ガナード/マジニ

登録日:2012/04/22 Sun 02:32:00
更新日:2024/04/21 Sun 11:48:15
所要時間:約 13 分で読めます





「おっぱいのペラペラソ~ス!」
手古希!」
マ太郎!」


ガナード/マジニとは、サバイバルホラーゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場するクリーチャー。
近似の存在であるため、本項目ではまとめて紹介する。




■ガナード

バイオハザード4』に登場する主な敵クリーチャー。
その正体は寄生生物「プラーガ」に寄生された人間である。
ゾンビと似ているが、大半は生きたままプラーガを寄生させられた被害者であり、罪のない人間である。

罪のない人間である

大事なことなので二回(ry
(もっとも従来のゾンビもみんな罪のない人間だが)

敵として襲い掛かってはくるものの、ガナード達はプラーガに操られているだけなのである。
ゾンビ同様死んではいない…とはいえ生物的には脳死状態であり、最早救う術は無い。
その特性上彼らはゾンビというよりも、むしろピポサルやハタ人間などに近いといえる。
遺跡の発掘作業に従事した際、プラーガの幼体が胞子状に変化した物体を吸引して寄生された者もいる。

体内で完全にふ化したプラーガは(ゲッチュしても)取り除けないとはいえ、ためらいなく殺すレオンは、ある意味すごい。
さすがエージェント。
攻略本によるとその分はサドラーたち幹部にまとめて返すつもりらしい)
村人、邪教徒、戦闘員、チェーンソー男、チェーンソー姉妹、巨大チェーンソー男、ガトリング男など、バラエティに富んでおり飽きない。
同じ顔のやつらがたくさんいる気がするが、きっとそれは気のせいです。

また、とりあえずゾンビと違って(人間本人のものは消滅したとはいえ)意識はハッキリある。
ゾンビとは比較にならないくらい賢さが高く、銃器を含む武器を使いこなすこともでき、車の運転から罠の設置までできる。
その高い知能の産物かレオンを退屈させないためのユーモアセンスも抜群。
数々の空耳を巧みに操り、我々の腹筋を崩壊させてくれる。…もしかして我々一般人よりもずっと賢いのではなかろうか…!?

冒頭を翻訳すると…(ステルス)
それぞれ“八つ裂きにしてやる!”、“捕まえろ!”、“殺せ!”と言っている

また、人だった頃の生活習慣を繰り返しており、農作業をしたり食事をしたりもする。
しかし食べ物は明らかに腐っていて、ウジやゴキブリが涌いている。(人骨が浮いているものもある)
この為、衛生と栄養の問題から多くの村の子供が餓死や病死で全滅してしまった。
(尚、子供にはプラーガを寄生させても耐えられず、ガナードになる前に死んでしまう)
人間と比較すると生命力が高くなり、普通なら致命傷となるような外傷を負っても平然と行動できる。
前述の腐敗した食べ物を摂取しても平気なのもこの為で、以外あらゆる面が強靱化する。
また非力な女性でも武装した成人男性を片手で持ち上げて、放り投げるほど筋力が強化される。
感知能力も高く、特に音にすぐ反応するため、ステルスキルは困難。
侵入者を感知すると周囲のガナードにも知らせて次々と襲いかかってくる。

宿主の記憶や知能を利用するとはいえ知性や価値観は完全に寄生したプラーガのもの。
平たく言えば虫が群れや女王の存続と繁栄の為だけに生活するようなもので、美食や社交性といった概念は一切持っておらず末端の個体なら自爆行為も辞さない。
村ではウシやニワトリを養っている描写はあるものの、おそらくは放置されて自力で生きているか、世話をしても肉として食べる以外に関心が無いものと思われる。

ちなみにガナードとはスペイン語で「家畜」を意味する。
実際、サラザールは「ガナードは家畜にすぎない」と発言している。


■ガナードの種類

【村人】

サラザール家領地にある村落の住民達が、ロス・イルミナドス教団によるバイオテロリズムでガナード化したもの。
かつては農業と牧畜に勤しむ穏やかな村だったが、予防接種と称して従属種プラーガの卵を注射器で植え付けられた。
作中時点で全ての村人がガナード化し狂気の村と化しているが、普段は人間だった頃のように村で共同生活をしている。
農作業や牧畜に従事したりしており、食事を取ったり立ち話をしている者もいて一見すると普通の村人にしか見えない。
だが腐った飲食物を食う、死体を放置するなど衛生観念の欠如が目立ち、侵入者には強い攻撃性を見せ集団で襲い掛かる。
リーダーは支配種プラーガを自らに宿し共生している村長ビトレス・メンデス

