登録日：2010/04/01(木) 09:57:39
更新日：2021/10/12 Tue 19:52:13
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概要
フランシス・コッポラ製作のホラー映画「ジーパーズクリーパーズ」シリーズに登場するモンスター。
詳細不明の生物なので劇中では一切クリーパーとは呼ばれない。
演:ジョナサン・ブレック
23年毎の23日間しか活動できない化け物で、期限が過ぎると眠りにつく。
未公開映像では馬に乗った古い騎士達が交戦した跡があり、遥か昔からその土地に住みついているモンスターだと思われるが詳細は不明。
不死身の存在であり、人間を喰うことによって破損した部位を修復する他、頭を千切られても死ぬことはない。この手の不死身によく言われる「粉微塵にしたらどうなる？」はされた事が無い為不明。
心臓を喰えば命のストックが増えるという何処ぞのダンナみたいなチート能力を持っているらしい。
期間中は人間を襲い喰らうが、ただ殺すだけではなくその死体でナイフや手裏剣などの武器を作ったり、壁や天井に貼り付けて人間タペストリー等の芸術品を作ったりしている。
臭いで人間を選ぶが、「恐怖」を抱く人間を何よりも好む臭いフェチ。
外見
黒い肌をした男、に見える。全身が銃弾を弾く強固な外骨格に覆われており、生殖器は見当たらない。顔に皺があるように見えるが、これは後頭部の襟巻き状の器官であり、激昂するとエリマキトカゲの様に開く。
頭頂に髪は無いが後頭部から背筋に掛けて白い長髪が生えており、テンガロンハットとボロ布の装いで遠目からでは老人に見える様に擬態している。
喋れないので劇中では唸り声や嬌声しか発しないが知能が低い訳ではなく、23日間に車の運転技術を身に付けている他、数百年前の死体が白骨化しないよう特殊な保存技術も心得ている。
巨大な蝙蝠のような翼を持ち、数秒で空の果てへ消え去る程の飛翔能力で神出鬼没に振る舞い、獲物を確実に捕らえる。翼膜はシャワーカーテンやトイレットペーパーのように薄いらしい。
ボンネットを易々と突き破る怪力も持つ。
以下作中での活躍
ジーパーズクリーパーズ
23年の眠りから目覚め、殺したり生きたまま捕らえた人間をトラックに積み、アジトの教会へ運んでいた。何日めかは不明だが、この時点で多くの行方不明者の捜索願いが出されている。
タイムリミットからか急いでおり、帰省した大学生トリッシュとダリー姉弟のノロノロ走っていた乗用車へ追突を繰り返し、二人にイカれ野郎だと認識される。更にトラックから教会地下へ人間を投げ込んでいる所を目撃され、二人を追走し恐怖を刻み込んだ。
この時は二人を見逃したものの、何者か（ダリー）が教会の地下へ忍び込み死体や人間タペストリーを目撃した事を知り臭いを追跡。姉弟の車からダリーの衣類を物色し臭いを嗅いで検討を付ける。この後教会へ戻ると火事を起こし証拠隠滅を図った。
そしてパトカーで護送され教会へ向かう一行へ襲撃を掛け警官2名を惨殺。男の方は気に入ったのか、首チョンパした後ディープキスで舌を噛みちぎり、トラックへ積み込んだ。
逃げる姉弟が猫屋敷の老婆に助けを求めてる所へ再度出現、老婆のショットガンを物ともせずに縊り殺し車に乗り込んだ姉弟と対峙。轢き殺そうと突っ込んでくる車を華麗にジャンプして躱すが、トリッシュのエンストを起こしたと見せ掛ける策に嵌り、近付いた所を猛発進した車に轢かれて宙を舞う。地面にたたきつけられた後はトリッシュに数回轢かれ続け右腕と左脚に甚大なダメージを被り、翼で飛んで逃げようとするも力尽きた。
が、ズタボロの体でトラックを走らせて二人を追い警察署へ。留置所の囚人を喰らって損傷した部位を修復し、服も脱ぎ捨てると警官隊を翻弄した。
