バイオハザード4

登録日:2009/05/28(木) 17:52:52
更新日:2024/04/17 Wed 10:09:30
所要時間:約 20 分で読めます





バイオハザード4』(Resident Evil 4)とは、サバイバルホラーゲーム『バイオハザードシリーズ』の一作。
タイトルのナンバリングは「4」であるが、本作以前に『CODE:Veronica』と『0』がリリースされていたため、シリーズの基本となる本編タイトルでは第6作目にあたる。



【概要】

それまでのシリーズから世界観を引き継ぎつつ、舞台背景や敵、システムなどが一新され、操作性、アクション性などの向上が計られた。
これらの試みには過去作の象徴的クリーチャーであったゾンビの廃止なども含まれており、発売前は「バイオではない」等の酷評も受けたが、発売後はアクションゲームとしての良質さから好評を得る作品となった。

作中の舞台はスペインらしく、敵キャラクターの言語はスペイン語で、村や城はヨーロッパ的な地理で構成されている。
このスペイン語は我々にとって普段聞きなれないものであり、多少の訛りもあって本作名物の空耳を多数生み出している。

2005年1月27日発売のGC版に始まり、多くの機種に移植されている作品で、同世代ではPS2に、それ以降の世代ではWiiPS3、Xbox360、PS4、XboxOne、Switch向けにそれぞれ発売されている。PC版も旧バージョンがパッケージとして流通したほか、Steamでのダウンロード販売も行われている。更にVR対応版としてMeta Quest2にも展開されている。
回を重ねる事に追加武器や難易度追加などの調整が施されているため、新しく始める場合は最新機種で遊ぶのがおススメ。

本作では『3』までで採用されていたプレイヤーキャラクターの位置によって固定視点を切り替えていく所謂ラジコン操作風の操作から、プレイヤーキャラクターの肩ごし視点(ビハインドビュー)から狙いをつける(エイミング)ゲーム性に変更された。
最初は今までのゲーム性とは異なる形であったためファンからは不安が多かったが、蓋を開ければ評価は一転。
FPSのように狙いをつけて部位破壊を狙えてかつFPSでは難しい大胆なアクションが評価されるようになる。
本作以後『バイオハザードシリーズ』においてはTPS操作が定番となっていき、DEAD SPACEギアーズオブウォーなどの名作アクションシューティングにも影響を与えている。


なお、ゾンビやアンブレラを出さなかった理由については三上真司氏が大まかに
「ゾンビのネタがネタ切れし始めた」
「人とゾンビを比べるとやはり人の方が怖いので一回敵を人にした」
「そうするとファンの人達の中からゾンビを出せ、アンブレラを出せという声が出そう」
「(実際にそういう声が出たら)『5』で元に戻せば(またゾンビやアンブレラを出せば)『分かってるじゃん、カプコンさん』という話になりそう」
と語っている。

また、新規路線の模索を行ったため開発中にも大幅な路線変更が行われており、路線変更前の旧verはファンからは『バイオハザード3.5』等と呼ばれている。
GC版発売日に購入特典として付属したシークレットDVDで路線変更前のムービーを見ることができる。
変更前は敵が幽霊っぽかったり、の中から敵が現れたりと心霊物よりのホラーとなっており、今までのシリーズとは大幅に毛色が違うコンセプトだったことが解る。
結局この3.5は幻となりバイオハザードとしては日の目をみることはなかったのだが、後にバイオとは切り離して開発が継続され、デビルメイクライ』という形で世に出ることになる


そして、発売から18年が経った2023年にはリメイクシリーズである『REシリーズ』として日本語版もついた本作のリメイク版バイオハザード RE:4が発売されている。



【あらすじ】

ラクーンシティの惨劇により、数々の事件を引き起こしたアンブレラは業務停止命令を出されて倒産、世界はバイオハザードの危機から逃れたかに見えた。

ラクーンシティ事件から6年後の2004年秋。
合衆国エージェントに転身したレオン・S・ケネディは警護を予定していた大統領の娘、アシュリーが誘拐されたため、目撃情報があったヨーロッパのある山中の村へと派遣されることになる。
しかしそこは狂気の世界への入口だった……



