バードン

登録日:2010/06/02 Wed 12:55:28
更新日:2023/12/20 Wed 15:01:01
所要時間:約 13 分で読めます





バードンとはウルトラシリーズに登場する怪獣。星のカービィシリーズにも同名の敵キャラが登場するが無関係。
とある大人の事情も絡むとはいえ、ウルトラシリーズ初の要素が多く、地球出身の怪獣では最強とも呼ばれる存在である。


【データ】

別名 火山怪鳥
身長:62メートル
体重:3万3千トン

ウルトラマンタロウ
第17話「2大怪獣 タロウに迫る!」
第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」
第19話「ウルトラの母 愛の奇跡」
に登場。
18話は「城之内死す」並みにあんまりなサブタイだが結局死ぬ死ぬ詐欺だった城之内と違ってこれがマジだから困る。

【概要】

非常に獰猛かつ凶暴な鳥型の怪獣で、マッハ10のスピードで飛行する。
肉食の怪獣であり、ケムジラと呼ばれる怪獣から牛・豚・魚。更には人間すら捕食する。
武器は口から放つ高熱火炎「ボルヤニックファイア」と羽ばたきによる強風「バードンタイフーン」、そして太く鋭い嘴「シャークノーズ」。

大熊山の火山活動に伴い、地中に埋もれていた卵から孵化した。
同じく噴火で目覚めた好物の古代虫「ケムジラ」を捕食するため大熊山の地質研究所を襲撃。ケムジラもろとも職員を食べ尽くした。

後にZATの攻撃で巨大怪獣となったケムジラとタロウの戦いに乱入。
野生の勘なのかストリウム光線の体勢に入ったタロウに急接近、嘴で滅多刺しにし死亡させ、
残ったケムジラも滅多刺しにして目玉を啄んだりバラバラにした挙句食い散らかした。
死んだタロウはゾフィーの手により光の国に運ばれて行った。

こう書くとケムジラが雑魚みたいだが、戦場に迷い込んだ子供を庇って満足に戦えなかったとはいえタロウのカラータイマーを赤にするなかなかの強敵である。ちなみに鳴き声は『帰ってきたウルトラマン』のグドンの早回ししたものが使われている。あちらは捕食者であるのに対しこちらは被食者側。

大熊山の周りを通った飛行機を襲撃し乗客を捕食。
ZATはトリモチ作戦を行うが、直前に水浴びしていたため上手くくっつかず殆ど効かない。
それどころかトリモチで体勢を崩したバードンが、まだ避難が済んでいない病院に倒れ込みかけてしまう。

病院を助ける為にゾフィーが登場、ゾフィーは格闘戦でバードンを圧倒、Z光線で畳み掛ける。
が、不意にバードンが放った火炎攻撃がゾフィーの頭に火を付けた後、ゾフィーを池に叩き込み、
引き上げた所を何度も踏みつけ、嘴で滅多刺しにしてウルトラ兄弟の長男ゾフィーを殺害してしまった。
カラータイマーが赤になる前、即ちエネルギーが尽きる前に単純な大ダメージでウルトラ戦士が破れるというパターンは史上初の展開であった。

その後は各地の牧場や食肉倉庫を襲撃。
ZATはあらゆる肉を隠して対抗するが、食べるものが無くなった餓えたためとうとう東京のマンモス団地に飛来。
老若男女関係なく住民を喰いまくるが、そこへ奇跡的に生き返ったタロウが登場。

嘴を食らわないよう上手く立ち回り、ウルトラの母からもらった「キングブレスレット」で攻撃するが逃げられてしまうが、タロウは炎上したウルフ777に取り残された健一を救出するのを優先した理由もある。
このシーンの「隠れていた健一が出てくると、ついさっきまで人であふれていた団地前に人っ子一人おらず静寂に包まれている」
「バードンがマンションの一部屋一部屋にまるでエサ箱にするように嘴を突っ込み人を食いまくる」という映像はトラウマものである。

その後、ZATにより大熊山の巣の卵を破壊され怒り狂う。
ここまで読めばわかるだろうが、この3話でZATのやること全て裏目に出て状況を悪くしてばかりである。

再びタロウと戦うが、キングブレスレットを嘴に嵌められて火炎放射を封じられた挙句、分身で混乱し大熊山火口に激突。
そのまま火口の溶岩に落下して爆死した。
火山怪鳥バードンという割に、火山に激突して火口に転落し爆死…
不死身に思えた火山怪鳥でも、火の鳥のように火の壺に体を焼かせ生き返ることは出来なかったようである。


