MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES

登録日:2010/06/11(金) 22:30:57
更新日:2024/04/03 Wed 10:33:34
所要時間:約 13 分で読めます





目次

○概要

MARVEL COMICS社カプコン社のキャラクターが闘う、VS.シリーズ4作目。
「MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES」の続編でもあり、MVCシリーズの2作目。
ドリームキャストPS2・XBoxでソフト販売、PS3とXbox360でダウンロード販売されている。


6ボタン式だが、強と弱のパンチキックで4ボタン(中は弱攻撃の派生技)、残りの2ボタンはアシストボタンとなる。
使用可能キャラクターは今までの作品から寄せ集め+新キャラで驚愕の56人でも実際に使われるのは7~9人ぐらい。
キャラクターの多さに対応するため、従来の2on2から3on3に変更されている。

続編としてMARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worldsが発売中。



○主な新システム

●ヴァリアブルアシスト
控えのキャラクターをアシストボタンで召喚し、サポート攻撃させるもの。
1キャラにつき3タイプあり、その中から1つ選択。
種類は地上攻撃(ガンマスラムなど)、対空迎撃(昇龍拳など)、シューティング(アイスビームなど)に分かれている。
特に切り返しや割込みに便利な無敵対空技が使えるアシストや、発生が速く判定の広い飛び道具のアシスト辺りが非常に選ばれやすい。
一方、体力を少し回復するアシストや特定のステータスを上昇させるアシストもあるがこれらは上位勢相手だと10割コンボが基本であるため死に技アシストである。
しかも体力回復はヴァイタルソース分までしか回復しない。
回復やステ上昇程ではないが打ち上げ攻撃というただのエリアル始動の通常技も対空迎撃に劣るため死にアシに近い。

サイロックやキャプテンコマンドーなど、通常戦闘は微妙だがアシスト攻撃が強力なキャラクター、
強力だが致命的な隙や弱点があるキャラクターへの援護として使えるため、これらをいかに使いこなすかが重要である。

上級者同士の戦いとなると6キャラ分の飛び道具が画面を埋め尽くし、その間を縫うようにメインキャラが飛び回る。
というシューティングゲーム顔負けの攻防が繰り広げられる。


●ディレイドハイパーコンボ
ハイパーコンボを出している最中に控えキャラのハイパーコンボコマンド入力で、そのキャラに交代しながらハイパーコンボを撃てる。
隙を失くしたり、安全に後退したり、確実に後退したりと用途が多い。


●スナップバック
1ゲージ消費により、相手を強制後退させる技。
これの強さが分かれば対人戦初心者卒業。
アシ専キャラや残り体力が一番低いキャラを強制的に呼び出したりするのに使うが、
相手がアシスト攻撃をしている時にまとめてスナップバックするとアシスト攻撃をしていたキャラだけが残り、打ち上げ始動技だけで10割コンボが成立する。


○用語
●4強、God Tier
全てにおいてハイスペックなキャラ。
センチネル、ストーム、マグニートー、ケーブルの4人。


●強キャラ
かろうじて4強に食らいつけるほどぶっ壊れているキャラ。
筆頭はアイアンマンとスパイラル。


●アシスト専門
上位6人のうち3人だけで組むと対空に不安が残るので、それを補うために対空アシスト役として使われるキャラ。
チームにマグニートーがいるならサイロック、いなければサイクロップスかキャプテン・コマンドーが入る。

なお、これらに載ってないキャラはガチでは論外
Dr.ドゥーム、トロン、ストライダー飛竜、ブラックハート、ウォーマシン、ダルシム、キャミィなども強いと言われるが、基本的には上位4~6人+アシ専3人で成り立つといってもいい。