【主な登場人物】

※ネタバレあり

レオン・S・ケネディ
バイオ2から久々に登板。
6年の間に心身共に大きく成長し、挑発におちょくったり、口説いたりとかなりやる男に。
ガトリングガンで撃たれても、ダイナマイトで爆破されても、アイアンメイデンに頭を串刺しにされても戦うエキセントリック。
一方で、昔ながらの熱いヒロイックな一面は残っている。
戦う理由はトラウマ。エイダは「俺の心の中にある幻影」らしい。クラウザーのジョークは分からん。
口癖は「泣けるぜ」*1
死に際台詞は「あううぅん」。


★アシュリー・グラハム
今作のヒロイン。典型的なDamsel in Distress(捕らわれの姫)。
彼女のしゃべり方をあえてカタカナ化すると、レオンというか「リオン」。
誘拐された大統領の娘。おっぱいガール。
ノーマルコスではそのお美脚の奥のパンチラ*2、スペシャルコスではむっちりなおっぱいとプリケツで*3多くのストレンジャーの目線を釘付けにする強敵
リオンのナイフ一発で死ぬが、爆心地に居なければ爆風程度では死なない不思議ちゃん。…鎧?ああ、そこで囮になってて
たとえレオンが怪物にどつかれようが爆撃で吹っ飛ばされようが、アシュリーの側に倒れ込めば怒られる。だから5ではシェバ登場か?
露出が足りないと思う人は動画サイトでMODでも検索しよう。


エイダ・ウォン
かつてラクーンシティでレオンと協力した謎多き女スパイ
タイトで情熱的なチャイナ風ドレスの深いスリットからスラリと伸びる美脚に美しい黒髪という、素晴らしき東洋の美女。最高です。
厨二病を発症したウェスカーさんの組織に所属しておりプラーガのサンプルを狙う。
つれないように見えるが、実は序盤の村から最後までレオンを陰から助けてくれるという尽くすタイプ。
PS2版からはエイダ編シナリオも追加された。露出が(ry


★イングリッド・ハニガン
合衆国エージェントのオペレーター。
無線通信でレオンの作戦行動をバックアップしている眼鏡っ娘。


★マイク
レオンの組織の一員。
ガナードに囲まれ絶体絶命となったレオンの助太刀に来た(はず)。
本来輸送機であるUH-1にガトリングと空対地ミサイルを装備した、空飛ぶ魔改造火薬庫とでも言うべき圧倒的武力を傘に、単純な武器しか持たないガナード達を笑いながら殺戮する*4
が、その時1人の勇敢なガナードが立ち上がり……

なお最高難易度のプロフェッショナルモードでは打って変わって、火力支援を殆どしてくれない。初心者には誤射、上級者には見殺しで対応する、どちらのポジションでも影が濃い飲み友達である。


ルイス・セラ
ただのハンサムなプー。民家に引きこもって共闘するとHP無限の不死属性*5
銃撃以外は前転で無効化する超人なので、敵から袋叩きにされている彼めがけて手榴弾を投げ込むと吉。


オズムンド・サドラー
舞台となるヨーロッパのど田舎な山林一体を支配しているロス・イルミナドス教団のカリスマ。
一連の事件の黒幕、夢はでっかく世界征服
アメリカ人は信用していない。ハリウッドのクリシェ(ベタなお約束)には草生える。
無線機を通してレオンとの積極的なコミュニケーションを心がけている。
他の敵キャラクターに比べて姿は一見人間的だが、目は白目の部分が少ない奇妙なもの。ローブの下から伸びる汁まみれの器官でルイスやエイダを突く。
レオンが気に入ったので、巨大な虫ともタカアシガニともつかぬ格好になって四つん這いになる。が、生身の方がタフな気がする。
クリア特典武器によっては一秒ほどでご臨終