最後は姉弟を追い詰めてダリーの臭いを突き止め、トリッシュが身代わりになろうとするもダリーを連れ去る。姉弟をサポートしていた自称霊能者の自称イカれたババアの予知夢通り、暗闇の中で絶叫したダリーは目を喰われた。
ヒューマンキャッチャー(ジーパーズクリーパーズ2)
22日目。案山子を装い、農場を経営していたシングルファザーのタガート家の次男ビリーをタガートの目の前で連れ去る。
23日目。州大会優勝を成した大学バスケチームのバスを狙い、1度目は昼間に手裏剣を投げてタイヤを破裂させて移動を遅延させ、太陽が沈んだ後に再び手裏剣を投擲しバスを発車不能にした。
コーチ、引率の先生を次々と連れ去り生徒達を不安に陥れると、溢れた恐怖の臭いに大興奮して堪♡能している姿を女生徒に見られ、後部ガラスからバス内を覗き込んで一人一人に狙いをつける。天井から腕を突き破らせて強襲するが、生徒の反撃に遭い競技用の槍で頭部を串刺しにされ左眼球を失い、抜けないのでそのまま頭の4分の1程を引きちぎると飛び立ってバスへ自由落下。凄まじい衝撃で出入り口を封鎖した。更に翼をバス内に垂れ下げ、油断した一人を瞬時に包んで首チョンパし丸ごと喰って元の頭部と入れ替える事で完全に復活を遂げる。
生徒達が内輪揉めでバスから出ると手裏剣やナイフで次々と狩っていくが、タガートが長男ジャッキーと共に杭打機を魔改造したパイルバンカーを引っ提げて息子の敵討ちへ到来。先端にクリーパーの落としたナイフを装着した有線式の銛を超高速で射出され、流石のクリーパーも避けられず錐揉み回転しながら空へ吹っ飛ぶ。しかし致命傷とはならずに引き抜いた槍を投げ返し、更に別の槍を射出されて再びぶっ飛ばされたが返り討ちにした。
車で逃げる生徒を見つけて逃さず襲撃。全速力で走る車に追いつくべく翼を羽ばたかせるが、急ブレーキをかけられて後部ガラスとフロントガラスを突き破ってしまい、鋭利な破片で片腕、片脚、片翼を失ってしまう。臭いを嗅いで同じく負傷した生徒の一人を見つけて追い詰めるも、パイルバンカーを直したタガートによって額へ銛をぶっ刺され倒れ伏した。
片腕で銛を引き抜こうとするが、タガートから息子の怨みとばかりにもう1本の銛で何度も何度も腹部を刺される。口から黒い液体を吐くと力尽きた様に目を閉じた。
勿論死んでおらず、後頭部の器官で顔全体を包みこみ、23日目のタイムリミットを迎え、眠りについた。
そして23年後。
タガートは銛を構えてクリーパーが目を覚ます時を待っている。
リターン・オブ・ジーパーズクリーパーズ(ジーパーズクリーパーズ3)
1の直後の話。
警察署に残していたトラックを回収し、次いでに牽引していた運転手をお持ち帰る。
唯のオンボロトラックと思われていたが、実はクリーパーが改造した武装トラックであり、
- ガラスやタイヤすら銃弾を跳ね返す防弾仕様
- クリーパー以外が通ると上下から鉄柵が伸びる荷台入口と、自動で閉まるドア
- マフラーから自動発射される有線式の槍
- 座席の下からも自動で伸びる槍
- 追尾する爆弾を複数所持
等が搭載されたハイテク車だったと判明した。
今回は23年前に殺した人間の遺族達に自警団を組まれて狙われており、また23年前に襲った人間の反撃で右腕を落とされ、回収されていた。その手と握り合うと前作同様サイコメトリーチックな能力が発動し、なんとクリーパーの正体や秘密が分かるというとんでもない代物だった。
最終的に自警団をほぼ全滅させるも、正体や秘密を知ったという旨の書き置きに叫ぶ。
そして23年後のトリッシュが復讐を胸に秘めて登場し、幕は降りた。
余談
意外とカワイイ場面があり、
- 見られたと思って慌てて振り向く。そして急いで追ってくる。
- ジーパーズクリーパーズという楽曲が好きなのかメロディーを口笛で吹く。
- 突進してくる車で遊んでいたらもろに轢かれる（ドジっ子）
- 翼を懸命にパタパタさせるも力尽きる。
- 楽しそうに音楽聞きながら死体で工作。