○使用可能キャラクター

★マーヴル・サイド

ビームや飛行能力など、派手な技が特徴。強いキャラはとことん強く、弱いキャラはとことん弱い。

アーケード版、家庭版共に最初から使用可能

●ケーブル(Cable)
未来から来たミュータント。サイクロップスの息子。新キャラであり4強の1人
あらゆる性能が凡以下なものの、空中HC「ハイパーバイパー」の性能がぶっ壊れているの一言。
発生早い+技終了後の隙が無い+うねうねレーザーで避け辛い+多段ヒットでゴリゴリ削れる+アシストも貫通+コンボ+2ゲージあればガーキャンで出せる、低空HVPから低空HVPへとコンボが繋がる……など、ぶっちゃけ空中HVPが本体。ちなみに地上版は発生遅い上に後隙もデカいので使いにくい
飛び道具だけかと思いきや無敵対空もしれっと搭載。そのおかげで4強唯一の無敵対空アシスト持ちでもある。
また、全キャラで唯一センチネルに有利が取れるキャラという点も彼を4強へ押し上げている要因になっている。

●マロウ(Marrow)
骨を武器にするミュータント。マーヴル側の新キャラはケーブルと彼女のみ。
原作からして微妙な立ち位置のキャラな上、攻撃範囲は広いものの、所詮その程度。

サイクロップス(Cyclops)
X-MENのリーダー。何かとお手軽な息子に遅れを取り易いが、彼も対空アシスト枠の1人である。
2段ジャンプを持つ上、多段飛び道具、無敵対空技などほとんどの技が高性能。普通に格ゲーしているのに強キャラという感じで基本性能が強い。
特にβアシストの「ライジングアッパーカット」が割込みやコンボのつなぎで非常に優秀。というかほぼこれで強キャラに居座っている。
ただし、崩し能力が乏しいため攻めるのは不得意。
今作で地味にHC「メガオプティックブラスト」が空中で撃てるようになった。発生の早いスーパーオプティックブラストでよくね?とは言ってはいけない
世界大会ではMVC2プレイヤーの誰もが詰みと言える状況から逆転した。

スパイダーマン(Spider-Man)
スパイダーパワーを得た青年。
飛び道具、対空、突進技と一通り揃っており、飛び道具の「ウェブボール」で少しの間相手の動きを封じることができる。
すばしっこさは健在だが、今作では単発中P&中K削除の影響を強く受けるなど、凡キャラに落ち着いている。

ハルク(Hulk)
ガンマ線を浴びた、怒りでパワーが増幅する緑の人。
スーパーアーマー持ちの体格がデカいパワーキャラだが、今作では同じスーパーアーマー持ちのデカキャラであるセンチネルとジャガーノートがその上を行く…

キャプテン・アメリカ(Captain America)
国家を背負う超人兵士。
初心者向けだがとにかく地味な上にかなり弱い…
必殺技の「チャージングスター」やHC「ハイパーチャージングスター」で飛び道具を打ち消しながら突進攻撃できるがそれくらいしか強みがないのが厳しい…

●アイスマン(Iceman)
氷を操るミュータント。
『COTA』から色々と弱体化しているが、必殺技の「アイスビーム」のおかげで結構強い。
飛び道具による削りダメージを受けない。が物理的な飛び道具とかハイパーコンボ系は削れる。
ラスボス狩りに定評がある。

ドクター・ドゥーム(Doctor Doom)
魔法と科学を操るラトヴェニアの君主。
飛行ができるうえ飛び道具の種類も豊富なため、守りに秀でている。
βアシスト「モレキュラーシールド」による固めと削りが強く、ストライダー飛竜との相性がいい。

ベノム(Venom)
シンビオートに寄生された男。スパイダーマンのヴィラン。
P投げで糸を出し少しの間相手を動けなくできる。
必殺技の「ベノムファング」の判定が強め。

アーケード版で最初から使用可能

ウルヴァリン(Wolverine)
超回復能力とアダマンチウムのボディを持つ人気ミュータント。
スピード重視のインファイター。
『MVC』シリーズで大抵強キャラに位置している彼だが、今作では永久削除などの調整を受けた結果、
ノーゲージ無敵技が無い、火力が微妙、防御面の脆さ、アシストシステムとの噛み合わなさ、など弱キャラとなってしまった…。
特にマグニートーとのダイヤグラムは原作以上に相性最悪である…。