宿主はもともと民間人であるため、銃器などは持っていない。
ハチェット、鎌、ピッチフォーク等の農具を主な武器とし、一部の女性は調理用具である牛刀を手にしている。
性質的にに弱いはずだが夜目が利かないのか、夜間や暗所では松明を持っていることが多い。
また、一部の者はダイナマイトを味方や自分が巻き添えになるのも構わず手榴弾の様に投擲する。
更にごく一部の者はトラックを運転し、味方もろとも轢き殺そうとする。
手斧や鎌、ダイナマイトを強化された腕力を生かして遠距離まで投擲するため厄介。
敵が見張り台に登ると火炎瓶を投げ込むなど知恵も回る。

また、ベアトラップやワイヤー爆弾、転がる巨岩といった元は狩猟用と思わしき罠を張り巡らしている。

作中では村長メンデスからレオンの抹殺とアシュリーの捕獲を命じられている。
そのためレオンは問答無用で殺そうとする反面、アシュリーは生け捕りにしようとする。
ただし個体によっては破壊衝動が命令を上回るケースもある。

RE:4では普通にボウガンや火炎瓶を使うようになったため、より厄介になっている。


【邪教徒】

ロス・イルミナドス教団の信徒達。サラザール家の古城を警備している。
スキンヘッドに白いフェイスペイント、ローブを着ている。ローブの色は黒、紫、赤の三種類。
赤いローブの者は耐久力が高く、山羊の頭骨の仮面を着けた邪教徒は陣頭指揮係。

大鎌やフレイル、スティクム、ボウガンといった古めかしい武器を手にしている。
一方で携帯式のロケット弾発射器(RPG)のような近代的な武器も用いることも。
腕力もとんでもなく、投げられた大鎌は無重力のごとくどこまでも水平に飛んでいく。
ごく一部には村人が使っていたダイナマイトも使用する者もいる。
また、古城に設置された投石器や固定式ガトリングガン、ドラゴン型火炎放射器も彼らの武器。
複座式の巨大掘削機といった特殊な機械も含め、邪教徒達はこれを巧みに(味方を巻き込みながら)扱う。
さらに武器だけでなくや鎧を装備し身を守る知恵が回る者も多い。一方で拳銃のような小火器は使わない。
盾はショットガンで破壊したり、足元を打つとよろめくので体術で外したりできる。
弾に余裕あるならライフルやマグナムなら貫通して倒せる。

また、どくろ型の鉄仮面を被った者にはヘッドショットが効かない。

突撃してくるだけの村人と違い、陣形を組んで戦術的に相手を追い詰める等、知能は高い。

VR版のメーカーロゴ画面では彼らの台詞が流れる(BGMも城ステージのもの)
やかましい村人や戦闘員よりホラー味があるという判断だろうか。
…だがVRによる完全に一人称となった視点で、スキンヘッドで白塗りのガンギマった目つきの連中がこっちを見つめながら迫ってくるのだ。
更に「ムェレェ(死ね) ムェレェ(死ね) ムェレェ(死ね)」だの「シィィ キエロ マタル(ヤバい、殺したい)」などの物騒極まる言葉をうわ言のように呟きながら襲いかかってくるわけで…
そういう意味ではムチャクチャ怖い。ホラー要素という意味の抜擢なら頷けるところだろう。

RE:4では女性信徒も登場。顔つきや声で判別が可能。その他の違いとしては、男性は裸足なのに対して女性は靴を履いている等
サドラー直属のメンバーがおり、衣装も白いローブと顔を白い布で覆っている。

【戦闘員】

ロス・イルミナドス教団が私有する孤島の警備兵達。
根本的な身体能力が村人及び邪教徒と比べて優れており、耐久力が高い上に俊敏で攻撃力も高い。
兵士とはいえロス・イルミナドス保有の私設部隊のため、使用する重火器は対戦車擲弾発射器程度。
ハチェットやボウガン、フレイル、スティクム、ダイナマイトといった村人や邪教徒が使用していた武器に加え、スタンロッドを使用する。
また、要塞には多数の固定式ガトリングガンが設置されている他、トラックでの捨て身の突進も行う。

邪教徒と同様に頭部を金属の防具で守った者もいる。

一際デカいスキンヘッドの大男(通称、世紀末ガナード)もおり、剣闘士のような鎧と突起がいくつもある巨大なハンマーを装備している。
ハンマーの打撃は初期の体力だと即死。ヘッドショットが効果的だが、デカいくせに移動が速い厄介な世紀末野郎である。

