デビルガンダム

登録日:2011/12/08(木) 23:24:14
更新日:2023/12/09 Sat 03:39:30
所要時間:約 16 分で読めます


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DGマスドライバー DG細胞 Gガンダム MF ×地球再生 ○地球改造 ※金曜夕方17時です。 アルティメットガンダム ガンダム ガンダムヘッド キョウジ・カッシュ ゲームステージになることに定評のある機体 コロニーデビルガンダム ゴステロ スパロボフリー素材 ダークガンダム デビルアクシズ デビルウルタリア デビルガンダム デビルガンダム軍団 デビルフィンガー デビル機動要塞 デビル軍団 ネオジャパン バケモノ モビルファイター ラスボス ラスボス機 レイン・ミカムラ 人類抹殺 便利な設定 再生 困った時の 地球再生マシン 堕天使 増殖 張角 怪物 悪魔 悲運の機体 戦略兵器 最大ガンダム 機動武闘伝Gガンダム 異形の魔神 究極の生命 自己再生 自己増殖 自己進化 進化



デビルガンダムとは『機動武闘伝Gガンダム』に登場する機体。
また、本作の大ボスかつ話の根幹に位置する機体である。



以下、ストーリー上のネタバレだらけなので注意





















スペック


型式番号:JDG-009X
頭頂高:23.9m(コア部分)
重量:41.2t(コア部分)
装甲材質:ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材、レアメタル・ハイブリッド多層材、DG細胞


概要


主人公ドモン・カッシュの父ライゾウ・カッシュ博士と兄キョウジ・カッシュらがネオジャパンコロニーで開発した機体。
分類上はガンダムファイト用のモビルファイター(MF)の一種。


本来の名前は「アルティメットガンダム」
上半身は比較的普通だが、下半身には巨大な鋏と節足動物を思わせる六本足を持つ異形のガンダム。
ちなみに「ガンダムファイトに参加させる」という建前でパトロン集めをしたらしく、胸部などに歴代のネオジャパン系MFと共通の意匠が施されている*1


この機体の開発目的は「地球自然環境の浄化・回復」である。
戦乱の後、半世紀に渡ってガンダムファイトが繰り返され、各国のコロニー本国からも半ば放置されてきた地球は、文明以上に自然環境へ深刻なダメージを受けていた。
本機はそれを憂慮したカッシュ博士たちが独自開発した、「自己再生」「自己増殖」「自己進化」の三大理論を有した金属マテリアル「アルティメット(U)細胞」(本作のガンダムの素材であるディマリウム合金の一種)で構成されており、
荒廃が進んだ地球環境の再生を受け持つ装置として役立てられるはずであった。


ところが、カッシュ博士の才能に嫉妬したミカムラ博士が軍のウルベ・イシカワと結託、軍事兵器に転用すべくアルティメットガンダムの強奪を目論み、機体完成直後に研究所が襲撃を受けてしまう。
キョウジは軍の手から逃れるため本機に搭乗し、ネオジャパンコロニーからの脱出を敢行。
しかしその際、父は捕まったうえに母ミキノがキョウジを庇って凶弾に倒れ、その命を落としてしまう。

ウルベ一派は数百にも及ぶMSの一斉射撃でアルティメットガンダムの足止めを試みたが、
逆に無数の拡散粒子ビーム砲を浴びせられたことにより瞬く間に壊滅、その圧倒的な戦力をまざまざと見せつけられることになる。

こうして予想外の悲劇に見舞われながらもキョウジはアルティメットガンダムを守って共に地球への脱出に成功した。


……しかし、降下した際のショック*2*3で機体は暴走を始め、「地球自然環境の再生」という元来の目的を飛躍させ「地球浄化の為、地球環境の破壊の元凶である人類を抹殺する」という思考を持つようになってしまう。
そのまま自身を動かすためのキーパーツ・生体ユニットとしてキョウジを取り込んだアルティメットガンダムは、凶暴な機械の悪魔デビルガンダムへと変貌。
環境回復の手段だったU細胞もまた凶悪な「デビルガンダム(DG)細胞」と化し、地球人類を抹殺する凶器となってしまった。

