ギム・ギンガナム

登録日: 2011/06/16(木) 04:19:26
更新日:2024/03/20 Wed 11:38:14
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このターンXで、

全てを破壊して、新しい時代を始める!!





ギム・ギンガナムはアニメ「∀ガンダム」の登場人物。
CV:子安武人

【概要】

月の王族であるソレル家、摂政家のメンテナー家と並ぶ、ムーンレィスの武門を司り、首都である月面都市ゲンガナムを守護するギンガナム家の当主で、所謂“お殿様”。
高起動と巨大なセンサー、強力なビーム兵器を備えるMSマヒローが配備された「宇宙艦隊ギンガナム隊」を率いる。
腹心として、元は運河人以下の下層出身から重用して取り立てた道化のメリー・ベルと、マヒロー部隊の隊長スエッソン・ステロが居る。

臣下からは御大将(おんたいしょう)という一度聞いただけで忘れられない呼ばれ方をしており、ファンからもガンダムで御大将=ギンガナムという位に親しまれている。
因みに、部隊長は大名と呼ばれているらしい。
……つまり、御大将は征夷大将軍相当?
ガンダムを代表するテラ子安子安武人キャラの一人であるが、他のメイン所が美形、二枚目、仮面の人枠なので、
それらとはまるで異なるキャラクターながらも、子安氏の声や熱演があまりにもマッチしていることでも印象深い。

ムーンレイスの常で和服(裃姿)と軍服を折衷したかのような前衛的すぎるファッション、
2メートル以上はあろうかという筋骨粒々の巨体、そして思わずモフモフしたくなるプードルちょんまげヘアが特徴。
オマケに侍らしく腰には太刀まで下げている。
……やっぱり、祖先は日本人とかなのだろうか?ハリーも漫画『月の風』でスーパーアイキなんて披露してたから日本文化がブームだったんだろう*1


【人物】

武門を司る……ということからも解るように、実はギンガナム隊こそがムーンレィスの正規軍に当たる。
本編に出てこなかった設定では、宇宙での自給自足による食糧サイクルを完成させて王族に奉り上げられたハイム家を支持すると共に、
彼らを守り、その王権を成立させた立役者にして忠臣がギンガナム家だったとのこと。
月の首都ゲンガナムもギンガナム家の名前から取られたものであり、ギムの祖父がかつてのグラナダに建設したという歴史がある。

……なのだが、後述の通り正暦の世界では地球文明が埋葬されて以降、外宇宙からの侵略者も無いままに数千年もの平穏が維持されてきたという、
戦乱が尋常ではないレベルで起きたガンダムシリーズ*2では前代未聞の世の中となっていたので、有名無実の軍隊となっていた。
にもかかわらず、御大将や臣下の態度や口ぶりからも解るように、ギンガナム艦隊は数千年を経ても武門であることの役目を放棄しておらず、
寧ろディアナの推し進める地球帰還作戦に乗じて渇望する実戦を繰り広げようとしていたことから、ディアナ当人により危険視された末に、
地球帰還作戦から遠ざけられたばかりか、当て付けのように私設軍隊ディアナ・カウンターを結成するのを指を咥えて見せつけられていた。

……こう書くと可哀想にも思えるのだが、実際にディアナの読みも間違ってはなく、
ギンガナム艦隊どころか市民軍であった筈のディアナ・カウンターすら、地球に降りた直後に暴走気味な行動から戦争を開始してしまったことからも、
更に好戦的で組織された軍隊であるギンガナム艦隊が殿として地球に降りていたなら、ディアナの止める間も無くギンガナム艦隊により地球が征服されてしまうか、
そこまで行かなくとも、作中で起こった以上の戦乱や混乱が起きていた可能性もある。*3

因みに、ディアナ・カウンターの親衛隊隊長であるハリー・オードも、元は正規軍であるギンガナム隊にてマヒローを駈っていたらしいのだが、
主にギンガナム艦隊内の空気や価値観に馴染めずに出ていったらしい。