RE:4では、スキンヘッドの巨漢個体はいなくなった。
スタンロッドが槍状のリーチ長いものに変更され、新武器にパリィが出来ないトゲ付金属バット、ショットガンも弾く金属製のシールドと手強くなった。


【ガナード(プラーガ)】

宿主の頭部を破壊され、プラーガが直接肉体のコントロールを行っている状態のガナード。
脳を失ったことで残存していた人間的な知能も失われ、動作もぎこちなく歩くのみ。(扉の開閉やハシゴの使用などは可能)
しかし露出した寄生体がより強力な攻撃を仕掛けてくるようになっている。
…ていうかまんま寄生獣である。成長段階により三種存在する。
寄生体はを嫌う性質を持ち、閃光手榴弾などの強烈な光をあびると即死する。

  • 寄生体A : 幼体。先端に刃が付いた触手を展開し鞭のように振り回す。
  • 寄生体B : 中間体。胴体と一体化した巨大な顎で即死噛み付きをする。
  • 寄生体C : 成体。中距離では口から酸を吐き、近距離では8本の足で相手の頭にしがみ付いたのち顎で噛みつく。

【ガナード・デスヌカド】

RE:4で追加されたガナード。
首が折れた宿主を体内のプラーガが無理やり復活させたもの。首が90°直角に曲がっている。
倒れた後に痙攣したガナードを放置すると、こいつに変化する場合がある。
怯みにくくなった代わりに攻撃手段はゾンビの如く掴みかかるのみ。
ただし通常よりも動きが活発になり、攻撃力や耐久力も増しており見た目よりリーチも長い。
尚「デスヌカド」はスペイン語で「首が折れた(状態)」という意味。閃光手榴弾で一撃で倒せる。

【プラガ・グアダニャ】

RE:4に登場する、ガナード(寄生体A)に相当するガナード。
ガナードに攻撃した時に突然頭が吹き飛び出現、触手が増えてより寄生獣に近いデザインになった。
チャプター4で夜になって以降でガナードを倒した時に変異する場合がある。
尚「グアダニャ(グアダーニャ)」はスペイン語で「鎌」という意味。閃光手榴弾で一撃で倒せる。

【プラガ・マンディーブラ】

RE:4に登場する、ガナード(寄生体B)に相当するガナード。巨大な芋虫のような寄生体が首から現れる。
即死攻撃は相変わらずな上、天井に張りついてから襲撃する新戦法を繰り出してくる。
また寄生体の表皮が非常に硬くなり、口内への攻撃以外は効果が薄い等厄介な存在になった。
距離が離れると黒い粘液を吐き出してぶつけてくる。閃光手榴弾でなら一撃で倒せる。
尚「マンディーブラ」はスペイン語で「顎」という意味。

【プラガ・アラニャ】

ガナード(寄生体C)がリストラされた代わりにRE:4に追加されたガナード。
プラーガ成虫に背中に貼りつかれ、体内と背中の二体のプラーガに操られた状態。
常に高速で動き回り狂暴性が増している上に怯みにくいが、武器は使えない。
『オペレーションラクーンシティ』のパラサイトゾンビにそっくりで、セルフオマージュと思われる。
宿主の頭部が破壊されても関係なく突撃してくる。背中のプラーガが弱点だが狙いづらい。
ダメージを与えると分離するが、すぐ次の標的に取り付こうとする。
尚「アラニャ」はスペイン語で「蜘蛛」という意味。

■ガナードの攻撃方法

  • 素手タイプ
レオンの攻撃などで武器を落としてしまって素手の状態。レオンを絞め殺そうと掴みかかる。
正面だと首を絞められ、背中だと羽交い締めする。少しの距離だとダッシュしながら掴もうとしてくる。
RE:4では攻撃パターンにパンチが追加され脅威度が増している。

  • 近接タイプ
ピッチフォーク、鍬、フレイルなどで攻撃する。武器ごとにリーチが異なる。

  • 投擲タイプ
距離があるともっている手斧、鎌を投げ、近距離だとそれを振りかざして切り付けてくる。
投げつけが一回限りのものもおれば、無限に投げつけるタイプもいる。
他のガナードと共に出現するので、投擲による不意打ちを受けやすいが、投擲する時はレオンが投擲ガナードの方に正面を向いている時。
もし遠くから投擲ガナードがこちらに来るときは無理に接近せずにレオンを横向きにすれば投げてこないので、接近戦にもちこめる。
ただしVR版では視界外からも投げてくるので注意。
RE:4では投擲した手斧や鎌がガナードに当たるようになっているが、ダメージは無い

