ユーゼス・ゴッツォ

登録日:2010/06/06(日) 00:59:59
更新日:2024/03/16 Sat 14:56:34
所要時間:約 6 分で読めます





ラオデキヤ……レビ……

全ては私の操り人形に過ぎん……


君たちが倒すべき敵は……

この私なのだよ……



□ユーゼス・ゴッツォ



年齢:不明
身長:不明
体重:不明
搭乗機
アンティノラ
ジュデッカ
アダマトロン
声優:大友龍三郎(α)、乃村健次(OGDW、OG2nd)
戦闘曲:THE ARROW OF DESTINY、ULTRA ONE


概要


スーパーヒーロー作戦

初出。後続のユーゼスとは出自・性格ともに差異が大きい。
地球人の血を引くバード星人(後述のギャバンと同じ出自)で、銀河連邦警察で科学者として働いていた。
素顔はやや険しくはあるがかなりの美男子。
地球を愛するがゆえに、現地球人に汚染されていることに我慢がならず、検証不十分の大気浄化装置を独断で使用。レーダーを不全にする惨事を起こす。
その後、敵の襲撃で重傷を負い、ザラブ星人の治療の際にイングラム顔(髪は元と同じ銀髪)に整形されてしまい、別人になった顔を恥じて仮面を被るようになった。
冥王計画ゼオライマーの葎みたいである。どっちみちイケメンじゃねーか!贅沢言うな!というツッコミを誰もが入れたことだろうw

整形後と同じ顔で青髪になるように遺伝子調整したクローンがイングラム・プリスケンである。
(女性主人公を選んだ場合、さらに性別もいじったクローンであるヴィレッタ・プリスケン)

そして異なる世界のユーゼス・ゴッツォの遣いとして現れたラオデキヤにもたらされた情報をもとにクロスゲート・パラダイム・システムを開発。

なおこのユーゼスが生まれた『スーパーヒーロー作戦』の世界もまた別のユーゼスが複数の世界を繋げて創った世界である。ウルトラマンの力と星人の科学力、宇宙刑事とその敵組織の科学力、Gガンダムの科学力、予備プラン用のガンダムWのパイロットなど、多くの世界の要素は彼を超神へと導く因子となっている。地球の自然を愛するユーゼスの性格ですら、地球人を憎悪させるための因子として仕組まれていたのかもしれない。

たどれる限り最初にCPSを完成させたこの「別のユーゼス」に関しては25年以上経った今も詳細不明。バンプレストのことではない……と思う

スーパーロボット大戦α

イングラムと異なり、『スーパーヒーロー作戦』とは別人。
ゼ・バルマリィ帝国(エアロゲイター)監察軍第七艦隊の副司令。
初登場時から灰色の仮面で頭部を覆っている。

バルマー星十二支族の中でも科学分野に秀でたゴッツォ家の出身であり、本人もまた非凡な才能を持つ。
階級は騎爵。
第七艦隊司令ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォの右腕として様々な作戦を行う。

性格は、一言で言って冷酷非道。
自分以外の人間は全て研究対象としてのサンプルであり、そこに何ら感情を抱かない。
エンジェル・ハイロゥによる人類退行作戦の際は、密かに中のサイキッカー達を脳髄だけの存在にするなど、その非道っぷりは枚挙に暇がない。

ニュータイプ、オーラ力、光子力、ゲッター線、魔装機など地球人が持つ力に非常に強い興味を持ち、とみにサイコドライバーの力を欲している。
その為、イングラム・プリスケンの脳にサイコドライバー能力者を発見し、育て上げるというプログラムを仕込んでいた。

更に彼の暗躍は留まる事なく、ネルフの碇ゲンドウに死海文書の解読方法を授けたり、バイストン・ウェルにショット・ウェポンを送り込んだり、ラ・ギアスに干渉してシュウ・シラカワが行動を起こすように仕向けたりしている。
しかしシュウには気付かれており、利用されるのが死ぬより嫌いな彼の怒りを買った。
また、艦隊司令のラオデキヤを謀殺し、扱いやすく性格を調整した予備体にすり替えている。
それら行動の全ては、世界の因果律を操る「クロスゲート・パラダイム・システム」を完成させる為だった。