ガンビット(Gambit)
物体に爆発エネルギーを込めるイケメンミュータント。
爆発するトランプ棒術を駆使する中距離で戦う事を得意とし、アイスマンとの相性がいい。
スナップバック→ケイジャンストライクにより、彼が上空に飛んでって消滅するバグがある(通称ケイジャンバグ)。こうなるとタイムアップまで待つしかない。ただ一人を除いては。
家庭版ではケイジャンバグは当然のごとく修正された。

ジャガーノート(Juggernaut)
超パワー+超耐久力の暴れん坊。
勘違いされがちだが、X-MENの宿敵だがミュータントではない。元は普通の人間だったが、手に入れた宝石の力で変身した。
パワーキャラのくせに、攻撃カをアップする「サイトラックパワーアップ」中に交代すると効果が永続するためそこそこ強い。
唯一のHC「ジャガーノートヘッドクラッシュ」も火力が高い上にどこからでも繋がるのでこちらもかなり優秀。
どこぞの緑とは大違い

マグニートー(Magneto)
磁力を操る最強のミュータント。4強の1人
発生1Fの通称「神の小足」に、超火力のコンボや空中ダッシュに飛行を持つ。
特に当たった相手を引き寄せる必殺技「ハイパーグラビテーション」からHC「マグネティックテンペスト」へ繋げる通称「グラテン」の火力の高さは凄まじい。おまけにゲージさえあれば「グラテン」から「グラテン」に繋げる事も可能。
しかもグラテンが無くても更に一度コイツにペースを握られると常に5択が待っているという恐ろしい攻撃性能の持ち主であるため、ノーゲージでも危険。
アシストもαアシの「E・Mディスラプター」が発生早い、判定広い、端まで届く、と非常に優秀。
また、スナップバックのリーチが異様に広く発生が速いのでアシスト狩りがしやすく、移動速度も速いのでサイロックやαアシストセンチネルとの相性がいい。
弱点は強いて言うなら防御が平均より僅かに低い点(7%程)と操作が忙しい点。
その分超火力を持っているため、ワンチャンスからどれだけ持っていけるかが重要なキャラ。

シュマゴラス(Shuma-Gorath)
異次元カオスディメンションの主でシュ。
マブストにあったHC「カオススプリット」は削除されたでシュけど、代わりに大量の分身を飛ばす新HC「ハイパーミスティックスマッシュ」が追加されたでシュ。
コマンド投げの「ディバイタリゼーション」が投げ抜け可能でシュ。弱キャラでシュ。
3ゲージ技の「カオスディメンション」は強力でシュが使う余裕がないでシュし、上位陣のノーゲージ火力にも劣るでシュ…。

家庭版で最初から使用可能

●サイロック(Psylocke)
テレパシー能力を持つエロ忍者対空アシスト枠の1人
αアシスト「サイブレイドスピン」による対空迎撃性能とワープ技を使ったかく乱能力にそこそこの戦闘能力でこの位置。マグニートーと相性がいい。

ローグ(Rogue)
相手の能力を奪えるミュータント。Xストに出てた時と比べてデフォルトカラーが変わった。
キャラが多すぎるため、パワードレインの効果が一定時間どれかのステータスアップに変更されている。
センチネルなどの一部スーパーアーマーキャラをパワードレインすると一定時間スーパーアーマーになる事も可能。
相手によって奪える能力が異なるが、飛び道具が飛び交う世界との相性が悪いインファイターなのが悩み。
CPU戦では高レベルになると低空中段を多用してくるのが嫌らしい。