  • 射撃タイプ
ボウガン、ロケットランチャーなど遠距離から攻撃するタイプ。
接近したりせずにレオンが来ると距離をとろうと逃げていくので少々厄介。
ボウガンは二回連射した後に補充する隙があるのでライフルなどで仕留めるといい。

  • ダイナマイトタイプ
投擲タイプの亜種。高威力のダイナマイトを投げつけてくる。
その場所から動かずに延々と投げつけるやつもおれば、ダイナマイトを持ったまま走ってくるやつもいる。
だが敵味方問わずブッ飛ばすため、レオンは援護してくれていると思っているらしい。あながち間違ってはいないが。
尚、ダイナマイトを点火した状態で投げつける前に倒すと、倒れながらその場で爆発する。
ダイナマイトを正確に撃つことができるなら、当たった瞬間爆発させられる。
部位破壊で腕を欠損させればダイナマイトに点火できなくなる……わけではなく普通に点火してくる。どうやったんだ


中ボス格のガナード

通常のガナードと違い高い耐久力をもっており、即死攻撃を持っていたりする恐ろしいガナード。
その分、倒すと高額のお金や換金アイテムを落とすので、慣れたプレイヤーからはカモにされてしまう。

チェーンソー男/姉妹】

ご存知即死攻撃持ちガナード。
呼び名の通り大型の伐採用チェーンソーを武器とする。
男は頭陀袋、姉妹は包帯で顔を隠している。それでも隙間から見える目が怖い。
元は村人の一人であり、人間だった頃の職業はおそらく木こり。

男は薄汚れたポロシャツとサスペンダー付きの茶色いズボンを着た農夫のような格好。
それほど強そうに見えない外見が、初見殺しに拍車をかけたと思われる。
因みにパッケージや雑誌に登場する機会が多く、メタ的に言えば本作の広告塔のような存在である。

バイクの音かと思ったらチェーンソーの稼働音でした。

RE:4では更に怯みにくくなり、チェーンソーで頭をガードするようになった。
今作でも即死攻撃は健在だが グロさは更にパワーアップ している(詳細は 自己責任で 動画等を確認してほしい)。
代わりに、攻撃を受ける直前にナイフで防御できるようになった。初見でやってビビったプレイヤーは多いはず
ただし防御するとナイフの耐久力が大幅に削られるので、基本的にはやはり攻撃を受けない立ち回りが理想。
また閃光で怯んだりすると大ダメージ与えられる特殊体術が使える。
チェーンソー自体に攻撃を当てて、一時的に稼働を停止させることも可能。再稼働するまで大きな隙ができる。



【巨大チェーンソー男】

マーセナリーズの港ステージのみに登場。
出番が少ないものの、まごうことなき最強のガナード。
チェーンソー男をそのまま2メートルぐらいに巨大化させたような外見。サスペンダーはちぎれ、服はあちこち破けている。

その巨体は生半可な攻撃ではひるみもせず、ハンクの処刑や体術さえも一切通用しない。

バーサーカーよろしく二重チェーンソー(チェーンソー二台を鎖で連結させたもの)を振り回しながら突撃してくる。
このチェーンソーは当たれば即死、しかも異常なほどのスピードで接近してくる殺意の塊となっている。
更にはチェーンソーで銃弾が弾かれてしまう時があり、決め手に欠けるレオンにはとってはかなりの強敵。
はしごを使わず大ジャンプで追ってくるのでハシゴハメは使えない。

ただし焼夷手榴弾でダウンを奪えるほか
特定の場所から大ジャンプの時に攻撃することで湖にドボンさせたりもできる。
もっともこれをやると巨大チェーンソー男撃破時のアイテムが拾えなくなる。

【ガトリング男】

隊長格のようで赤いベレー帽を被り、弾帯を体に巻いて片目に眼帯をしている身長約2メートルの筋骨隆々な黒人の大男。
呼び名の通り普通は固定して扱うはずのガトリングガンを手で抱えたままぶっ放す。
このガトリング弾は敵味方無差別に当たるので、弾を節約するなら彼の射線を誘導して雑魚掃除をさせよう。
なお離れるとガトリングを発射するが、下手に近付くとガトリングで殴ってくる。ロケランの直撃にさえ耐える耐久力を持つ。
しかし頭部にライフルやマグナムを当てると怯むし、ガトリング自体も撃つのに時間かかるなど、付け入る隙は存在する。
エイダ編の砦後半に2体も出現する。
RE:4では後述の連弩大男に差し替わる形となり、登場しない。