そんな訳で、忸怩たる想いを抱えながらも地球帰還作戦にはかかわらずに遠巻きに見ていたのだが、
ここでギンガナムに接触してきたのが現在のメンテナー家当主のアグリッパ。
アグリッパは、地球帰還作戦により数千年に渡り維持されてきたムーンレィスの生存サイクルをディアナ自身が捨てようとしていることに気付いており、
それを阻止させる為に表向きにはディアナに協力するように見せかけつつ、裏では自身の手の者を送り込み、
女王の暗殺をも含む様々な策謀を張り巡らし戦争の激化すら煽っていたのである。
そして、女王不在の内に摂政職に留まらない新たな支配体系の樹立の為にギンガナムの協力を得ようと考え、
ギンガナムの願い通りに月のロストマウンテンすら調査することを許したばかりか、
地球で発見された黒歴史を終わらせた禁忌のMSホワイトドール(∀ガンダム)と対となるターンXの発掘すら許可してしまったのである。

そして、地球での戦いが一段落し、アグリッパを問い質すべくミドガルドに帯同したディアナと、
それを追うように戦争その物の原因を止めるべく月を目指したミリシャ一行が宇宙に登った番組後半にて遂に本編に登場。
尚、後に新規カットを挟みつつ再編集された劇場版では、後編である「月光蝶」開始と同時に、
前編では全く話題に出ていなかったのになんの脈絡もなく登場するという、ある意味、期待通りにして破格の扱いを受けている。

上述の経緯もあってか主君であるディアナに対して思う所もあったことからか、飄々としつつも好戦的で挑発的な態度も見せていたものの、
その一方では駆け引きも出来る冷徹さも持ち合わせた優れた武人としての姿を見せていた。

尤も、本性では戦いが大好きな戦闘狂というのは間違いもなく、ミリシャも宇宙に上がったというのを理由として、
明らかに臣下のマヒロー部隊がやり過ぎな位に好き勝手しているのを咎められても追及を飄々とかわして放置する等、
ギンガナム自身も初の実戦を隠しきれない程に喜んでいることがうかがえた。

そんな御大将の本音は「生物が生き続ける為には戦いが必要不可欠」という思想を持っており、
ロランの乗る∀との最初の戦いでは、同時に冬の宮殿からディアナが呼び出した黒歴史の記録映像に驚きつつも、
非戦闘員である市民の前にも黒歴史が晒されたことを喜び、過去の世界と同様に人類の闘争本能が目覚め、自分の望む戦乱の世の中の再来を叫んでいた。

我が世の春が来たァ!!

しかし、前述のように正暦の世では争いがないため、実戦が行えずに演習ばかりと「銃を持っただけで引き金を引いたことのない」状態だった。
発言から察するに、少なくともギンガナム艦隊は2500年は演習しかしておらず、部隊の練度はともかく、予想外の事態やそれへの対応力に欠ける有り様だった。
因みに、ディアナが月の女王の役目を請け負って数百年単位の人工冬眠を繰り返しつつ、支配体系を持続させるようになったのは1000年程前からなので、
ギンガナム艦隊はそれ以前*4から存在していた模様。
尚、人工冬眠を繰り返していた場合には、目覚めてからの活動が長くなった場合には急激な老化といった悪影響が出ることが終盤のディアナから解るのだが、
パワフルな御大将がいつの頃からの当主なのか……等は劇中では不明である。
前述の通り祖父がゲンガナムの建設に関わっていたということを考えれば単純計算では三代目あたりだが、
人口冬眠による長サイクルで祖父や父が活動していた可能性もあるし、分家筋が居ないとも限らないし。*5

そんな訳で、ギンガナム自身はアグリッパの協力者という立場ではあったものの、
その実はディアナに成り代わろうとしたアグリッパに恭順している訳でもなく、
寧ろアグリッパが恐れていた戦乱を月にまで拡大させようとしていた節すら感じさせる。
また、ディアナに冷遇されつつも女王に遣える武門という立場を崩しておらず、
駆け引きするつもりの中で知ったもう一人のディアナの存在から、
アグリッパの思うような女王の打倒が失敗に終わると看破していたのかもしれない。