派生作品での登場

内山まもるの漫画版では『小学二年生』『小学五年生』双方の掲載分に登場。

前者では第6話に登場。柱のアオリで「ゾフィーが死にます」と強調する幕開けから始まり、TVシリーズ同様に火口から出現。
バードンの起こした突風で吹き飛んだ時の負傷で子供が視力を失うなど、尺の都合上漫画に登場しないケムジラの役割も幾らか担っている。
子供を庇った際に肩を負傷したタロウを執拗に攻撃するが、彼を助けにやってきたゾフィーにより横槍を入れられる事に。
タロウが光の国で治療する間、休みなくゾフィーと激戦を繰り広げ、その素早さで翻弄し続ける強敵ぶりを見せつけるも、
回復して地球に帰還したタロウに気を取られた隙にゾフィーに羽交い締めにされ、彼の意を受けたタロウの苦渋の決断により
ゾフィーもろともストリウム光線で貫かれるという壮絶な最期を迎えた。
ちなみに死んだゾフィーは第10話にて普通に復活を果たしている。ウルトラシリーズではよくあること

後者ではインベーダー(漫画オリジナルの敵)に操られる怪獣として登場。
主人公のタケル少年を捕獲する事が目的だったが誤って背格好の似ている無関係の少年を捕えてしまう。
衰弱する少年を救出するためタロウは焦りながらも戦い続けたが、バードンを倒した際には既に時遅く……

石川賢の漫画版では『小学一年生』掲載版の第5話に登場。映像作品に比べて猛禽類らしさが増したデザインになっている。
東京に突如出現してZAT基地を強襲、現れたタロウの肩を嘴で傷つけ、救援に来たゾフィーの胸をも貫くという猛威を振るったが、
ゾフィーの残り少ないエネルギーを全て分け与えられて強化されたタロウの前には敵わず、ウルトラリングでバラバラに切り裂かれた。
ちなみにゾフィーは早くも連載第7話で復活している。ウルトラシリーズでは(ry


ウルトラマンメビウス』に登場した個体

第3話「ひとつきりの命」にて登場。

『タロウ』に登場したバードンの別個体。
GUYSのドキュメントZATにデータが記録されており、「ウルトラマンを殺した怪獣」と記されている。外見も能力も初代とほぼ同じ。

嘴の横にある袋の中に猛毒が蓄えられており、嘴から分泌することが判明。
タロウとゾフィーがあまりにもあっさり殺されたのは嘴自体の威力の他にこの毒のせいでもあったとされた。
この毒はかなり強烈なようで、バードンが出現しただけで毒のせいで周辺の木が立ち枯れる様子が描かれている。

ボガールの能力によって目覚め、大熊山の火口付近から出現しメビウスと対決した。
嘴でメビウスの左腿を突き刺して毒を流し込み、メビウスが弱った隙に逃走。ミライは重症となる。

太平洋上でGUYSオーシャンの攻撃を受けて日本へ向かい、
GUYSジャパンのガンウインガーとガンローダーの攻撃を受けながらも日本に到着しメビウスと再対決。
毒が抜けきっていないメビウスを苦しめるが、GUYSクルーの援護射撃によって毒袋を撃たれ自らに毒がまわり、
弱ったところにメビュームシュートを喰らい爆死した。
毒はメテオール「キャプチャーキューブ」で閉じ込められた。

第24話「復活のヤプール」ではファイヤーウインダムの性能テスト相手としてホログラムが登場。
ムカデンダーとのテストにはたやすく勝利したファイヤーウインダムもさすがに苦戦したが、結局ヤプールの妨害でお流れになった。

第27話『激闘の覇者』で、新しいマケット怪獣の候補の1匹としてバードンが挙げられているが、毒で環境を汚染する恐れがあるという理由で不採用になっている。
また、この時を振り返る際にメビウスがバードンの嘴を受けるシーンが再生され、ミライがその時の痛みを思い出して顔をしかめている。