【邪教徒:錫杖】

原作では単に体力が高い以外に取り柄が無かった赤服の邪教徒(リーダー)も、RE:4では非常に厄介な存在になっている。
赤いローブと山羊の頭骨のマスクは邪教徒(リーダー)と同じ。
周囲のプラーガをある程度コントロールできる特殊な錫杖を武器とする。
を振って呪文を唱え、周囲の邪教徒を強制的にプラガ・グアダニャやプラガ・マンディーブラへと変貌させる。
レオンらの体内にもプラーガが宿っているため、こいつが杖を振るとレオンやアシュリーが一時行動不能になる。
耐久力が高い上にガン逃げするため厄介。

【大男/大男:ハンマー】

RE:4でリストラされた世紀末ガナードに代わり追加された、牛の頭(生首)を被ったの巨漢ガナード。
腹は若干だらしないが全体的にガッシリしたプロレスラー体型で、素手もしくはスレッジハンマーを手に村人と共に襲い掛かる。
見た目通り耐久力があるうえ怯みにくく、体術を当ててもダウンしないが、段差は梯子で登るので隙がある。
ハンマー振り回しはボタン入力で回避可能なうえ、敵味方問わないので勝手に仲間を倒す一面も。
素手タイプは前蹴りで攻撃してくるほか、遠距離では走りながらラリアットを叩き込んでくる。
装備も整わない最序盤の農場で、ハンマー持ちと早々と対峙することに。

【大男:連弩】

RE:4ではガトリング男がリストラされた代わりとして登場した大男。こちらは牛ではなく猪の頭を被っており、片腕に備え付けられたエンジン駆動の連弩で火矢をマシンガンの如く連射する。誰が言ったか通称伊之助
矢が尽きると腰からマガジンを取り出してリロードする。戦闘員と共に現れるため4のガトリング男のような扱い。
ちなみに飛び道具頼りと思って近づくと、素手大男と同じくヤクザキックをしてくる。
なお変更された理由は不明だが、他の戦闘員がボウガンや対戦車擲弾発射器位しか飛び道具を使わないのに、ミニガンを使うのは違和感があるからかも知れない。

【武器商人】

黒いロングコート、大きなリュックサック、目から下を隠す紫のマスクをした、怪しさ全開のガナード。
しかしレオンなどのよそ者に対しても対価さえ貰えば武器を渡す等、理性的で協力的な存在。
耐久力は単なる人間以下で、ナイフで切られただけで即死する最弱キャラでもある。
非常にイレギュラーなガナードであるが、村、城、孤島のあちこちに複数体存在する。

RE:4では日本語のCVが千葉繁となり登場。そのせいか、ユーザーの中には今回のショップを「千葉商店」と呼ぶ者も…
大きな変化としてはレオンの攻撃が一切通じなくなった事が挙げられる。銃器に関しては照準を向けさえできなくなった。

また首魁の一人であるサラザールの事はクソガキと呼んでおり、教団とは共生関係にない独自のコミュニティを持つ。
一方で射的場で楽しそうにレオンにゲームを勧めるなど、色々な会話により旧作より愛嬌が増している。
「ご利用は無計画に、だ」などの拝金主義的台詞や、「腰が痛ぇ、目が辛ぇ…年月ってのは残酷だよなァ…」などとボヤく人間臭い面も。
高額商品の売却時に喜ぶ素振り、逆に何も取引せずに話し終えると不愛想にするなど良くも悪くも商人らしい姿を見せる。
ちなみにガナードたちは鉱石などの金品に何ら価値を見出さなくなっているようで*1、その点でもレオンとの取引を重宝しているらしい。
なお、彼らの依頼の内容でわかる通り教団とは明確に敵対している。


■マジニ

バイオハザード5』に登場。
トライセル社に渡ったプラーガの改良型(タイプ2、3)を寄生させられて操られた人間達。
特筆すべきは支配種プラーガを用いずとも制御が可能なこと。
更にある程度成長した幼体を口から押し込んで短時間で寄生を完了させることができる。
他にも感染者は自身の体内で生み出した幼体を非感染者にその場で植え付けられ、ねずみ算式に増殖させる事が可能となった。
普段は大人しくすることで潜伏させやすくしているが、目つきは悪いし、敵への感知能力は健在。
ガナードに比べ知能が向上し、潜伏時の衛生観念等の日常面もある程度は改善しており、乗物の運転も可能。
また、身体能力が向上し足が速くなっている。


