ち向かうが、蒼紫が市井の人を庇って重傷を負ってしまい…!

【余談】

「武装錬金」の主人公・武藤カズキのモチーフになっており髪型や性格に名残がある。

元々京都編が暗い話になることと薫の登場頻度が低くなることから代役ヒロインが必要となり、
尚且つ剣心に想いを寄せているとややこしくなるからと考え出されたのが巻町操である。



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最終更新:2023年12月17日 19:15

*1 西暦1863年

*2 アニメ版では絵面としてマズいのか避けるも髪の毛が5本くらい抜けた、という形になっている。

*3 こちらもかなり回りくどい展開だった為かアニメ版ではカットされ、比較的シリアスな形で知り合う形になっている。

*4 アニメ版ではオリジナルエピソードで行動を共にしているのでそういう事はなく気が合うところも見せている。

*5 御庭番の仲間たちの命を奪った忌まわしい代物ではあるが、強大な相手を討つという目的のため、あえて目をつぶってとの考えである。結局断念したが。