- 案山子を見事に演じるが、チラ見したときカラスのせいでバレかけ慌ててよそを向く（ドジっ子2）
- 獲物を１人づつ選ぶときもウインクしたりニヤリと笑ったりニッコリ笑ったりハートをズギュンしたり我慢できなくなってペロペロしたりと可愛い。
- 人間を食べるために必死にぴょんぴょんと飛び跳ねる。
- 「地獄のコウモリ男」というやっすい見世物にされる羞恥プレイを20年以上やらされる。
- 作業机やナイフに自分の姿を彫るが絵のセンスが壊滅的。
と留まる事を知らぬ萌えキャラ。
「彼は元々人間だったが〜」
と裏設定らしきものを語っていたが、こんな人間がいてたまるか
- 無口なクリーパーだが、当初は配給会社から「喋る」「フレディのように生い立ちを描く」など指摘されたそうだが、監督が元のイメージを押し切って魅力的なキャラクターに仕上がった。この名残なのか、1の未公開シーンにはクリーパーがなんと喋るシーンが存在する。
2017年10月に1.2共にBlu-ray化。
23年の23日毎に追記・修正お願いします
- ホラー映画トップクラスのチートクリーチャー -- 名無しさん (2014-03-01 21:17:44)
- 3でまたトリッシュが対峙するってことは、タガートさん敗れたのか………死んでないといいな -- 名無しさん (2017-10-20 07:40:53)
- 「古代から生きる」「死なない」「損傷を捕食で回復」まではありがちだが自作のハイテクマシンを駆使するってのはあんまり見ないな…宇宙人とかで最初から超技術持ちならともかくこいつは２３日間での自学自習自作だからな。 -- 名無しさん (2020-02-02 10:53:39)
- こいつに勝てるアニメキャラっている？ -- 名無しさん (2020-10-22 01:54:33)
- 基本的に死なないから手ごわいだけで、自分同様の再生能力などのタフネス持ちや爆弾以上の攻撃力相手にはかなり分が悪いと思う。頑張ってもせいぜい負けない（殺されない）のが限界じゃない？ -- 名無しさん (2020-10-22 10:06:07)
- コイツの厄介なところは不死性と制作能力、あとは飛翔能力ぐらい。幽霊や悪魔と違って攻撃方法は物理一辺倒だし、不死性は凄いけどそれほど頑丈でもないしタフでもない。おまけに遊び癖があるせいで油断しまくる。一般人では手に負えないけど、能力バトル系のキャラだったらそれほど苦にならない相手だと思う -- 名無しさん (2020-10-22 12:31:04)
- とある系とか、ワンピースキャラやナルトキャラ、北斗の拳キャラなら勝てそうですか？ -- 名無しさん (2020-10-25 00:55:28)
- ギャグ描写もある漫画やアニメ作品とホラー映画では世界観違うから単純比較は難易度高いけど、基本的に爆弾や集団銃撃以上の攻撃力があるなら殺せずとも冬眠まで完封余裕だと思う。攻撃面も物理現象無視できてないから物理ダメージ無効の相手には手の出しようがないと思うし。あえて言うなら高い学習能力による戦術や発明でワンチャンあるかどうかじゃないかな -- 名無しさん (2020-10-25 02:35:29)
- そもそもクリーチャー映画のスターであるジェイソンやプレデターですら主なターゲットは民間人で、フル装備で数のそろった軍隊には分が悪いんだからバトル作品のキャラと勝負するのは無理がある -- 名無しさん (2020-10-25 02:41:02)
- 都市伝説系のモンスターだから何度殺しても２３年後には復活するし、車の天井を引っ剥がしたり…ガドリング銃を喰らっても致命傷にはならないタフネスも持ってるから、ＳＦモンスターの中では最高クラスに強い化け物だと思う。 -- 名無しさん (2021-10-12 19:52:13)
最終更新：2021年10月12日 19:52