また、時を同じくして地球環境の回復手段を模索していた東方不敗マスター・アジアと遭遇。
彼と目的を共有したことでその方針に従った活動する流れとなった。

東方不敗としては、デビルガンダムの力で地球上から人間を一掃したうえでデビルガンダムを地上に置き続け、コロニーの人間たちが地上に侵入することを防止。
これによって地球を人間の手から隔離し、デビルガンダムの力と自浄作用によって長い年月を掛けて地球環境の回復を図るつもりだった。


しかしながら地球降下時の機体ダメージはかなり大きく、更に生体ユニットとしたキョウジも適性が特別高いわけでもなく、その再生速度は緩やかな物となった。
結果完全再生までの必要期間は約一年にも及び、第13回ガンダムファイトの開始前後まではデスアーミーやDG細胞を感染させたMFを暗躍させるだけで表立って活動していなかった。


そしてこの間、ウルベらによってカッシュ博士は口封じのため冷凍冬眠刑に処され、ドモンやレインたちには「一連の事件はキョウジがデビルガンダムを造り出し暴走したのが原因」と伝えられた。
こうしてドモンは父の釈放と兄への報復のためガンダムファイトに参加せざるを得なくなり、黒幕たちに騙されたままデビルガンダム探索に利用されることとなってしまったのだった。


なお、詳細な時期は不明だが新宿編以前にネオドイツのシュバルツ・ブルーダー&ガンダムシュピーゲルと遭遇し、これを撃退しているらしい。



各形態と劇中の活躍


デビルガンダム(第一形態)

本編前半の「新宿篇」で初登場した際の姿。
外見はアルティメットガンダムとほとんど変わっていない。
この時はまだ再生と進化のために力を蓄えている状態で、東京都庁の地下に隠れ潜んでいた。
無数のデスアーミーを作り出して使役しており、途中にはチボデーたち強豪ガンダムファイターをもDG細胞に感染させ支配下に置いていた。
そしてデスアーミーたちを吸収することで必要なエネルギーの採集を終え、第二形態への進化を果たす。



デビルガンダム(第二形態)

第一形態から進化した姿。
上半身は第一形態と同型だが、下半身は巨大なガンダムの顔を模した形になり、更にそこから無数のケーブルが生えている。
このケーブル群は根のように大地に張り巡らされ、その根からも無数のケーブルが枝分かれし、触手のように動き回る。
更には各部から「デビルガンダムヘッド」と呼ばれる巨大なガンダムの頭が出現し、周辺に巨大なビームを吐き出し、時には口を開いて敵をかみ砕く。

その姿はMFというより不気味で禍々しい機械仕掛けの巨大植物である。


進化後、都庁を破壊し東方不敗と共に行方を晦ますが、サバイバルイレブン終了間際にギアナ高地に出現。
その巨大な根をギアナ高地全体に伸ばし、ドモンに圧倒的な力を見せつける。

だが、戦いの中で明鏡止水の境地に達したドモンがシャイニングガンダムの真のスーパーモードを発現。
その莫大なエネルギーを込めたシャイニングフィンガーを叩きこまれ、致命的なダメージを受けてしまう。
同時に生体ユニットであるキョウジも瀕死の状態になってしまい、再生もままならずデビルガンダムは機能停止。
こうしてデビルガンダムとの戦いは終結したかと思われた。


ところが、デビルガンダム復活を目論む東方不敗の話に乗ったネオ香港首相ウォンの指示で、辛くも原型を留めていたコクピット周辺のコアユニットが秘密裏に回収される。
こうしてネオ香港の管理下に置かれたデビルガンダムは、決勝大会の期間中自己再生の促進を図られ、同時に最早死に体となっていたキョウジに代わる生体ユニットの選定が行われていった。

そして、決勝のランタオ島バトルロイヤルの最中、不完全ながらも動けるまでに再生を果たした状態で出現。
東方不敗率いるデビルガンダム四天王たちと共に新生シャッフル同盟と戦いを繰り広げた。

だが、ドモンに自分たちの真実を告白したシュバルツが捨て身の特攻の末にコクピットに潜り込み、生体コアとなっていたキョウジを抑えたことでデビルガンダムも一時的に活動を停止。
そして、シュバルツの必死の願いを聞き、ドモンは涙ながらにゴッドガンダム石破天驚拳を放ち、デビルガンダムのコクピットを破壊。