ビトレス・メンデス
序盤の舞台となる村の村長。ハゲ。
イベントシーンでの銃撃はプレイ時より強力なのがお約束だが、彼に限っては攻略ヒントになっている。
暴虐の限りを尽くすストレンジャーから村人やサドラーの計画を守ろうと努力を尽くすが、ことごとく打ち破られる。
ついには「村が崩壊するのでは」と危ぶみ、ボロい山小屋で独り言を記録するほど追い詰められる。
挙句の果てに自ら打って出る暴挙に出るものの、レオンの卑劣な罠に掛けられ丸焼きの刑に。しかしその時、村を思う村長の真の力が目覚めて……


ラモン・サラザール
中盤の舞台となる古城の主人、サラザール家第8代目当主。
子供並みのチビで老け顔だがこれでも20歳
自分そっくりの彫像型ロボットは趣味なのか。宝飾品もロケランもまとめてガラスケースに飾っているのは展示なのか。
小物感たっぷりの口調を使うが、強力な右腕と忠実な執事を持つ。
触手生物を放し飼いにしている迷路状の庭を持っており、迷路入り組みすぎで自分でもわかんないです(><)と謎の暴露をしてくる。
サドラーに唆されてサラザール家が代々封印していたプラーガを解き放つ。
レオンをミスター付けかつスコットと呼んでくれる数少ない人物の1人。
レオンいわく「お前のやってることはテロだ」。24に同姓同名のテロリストがいるが気にしない。


ジャック・クラウザー
エージェント時代のレオンの同僚。通称蔵さん
2年前に死んだとされていたが蘇った地獄のテロリスト。
アシュリーを誘拐した犯人で、レオンをSATSUGAIしようとする。
ウェスカーさんから送られたスパイ2号で、サドラーに取り入りプラーガのサンプルを狙っている。
レオンのナイフでハメられて人生オワタと思われたが復活し、赤いドレスのメス豚に立派なものをブチこもうとするが返り討ちにあい今度こそ死亡。


アルバート・ウェスカー
おなじみグラサン。今回は遠くから命令している。
撃破数を競うミニゲーム「マーセナリーズ」にも参加。サイレンサーは銃声を抑えて敵を集めにくくさせる産廃。
ベロニカで見せた掌打も健在。厨二病。


ハンク
ミニゲームでまさかの登場。
ガナードの首を折ってまわった。通常のチェーンソー敵も圧倒。
いかにも特殊部隊員といった外見ながらまさかの近接武器ゼロ。弾切れには注意。


★武器商人
本作初登場。道中でレオン(とエイダ)に武器や弾を売ってくれる他、手に入れた物を買い取ってくれる。
覆面で顔を隠し、ロングコートにフード、大きなリュックサックと怪しさ全開。
正体は恐らくガナードだが、金さえあれば誰にでも商売する商人の鑑。敵はルイスやレオンより先にこいつを警戒するべきだった。
妙にテンションが高く、話しかけると「ウェルカァム!!」と威勢よく応え、ご丁寧に商品の解説もしてくれる。
本作で一部の武器が「反則武器」と呼ばれるのは、彼のセリフが由来。
ナイフが掠めると死ぬ。アシュリーが身じろぎもしない程度の爆撃余波でさえ死ぬ。でも何故かP.R.L.412では死なない。
ちなみに声優はレオンと同じだったりする。

★犬
序盤でトラバサミに引っ掛かっている白いわんこ。
助けておくと後々良いことがある。
銃やナイフでトラバサミを壊しても一応助けられるが、こちらは犬の機嫌次第では後で来てくれないことも。



【クリーチャー】

今作に登場するクリーチャーはTウイルスではなくプラーガという寄生生物に寄生されて改造されたもの。
プラーガに寄生されたものは“支配主プラーガ”を宿した者に忠実な配下となり、サドラーたちの意のままに操られている。
ゾンビとは違ってある程度の知能を保ち、言葉をしゃべり武器を使いこなす。