大怪獣バトルシリーズに登場する個体

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』では第11話「ある戦士の墓標」に登場。

リフレクト星人に操られ、レイゴモラと対決。
序盤こそ羽をはばたかせての強風でゴモラを寄せ付けず優位に立つが、嘴攻撃を白刃取りされ、超振動波を喰らい爆死した。
これはレイがレイオニクスとして成長していたこともあるが、リフレクト星人がレイオニクスとして力量が弱かったため、
本来のスペックではゴモラを上回りながらもここまであっけなく敗北する屈辱を味わわされるハメになったのである。
元は1期から登場予定であったのが、尺不足のため2期に回された経緯がある。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではウルトラマンベリアル怪獣墓場で蘇らせた怪獣軍団の一体として登場。
空中から火炎を噴きまくってウルトラ戦士たちを襲ったが、駆け付けたウルトラマンゼロのエメリウムスラッシュでアリゲラ共々瞬殺された。


怪獣兵器バードン

雑誌付録の『ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』で、バット星人の怪獣兵器となって登場。
怪獣墓場でバット星人が発見した、かつて「ゾフィーとタロウを殺害した個体」そのものを改造しており、目は虚ろで胸には黄色いパーツが埋め込まれている。
こいつを始めとした「怪獣兵器」は相手を殺すことしか考えない生きた屍であり、
ゼロも「どんな邪悪な怪獣だからって怪獣墓場で眠っている命を弄んでいいわけがねえ」と怒りを露わにしていた。

バット星人が張ったウルトラマンの力を奪うフィールドの援護もありゼロを追い詰めるが、ゾフィーの乱入を受けて形勢逆転。
ゼロツインソードにM87光線を当てて撃ち出す合体技で胴体をぶち抜かれ、木端微塵に吹き飛んだ。

かくしてゾフィーはリベンジを果たしたわけだが、
「でもゼロの武器で勝ったようなものじゃん」とか「あくまで共闘か…」と冷めたくそガキ・大友一部の人は思っていたことだろう。
あと何分雑誌付録という限られた媒体だったため、視聴自体ができなかったファンも少なくないという側面もあると思われる。

その認識が大間違いだったことを、彼らは数年後に思い知ることとなる……。



ウルトラマンギンガS』に登場した個体

第13話「分裂!UPG」にも登場。
ダークスパークウォーズに参加していたのか、ダークルギエルの手によってスパークドールズにされていた。
ウルトラ戦士を倒したことがある最強クラスの怪獣』としてガッツ星人ボルストがモンスライブした。
その前評判に違わず、(ライブしたボルストがありえないくらい強いギンガと渡り合えるほどの猛者であることも踏まえ)ウルトラマンビクトリーを苦しめたが、
ウルトランスしたキングジョーランチャーで毒袋をやられ、毒が逆流した所をビクトリウムシュートで倒された。



ウルトラマンX』に登場した個体

第2話「可能性のかたまり」にて登場。
多分『ギンガS』のとは違う個体のスパークドールズがウルトラフレアにてXの地球で復活、独自の生態系を築いていた。
この個体は雌らしく卵を抱えており、産卵の為に火山帯から地上へとやって来ており、民家等で巣作りしていた。

本作では田口監督の「ただのバードンなら出さない」という意見により新たなバードンの性質が描かれ、
普段は火山で暮らしているが、卵は冷やして孵す」「首が鳥類らしくぐるりと回る」と言った面が明かされた。

ちなみにこの「首が鳥類らしくぐるりと回る」という演出を撮るためだけに、
バードンのスーツの頭を切断したという恐ろしいまでの監督の拘りが見受けられる。
なお、この演出は第2話脚本の小林弘利が「首が真後ろを向き炎を吐く」と脚本に書いたためで監督の頭を悩ませたとか(その結果が頭部切断)。

脚本初稿ではケムジラも再び登場が予定されていたが、新規にスーツを制作することが出来なかっため、見送られてしまった。

Xioは有害動物は雌の個体から駆除するのがセオリーだと、卵を抱えているからこそ駆除が必要と判断して交戦している。
自慢の嘴と毒でウルトラマンエックスを追い込んだが、『ゴモラアーマー』を纏ったエックスには通じなくなってしまう。
最後はゴモラ振動波でお腹の子供共々スパークドールズに戻された。
大地はいつかバードンが安心して子供を産み育てるビオトープを作ることを今日も夢見て戦っている。