こうしてシュバルツらの犠牲によってデビルガンダムは再び打倒された。




……かと思われたが、大会終了後ネオジャパンによって残骸を回収される。
ギアナ高地の時以上のダメージを受け、既に生体ユニットすら無いデビルガンダムは最早巨大なスクラップ同然であった。
しかし本性を現したウルべはレインを生体ユニットとしてデビルガンダムに組み込み、その機能を完全に取り戻させること成功。
こうしてデビルガンダムは二度目の復活を果たし、更なる進化を行ってしまう。



コロニーデビルガンダム

復活したデビルガンダムがネオジャパンコロニーを取り込み誕生した超巨大ガンダム。
通称「デビルコロニー」。
ネオジャパンコロニーの中央部(日本列島でいうと中部地方から近畿地方の辺り)からパイプやガンダムヘッドで構成された歪な上半身が生えている。
その背中には更に巨大な二枚の翼が生えており、翼を広げたその姿はまさに「悪魔」のようである。

コロニー一つをその動力機関ごと取り込んでいるため、その質量と出力はこれまでの比ではなく、ウルベはその圧倒的な力を以て全世界へ宣戦布告。
レインを救出すべく駆け付けたドモンをはじめとしたシャッフル同盟たちをも圧倒。
遂には地球へとその触手を伸ばし、地球をデビルガンダム化させようとする。
応援に現れた世界ガンダム連合の奮戦でなんとか地球侵食を食い止められるが、危機的状況は変わらずドモン達は追い詰められる。

だが、ミカムラ博士の「償い」によってシャッフル同盟はコロニーデビルガンダム内部への侵入に成功。
動力炉が変化したグランドマスターガンダムを操るウルベに苦戦しながらも、シャッフル同盟拳によってこれを下し、ドモンはレインの下へとたどり着く。

ところが、レインは最終進化を果たしたデビルガンダムと共にドモンへと襲い掛かってくる。



デビルガンダム(最終形態)

生体ユニットであるレインを取り込んだコア部分が独立し誕生した最終形態。
上半身はアルティメットの面影を残しつつ、下半身がガンダムヘッドになっており、更にガンダムヘッドが変形することで二本の巨大な脚部になる。
主な武器は両肩を変形させた一対の巨大な腕・デビルフィンガーとそこから出る触手、全身から出るビームなど。
レインは胸部(これまでのデビルガンダムでいうとコクピットの位置)装甲内に収められている。

この最終形態は人間の持つ感情・心理をエネルギーに変換し活動する。
これはDG(U)細胞の原型となったMFの構造材に含まれるディマリウム系合金の精神感応性質を最高レベルにまで高めたもの*4であり、生体ユニットの精神状態をそのまま自身の状態とシンクロさせ莫大なエネルギーを獲得出来る。
この性質により取り込んだレインの罪悪感からくるドモンへの拒絶の感情とシンクロし、凄まじい攻撃力を発揮した。
また、シンクロしているためMF同様機体が受けたダメージがレインにフィードバックされるようになっており、彼女を動力源にすると同時にドモンに対する盾として使うという悪辣とも言える戦闘スタイルをとって見せた。


しかし、アレンビーをはじめとした仲間たちの声援を受けたドモンはこれまでのこととこれからのこと、自分が抱える想いの全てを言葉にしてレインにぶつける愛の告白を実行。
それによって二人は思いを通じ合わせレインはデビルガンダムから解き放たれる。
生体ユニットを失ったデビルガンダムはもがき苦しむように二人に迫るが、最後の超必殺技・石破ラブラブ天驚拳を受けそのボディをハート型に打ち抜かれ敗北。

コア部分が倒されたことでコロニーデビルガンダムはその力を失い、骨格部分のみを残して崩壊。
そして地球へ伸ばされた触手部分もゴッドガンダムを乗せた風雲再起が放つ光に触れると光の粒子へと変化し消滅。
その様子は破壊というより浄化のようで、地球に降り注いだ粒子は朝陽に照らされ美しく輝いていた。

こうして権力者の欲望に翻弄され「悪魔」と化してしまった悲運の機体は、その本来の役割に戻るように消えていったのだった。



ちなみに、生体ユニットに適しているとされる人間は「ファイターとしての能力が高く、健全な肉体を持つ者」。
東方不敗がドモンをキョウジの代わりの生体ユニットとして目を付けていたのも、自ら最強のファイターとして鍛え成長を果たした彼に可能性を見出していたため(自分が病でなかったら、自らがなっていたようだ)。

一方、ウォンは独自に研究を重ねた結果、上記の条件に加えて「出産が可能な女性」という条件を導き出していた。
ウォンが東方不敗のようにドモンに執着せず、アレンビーを重要視していたのも彼女をより完璧な生体ユニットとして使うため。
また、ウルベがレインを生体ユニットにしたのも入手したウォンの研究データに基づいたもの。
レインは本職のファイターではないが、ウォルターガンダム戦等を見る限りファイターとしての実力はそれなりにあり、素質は十分と見なされたのであろう。


デビルガンダムJr.