ガナード
プラーガに寄生された人間の成れの果て。
村人、邪教徒、戦闘員などの種類がある。
純粋に教団の被害者だったり、ガナード化以前から教団所属の敵勢力だったりもする。
平時は日常(?)を送っているが、見知らぬストレンジャーを発見すると襲い掛かってくる。
なお寄生体で情報を統一化しているため、一人に感知されると次々やってくることが多い。
「オッ○イのペラペラソース!」「ありえんなー!」「ウ○コがしてぇよおー!」「←おっきいのしてます!」「ヘボ山田」「燃やせピカリーニョ」「魔太郎!」
「萌えれ~萌えれ~」「手○キ」などいろいろぶち撒ける。

チェーンソー男、チェーンソー姉妹
プラーガの影響で狂暴化しチェーンソーを装備したガナード。通称チェンさん
序盤の中ボス的存在で男と女二種類が存在。
一撃死であり、初見では多くのストレンジャーにトラウマを与えた。
かなりの体力を持つが、怯み耐性は普通のガナードに毛が生えた程度なので幾分マシ。
ハンドガンやマシンピストルで落ち着いて数発顔を撃てば悶絶。卵でも顔に当てると悶絶。
鍵を持たないのは無視できるが、倒すとルビーや大金を落とす。
ミニゲームには二連チェーンソーを振り回し(どっちにしろ即死)、階子をジャンプで昇り、耐久力もケタ違いの巨大チェーンソー男が二体も登場。
基本的に手榴弾連発か、強力な武器を胴体に撃ち込むことで対処できる。

●ガトリング男
本来固定して扱うガトリングガン(おそらくミニガン)を持ち歩き、腰だめで連射して見せるターミネーターのような黒人…ではなく白人(スペイン人だから当然ね)の巨漢ガナード。ハゲだが、ベレー帽と眼帯を着用しているオシャレなやつ。
ガトリングはかなり遠くまで届くので危険だが、1発でも当たると止めてくれる優しい一面も。
耐久性が高いがレオンの滑車アタックには弱い
「(ダダダダダ)どういうこと~?」

●触手
頭が破裂し触手が出てきたガナード。3種類いる。エロくない。
攻撃力が高い初見殺しだが、閃光手榴弾でイチコロ
どう見ても寄生獣です、本当にアリエスタ

デルラゴ
湖にいるプラーガで巨大化したサンショウウオ。
ビビって湖の端っこを進むプレイヤーを中心部分にテレポートさせる超能力持ち。
無限モリで戦うことになるが、金もアイテムも落とさない。
好き嫌いが激しくボートは食べない。

コルミロス
プラーガが寄生したわんこ。背後から襲うことはしない騎士道精神の持ち主。初見では序盤に助けた犬と勘違いして襲われた人多数。
振り向きざまにショットガン→すぐに反転して移動→ショットガ(ry
ケルベロスよりは強いが焼夷手榴弾でイチコロ。触手プレイを始めようとしたら閃光手榴弾で。

エルヒガンテ
プラーガにより巨大化したガナード。通称エルヒ、またはハルヒまたは、ロードオブザ…
非常にデカく狂暴でガナードも殺す。
序盤~中盤にかけての強敵。寄生体が弱点だが、ナイフより改造済みライフルやマグナムの方が有効かも?

ガラドール
狂暴化したため目を縫われ、巨大な鉤爪を付けたガナード。
走る音や銃声を感知して向かってくる。つまり歩く音は聞こえない。息遣いもリロードのカチャカチャ音も聞こえない。
背中の寄生体を撃つと激しくダンス。その度に背中を撃てば死ぬまでアンコール。

ノビスタドール
プラーガを使った昆虫と人間の混成体。通称のび太
ステルス迷彩を持つものもいる。
よく宝を落とす。飛行中は何故か体力が激減しているので、遠くからのショットガンでまとめて駆除できる。

アルマデューラ
西洋鎧の中にプラーガが入り込んだもの。
主にトラップとして登場し、アシュリーを転ばせてパンツを見せてくれるイイ奴。
バトルの際は触手を出してから閃光手榴弾を使うと楽だがコイツにナイフで挑むと死ねる。