■マジニの種類

【市民】

キジュジュ自治区の住民達。ガン垂れてくるやつら。
村人のガナードと同じくククリなどの日常品を武器にする。
中には拡声器持ちの扇動者もいて、他のマジニを扇動する。
手斧、ボウガン、火炎瓶、ダイナマイトなど様々なバリエーションがある。
ちなみにダイナマイトなど持っている爆発物を撃つと誤爆で一気に片付けられる。


【先住民】

タイプ3プラーガに寄生された湿地帯の先住民「ンディパヤ族」の者達。
単なる村人が元だったガナードより戦闘能力が高く、特にダウンからの復帰速度やジャンプ力が高い。
武器は変異により鋭利になった爪による切り裂き攻撃と、木製のを使ってきたりもする。
ハイジャンプからの突き刺し攻撃はコマンドで回避するか、走って距離をとると隙だらけになる。
中にはやピルム(投げ槍)を持っているのも。
半裸で腰蓑の格好だがこれは祭りの衣装で、寄生される前はキジュジュ自治区の住民と変わらない服装だったとか。
ただしタイプ3の影響か皮膚は青黒くなり、所々に裂傷があったので研究チームは失敗の烙印をおしている。

ちなみにこの先住民タイプに女性の姿はない。
ゲーム内で確認できる資料によるとタイプ3プラーガと女性の相性が悪く、寄生が完了する前に全員が絶命してしまったようだ。
メタ的に言えば、コンプライアンス関係で上半身裸の女性を出せないためだと思われる。


【武装兵】

トライセル社の研究施設に配備されている、戦闘訓練を受けたマジニ部隊の兵士。
投与されたプラーガのタイプは不明だが、皮膚の変色や一部破損が見られるところからタイプ3と思われる。
戦闘員ガナードと違いこちらは重火器を保有しており、中にはロケットランチャーを持っている奴もいる。
金属製の盾や防弾ベストで守りを固めており、稀に倒すと膨れ上がり爆発する個体もいる。
最後まで膨れ上がった状態の爆発は、周囲のプレイヤーやクリーチャーを巻き込み大ダメージを与える。
手榴弾や閃光手榴弾を投げてくるが、これに攻撃を与えると効力をなさないまま起爆させられる。


【処刑マジニ】

キジュジュ自治区に登場する巨大な断頭斧を武器にしている巨漢のマジニ。
黒いフードを被っており、全身に釘が刺さっている。背中に一際大きい杭が打ち込まれており、頭部以外にここに銃弾を当てても怯む。
当然役割はマジニじゃない人間の処刑で、BSAA隊員のレイナードも犠牲になった。
ザ・マーセナリーズには赤フードで燃えている斧を持つ個体が出てくるが、黒タイプより耐久力などが上がり、閃光手榴弾が効かない強敵。
ステージも混戦しやすいので尚更厄介。多少の銃撃など意にも介さないで向かってくる。
ただし身体が大きく動きが鈍いという弱点もあり、障害物などを利用して距離を取れば戦いやすい。
ちなみにシェバがまだ居なかった頃のPVではチェーンソーマジニの姿になっていたが、後から今の姿に変更された経緯がある。


【巨漢マジニ】

読んで字の如く巨漢のマジニ。ハゲ。上半身裸のレスラーを思わせる風貌。
前進しながらの連続ラリアットとダブルスレッジハンマーを仕掛けてくる。
基本的に素手でぶん殴ってくるが、「オルタナティブエディション」には武器持ちがいる。
両腕をクロスさせたアームブロックはショットガンの直撃さえ防ぐ頑強さ。
ちなみに処刑マジニにも言えることだが、優れた肉体を持つ一方で脳機能の言語能力に問題がある。
そのため仲間との意思疎通が図りにくく、組織行動を取らせ難いという欠点もある。
尚、スタンロッドに弱い。


チェーンソーマジニ

いたよチェーンソー。しかも倒しても時々復活して更に凶暴に。
頭を麻袋で隠して奇声を発しながら、血濡れの大型チェーンソーを振り回す。
切られれば即DYING、首を切られると即死。


【ライダーマジニ】

バイク乗りのマジニ。器用に乗りこなしてこちらを追っかけまわす。
手斧と火炎瓶で攻撃してくるが、こちらに気を取られて仲間のバイク同士で交通事故を起こすことも。
ちなみにバイクを破壊すればガソリンに引火し爆発炎上する。


【巨人マジニ】

先住民マジニの内数人が突然変異を引き起こして3メートルくらいの巨体に変貌した。
巨大な仮面を被っており、その頑強さはマグナムも通用しない。
人の頭蓋骨を大量に集めたトゲ棍棒を武器に暴れ回り、巨体から繰り出す高威力の蹴りで襲いかかってくる。
倒すとンディパヤ族に関する特殊なトレジャーを落とす。