『Gジェネ』には本機の末裔である「デビルガンダムJr.」が登場。
生き延びたデスアーミー等が進化、合体して誕生したとされ、強大な力を持つ。
また地球再生についても「人類をコントロールして、再生のための奴隷とする」という考えに至っている。
コアに関しては「独自の意思で動くから人は要らない」「本家同様女性を生体コアにした方が良い」と諸説ある。

余談だが、Jr.の上半身の形状はターンXに酷似しており、何らかの関係があるとも言われている
(の根幹を成すナノマシンはDG細胞の発展形であるという説があるため。そのせいか、GジェネWARSでは∀ステージにウルべが現れ「∀からデビルガンダムに似た反応がする」という台詞がある)。
ターンXのシャイニングフィンガーとデスアーミーに近いシャイニングガンダムのコピーの存在の関連については…考えなくていいと思う


デビルガンダム軍団


デビルガンダムの配下であるMF・MSたち。
ほとんどはDG細胞によって機体だけでなくパイロットもデビルガンダムに支配されている。


量産機

デスアーミー

DG細胞によってデビルガンダムから生み出された機体。いわゆるザクポジション。
金棒と一体化した銃を持ち頭には角が生えた一つ目の鬼のような外見。
様々なバリエーションがありデビルガンダムの戦力を支えた。


デビルガンダム四天王

デビルガンダムによって生み出された上位のMFたち。

マスターガンダム

ガンダムヘブンズソード

グランドガンダム

ウォルターガンダム



グランドマスターガンダム

コロニーデビルガンダムのメイン動力炉が変化して誕生した四天王の集合体。
そのサイズはつま先だけで並みのガンダムほどもある超巨体であり、機動力はほぼないが超反応・超火力・超防御力により間断無き攻撃を放ち続ける。
まさしく防御・拠点防衛に特化した門番的機体といえる。
ウルベが操縦し一時は新生シャッフル同盟を完封するが、五人の力を結集したシャッフル同盟拳の前にスクラップと化し、DG細胞に侵食されきっていたウルベも消滅。
しかしその後も延々と自己再生を繰り返し、デビルガンダム自体が消滅するまでドモン以外の四人を足止めし続けた。



その他の作品


ガンダムビルドファイターズ

チームネメシスのガウェインの使用するガンプラとして最終形態がまさかの登場。しかし他のGガン系MFの例に漏れずかませ扱い。
アイラが操る通常ジェガン相手に左腕やデビルフィンガー切り落とされフルボッコ。
原作通りのデビルフィンガーだけでなく下半身ガンダムヘッドからのゲロビというオリジナル技も披露したが、最期は後ろから頭を一突きにされ撃破された。

一応名誉のために補足しておくと、これらはあくまでガンプラであり、ガンプラバトルは原作の設定ではなくガンプラの出来栄えと操縦技能によって性能が左右されるので、デビルガンダム自体がジェガンに劣っているなんて話ではない。
特に機体の根幹となるDG細胞の3大理論は真っ当なガンプラバトルでは再現不能なので、それが無いデビルガンダムなどデカいだけの的になりかねない。
…ちなみに原作設定を反映していたらデビルガンダム側は生体ユニットがないのでさらに弱体化する



ガンダムビルドダイバーズ

第三話でGBN初心者向けの連戦ミッションにボス機として第二形態が登場。
しかし乱入してきたマスダイバーたちが使用していたブレイクデカールの影響で生じたバグにより暴走。
ボディの色が黒化し、明らかに初心者向けとは言い難い凄まじい攻撃力でリクたちに襲い掛かった。
しかし正体を現したチャンピオンガンダムAGEⅡマグナムのファンネルによってボディを切り刻まれ、最後にEXカリバーを叩きこまれ撃破された。