ヴェルデューゴ
サラザールの"右腕"。右手が取れるのか?
ヴェルデューゴ=執事は改造人間である。彼を改造したロス・イルミナドスは、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
中盤の敵のくせしてHPは高く、何とラスボスの8000を超える20000。しかもダメージを与えられる機会も限定されているので、ぶっちゃけサラザールよりも強い
余りに強いのでロケランかスルーがオススメ。
ただしタイラントと違い、単なるロケラン一発ではギリギリ生き残る。部屋のギミックは可能な限り使うべし。
ドアに引っかければナイフで殺せなくもない*6

リヘナラドール
寄生体を複数宿すことにより、驚異的な再生能力を得た改造人間。
別にヘブンスマイルではないので、マグナム「キラー7」が特別効くわけでもない。
サーモススコープを用いて寄生体を正確に狙わなければ、弾を大量に消費してしまう。
胸も股間のミシャグジ様もなく、元の性別さえ不明。体毛は一切なく、灰色の全裸でゆっくりとこちらに近づいてくる姿はかなり怖い。
初見では間違いなくトラウマ
その余りもの恐怖感と鼻息荒い存在感で一部には「リヘナラたん」などと呼ばれ熱狂的人気をもつ。
ショットガンで脚を吹き飛ばした後のナイフコンボでハメ撮り動画がうpされている。
全身針だらけの亜種、アイアン冥殿もいる。

U-3
アレ(It)。別名雄三。Itと呼ばれた子。人間と昆虫と爬虫類の融合体。
最初は狭いコンテナの中で出現するので厄介。
このゲーム関連のウェブサイトや攻略本をスルーしたプレイヤーにとって、この子の名前は永遠にアレ。アレとかコレとかボケが始まってるのか


【武器】

従来のシリーズ作品と違い、武器の種類が非常に豊富。
詳細は武器(バイオハザード4)を参照。


【主なシステム変更点】

  • 視点の変更
映画的な第三者視点から常にプレイヤーの後を追うビハインドビューに変わった。

  • オートロックオンの廃止
銃を構えた時に敵を自動的に狙わなくなり、ポインターを動かして敵を狙わなければならなくなったが、弱点を狙ったり、オブジェクトを撃ったりと狙う楽しさがついた。
Wii版やパソコン版は敵の数が増えた反面、狙いやすい。

  • アイテムのドロップ
敵がアイテムをドロップするようになり、敵を倒す意義が増えた。
ちなみにドロップするアイテムは所有弾数の少ない武器の弾数が優先的に出るようになっている。

VR版ではドロップしたアイテムが拾うまで永遠に残り続ける。本編では急いで拾わなくていいので有難いのだが、マーセナリーズではアイテムテーブルが狂う元凶なので大迷惑である。

プレイ中に拾うだけでなく敵が落としたお金(ペセタ)で商人から買えるようになった。

  • 体術
ガナードの足や頭を狙って怯ませ接近すると、体術が可能になった。
頭でひるませるとハイキック。
膝をつかせた場合は「村人」と「それ以外」でアクションが変わる。前者は中段蹴り、後者はベリィトゥベリィとなる。
動作開始から終わりまで無敵なうえ、攻撃範囲は見た目よりかなり広い。
弾の節約、集団雑魚に囲まれないための初撃など用途はいろいろ。ナイフと体術だけでチェーンソー姉妹に挑む熟練者も居る。
初心者の場合、威力は弱いが弾薬が集まりやすい武器(主にマシンピストル)で雑魚の頭を狙い、
相手がひるんだところで体術を組み合わせるだけで、けっこうな弾薬節約になる。

VR版では一時的に三人称画面に切り替わる。

  • アクションコマンド
プレイ中やムービー中にコマンドを要求され、敵を攻撃したり罠を避けたりしなければならなくなった。いわゆるQTE
ボーッとムービーを見ていると死んでしまうことも。クラウザーさんとのナイフバトルは難易度が高く初見殺し。
プレイ中のコマンド実行中は短時間の自動操作で、プレイヤーの操作も敵の攻撃も受け付けない。場所によっては敵の攻撃がレオンをすり抜ける。

VR版ではモーションコントローラーを活かしたアクションに差し替えられており、一部場面は時間がスローになる。大岩やサラザール像をレオンと一緒に逃げる場面は爆笑必至。
しかもオプションでOFFにできるので気分に合わせてどうぞ。