●アダマンチウムを失ったウルヴァリン(Bone Claw Wolverine)
文字通りアダマンチウムを失い、骨の爪で戦うウルヴァリン。
空中でトルネードクローが使える、流星キックが使用可能、HCがXストと同じラインナップ、空中版ドリルクローがXストと同じ仕様などの違いがあるウルヴァリンのほぼコンパチ。
非常に素早いが、非常にもろい。
おまけにアシスト攻撃とカウンター攻撃が通常技か特殊技のみというただでさえ微妙なウルヴァリンより更に弱いとやっぱり弱キャラ…。
一応γアシストは通常ウルヴァリンにはない下段攻撃アシストなので崩しに使えなくはないが…。

アーケード版、家庭版共に隠しキャラ

ストーム(Storm)
天候を操るミュータント。4強の1人
空中制動力が異常で逃げるだけで積むキャラが多い。
逃げている間にゲージを貯めたり控えを回復させたり出来る。
そのくせ全画面HCを2個持っていて「ライトニングストーム」はコンボの締めとして、「アイスストーム」はディレイを使っての逃げやアシスト殺しとしてどちらも優秀。
中継ぎとしては間違いなく最強で安定性が高く、センチネル以外なら誰とでも有利に戦える点が魅力。
センチも永パ持ちなので触れば殺せる。

●コロッサス(Colossus)
鋼の体と怪力を持つミュータント。
一定時間ハイパーアーマーになるHC「スーパーアーマー」がある。
スーパーアーマーでハイパーアーマーとはこれ如何に
過去作のような大暴れはしてないものの、パワーはあるため、初心者が使うには十分だろう。

●スパイラル(Spiral)
モジョーが制作した人工生命体。4強次点の片割れ
必殺技の「ダンシングソード」でを装着して飛ばすという弾幕戦法を得意とし、ワープや急降下なども可能。ハメ殺しキャラ。
剣を投げまくるその姿は出るゲームが違うとも言われる。
全体的に火力が低いのがネックだが飛び道具をバラ撒いて逃げるタイプなのであまり関係ない。
その一方4強相手には剣装着から飛ばすまでの時間がやや長く、その隙を突かれやすいためやや厳しい。

●オメガレッド(Omega Red)
カーボナディウムを操るソ連の改造人間。
動かしてみると楽しい。CPU戦だとやたら強い。
カーボナディウムを使った多段技や打撃投げ、「デスファクター」による体力ゲージ吸収が強み。

ブラックハート(Blackheart)
地獄の王子。
雷や炎、悪魔ゾンビを召喚する攻撃を使う。
空中強Kが非常に強く、これだけやられるだけで詰むキャラもちらほら。
センチネル(一応ソンソンも)と相性がいい。
始動条件が簡単な永パがある。

セイバートゥース(Sabretooth)
ウルヴァリンの宿敵。
近接オンリーかと思いきや女秘書のバーディーによる重火器飛び道具もある。但し発生は遅い。
『XVS』の時は強かったが、今作では永久が削除され、良くも悪くも凡キャラ止まり。
ちなみにβアシスト(シューティングタイプ)を選択するとアシスト技が「アームドバーディー」、VCが「ヘビーアームドバーディー」とアシストもVCも全てバーディー任せになる

●シルバー・サムライ(Silver Samurai)
物体にエネルギーを込められる日本人ミュータント。
多段技が多いため削り能力が非常に高い。
闘気によりステータスやハイパーコンボの性能が変わる。
特に被ダメージを半分にする氷の闘気が非常に強く、氷の闘気時専門のHCが程々強い。
実は彼のVCはアシストによって全て異なるタイプ。
アシスト技とVCのバランスを考えるとβアシストの手裏剣(VCは超手裏剣)、VCを捨てるならαアシストの百裂刀(VCはダッシュ百裂刀)になるだろう。
一方のγアシストはVCは雷鳴剣になるのだがアシスト攻撃がエリアル始動技とゴミ技になってしまうので選ばない方が得策。

アイアンマン(Iron Man)
鋼鉄のスーツを着た社長。4強次点の片割れ今作のアベンジャーズ唯一の希望
『MARVEL SUPER HEROES』では参戦済みだったが、前作では版権の関係で参戦できなかったのでマヴカプシリーズでは今作が初参戦となる。
そのせいで、一部でウォーマシンのパチモン呼ばわりされていたという噂も…
開幕触ると3人死ぬとまで言われる永パがほぼ全てだが、4強相手にはやや厳しい。