立体化


ガンプラ

放送当時に最終形態が1/144で発売。
Gガンの1/144スケールでは最も大型のキットであり、脚部のガンダムヘッドへの変形を(足首の爪の折り畳みがオミットされたが)再現している。
しかしながら手首は他のGガン系共通のポリキャップ流用の為、素組みだとかなり見た目がちぐはぐ。
1/100シリーズの手首辺りを改造して移植するモデラーもちらほら居た模様。
当時からして色々粗削りな感はあるキットだが、「番組内の最終ボスがプラキット化」というのは当時としては非常に画期的な試みであった*5
この試みは、のちの作品の商品展開でもラスボス機体のリリースが続いていることからも、ガンプラの歴史においても大きな転換点と言えるだろう。

後にBB戦士で第一形態が発売。
巨大な上半身と鋏と六本脚の下半身を再現した大ボリュームを誇るキット。


◆MOBILE SUIT IN ACTION!!(MIA)

ROBOT魂の前身にあたるMIAシリーズでは『Gガン』系がやたら充実しており、第一形態と最終形態が発売。
第一形態はその異形っぷりをしっかりと再現しており、同シリーズのシャイニングなどと比較しても馬鹿みたいにデカい。
更にオリジナルギミックとして、取り外した上半身を付属する下半身パーツに接続することで「モビルファイター形態」にすることが出来る。物凄くトップヘビー。
ちなみにこの下半身パーツはシャイニングの下半身のリデコ。まぁネオジャパン製だしアリだろう。

最終形態は下半身のガンダムヘッドが脚部に変形し、両肩アーマーも一部差し換えでデビルフィンガーのギミックを再現。
第一形態に負けず劣らずボリュームのあるキットである。



ゲームでの活躍


その強大な印象やDG細胞のスペックなどからゲーム等の二次創作では使い易い存在とも言え、様々な扱いで登場することが多い。


スーパーロボット大戦シリーズ

Gガン参戦=デビルガンダムが大暴れするといっても過言ではないほど活躍の機会が多い。
原作の物語は終わっているが、デビルガンダムが何者かの手で復活したという設定の作品も多い。
ネオジャパンコロニーの代わりにアクシズギガノス機動要塞、果てはオリジナルのウルタリア要塞などと融合して登場する事も。
特に『新』ではゴステロを生体コアにして、今までの様々な悪役を蘇生させ支配し、オリジナルの新形態で真のラスボスとして君臨する驚きの展開があった。*6
また同作においては宇宙人であり地球にデビルガンダムの技術をもたらした東方不敗が属するダグ星系共和国は、デビルガンダムの巨大版(コロニーデビルガンダム?)でバルマー帝国を撃退したことが語られる。
再生する脅威という便利な設定のため、ほかの勢力に利用されたりすることも多い。
搭乗者も、上記のように『新』ではゴステロ、『第二次G』ではシロッコ、『R』では蘇生された東方不敗、『MX』では蘇生したウルベなどオリジナルの展開を見せることがある。

長らく舞台装置として便利な「脅威」としての面がクローズアップされ続けた機体であったが、平成最後のスパロボにおいては思わぬ展開を見せプレイヤーを驚かせたのであった…。


スーパーヒーロー作戦

ウルトラマン大好き仮面が謎の男からもらった超技術を使って基礎フレームを製造してライゾウ・カッシュ博士に提供しており、
タイムスリップしたり因果律を予測したりするシステムが搭載。
更にETF(宇宙脱獄囚)が発射したミサイルに反応し、基地に侵入し怪獣や宇宙人、爆薬などを捕食し大幅に強化される。
ウルトラマンのカラータイマーを再現した力が充填され、再生能力と因果律支配能力を持つ悪のウルトラマンへと進化、
神に等しきウルトラマンを超えた超神形態「超神ゼスト」となった。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