【ガトリングマジニ】

4のガトリング男と同じくガトリングガンを持ち運んでいる。
だが弾倉を背負っているので背中からの攻撃が無効化され、こちらが物陰に隠れたりすると時折だが手榴弾を投げつけてくる。
仕様も同じなので節約狙いもあり。サングラス(破壊可能)で閃光手榴弾を防いでる奴も。
タンクと服装が赤色の色違い個体もいるが強さに変化はない。

【ケファロ&デュバリア】

宿主の人間が深刻なダメージを受けたため、寄生体が露出して直接肉体の制御を行っている状態。
本来プラーガは光に弱いが、トライセルによって改良が加えられ閃光手榴弾などの強烈な光を受けなければ日中でも活動可能。
また、ガナード(プラーガ)は成長段階によって3タイプに分かれていたが、こちらは突然変異による形態の変化。

ケファロは頭部が欠損して首から寄生体が露出したタイプ。
この寄生体は近付いただけでも切られてダメージを受け、高威力の叩きつけ攻撃をする。
寄生部分を攻撃しても怯まず、弱点部位も存在しないなど、ガナード(プラーガ)より強化されている。
ただし、逆に寄生部分以外への攻撃が効果が薄かったガナード(プラーガ)と違い、寄生部分以外を攻撃してもダメージが通る。
また、早歩きしてる時に下半身を撃ち続けると転倒し、そこからダウン体術が可能。

デュバリアは寄生体が変形・巨大化し、宿主の上半身を破裂させて露出するタイプ。
一撃DYINGの噛みつきか体当たりで攻撃し、非常に頑強な外殻に銃弾は通用せずマグナム弾さえ弾き返す。
上半身と一緒に腕が吹っ飛んでるので梯子が使えない。生身のままの下半身を撃って弱点を露出させてから攻撃しよう。
出来れば近付かせず速やかに処理したい。
変身中でもダメージは通るのでハイドラ密着撃ちや、閃光手榴弾等で瞬殺する事が出来る。
ケファロとは違って体術はウェスカーダッシュや連携技の3段目の巻き込みでない限り不可能。
また、固定寄生体持ちは総じて変異防止体術や落下ダメージで体力が0になると、寄生体が出ないまま倒せる。
ちなみにフィニッシュブローで倒すと変異せずに頭が破裂して倒せる。


【キペペオ】

マジニを倒すと稀に出現する寄生体の変異種。寄生体Cのプラーガの成虫が分離したものに相当する。
最大の違いは宿主の死後すぐに分離し、独立後に飛翔する点である。
見た目に反してヘリに攻撃を仕掛けるほど運動性が高く、支援に当たっていたBASS隊員のカークが犠牲となった。
横移動で射線を外しながら接近し、口から吐き出す酸や、尻尾の触手を首に巻き付けて締め上げる攻撃を行う。
カークはこれに襲撃された際に「飛行型のB.O.Wに…」と言っているため、プラーガ独立型というよりはB.O.Wとして扱われている。
また、完全に肉体と分離しても非常に高い生命力を持っており、生物に寄生せず単体で出現する場面もある。
閃光手榴弾、閃光グレネード弾で一撃で倒せるが、出現直後は閃光も効かない完全無敵状態なので注意。
デュバリア同様の条件下で固定キペペオ持ちを倒すと寄生体が出ない他、天井の下で倒した場合も出てこない。



■その他の派生種

ガナード(東スラヴ)

バイオハザード ダムネーション』に登場。
東スラヴ共和国の住民が、大統領スベトラーナ・ベリコバによるバイオテロリズムによってガナード化したもの。
プラーガ・タイプ3に寄生されたマジニと同様に外見の変化が著しい。また動きもぎこちなく緩慢で言語能力も劣化している。
マジニと同様に口から花弁状の器官を露出させ、そこから取り出した幼体を非感染者の口に無理やり押し込んで寄生させる。


ガナード(東スラヴ)の種類

【一般市民】

ガナード化した東スラヴの一般市民達。
日用品を手に仲間と共に組織的な集団行動で非感染者を追い詰め、捕まえて次々とガナード化させる。

【チェンコフ先生】

JDの学生時代の男性教師。植木鋏でレオンを襲撃したが、返り討ちにされた。

【少女】

黄色い上着を着た少女のガナード。兵士をガナード化させた。

【政府軍一般兵士の一人】

ガナードの集団に追い詰められ、上記の少女にプラーガの幼体を植え付けられガナード化した。

【JD】

アメリカ嫌いだがアメリカかぶれの反政府軍の一員。
レオンと共闘したが、アジトにしていた教会をガナードの集団に襲撃され、自らもガナード化した。
しかし、プラーガの精神支配に抵抗したためか内側からプラーガに頭部を破壊され、完全に化け物と成り果てる。
最後はレオン(小説版ではバディに)に射殺された。