後に「サイバーバードン」のカードが開発され、Xioの戦力となる。
劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』ではゴーグアントラーとの空中戦を繰り広げるウルトラマンティガを援護するため、スカイマスケッティから放たれた「バードンフェニックスアタック」が炸裂。
見事ゴーグアントラーを撃墜した。



ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』に登場した個体

episode 3「こだま ~谺~」、episode 4「あととむ ~跡求~」、episode 9「ことわり ~理~」に登場。
宇宙悪魔ベゼルブのクグツ毒によってクグツバードンとなっており、惑星ザインでベゼルブと共にオーブオリジン・ザ・ファーストを苦しめたが、ウルトラマンダイナが駆け付けた事で形勢逆転、ベゼルブは倒され、クグツバードン自身もダイナ ストロングタイプのデコピンを食らって逃げ出した。
episode 9では地球へ向かうスザークを迎えたオーブに、
クグツベムスターと共に襲いかかるが、その後こいつらが倒されたかどうかは不明。



ウルトラファイトオーブ』で復活した個体

亡霊魔導士レイバトスにより、ビクトルギエルハイパーゼットンといった強敵と共に甦らされた。
ビクトルギエルとハイパーゼットンをやっとこさ倒してその割にはカラータイマーは青だけど疲弊していたゼロとオーブ
キングジョーツインテールグドンと共に追い詰めるも、駆け付けたゾフィー、セブンジャックにより妨害されてしまう。

バードンは真っ先にゾフィーに向かっていき、火焔を浴びせる。
逆巻く炎に包まれ、火だるまとなるゾフィー。特に頭が凄いことに。
しかしゾフィーは気合一発、渦巻く炎を消し飛ばし、猛然とバードンに挑みかかる。

たしかにバードンはゾフィーを殺し、キングジョーはセブンを痛めつけ、グドンとツインテールはジャックを撤退まで追い込んだ。
しかしそれは所詮「過去の話」、数々の歴戦を潜り抜けて、一回りも二回りも成長したウルトラ兄弟の敵ではないのだ。

反撃とばかりにゾフィーはかつてと同じように飛び蹴りと首投げでバードンを引きずり倒し、地面に叩き付ける。
敵わぬと見るやバードンは空へと飛びあがり空中戦を仕掛けようと踏むも、時すでに遅し。
ゾフィーの指先から放たれた六兄弟最強のM87光線が閃き、火山怪鳥は一瞬にして爆炎の中に消し飛んで行った。

44年目のリターン・マッチは大成功に終わり、ゾフィーに続けとばかりにジャック、セブンも有終の美を飾ることとなる。


ウルトラマンタイガ トライスクワッドボイスドラマ』に登場した個体

第13回「その拳は誰がために 前編」に登場。
グア軍団外宇宙侵略機械部隊戦闘隊長イムビーザが操る怪獣の一体で、改造されてメカバードンになっている。
口から吐く熱光線と足の鋭い爪を武器とし、ストリウムブラスターを受けても装甲が少し融解するだけという頑丈な装甲を誇る。
改造ブロッケンと共に訓練生時代のタイガを苦しめるも、アンドロアレスの光線でまとめて倒された。

過去にタロウとその弟子であるメビウスを負かしたバードンが、タロウの息子であるタイガとも戦っていたとは何かの因縁か…


ウルトラマンZ』に登場した個体

経緯は不明だがインド付近の防衛組織によって管理されている事が第24話「滅亡への遊戯」の画面上にて判明。
しかし、セレブロの操るウルトロイドゼロによって吸収されてしまい、デストルドスの両腕を構成するパーツにされてしまう。
素材となった怪獣の力をほとんど使わないデストルドスの構成パーツの中で、飛行能力・翼による打撃や爪による斬撃と言った形で存分に猛威を振るったある意味勝ち組な怪獣。


ウルトラ怪獣擬人化計画』での扱い

KADOKAWA版ではニトロプラス所属のイラストレーターであるminoa氏によって擬人化イラストが描かれている。鳥だけに鳩胸なのか巨乳である。

KADOKAWA版を基にした漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』では怪獣図鑑制作部の部員の一人として2話から登場。
無口な少女で、いつもお肉を食べている。肉への拘りはベムスターの肉付きをチェックするほど。
非常に寒がりなようで、ゴモラ達が気付かないほどに完全防寒装備を着こなしている。