性能は高いが、武器はバルカンかメガデビルフラッシュしかなく、一度やられれば最終形態で復活するもガンダムヘッドが「火炎」だったりで使い辛い。
Jr.にすれば圧倒的な性能になるので我慢……と言えようか。
WARS以降はサイズが大きいものの武器が追加され、開発すればなれる最終形態もデビルフィンガーや特殊格闘のガンダムヘッドが有る為、かなり強くなった。
WORLDではメガデビルフラッシュがマルチロック化になり、磨きが掛かっている。まあJr.もできるのだが。
総合的にJr.とは一長一短の関係にあるので、最終形態で開発を止める(Jr.にしない)という選択肢も大いにあり得る。
一応、Jr.の方は飛行が出来る上に強力な覚醒兵器を有す他、初期性能は勝っているという点はあるが。
あと、WORLDのデモだと何故かマリアさんが搭乗していた。WARSでもイフリート改など凶悪な機体に乗っていたが……。
余談だが、キリシマ嬢を乗せるとメガデビルフラッシュ時の演出と本人の台詞のシンクロ率が凄い。
OVER WORLDではエンジェル・ハイロゥを取り込んでデビル・ハイロゥへと変貌させた。ただしユニットではなく背景扱い。
DSでは隠しルートでアズラエルが載ってきて、死人を生き返らせる展開がある。肝心のキョウジがいないからそれまでが謎の人物が入ってるんだけど
アドバンスではデビルガンダムは参戦していないが、アルティメット細胞がラスボスのグロムリン・フォズネイルに使用され脅威となっている。

『ガンダムVSガンダム』

第1作では電脳世界から現実世界に出現したという設定のラスボスで、様々なガンダムの世界を繋げてしまった張本人。
そもそもCPUがアホみたいに強い本作においては初見殺しもいい所である。
NEXT PLUSではボスとして登場するが、他は背景出演が多い。


『ガンダム無双シリーズ』

「2」からフィールドと一体化した第二形態に近い姿で登場。
追いつめるとガンダムヘッドを出現させ攻撃してくる等地味に厄介な相手。
「3」からはアシストキャラとして召喚出来たりする。



余談


Gガンダム放送以前に描かれた漫画『プラモ狂四郎』において、ライバルキャラのサッキー竹田が作成したガンプラ「ブラッディマリー」が「デビルガンダム」の異名を持っている。
そのため、ゲーム『EXVS』シリーズでは狂四郎とドモンの間に
「デビルガンダムを探しているのか?俺は勝ったことがあるぞ!」
「何、そんな情報は聞いていないぞ!?」
という掛け合いが発生する場合がある。

よく見ると、デビルガンダムヘッドの中には過去作のガンダムそっくりな顔が混ざっている。

海外では「DEVIL」が宗教用語に入っている為、名称が「DARK GUNDAM」に変更されている。
そのためデスアーミーも「DARK ARMY」に統一されているとか。


『新SDガンダム外伝 黄金神話』では暗黒卿マスターガンダム(SD外伝では東方不敗*7とは似ても似つかないド外道な極悪人)により、
コロナノヴァを止めたスペリオルドラゴンの死体が甦らされた暗黒神デビルスペリオルのモチーフになっている。

それを反映してか、『SDガンダムバトルアライアンス』DLC「ラクロアの勇者」では、舞台がランタオ島となり、
スダ・ドアカワールドから召喚されたティターンの魔塔にデビルガンダムが融合する事となる。
本作では大人の事情サタンガンダム/ネオブラックドラゴンもドラゴンベビーも闇の皇帝ジークジオンも登場していないので、デビルガンダムはその代役となる。
ティターンの魔塔に結集したガンダムNT-1ΖガンダムΖΖガンダムνガンダム、そして騎士ガンダム*8を一蹴するも、
己の正体に気付き自力でスペリオルドラゴンに変身した騎士ガンダムに瞬殺される。
サタンとデビルを掛けたシャレにくわえ、黄金神話編の事を考えると何とも言えない筋書きとなった。




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最終更新:2023年12月09日 03:39

*1 大会に出場する機体は途中乗り換えなどが無い限りは一国一機だが、大会前には国内で予選を行い代表機を選出する場合もあるため、そういった代表候補機の一つという名目だったのかもしれない。

*2 一説には、母を殺されたキョウジの怒りや憎しみの感情にも影響されたとも言われており、島本版では明確に原因の一つとしてシュバルツの口から語られている

*3 変わった説では、そもそも本編のデビルガンダムは暴走や誤作動を一切しておらず、人類抹殺という過激な結論もあくまで正常なプログラミングにより弾き出された判断である、というものもある

*4 性質としては明鏡止水の境地でシャイニングやゴッドが金色になるのと同じ

*5 最終的な大ボスの商品を販売したとしても、番組がすぐ終わってしまうため売れ行きが見込めないから

*6 が、この展開はさすがにスタッフ内でも賛否あったらしい

*7 …及び、若い頃の姿であるマスラオ/スサノオのパイロットであるグラハム・エーカー

*8 本作では機兵サイズに巨大化している