何れにせよ、ギンガナム自身には特に目的というものが感じられなかったのだが、
取り敢えずアグリッパに協力するふりをしつつ、遂に全身を掘り出したターンXを駈り、地球よりやって来た∀と戦うことを了承。
この時点でも一人で必死になっているアグリッパに対して、ギンガナムは飄々とした態度を崩さず、
実戦の空気感や遂に乗り込んだターンXその物に興味津々な様子であった。

…以上の経緯と様子もあってか、実はガンダムシリーズの敵役、ラスボスとしては前代未聞の御仁である。
実際、起動して間もないターンXを手足のように動かしていることから、天性の戦闘センスの高さは疑いようがないものの、
いかんせん実戦経験不足が否めず、ついでに本物の装備を使って戦争ごっこをしているように見えることも。

終盤では、ミリシャの協力を得たとはいえ市民軍と見下していたディアナ・カウンターに手こずる自軍の不甲斐なさに、
「マニュアル通りにやっていますというのはアホの言うことだ」と手厳しい言葉を口にしているが、ギンガナム自身も、
  • 指揮官にもかかわらずさっさと前線に出る
  • 最終決戦で自身が落とされれば戦争が終結するという事態にもかかわらず無駄に月光蝶をぶっ放すだけに留める*6
  • 不調と言えど、チート性能のターンXでハリーが駈っていたとはいえ本来の性能では圧倒的に劣る筈のスモー相手に微妙に梃子摺る
など、ぶっちゃけラスボスとしての一介の兵、戦術家、戦略家としては首を傾げる部類に入るという何気にラスボスキャラとしては珍しい存在。

尤も、戯れているだけで決してパイロットとしての技量が低い訳ではないし、
ターンXが∀共々に本編の時点では数%の性能*7しか発揮出来ていないと考えると、
過去の記録等から算出してイメージしていた性能に遠く及ばないことに「えぇい、何が不調なのだ」と漏らすのも仕方がない所ではあろう。

実際、この時点でターンXを落とせる手段が∀をぶつける以外に無かったのだから、
たとえギンガナム艦隊を全滅させた所で勝負は決していなかったのだ。

一方、漸くの実戦の感覚に「戦うと元気になる」「(戦うことで)死を意識するから、生を実感できる」とも発言しており、正に戦闘狂。
………なのだが、最後の最後で「ディアナ様が構ってくれなかったのでやりました(意訳)」と発言しており、
これが本音で戦い云々は建前にすぎない…身も蓋もない言い方をすれば困ったかまってちゃんという見方をする人もいる。
繰り返しになるが、前述のようにギンガナム自身はアグリッパに協力しているように見えて、
実際にはアグリッパを利用してターンXを掘り出して実戦を経験しようとしただけだったとしか思えず、
冷遇されアグリッパと協力していたにもかかわらず、女王の臣下たる武門の者としての矜持を崩そうとしなかった点などを見ると、
ギンガナム自身は一連の騒動で何をやりたかったのか全く理解出来ないのである。「女王を倒して自分が支配者になる」的な思想も見られない。
いや、ギンガナムの行動原理を説明するのならば、やっぱりなんでもいいからとにかく実戦がやってみたかっただけという程度のことが本音だったのだろう。

ちなみに、ゲームなんかでは戦闘狂としてのみ描かれがちなので本編を見た人も忘れがちだが、
本来の彼は割と思慮深く、駆け引きも出来れば武人てしての礼儀も弁えた人物である。
アグリッパが討たれた後、今後の身の振り方をどうするかという矢先にやっと手に入れたターンXを渡すようにディアナに命令されても、
表向きには不満も見せずに従う素振りを見せ、それに憤ったメリー・ベルがディアナに襲いかかったのも自ら制止し、
建前なのかもしれないが二人のディアナが居る(のならば同時に討たねばならない)のを理由に退くのをメリー・ベルに納得させる等、頭も回る人物なのである。

このことから解るように、本来は脳筋という訳でもないのだが……。
さて、本編の話に戻すと如何にディアナの臣下という立場をまもっているとはいえ、
流石にターンXを渡せとまで言われたことは堪えたらしく、明確な反乱行為となる女王への反逆も御曹司に唆されてから実行している。
……もしかしたら、主君に逆らうことを決めた時点で自分が戦争の主体になる覚悟を決めていたのかもしれず、
実の所は御曹司のことも身の程知らずの地球人*8と馬鹿にしていた。