漫画『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕』では魔女サバトに使役される怪獣として登場(非擬人化)。
かつて光の巨人を屠ったと伝えられている。神樹マルスを襲い、ジェロニモンを毒牙にかけるが、JO-001の一撃を頭部に受け倒された。


その他の作品におけるバードン

SFC専用RPG『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』では惑星エルピスの怪獣として登場したが、
こちらでは絶滅の危機に瀕しているという可哀そうな設定であり、メフィラス星人とウルトラセブンによって保護された。
しかし、ヤプールによりメフィラスは殺され、怪獣兵器に改造されてしまう……。

漫画『ウルトラマンSTORY 0』では暗黒宇宙支配を目論む星間連合配下の怪獣として複数個体が登場。
星間連合総帥・ババルウによって光の国に解き放たれるが、フレアの死によって真の姿を取り戻したゴライアンにワンパンで粉砕され鳥刺しにされた。
ババルウは乗り物替わりに使ったりしていた。

『ぱちんこウルトラマンタロウ』ではゾフィー、タロウの二人と対決。
最後は空中でウルトラダブルキックを受け腹をぶち抜かれ、夕空で大爆発した。そんな環境に悪い倒し方しないでくれ。

ウルトラ怪獣モンスターファーム』では何とチュートリアルで戦う怪獣として登場。勿論「チュートリアルで戦う相手じゃない」という意見多数。とはいえメビウス以降は新米ウルトラマンと戦うことの方が多いので適当な人選かもしれない。
主人公とパートナー怪獣は彼から町を守るために戦う事となる。
とはいえ最初の敵なので能力自体はそれほどでもない…と思いきや割と強く、更に倒しても復活するというしぶとさを見せる。
既にパートナー怪獣は限界で万事休すかと思ったその時、上空からあの光の使者が登場する。
そしてバードンは5倍近い能力値を持つウルトラマンに5回くらいは死にそうなダメージを受けて退場するのであった。
という風に一度倒されてもまた復帰する程のしぶとさを見せており、ウルトラマンのかませ犬ながら弱い存在としては扱われていない。
図鑑では「農園を荒らすケムジラを食べてくれるありがたい一面もある。」と記されているが、肉なら牛だろうが人間だろうが構わず食べるこやつをこう評価できるMF世界の人類もなかなかタフである。

条件を満たせば育成も可能。隠し種族の中では簡単な方。ちから・回避寄りのバランス型で、毒技が強化される特徴や技構成も相まって燃やすより毒責めの方が得意。派生種でもちからの方が伸びるので、相手を焼き尽くすバードンの育成は少々手間がかかる。
ポテンシャルの高さはゼットンにも迫るが寿命の短さや早熟であることも同様で育成難易度は高め。



【余談】

バードンが登場する話は3話連続の話となったが、
これは視聴率の下がる所謂「夏枯れ」対策として予算を節約する意図があったとか。

エイプリルフール企画では兄さん弄りが止まらない。

ウルトラマンと怪獣のミニソフビが入った食玩「プレイヒーローVS ウルトラマン対決セット」にて、
「激闘の覇者編」のラインナップにゾフィーVSバードンという明らかな悪意を感じる組み合わせが収録されていた。

そして、ウルトラシリーズの名場面を立体化した「ウルトラ怪獣戯画」にて、
三弾のラインナップに「ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!」がチョイスされた。
問題のシーンを高クオリティで再現するという、兄さんへの悪意あふれる逸品となっている。

更にULTRA-ACTゾフィーには、円谷ファンクラブにて行った、
付属品アンケートで1位となった結果の反映として、頭に被せる炎のパーツが付属する

バンダイの兄さん弄りも止まらない。

そしてあるとき『ウルトラマン列伝』で「バードン特集」が行われる。
人間ドラマを省いて、ケムジラ惨殺2人のウルトラマン惨殺
人間捕食シーンなどバードンの大活躍を詰め込んだかなり挑戦的な総集編となっていた。
無論、ファイヤーヘッドも存在する。



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最終更新:2023年12月20日 15:01