エリーヌ須田/アクエリアス・ゾディアーツ

登録日:2012/06/25 Mon 13:08:14
更新日:2024/04/16 Tue 17:46:24
所要時間:約 5 分で読めます





「宇宙、行クゾー!!」

エリーヌ須田(すだ)とは、仮面ライダーフォーゼ第37話「星・徒・選・抜」および第38話「勝・者・決・定」に登場した人物

演:滝沢カレン


▽目次

★概要

アメリカからの転校生で、知識も運動神経も美貌もリーダーシップもある、熱い情熱も持つエリートな女の子。JAXAつくば宇宙センターのロケットの前で試験に受かるようにと気合を入れていた所で弦太朗と出会い意気投合する。
そしてすぐさま「チューしてよ!」と言いはなった。弦太朗爆発しろ!
「注意して」と言おうとしたが、日本語が完璧で無い為間違えただけなんだけどね。

ただし、思い込みが激しく誇り高い(悪く言えば傲慢な)面があり、城島ユウキの言動から「ユウキは本気で宇宙を目指していない」と切って捨てて、強い敵対心を露わにしていた。


というのも、彼女の父はかなりの努力家であり、やはり宇宙飛行士になろうとしていたのだが、結局行くことは叶わずにいたことに由来する。
父が行けなかった代わりにパフォーマンスが上手い父の同僚が宇宙飛行士になったため、ユウキのおちゃらけた(前向きで元気溌剌)態度やふざけた様(独自のリズム)がそれとダブり、必要以上に敵視したのである。

この事は弦太朗にも咎められたが、「なぜユウキの味方をするか理解出来ない」と言い、最終的には「ユウキの味方は私の敵」と言い放って弦太朗とまで敵対してしまう。


★アクエリアス・ゾディアーツ

みずがめ座のゾディアーツ。スイッチャーはエリーヌ須田。
特長として両肩の水瓶から流れる水を使った回復と、ネクタルというムチを使った攻撃を主体とする。
そしてけしからんおっぱいである。

蠍座のようなペタ乳や乙女座のような中身おっさん乳とは違う、正真正銘の良いおっぱいである。
実際は誰が変身しても同じ姿になるけどな!

ムチの攻撃はさほど警戒するものではないが両肩の水瓶の回復力が非常に凄まじく、通常の傷はもちろんの事リミットブレイクからすら余裕で復帰するトンデモっぷり。
この回復力の厄介さから、メテオフォーゼもそれぞれ大変苦戦した。

「誰も私は倒せない!」
「私は完全不潔!

フォーゼ「それを言うなら完全無欠!!

また、この回復は他人(人間)にも使用でき、初めて現れた時はめまいに苦しむ賢吾を助けた(エリーヌが賢吾は宇宙に行く資格ありと判断した為)。




★作中での動き

宇宙飛行士選抜テストにて、上記の通り賢吾を助ける為にゾディアーツ体で現れる。直後に弦太朗と戦いになるが持ち前の回復力で復活、決着が付かず戦いは持ち越しとなる。

その後、戦闘時の言動からアクエリアスがエリーヌだと見抜いた弦太朗が、ユウキが最後まで残ったら(=ユウキの宇宙への思いが本気だと分かったなら)スイッチを捨てると約束させる。

しかし直後の二次試験のロボット製作にてユウキがロボットの部品を故意に隠し、更には彼女のアイデアを流用して犬のお巡りさんを模したロボットを作り上げた事で怒りが爆発。
ユウキを手にかけようとして再びフォーゼ・メテオと戦い、リブラと共に仮面ライダー組を追いつめたものの、「今のお前は本当のお前じゃない」と弦太朗に言われた事で我に帰り撤退する。

続く最終試験にてユウキを崖から突き落としたものの、その直後に弦太朗からの話で「ユウキは試験官からの『バレないように部品を隠せ』という指示に従っただけ」と知り(実際に賢吾も別チームで同様の指示を受けていた)、謝罪と共にユウキを回復。
のちに全員が揃ってゴールした。


そして約束通りスイッチを捨てた……




とはならなかった

我望理事長への恩義から、自分は戦わねばならないと涙ながらに訴えるエリーヌ。
同時に、その訴えには、自分がホロスコープスに身を置いている以上、弦太朗達と友人になる事は許されない事であるという罪悪感も込められていた。

そんなエリーヌの痛嘆な想いを受け止め、承諾したフォーゼと雨の中で"せいぜいどんどん(正々堂々)"のタイマンを行う。
そしてコズミックステイツ・クローにより両肩の水瓶を同時にセイヤ-!破壊され、回復を封じられた上でリミットブレイクされた。


その後は敗れたものの、タウラス発見に貢献した功績もあり、理事長の「記憶を消すだけで十分」との判断を下される。
ホロスコープスとなる前のエリーヌ須田に戻るが、
それはすなわち宇宙飛行士の試験を受けた事も弦太朗と友達だった事も忘れてしまうことを意味していた・・・


それでも元来の性格は変わらず、改めて友達になれたようだ。

「君達、私を知ってる人?」

「もちろんさ、エリーヌ!俺たちはダチだ!」

その後、スイッチは立神に渡され、一度だけ変身した(違和感ありまくりだが…)。
最終回でなんと理事長も変身し、コアスイッチを再生して賢吾を復活させた。もはやチートである。


◆エリーヌ語録


▼宇宙イクぞー!

▼チューしてよ!→注意してよ!

▼あなたもダニ?→あなたもダチ?

▼せいせいドンドン→正々堂々

▼おざなり!→おだまり!

▼ありがとう…弦太朗……



★余談

エリーヌ須田は、水瓶から流れた水が作り出した川、「エリダヌス」のアナグラムである。まあ次回予告で新キャラと新ゾディアーツが出たからバレバレだったが。

水瓶座のアルカナは星(図柄も『水瓶を持った女性』である)。
人一倍宇宙飛行士になりたかった辺り、それが現れている。

エリーヌを演じた滝沢カレンは、演じた役同様に独特のキャラクター性からその後、バラエティ番組などで引っ張りだこになるが、エリーヌ同様に日本語の使い方がおかしく、(主に『全力!脱力タイムズ』などの)食レポコーナーのナレーションで禁止用語(店主や調理師を「この男(または女)」呼ばわりする、店や厨房の内装をこき下ろす、スパイスや小麦粉を「良い意味で怪しい粉」、ココナッツミルクを「石膏」、其の壱を「いちのいち」と誤読する)などのエリーヌ以上の個性的な語録を披露している。



「私の項目は、誰にも演習出来ない!」
「それを言うなら編集だ!」


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最終更新:2024年04月16日 17:46