以上のように、エキセントリックな言語感覚と声優の子安氏の怪演、
圧倒的な存在感と顔芸の持ち主で『「∀」は見たことないけど御大将は知ってる』という人も多いだろう。

最終決戦ではミリシャとディアナ・カウンターの連合軍の前に自軍は敗戦濃厚となったものの、
ターンXを駈る自身のみが健在という、追い詰められているようでそうとは言えない状況に。
実際、ジョセフ・ヨットがロランを差し置いて使っていた∀やハリー・オード率いるスモー部隊を相手にしても圧倒的な性能差で蹂躙するという強さを見せ付けたが、
自身も待ち望んでいたロラン・セアックが駆る∀とはメリー・ベルやコレン・ナンダーの介入も挟みつつ相討ちとなり、
脱出したロランに刀を投げ渡し、自らも刀を抜いてロランとの生身での一騎討ちに挑む。
斬り合いの末、捨て身で向かってきたロランの強引な打ち込みにより刀をへし折られ、
互いを封じるように動きを止めた2機のターンタイプを包むように発生した月光蝶の繭に取り込まれるという結末を迎えた。


【考察】

ここで、彼の立場に立って考えてみよう。また、上記発言から、月の女王に対して強い敬愛を抱いていたとする。
一族で2500年もの間演習を繰り返していた時に、野蛮人が住まうという地球にディアナが降り立つという話を耳にする。
なら、彼はディアナのために訓練の成果をいかんなく発揮する機会ができたと歓喜したことだろう。
その野蛮人が女王に暴力や乱暴でもしたら一大事になるのは明白である。
にも拘らず、ディアナは彼を無視してとっとと地球に降りていってしまった。

もちろん交渉目的で、「動かす=戦争」であろうギンガナム艦隊を連れ立つわけにはいかないのは仕方ない。
なら、その旨を彼らに告げるべきである。女王直々の勅命であるなら、最悪ディアナに何かあっても面目は立つ。が、そうではない。
これでは、女王の敵を討つ刃であると同時に女王を守る盾である彼らの使命を蔑ろにしているといわれても否定はできない。
さらに、(過失&トラブルで仕方なく、その事情をギンガナムが知る由もないのだが)有事になってもお声がかからないのである。
これは最早「武門」を司るギンガナム家の存在意義が根本から否定されていることと同義である。
敬愛している相手から「目的も持てずに2500年も何をしていたのか?」とか言われたら(直接でなくともそういう風に受け取れてしまったら)、
流石のギンガナムでも、絶望してしまっても仕方ないと言える。

前述のようにギンガナム家は間違いなくムーンレィスの成立とハイム家の王権樹立に貢献した忠臣中の忠臣であった筈で、
その名誉と存在を裏付けていた主君に存在を否定されては、もはや実際に戦争の中でしか存在している意義はないのだから、
戦争を望むようになることは仕方ないのかもしれない。
ここまで考えると、最後まで“宇宙に住んでいるが自分は地球人”と思っていた女王ディアナと、
自分達が確立した“ムーンレィスという宇宙の民”であることを誇りにしていたギンガナムとアグリッパ達では全く価値観が違ったことが分かり、
ギンガナムの立場からすると相当に酷な仕打ちを受けたのだというのが理解出来てしまう。

もちろんだからと言って彼がやろうとしたことは許されるわけではないが、
仮にこの推察通りであるなら、ギンガナムを「ただの狂人」で片づけてしまうのはあまりにも無情であろう。


余談だが、ターンXが五体満足で起動し始めた時期を境に、好戦的なところは元からあまり変わっていないとはいえ、
武人的な性格から戦い下手な戦闘狂に変わり始め、言動の節々に矛盾点が見られるようになった事*9
何故かターンXに元から付いていた傷をまるで見ていたかのように知っていた事から
「ターンXのサイコミュ装置には何か特殊な物どころか機体その物の記憶が搭載されており、これに乗っていたギンガナムの人格になんらかの影響を及ぼしていたのでは?」
と考察される事も。
また、その説に関しても近年システムを起動しただけで凶暴な人格と強化人間に置き換えてしまうシステム「ナイトロ」が宇宙世紀世界で設定されたことで、
「ターンXもナイトロかそれの発展系が搭載されていたのは?」という考察も出たことがそれを後押ししている。