●ウォーマシン(War Machine)
アイアンマンのコンパチ。
強キャラに入れる性能ではあるものの、アイアンマンの劣化扱い。
前作ではレーザーだった「ショルダーキャノン」やHCの「プロトンキャノン」はアイアンマンとの差別化でミサイル連発攻撃に変わっている。
逆にしゃがみ強Pがレーザーに変わっている、と前作のハイパーアーマーウォーマシンを思い出させる変更である。
他の違いは彼のみが使える対空よりのHCの「ウォーデストロイヤー」があるくらい。
このウォーデストロイヤーの存在でαアシストのショルダーキャノン以外のVCはウォーデストロイヤーになる。
ウォーデストロイヤーはプロトンキャノンより威力が低いが空中ヒットでもカス当たりし辛いので一長一短。

センチネル(Sentinel)
アンチミュータント兵器のロボット4強の1人
当初はハイパーアーマー付きの砲台という評価だったが、
飛行の有用性が発見されて機動力が大幅に向上すると、常時ハイパーアーマー+パワーとリーチと機動力が最高クラスと言う間違いない最強キャラ。
???「デカくて、速くて、強いこと。これだけ揃えば負けはない」
自分が攻めても強いが、γアシストの「センチネルフォース」をぶっ放しているだけでも強い。
一応αアシストの「ロケットパンチ」もマグニートーとの相性がいいので選ばれる事もある。
ストーム相手に5.5/4.5付けられる数少ないキャラ、ケーブルにはやや不利がつく程度。
大会では使用率100%も珍しくない。

●サノス(Thanos)
インフィニティガントレットにより絶大な力を持つタイタン人。元ラスボス。
設定上ではMARVEL最強の一角とも言われているが、今作では原作通りにちょっと油断しているらしい。
αアシストの「デススフィア」による拘束と、パワージェムなど複数あるHCが強い。しかしゲージ回収能力はゴミなのですぐにガス欠になる。


★カプコンサイド

MARVELサイドに比べて、性能がやや控えめ。
ルビィ、ソンソン、アミンゴ、ハヤトなど、新キャラがかなり多い。

アーケード版、家庭版共に最初から使用可能

●ルビィ・ハート(Ruby Heart)
海賊団の女ボス。美しい上に巨乳。しかも主人公だがまともなセリフがない……
癖の強い性能だが安定した強さを持つ。
シルバーサムライ同様に自身の選択アシストによって自身のVCが全て異なるという珍しい性質の持ち主。
使うなら対空もけん制もできるαアシストが安定。

●ソンソン(Sonson)
FCゲーム「ソンソン」の孫娘で主人公。孫悟空姿の女の子で大食い属性持ちだが、一人称すらない……。
γアシスト「斎天連撃」は高性能なので、ブラックハート専門アシストキャラとしては優秀だが、
そもそも彼女とブラハを組ますくらいなら4強×2+サイクロップス、サイロック、キャプテンコレダーコマンドーらの方が安定する。

●アミンゴ(Amingo)
サボテン。主人公だが、次回作のパラレルワールドステージでは3人そろって捕獲とか死亡扱い……
2021年になって担当声優が鈴村健一氏だったことがラジオ番組において本人から言及された。
アシストに至ってはαアシストが体力回復、βアシストが一定時間防御力上昇という死にアシストが2つある上に、
残されたバランスタイプのγアシストの突進攻撃はそんなに強くないという不遇っぷり。
パワーは高いため、初心者向けだろう。

●ハヤト(Hayato)
「スターグラディエイター」の主人公。プラズマブレード使い。
元々3D格ゲー出身だがプラズマコンボなどの原作再現ネタが多く見られる。
リーチはそれなりだが、対空技の判定が狭い、突進攻撃は飛び道具で簡単に潰される、などが重なり弱キャラとなってしまった。

