火神大我

登録日:2012/01/09(月) 14:16:56
更新日:2024/01/27 Sat 08:46:07
所要時間:約 12 分で読めます




みんなの想いを背負って決めんのがエースだ

限界なんていくらでも超えてやる!



火神(かがみ)大我(たいが)は、『黒子のバスケ』のもう一人の主人公である。


CV.小野友樹(アニメ)、小西克幸(VOMIC)



基本データ

身長:190cm
体重:82kg
所属:私立誠凛高校1年
ポジション:PF(パワーフォワード)
背番号:10
誕生日:8月2日
星座:獅子座
血液型:A型
家族構成:父のみ
座右の銘:よく食べ よく遊ぶ
好きな食べ物:チーズバーガー
趣味:サーフィン
特技:料理
苦手なもの:犬・勉強
得意科目:英会話(強いて言えば)
得意なプレイ:ワンハンドダンク
オフの日の過ごし方:寝てることが多いが、服を買ったり、テツヤ2号の散歩をしたり…。
好きな女性のタイプ:おしとやかな人
バスケをはじめたきっかけ:幼少期に辰也に誘われて
注目している選手:キセキの世代





誠凛高校バスケ部所属の1年生でアメリカ帰りの帰国子女。
当時は日本人であることで周囲から浮いてしまっていたが、氷室辰也と知り合い。
彼に誘われてバスケットボールを始めた。


帰国後、当初は日本のバスケのレベルの低さに失望し、バスケに対して冷めて離れていたが、誠凛に入学後、黒子との出会いにより「キセキの世代」との戦いに身を投じていき、バスケへの情熱を取り戻していく。
黒子テツヤと共にダブル主人公と言える役割で、現相棒。
ダンクや成長といった、読者に分かり易い面を担っている。
凄まじいまでの大食漢で、ハンバーガーを十数個平らげ、数kgあるステーキをリスのように頬張り、見事完食して見せたほど。小説ではバスケ部が焼き肉に行った際十数万もかかり、そのうちの3分の2が彼の食べた分らしい。


性格

基本的には善人だが見た目通りにガサツで大雑把。
短気で怒りっぽく、窘められる描写が多々ある。

あまり遠慮が無かったり試合前日に寝られなかったり、子供っぽさが強い。
また強い奴は匂いで分かったり、強い相手との試合にワクワクしたり、バトル漫画から出て来たよう、ぶっちゃけ言動が動物っぽい。
熱血で卑怯なことを嫌っており、姑息な手段ばかり使う花宮を試合中にも関わらず殴ろうとしたこともある。
小金井もキレるくらいに卑怯なことを執拗に続けられたのでコレに関しては無理もない。
また、氷室との戦いでは彼と兄弟分でいられなくなることから、無意識に手を抜くなど優しいを通り越して甘い部分もある*1

礼儀は知らない事も無いが、口下手なうえに足りない。
そして外国生活が長かった為か、敬語が苦手。「~だろ!…です!」と砕けた感じになる。

しかし横柄な態度が目立つ青峰や紫原などと違い、本人なりに相手に敬意を払おうと努力しており、物事を考えていないようで考えていたり配慮があったり、意外と簡単に頭を下げたり出来るので、頭が回らない訳では無い。

また都内の高級マンションで一人暮らしをしているなど、父子家庭でありながら、実家はかなり裕福。
一人暮らしをしているためか料理や家事が得意だったりと、器用な所もある。
私生活も必要最低限の家具とバスケ道具しか自宅にないなどかなり禁欲的でバスケ一筋。

取り敢えず黒子とはバスケプレイヤーとしてはともかく、気が合わない。
そして何よりバカ(後述)。


プレイヤーとして

飛び抜けた身体能力を武器として、スラッシャーとして外から切り込んだと思えばインサイドでリバウンド争いをしたり、守備では相手エースのマークと、オフェンス面でもディフェンス面でも誠凛のエースとして動き回る。

特に天賦の才能たる「ジャンプ力」「滞空時間」は「キセキの世代」と比肩しうる能力であり、ただのジャンプシュートすら必殺技も同然となる。
そして右足と左足で最高到達点が違い(右足の方がより高い)、確認する限りでは違いに気付いた合宿以降試合中で右足ジャンプが試された事は無い…筈。

まだまだ荒削りで未完成ながら、それはそのまま伸びしろの大きさを表している。
実際作中でも、試合を重ねたりピンチを迎える度に覚醒とも言える急成長を見せている。
将来性も含め、キセキに最も近いプレイヤーと言えるだろう。
…近過ぎて、インターハイ秀徳戦で強さを求めるあまりキセキ化しかけた(黒子の殴打と言葉に自分を取り戻したが)。

欠点はメンタルがプレーに影響しやすいことと、アウトサイドシュートが苦手な点。
また、単純故か相手の挑発に乗りやすい面もあり、格下相手に苦戦することも多い。
逆にメンタルが絶好調に達し、エースとして自覚した際は爆発的な強さを発揮する。


得意技

フルドライブ→ストップアンドシュート

初使用は練習試合の海常戦。
高スピードからの急ブレーキで相手のマークを外しつつジャンプシュートを打つ、単純かつ有効な技。
しかし黄瀬には通用せず、すぐさまコピーされ倍返しにされてしまった。