またロランと刀で生身の最終決戦を挑んだ時、真っ先に刀身をへし折られていたので、
月光蝶の繭に取り込まれずとも負けていたんじゃないかと指摘する人が多いものの、
実はロランが上述の通り捨て身とも言える無茶苦茶な打ち込みをしたので刀が折られてしまっただけで、
まともな剣術という意味では御大将の方が技量は上である。
実際、へし折られたとはいえ刀身は健在で、残った部分で今度は疲れたロランを押し返していたうえに鍔迫り合いでは優勢だった。
更に最後はロランが逆持ちに構えていたので、最後まで刀を離さなかったことでナノマシンの繭に取り込まれていなければ*10
最後に斬られていた(敗北した)のはロランの方だったのではないかという考察も。



【主なセリフ】

  • お主の生体反応のデータを取りつつ、神の世界への引導を渡してやる!

  • フハハハハ!我が世の春が来たぁぁぁぁ!!

  • 何も変わらない、ただ時が流れていくだけの暮らしに我慢出来なくなった地球人が、∀を呼び覚ましたんだ!坊や!

  • まったく、マニュアル通りにやっていますというのはアホの言うことだ!

  • シャイニングフィンガーとはこういうものか

  • 地球人になぁ!!∀の復元など……出来るわきゃねぇだろぉぉ!!

  • 純粋に闘いを楽しむ者こそ!!

  • 戦場でなぁ、「恋人」や「女房」の名前を呼ぶときというのはなぁ、瀕死の兵隊が、甘ったれて言うセリフなんだよ!

  • このターンX凄いよォ!流石∀のお兄さん!!
この時の御大将はまるで凄い玩具を手に入れた子供のようであった。
しかし普通は兄=旧型であるので性能は低いはずである。何より、ターンXは弟に当たる。

  • 月光蝶である!!

  • 庶民はあ!月にいればいいのだあ!

  • ディアナがそんなに好きかああああああああ!!

  • 違ぁう!命を繰り返す為には、戦い続けなければならんから残っていた!
ロラン「自分勝手な解釈をするなぁ!!」

  • 「誇りをくれたのがディアナなら、奪ったのもディアナなのだ! 労いの言葉一つなく地球へ降りたんだよ!」
最終決戦クライマックスで突如明かされた本音。*11
相当に怒りながらぶちまけている様を見るにかつては「武人の誇り」に満足していた時期もあったのだろうと感じさせる、
表向きは好き勝手やりまくる御大将の切ないセリフ。

  • オ・ノーレ!!

  • すっげぇ弱ぇなこのターンX
本編中ギンガナムのセリフではなく、ガンダムvsガンダムNEXT PLUSの公式プレイ動画にて、緑川氏と一緒に遊んでいた子安氏のもの。
「子安小隊」と称して自分のキャラ機体を嬉々として操っていた子安氏だが、
最初に使ったトールギスの特殊な操作に慣れすぎた影響で他の機体を使えなくなっていたため、
上手く扱えないターンXにポツリと漏らした一言が、偶然にも御大将とは逆のセリフだった。

【ゲーム等】

原作で見せたディアナ(キエル)との駆け引きや、ディアナに傅いてみせるような部分はほぼ描写されず、
グエン卿に唆されて以降のはっちゃけたギンガナムが描かれる事が多く、原作を知らない人が見たらただの戦闘キチ○イに見えるケースが多い。
スパロボでも他の作品とのクロスオーバー等で、その面が一際強調されたり、外道になってたりせんこともない。
また、軍人キャラには「お前、実戦やったことないの?」と煽られる事も…
スパロボZでは一応ディアナへの忠誠を見せて、裏切り者を粛清したりもしたが。