【クリアテクニック】

  • フェイント
やってくるガナードにダッシュで近づき、少し手前で後退すると敵は攻撃するも空振りしてしまい隙だらけになる。
本作の最重要なテクニックで、特に高難易度だと敵の反応の良さが仇となって確実に引っ掛かる。
ガナード以外でもリヘナラドール、U-3などの中ボスやボスキャラでも引っ掛かる。
逆に低難易度だと引っ掛からない。

  • ハシゴハメ
ハシゴの上でナイフを構え、追いかけようとハシゴに上ってくる敵をナイフで落とすという戦法。
弾薬を消費せずに安全に敵を倒せるが、ハシゴの横向きでやらないと投擲でダメージを受け、ガトリング男等の一部の敵は大ジャンプで飛び越えてくる。
ちなみにレオンのハシゴに上る速度はガナードより速いので、ガナードが上りだしたら一度、降りて再度ハシゴに上るとガナードを突き飛ばす。
VR版では登っている最中に視界が暗転するが、その間しっかり突き飛ばしてくれるので安心されたし。

  • ムービースキップ
大量のガナードが出てくるムービーをスキップすると、定位置につくまでガナードは攻撃しない。
手榴弾でぶち込んだり、面倒ならそのまま通り抜けたりできる。
VR版ではスキップに長押しする必要があるのでラグが発生する。

  • アクション時の無敵時間利用
体術、窓を飛び越えるなどのアクションを実行してる最中は敵の攻撃を受けない。
ただし終えた直後は隙があるので注意。

  • ドアアタック
エリア移動以外のドアに逃げ込むと、ドアは自動に閉じ、追ってくるガナードはドアを数回叩いて開ける。
開けた直後は無防備なので強力な武器で吹き飛ばせる。

  • 武器改造で弾補充
武器商人に武器の装弾数を上げてもらうと弾が自動的に最大数に補充される。
改造前に弾を使い切っても装弾数を改造すれば「弾薬をもらった」ことになるのでお得。
弾入手が少ないマグナムなどが特に有効。


【バージョンごとの違い】

  • GC版
最初に発売されたベーシックなバージョン。
前年にファミ通カプコンに付属した体験版では、若干のグラフィックの質感や道中のアイテムやイベントが減っている。30,000ペセタ集めるとマシン・ピストルとオリジナルPVが解禁される。

  • PS2版
元々はGC独占と言われていたのだが、結局発売された。
マシンスペックの関係でグラフィックが荒くなってたり、敵の同時出現数が減らされるなどやや劣化した部分もあるが、代わりにエイダを主人公とした外伝が追加された。
その他、低難易度設定の追加、新武器「P.R.L.412」、新コスチュームの追加等、ハードの制限がある中で良いものを作ろうとする工夫・気概が随所に見られる。

  • Windows 2000 / XP版
通称「旧PC版」。PS2版がベースで、解像度が向上しておりロード時間も改善されている。勿論MODも導入可能。
しかしフリーズしやすい他、有志のパッチを入れないとキーボード+マウスの操作ができないという欠点もある。
パッケージ版のみなので地味に入手困難である。

  • Wii版
Wiiリモコンに対応した操作方法になっており、ポインターを使った照準の合わせやすさと、サーチナイフ*7で操作感はシリーズ随一。
敵の同時出現数はGC版に戻るどころか、マシンスペックに余裕が増えたのか更に増えたが、操作性が向上したのもあるため難易度はそこまででもない。

  • PS3/Xbox360版
所謂HDリマスター版で、Wii版までの追加要素も全部含まれている。ハード性能の向上によりロードやフレームレート等も大きく改善。
どちらもコードベロニカ(完全版)とのカップリングで発売された。
一方でサウンドがPCM 2chのみ、一部で音ズレが発生する等、気になる点もなくはなかったりする。

  • Steam版
上記のPS3/Xbox360版がベース。1080p・60fpsに対応し、マウス・キーボード操作も可能になった。
しかし従来にはなかった細かい不具合が多い他、マウス・キーボード操作の出来が悪い等、少々疑問符の付く完成度である。