【プラーガが露出したガナード】

宿主の頭部を失い、約1メートルの触手が数本、首から生えた姿のガナード。触手には無数に刺が生えている。

劣性ガナード(仮称)

『バイオハザード アンブレラコア』に登場。
サラザール領地で生き延びつつも、劣化していたプラーガ「劣性プラーガ」に寄生されたヒトの成れの果て。
本来は高い知能を用いるはずが、統括する支配種が『4』で尽く倒された影響で劣化した。

劣化ガナードの種類

【村人】

立ち入り禁止の警告を無視して村に帰省した結果、劣性プラーガに寄生された人々。
耐久力は低く、使用する武器もハチェットのみだが、俊敏さはむしろ増している。

【変異ガナード】

宿主の頭部を失い寄生体の幼体が露出している状態のガナード。
触手部分がなくなり、心臓型の器官から直接ブレード状の器官が生えている。
そのためリーチが短くなっているが、光に対して完全な耐性を獲得している上に耐久力も非常に高い。
更に、凄まじい速度の全力疾走で相手に突進する難敵。見つからないことを最優先すべきである。


空耳

ガナードは日本人にはあまり聞き慣れないスペイン語で喋る。
そのうえ一切字幕が付かないため、馴染みのない人にとってはレオンと同じく何を言っているのかさっぱり分からない。
これは言語を喋るにもかかわらず、意思疎通できず襲い掛かってくる敵への恐怖心を煽るためのスタッフによる意図的なものであった。
だが、プレイヤー側からは不明瞭な台詞の節々に日本語のようなイントネーションを感じ取る事で空耳に仕立て上げる人が出てきた。
これもバイオ4をプレイする上での楽しみの一つであるが、身内ネタの域を出ないためTPOは弁えよう。

……そのはずだったのだが、バイオ4のリメイク版である「バイオハザードRE:4」の発売を記念してカプコンが配信したアニメPV
バイオ名作劇場 ふしぎの村のレオン」において、空耳ネタの幾つかが字幕として公式に採用された。


かなりえげつない事を喋っているため、字幕がつかなくてよかったというプレイヤーもいるのではないだろうか。

ちなみにガナードではないが、開始早々同行している警官もスペイン語を話すため空耳は存在する。
「あ~よっこらしょ*18
「ソーリー徳さん*19


ちなみに「バイオ5」のマジニも同様、多くの空耳が存在するらしい。 



■おまけ↓(ゲームとは無関係です)

【戦闘員の日記】


ああ、神様…なんということだ。サラザール様までもが殺されてしまった。

まだ私は死にたくない!


あのエージェントの殺し方は普通じゃない。まず頭か足を撃ち、もだえているところに蹴りかバックドロップを入れ、ダウンさせる。

それからナイフで切り刻み、じわじわと命の残り火を消していく…それでも死ねなかったら、また頭や足を撃たれ、蹴られる…

殺人というより拷問だ。

ライフルやロケットランチャーで即死できた者は、幸運だったのだろう。


殺された者たちは皆、死にたくない一心で、自己防衛の一心でエージェントに立ち向かったに違いない。

エージェントに出会えば殺される。それは明白だった。背後や遠距離から射殺された者もいるからだ。

私も殺されるのだろうか。考えたくはないが、そうなる前に遺書を書くことにする。


愛する妻よ、君と出会えて私は幸せだった。
君がこれを読んでいる頃には、私はもう、この世にはいな


(後の文字は血が染み込んでいて読めない…)




追記・修正よろしくお願いしまモチっとした餃子

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最終更新:2024年04月21日 11:48

*1 これは武器商人の近くに置いてあるファイルに書かれている

*2 Ahí está!

*3 Un forastero!

*4 ¡Os voy a romper a pedazos!

*5 La campana.

*6 Tenemos que irnos.

*7 Vamonos.

*8 Maldita sea, mierda!

*9 A lord Sadler todopederoso.

*10 Matalo!

*11 Muere…Muere…Muere…

*12 Morir es vivir…Morir es vivir…Morir es vivir…

*13 Cogedlo…cogedlo…cogedlo…

*14 Lord Saddler…

*15 Agarralo!

*16 Te cogi!

*17 Alli!

*18 変な奴だぜ

*19 すまねぇ、待たせたな