霊帝ケイサル・エフェスの影響を受けて並行宇宙の番人であるイングラムを縛っていたが、ユーゼス自身も真の霊帝の存在には気付いていたようである。
システムを完成させようとしたのも、霊帝の支配から脱する為だったのかもしれない。

α外伝でシュウ・シラカワが、ユーゼスが「クロスゲート・パラダイム・システム」で成そうとした目的を述べている。いわく「ユーゼス=ゴッツォはこの世界の破滅によって自分の敵を抹消し…自らの手で新しい世界を創り出し、自分の運命を改変させようとしていました」とのこと。敵とは霊帝のことと思われる。ユーゼスは転生するたび同じような死を迎える因果律の鎖に縛られており、その運命を改変しようとしていた。しかしαで主人公たちに敵わないとみるや、最期にその力を高めるための壁として立ち塞がり、これで目的が成就されるかのようなことを言い残した。転生もない霊の世界を作ろうとする霊帝撃破を主人公たちに託し、運命改変の希望は来世に託したのであろう。

一族当主であるシヴァー・ゴッツォからバルシェムの一号体を与えられるが、密かにそれを破棄してイングラムにすり替えていた。
これにより、以降のバルシェムシリーズはイングラムのコピー体となっている。
あらゆる世界でイングラムを縛る因果の鎖であり、未だそれが断ち切れる様子はない。

結局はSDFとロンド・ベル隊に敗れるが、死ぬ前に帝国は強大だと警告した。
また、シュウに放った「こちら側の人間」という言葉の真意は不明。
DC版αによると彼もイングラム同様に世界の壁を越えたらしいが……
α外伝のシュウの言い分からするとα世界は霊帝により因果律を歪められた世界ということのようだ。

ちなみにDC版αの追加ルートでは、謀殺したオリジナルのラオデキヤも実はコピーに過ぎず、本物のオリジナルに抹殺されるというあえない最期だった。10年前はゼントラーディに殺させ、αでは主人公たちに殺させたのに、DC版α追加ルートでは自らの手で始末したために反逆防止用のオリジナルが起動してしまうという大失策。


第2次スーパーロボット大戦OG


第2次OGではガイアセイバーズ司令官「アルテウル・シュタインベック」として暗躍。
ハードルートの最終話に正体を現し、アダマトロンの力で新人祖になろうとしたが…。
詳しくは彼の項目を参照。


それも私だ

αの彼のセリフ「それも私だ」はネット上で大いに人気を博し、様々なネタに使われる事になった。
大抵の事はこれで説明できる魔法の言葉で、第2次OGでは公式でネタ扱いされるようになった。

例)
くそ、また502か!→それも私だ
バッドオナニー→それも私だ
ラグナロク→それも私だ
スレマゲドン→それも私だ
同人サイトに対策された!→それも私だ
嘘です→それも私だ


搭乗機

  • アンティノラ
『スーパーロボット大戦α』に登場したジュデッカの試作機。
ジュデッカに似ているがどちらかというとヴァイクラン寄りのビジュアル。
α作中では惣流・アスカ・ラングレーを廃人にしたり綾波レイに自爆されたりとやりたい放題だった。

  • ジュデッカ
『スーパーロボット大戦α』に登場するラスボス。
ユーゼスが造り出した機体で第七艦隊にしか存在しない。念動力感知増幅装置「カルケリア・パルス・ティルゲム」を搭載している。
黒いジュデッカはレビ・トーラー機とは仕様が違い、発展途上ながらもクロスゲート・パラダイム・システムが搭載されている。
αの熟練度が高いルートだとユーゼス自身がヱクセリヲン爆発後の特異点*1と同化してクロスゲート化することにより、クロスゲート・パラダイム・システムの完成度を高めるという暴挙を行う。