リュウ(Ryu)
「ストリートファイター」の主人公。お馴染みMr.格ゲーこと流浪の格闘家。
集大成ということもあってか『ZERO』版に戻ったが、PS3/360版のイメージイラストやPVでは何故か『III』版に。
本作以降、最上位技が真・昇龍拳になることが多くなった。
真空波動拳の性能の良さなど分かりやすい性能は据え置きだが、今作では微妙にシステム面に嫌われているような節がある。そして『MVC3』からは見る影もなくなった

ザンギエフ(Zangief)
元祖投げキャラこと、ロシアのプロレスラー。
前作と同様、ハイパーアーマー能力のメカザンギエフに変身する「アイアンボディ」が使える。
メカザンギエフに変身した後に控えに変わり、アシストに専念させる戦法も中々。
3ゲージ使って投げるより、マグニートーでノーゲージコンボを決めた方が強いのが悲しい。というかその3ゲージ技自体が他よりも減らなさすぎる。
ザンギ+ストーム+何かで組む「ザンギストーム」は最強のチームと名高い

ガイル(Guile)
『ZERO3』を経てようやく参戦した軍人。
相変わらずソニブサマソしかない元祖タメキャラ。でも結構強い。ナッシュと違い空中でサマソ(タメいらず)を使える。
特に『ZERO3』では地味だったソニックハリケーンが大幅にパワーアップ。この影響か以降の作品でも『MVC2』ベースの性能で最上位技として実装されるようになった。

●アナカリス(Anakaris)
ヴァンパイアシリーズ初出の古代エジプトの王であるあるある。語尾の2文字が繰り返される台詞が特徴であるあるある。なぜか初期キャラになったのであるあるある。
↓↓、←→、順押しなどなどなど、原作の変則的な技コマンドをそのまま持ってきているいるいる。
各攻撃のリーチの長さが魅力だがだがだが、上位陣の性能のおかしさと自身のコマンドのクセの強さが重なりなりなり、それほど奮わなかったのであるあるある…。

ストライダー飛竜(Strider Hiryu)
秘密機関ストライダーズの隊員。
HC「ウロボロス」により超高性能を誇り、フォーメーション技も優秀。
わからん殺し出来ないと脆く安く、技も暴発しやすいので扱いづらい。
「ウロボロス」による固めを強化できるDr.ドゥームやセンチネルとの相性がいい。

アーケード版で最初から使用可能

●バレッタ(Bulleta / B. B. Hood)
闇を狩る外道赤ずきん。
原作では強かったものの、本作では「センチメンタルタイフーン」の削除などの影響もあってか普通の性能。
でもHCの「クールハンティング」はそれなりに優秀。

モリガン・アーンスランド(Morrigan Aensland)
「ヴァンパイア」のヒロイン。みんな大好きサキュバス。
原作ではかなり癖が強いが、『MVC』では扱いやすさと「バーニアダッシュ」によるテクニカルさを併せ持つ。
引き続き「シルエットブレイド」や「ソウルイレイザー」などのHCが使えるが、3ゲージ技の「エターナルスランバー」は削除されてしまった。

豪鬼(Gouki / Akuma)
殺意の波動を持つ格闘家。
今作ではストⅢシリーズが初出である「滅殺豪螺旋」がHCとして追加。
『XVS』や『MVS』でも「豪波動拳」が小さいなど微妙な性能だったが、ただでさえ低かった防御力が極端に下がり、ますます設定負け感が…
γアシストの「竜巻斬空脚」はコンボに組み込めて火力もあるためそこそこ使いやすい。
ついでに「竜巻斬空脚」からHC「天魔豪斬空」にキャンセルして繋ぐことも可能に。
彼もルビィ同様、自身の選択アシストによって自身のVCが全て異なるキャラである。