ガンダム無双では口八丁でロランをだまくらかして戦力にしたり、同じく戦闘狂のヤザンと馬が合ったり、
ボス機体に設定されている武者ガンダムとの親和性が高かったり、頭が回ってコミカルな描写も多い。

Gジェネシリーズでは、たまに小説版∀やターンシリーズのメカニック設定等を元に、派手なクロスオーバームービーに出演して楽しそうにヒャッハーしてらっしゃる御大将が見れる。
ギャザービート系列では、ナノマシン技術を解析した某天才独裁者にお株を奪われてかませ犬に転がり落ちる事もあった。
ジオン脅威のメカニズムすげえ。

EXVSシリーズでは、他作品の好戦的なキャラクターと仲間になると非常に嬉しそうに話し出す。
またアニメ以上にディアナに関する見限り具合は加速しているようで、ハリーと相対する時の台詞には多分にディアナを貶める発言が含まれている。



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最終更新:2024年03月20日 11:38

*1 裏設定では月では“ギンガナム流古武術”なんてものも存在しているらしい。

*2 宇宙世紀のように野盗や宙賊と言った犯罪者集団、敗戦した組織、反政府組織との小競り合いなら日常茶飯事

*3 実際、ろくに文明が進んでいなかった地球側がディアナ・カウンターと戦えたのは、相当にディアナ・カウンター側が自制してくれている間に戦力の増強に成功したことと、ディアナ・カウンター暴走による自発的な陣営の鞍替えによるものであり、最初から月側に全力で来られていたら勝負にもならなかっただろうし月からの協力もあまりなかったと思われる。

*4 ギンガナムの言う年数が正しいのなら正暦以前から結成されていたことになる

*5 裏設定ではムーンレィスは外宇宙に出た後に地球圏に戻ってきたニュータイプを含む移民船団の末裔なので、人口冬眠等のシステムの方が“先”で、戻ってきた“後”に地球やコロニーに頼らない自給自足の生存サイクルを完成させたと予想が可能。

*6 尤も、これについては∀共々に月光蝶の出力が黒歴史時代の1/10以下で見た目こそ派手だが記録映像中のような破壊現象が起きなかったことが一番の理由でギンガナムのせいという訳ではない。

*7 『∀ガンダム』のメカニック設定を担当した重田敦司氏のインタビューより。∀は番組終盤の時点で5%程度の性能しか発揮していないとのことなので、それと同等の出力、性能に留まっているターンXも番組終盤では全力には程遠い性能であったと推察出来る。尚、不調の原因は不明であるが、やっぱり長期間に渡って眠っていたので機能回復が完全で無かったか、ロランが乗り込んだ∀同様に乗り込んでいるギンガナムに“正暦世界でのMSの性能”のイメージしかなく、黒歴史末期のターンタイプの性能が想像出来ていなかったからかもしれない。

*8 まぁ、その御曹司も地球の技術では雲をつかむような話である∀ガンダムの量産を目論み、自分が手を切った後も諦めずに…と別の意味では身の程知らずとは言われてもおかしくないのだが。

*9 ターンXの名を表した時に「ターンAの後継機」と言っていたのに、スモーのエネルギーを吸収した時には「流石ターンAのお兄さん」と言っていた事など。また、ジョセフとのやり取りの途中で乱入してきた側近である筈のスエッソンを感情のまま呆けなく私刑にしたり、「武人だから戦わずにはいられない」「人間だから起きられずにはいられない」というニュアンスで「封印されたままという訳にはいかん!」と変な表現で言う際の描写からターンXの意志が反対に流れ込んでいたとする考察まである。

*10 月光蝶には人工物を無に返すプログラムが施されていたので、人工物(武器)である刀を最後まで手放さなかったギンガナムにまで繭が伸びた…と解釈されることが多い。また、この時の太刀での一騎討ち、及び先のMS同士の一騎討ちでも何れもロランは捨て身の攻撃=自ら武器を無くすようなことをしており、何れも戦術としては正しい手段を取っているギンガナムの方が敗れるという皮肉な構図となっている。

*11 戦いの中で本音を吐くシーンは、逆襲のシャアのラストにもみられる富野作品の特徴の一つ