レーンアップ

フリースローラインを踏み切って叩き込むド派手なダンク。
火神の日本人離れした跳躍力でこそなしえる技。
初めこそギリギリのダンクだったが、覚醒した今は後に跳んだ相手よりも長く空中にいる程の滞空時間によりほぼブロック不可能なシュートと化した。

流星のダンク(メテオジャム)

アレックス直伝のレーンアップの派生技。
普通のレーンアップより上方向に跳ぶことでより高さを増した。
しかしそれによりリングには届かないため、空中からリングへ直接ボールを投げ込むというトンデモ技。
この技の最大の強みは、ブロックが不可能な点にある。
仮に火神以上の高さで跳んでブロックしたとしても、「相手の放ったボールにリングより上で触れた場合、それは相手の得点となる」というバスケのルール上、跳ばれてしまってはブロックが不可能になる。
防ぐには飛ぶ前にボールをはたき落とすか、眼前に飛んでプレッシャーを与えシュートを外させるしかない。
前者は赤司が、後者は黄瀬が実施した。

止めるには火神が跳ぶ前に潰すしか無いが、火神は即座にレイアップに切り替えて躱すという方法で弱点を無くしている。
強力な技であるが、それゆえに上記のようにカバーできない決定的な弱点もある。
一つは必ずゾーン状態に入っていなければならないこと、もう一つはリズムを少しでも狂わせてはいけないこと。
一見豪快な力技に見えるがその実、繊細なボールハンドリング能力が必要となることに加え、右足で必ず踏み切るため必然的に利き手ではない左手でのシュートになるため、「正確なリズム」「ゾーン状態によるリミッター解除」「極限まで研ぎ澄まされた集中力」、このいずれか一つでも欠けてしまうとシュートの成功率は著しく落ちてしまう。
赤司はあえて火神を抜かせてリズムを狂わせ、シュートを阻止することに成功した。

ゾーン

練習を重ねたトッププレイヤーでも偶発的にしか入ることのできない「100%の集中により自身が持つ力を最大限引き出せる領域」。
端的に「無敵モード」とも言い換えられる非常に強力な状態ではあり、基本的にゾーンに入った選手にはゾーンに入った選手でしか対抗できない。
事実ゾーンに入った火神には紫原ですら1対1では勝負にならなかった。
しかし能力の全てを発揮できる分体力の消耗が激しく、時間制限が存在する。

火神の場合は「仲間への思い」が入るためのトリガーになるが、それを満たしたとしても必ず入れるわけではなく、あくまで偶発的な現象である。
ただし青峰は自分の意思で自由に入ることができる。

ゾーン第二の扉(仮称)

ゾーンとはその性質上一人でコートを制圧し、強力無比な個人技で相手を圧倒する。
その象徴のような青峰はもちろん、「仲間への思い」で覚醒する火神もまた、味方もサポートするとはいえ基本的に超絶の個人技による蹂躙を是としていた。
周りが見えていないわけではない、むしろ視野は広がり状況解析能力も上がっている。
第二の扉とはゾーンに入った選手に仲間が合わせること。
仲間と一瞬のアイコンタクトのみで動きを協調させ火神のゾーン速度に合わせた超速の連携。
その様を指して直結連動型(ダイレクトドライブ)ゾーン 。


試合

多過ぎるので詳細は割愛。
戦績は黒子テツヤと同一なので、其方を参照。

キセキに近いがまだ劣るという存在なので、黒子に比べると特にキセキに対して少し損な役回りが多い。
エースながら最終的には黒子頼みな所も多いが本人も自覚しており、ウインターカップ本戦一回戦の桐皇戦では、それを払拭する程の活躍で青峰に食い下がり、勝利に貢献している。
尤も、通常時の1on1では緑間、青峰、赤司には惨敗しているため*2、あくまで「キセキの世代」に匹敵するのはゾーンに入ったときのみで、それ以外では彼らに一歩劣ると思われる*3


バカガミ

実に有り難くない通称だが、紛れもない事実。
自分の名前の漢字も間違えるぐらい(NG集でだが)で、帰国子女ながら英語も赤点では無いものの駄目(話すのは全く問題無い)。
中間テストで0点を複数叩き出すのだから伊達ではない。
因みに一番苦手なのは国語。

その頭の悪さで、インターハイ予選決勝前に誠凛バスケ部に危機をもたらした…が、緑間特製鉛筆をコロコロ転がす事でそれを回避した。
凄まじい強運である。
それ以降、学力面で問題が噴出した様子が無い所を見ると、現在もバッチリ頼っている可能性が非常に高い。





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最終更新:2024年01月27日 08:46

*1 当然氷室に後で激怒され、WCでは一時ベンチに下げられた

*2 赤司にはゾーンに入ってもなお苦戦していた

*3 WC準決勝の海常戦では黄瀬を圧していたが、そのときの黄瀬は足の怪我で普段より弱体化していたため、単純に比較はできない

*4 青峰と似たような境遇だが、黒子や桃井といった理解者がいない分彼より悲惨と言える