キャプテンコマンドー(Captain Commando)
コマンドーチームのリーダー。対空アシスト枠の1人
βアシストの「キャプテンコレダー」がとにかく対空、牽制、守り、何でもできる高性能アシストで、選べば落雷の音とボイスが響きまくる試合に。
特にセンチネルとの相性が良く、センチネルをメインアタッカーにしていると大抵彼がアシスト要員として控えにいる。正義の味方とは…
その「キャプテンコレダー」だが今作ではなんとHCでキャンセルできるようになった。キャンセル先は「キャプテンソード」ほぼ一択。
本体も端から端まで届く「キャプテンファイヤー」やコマンドーチームを駆使した攻撃もあるのである程度戦える。

ジン・サオトメ(Jin Saotome)
「サイバーボッツ」のパイロット。しかし格ゲーに出たのはこっち。断じてガンダムファイターではない
「サオトメダイナマイト」により高い迎撃性能を持つ。
CPUのジンはピンチになると即刻交代し、残りジンのみ且つ体力一定以下でオート発動の「明鏡止水」をやたらと狙いたがる。
だが1~2コンで体力0がほぼ当たり前、多段飛び道具祭りの今作で「明鏡止水」は…。

家庭版で最初から使用可能

ジル・バレンタイン(Jill Valentine)
「バイオハザード」から参戦。新キャラ。
各種重火器を使ったりは勿論のこと、ゾンビ達に攻撃させることも可能。
αアシストではハーブを使って味方の体力を少し回復させることも。

●トロン・ボーン(Tron Bonne)
「ロックマンDASH」から参戦。新キャラ。
γアシストの怪電波はフルヒットさえすれば、ノーゲージで真空波動拳並みのダメージに。
本人はチェーンコンボが特殊だが火力は高いのである程度戦える。

さくら(Sakura)
女子高生格闘家。
斜め上に飛ばす「波動拳」をはじめ、「ストリートファイター」シリーズとはかなり毛色の異なる性能。地味に防御力が憧れの人であるリュウと同じ。
今作では日焼けできるようになった。ただしメカザンギエフとは違い3ゲージもいる。

アーケード版、家庭版共に隠しキャラ

ケン(Ken)
ブルジョワ格闘家。リュウや豪鬼とは違い今作ではアーケード版でも家庭版でも隠しキャラ。
昇龍拳のおかげでアシストとしては胴着勢で一歩リード。本体としても強版「空中竜巻旋風脚」やHC「昇龍裂破」の火力は中々のもの。
特に強版「空中竜巻旋風脚」はノーゲージ技なのにフルヒットすると他キャラの一部のHCより減る
HCがどれも地上専用なのが悩み。

春麗(Chun-Li)
麗しの中国拳法家。今作ではなんと隠しキャラに。
前作では普通に強かった彼女だが、今作では「七星閃空脚」の削除などの調整などにより下から数えた方が早いくらいに弱体化されてしまった…。

ダルシム(Dhalsim)
ヨガの神秘を持つインド人。
長いリーチを持つ通常技とワープ技が特徴。
かなりのポテンシャルを秘めているが、使いこなすにはかなりの練習量が必要という、超上級者向けのキャラ。

●ナッシュ(Nash / Charlie)
ガイルの親友。今回は改造される前の姿。
「ムーンサルトスラッシュ」という専用技を持つが、空中サマソとソニックハリケーンがないのでガイルよりは劣る。
カンボジア大会では彼、アイアンマン、Dr.ドゥームのチームがレバーをぐるぐる回しながら強Kとアシスト連打だけで優勝した。

ベガ(Vega / M. Bison)
シャドルー総帥。
カプコンキャラにしては珍しく、ワープも飛行も持っている。
本家では溜めキャラなのだがMVCシリーズでは一部の必殺技がコマンド技に変化している。
とあるバグにメタを持つ唯一のキャラ。

●キャミィ(Cammy)
シャドルー親衛隊の一人。
対空迎撃アシスト「キャノンスパイク」が高性能だが、サイクロップス、サイロック、キャプテンコマンドーといった他の対空アシストライバルが強すぎるのが悩み。
ソンソンと似たような欠点だが、本体性能はソンソンより遥かにマシ。