  • PS4/XboxOne版
Steam版の最高設定をCSハードに移植したもので、PS360版にはなかった5.1chサラウンドに対応している。
ただし操作方法が従来とやや異なってる他、Steam版のいくつかの不具合を引き継いでいるという詰めの甘さもある。
とは言え何だかんだでこれが最も入手しやすく品質の良いバイオ4なので、遊びたいならとりあえずこれを選べば問題ない。
ちなみにトロフィー/実績はPS3/Xbox360版とは別になっている。もう一回遊べるドン!

  • Nintendo Switch版
基本的な仕様はSteam版と同じ。Joy-Con操作を実装しようとして没になったのか、ナイフのダメージがWiiと同じく若干高い。
Switch版最大の評価点は携帯機(モード)でバイオ4を遊べるようになった事であろうか。
ただしハード性能の都合上、PS4/XboxOne版よりもフレームレート・グラフィックの面で若干劣化している。また、Switch Liteだと本体がそのままコントローラなので遊びにくいという弊害もある。
最大の問題点は価格。バイオ5にはジャイロ操作や即死系QTEのオート化等の追加要素があったが、こちらはほぼ単純なベタ移植で、そのくせバイオ5より高価格。流石に割高感は否めない。

  • Meta Quest2版
VR版。それまでの移植は操作性含めてそのままだったが、VR化に伴い標準的なVR作品と同じ操作になった。移植はアーマチュアスタジオが担当*8
Unreal Engine 4で制作されており、ある意味では『7』のエンジンでリメイクされるRE4に先駆けたリメイク作品といえるが、全体的な再現度はかなり高い*9

グラフィックこそ大きな向上はないものの、エイム中の移動や直感的な狙いが可能となり、操作性という点では大幅に改善されている。
レーザーポインターがあるので狙いやすさも良好。高難易度を求めるならオプションで無効化もできる。
ただしセクハラ台詞の削除や衝撃的なエンディング等が差し替えられているため、細かい違いが気になる人は注意。

VRならではの操作仕様として、銃とナイフを自由に左右それぞれに持てるので、二丁火器ランボーや遠近ハンドガンナイフなど多彩な戦術で遊ぶことができる。
単純に殲滅力が上がるだけでなく、ライフルもスコープを覗かず腰撃ちができるので、ボルトアクションライフルなども有効に扱える。
また投げた武器は一定時間で所定の位置に戻るが、その前に掴むことでジャグリングしたり、右から投げて左でキャッチして撃つといった曲芸も可能。
籠城時に2Fの窓から乗り出して、下にいるガナードと撃ったりと、VRならではの体験を堪能することができる。

後日のアップデートでマーセナリーズが追加。オリジナル版と同様の内容に加え、様々な条件を達成するチャレンジモードが追加。こちらは隠し要素も含めてかなりお楽しみ要素が強く、ファンなら一見の価値あり。
ちなみに敵の出現パターンはゲームキューブ版と酷似しているという報告が上がっている。


追記・修正よろしくぅぅぅぅん

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最終更新:2024年04月17日 10:09

*1 その音声(英語)は場面毎に違う。

*2 パンツの色は白。覗くと怒られる。

*3 海外版では揺れる。

*4 とうに敵が全滅したところを爆破して「やったぜ!」とはしゃいでいたかと思えば、レオンにミサイルをぶち込んで歓声を上げる様はまるで悪魔。

*5 ただし彼に何発かぶち込むと、キレてレオンのハートをブレイクしてしまう。

*6 ダメージ計算とそれを実証したファンによると、GC,PS2,PC版はナイフ477発、Wii版はナイフ364発。

*7 ナイフ攻撃を始める際に一番近くにいる敵を自動で攻撃してくれる

*8 メトロイドプライムで知られるレトロスタジオの一部スタッフが独立して立ち上げられたスタジオ。妙に洋ゲー臭いのはそのため

*9 オリジナル版がUnreal Engineが一番得意とするC++言語を使用していたため実現できたという。