ロックマン(Rockman / Mega Man)
鋼鉄のヒーロー。次回作のパラレルワールドステージではウルヴァリン同様唯一生存している設定。
強Pによりお手軽な弾の連射が可能。あと挑発

●フェリシア(Felicia)
「ヴァンパイア」のキャットウーマン。
何故かセンチネル、サノス、コブン共々最後の隠しキャラ。
性能はいたって普通。

ダン(Dan)
サイキョー流の格闘家。
相変わらずの弱さだが、今作では3段チェーンコンボの追加、
6分の1しか減らせなかった3ゲージ技の「漢道」の威力が7割ほど減るロマン技に変化、と地味にパワーアップしている。
アシスト技に彼の十八番の「断空脚」が無いのが非常に惜しい。*1

●コブン(Kobun / Servbot)
トロンのサポートロボ。
もっともちっちゃく、火力も防御力も喰らい判定もちっちゃい。
だが大量のコブンを呼ぶHC「昼食ラッシュ」の削り能力は優秀。ちなみにアシスト選択によってコブンの大群の動作が変わる。
自身が倒されると相手のヴァイタルソース分を回復するアイテムを落とす。敵に塩を送るスタイル

ロール(Roll)
異様に小さくなった『8』版のサポートロボ。
キャラランクに「ロールちゃん」という項目が出来るという、ぶっちぎりの最弱キャラ。
ロックマンに勝っている部分がなく、ダンやコブン相手すら2:8や3:7で不利という厳しいほどの劣悪な性能。
さらにどう足掻いてもセンチネルに0:10で不利というダイヤグラムを叩き出している。コブンですら特定状況限定とは言え2:8という声もあるのに…
おまけに前作の唯一の取り柄だった専用ボーカルBGMも容量不足のため没収。ロールちゃん、君は今泣いていい。


★ラスボス

●アビス
ラスボス。VSシリーズでは初となるオリジナルキャラクター。
3段階あり、連戦となる。

1段階目→鋼鉄の巨人。ジャガーノットヘッドクラッシュなど攻撃がパワフルだがスキも大きい。
2段階目→崩れた巨人から登場する緑色の液体人間。泡や多角弾などいやらしい。
3段階目→マグマを思わせる赤い液体の怪物。当たり判定も大きく、攻撃もすさまじい。
なお、全段階ともアイスマンやケーブルなら楽勝である。



<余談>

本作はアメリカが本場とされており、基本的に研究もそちらの国のほうが進んでいる。
「買い物帰りにプレイしたら、買い物袋さげたおばちゃんに永パ決められて負けた」と言う逸話も。

PS2版は生産数の少なさから高値で売買されている。 中古なら3000円以上、新品なら2万円を越えることさえ珍しくない。
現在はPS3STOREやXboxLiveなどでも販売しているため落ち着いている(ちなみにPS2版では一部キャラが隠しだが配信版では全キャラが最初から解禁している)。



追記・修正はロール、ダン、コブンでセンチネル、ケーブル、キャプテンコマンドーのチームに勝利してからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • マーヴル
  • VS
  • カプコン
  • CAPCOM
  • マヴカプ
  • 格ゲー
  • 狂バランス
  • バランス崩壊
  • 世紀末
  • お祭りゲー←色んな意味で
  • 神ゲー←色んな意味で
  • 弾幕ゲー
  • 神ゲー
  • お祭りゲー
  • MARVEL
  • アメコミ
  • VSシリーズ
  • マーヴル>>>越えられない壁>>>カプコン
  • アメリカでは今でも現役
  • クロスオーバー
  • Earth_30847
  • MARVEL.VS.CAPCOM
  • PS2
  • PS3
  • Xbox
  • Xbox360
  • DC
  • ドリームキャスト
  • ゲーム

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月03日 10:33

*1 αが我道拳、βが晃龍拳、γがプレミアムサイン