  • ゼスト
『スーパーヒーロー作戦』に登場するラスボス。
正確には搭乗機ではなく、クロスゲートパラダイムシステムとウルトラマンのカラータイマーの力のコピーを組み込んだデビルガンダムに同化したユーゼス自身が変身した「超神形態」。
早い話が人造ウルトラマンであり、見た目は翼の生えた黒いウルトラマン。どことなくイーヴィルティガっぽいカラーリング。
彼にダメージを与えるにはまず翼を潰さなくてはならない上、倒しても何度も復活する。

  • アダマトロン
『第2次OG』での搭乗機。
ズフィールド・クリスタルで復元したAI1にクロスゲート、ナシム・ガンエデン、人造マシアフであるイーグレット・イングを取り込ませたもの。
クロスゲートの光輪とAI1のカラータイマーを持つ悪魔ガンエデンといった容姿で、親分は「魔人祖」と呼んだ。
ところどころにウルトラマンの小ネタが満載である。
強大なパワーと再生能力を持つが、カーリーの特攻とイルイの力によりイングに脱出され形勢逆転。
イルイとの鋼龍戦隊の想い合う心が擬似的な念動力として働いてイングの再洗脳もできず敗北を喫する。
そして、シュウやイングの質問責めに遭ったユーゼスは…。

クロスゲート・パラダイム・システム

ユーゼスが目指した「因果律操作装置」。
一種のタイムマシンで、時空間に起きる現象を予測しタイムパラドックスを排除した並行世界を創造、あらゆる事象を自身の都合のいいように改変する。
最も完成度が低い段階でできるのは事象予測くらいであり、イングラムやスパヒロユーゼスの脳にはナノチップの簡易なクロスゲートパラダイムシステムを埋め込んでいた。この段階の出来では超高度な科学力を持つ『ウルトラマン』の星人たちに割と馬鹿にされている。
とはいえ装置の稼働には途方もないエネルギーが必要で、無限力を引き出せるサイコドライバーを欲していた(スーパーヒーロー作戦では『宇宙刑事シャイダー』の敵組織フーマの科学力でカラータイマーの力をコピーした)。事象予測の精度が高ければ完成度が高まるためαでは無限にエネルギーがあれば無限に未来予知できるサイバスターのラプラスデモンコンピュータも欲した(バルマーの科学力では閉鎖空間くらいでしか事象改変できない程度のコンピュータしか作れず、並行世界での同一性維持も計算ではなく量子波動エンジンで行なっている。OGでは進化し続ければ多元世界規模に至るAI1を使った)。
独力でこれを設計したユーゼスの才能には恐るべきものがある。

……もし完成させていた場合、スーパーヒーロー作戦同様『超神形態(ゼスト)』になっていたのだろうか?
まあ、なったらなったでどうせ叩き潰されるのだろうが……

アストラナガンのティプラー・シリンダーはこれに最も近づいた装置。だがあちらも限定因子を必要とする為、完成したとは言いがたい
(というかアストラナガンにクロスゲートパラダイムシステムを組み込んだかユーゼスに聞かれてご想像にお任せしますと答えてるのでシステムの完成度がどの段階かはともかく、そのものが組み込まれて可能性も高い)

ちなみにこのシステム、おそらく致命的な欠点が存在している。
好きな結果を生み出すために必要な原因を生み出すという仕組みであるため、本質的に因果の繋がりを強めてしまう性質があると思われる。
要は、アルテウルが様々なボス格の敗因ムーブをやりまくった結果かつてないほど惨めな敗北を迎えたように、意図するしないに拘わらず立ったフラグを全力で回収しに来るのである
そして、その仕組みを致命的欠点に仕立て上げる最大のフラグがある。
ずばり、それは「CPSの完成=敗北」という因果。つまり、CPSを完成させた瞬間、CPS自体のせいでこいつの死がほぼ確定するのである。
そりゃ因果律の番人も終始放置するわ。




類縁

イングラム・プリスケン
ありとあらゆる世界で因縁のある男。
スーパーヒーロー作戦ではイングラムはユーゼスの調整クローンであった。
αでもそのままの肉体なので、αユーゼスにとっては前世の自分のクローンみたいな存在。
OGだと断片的な前世の記憶通りに人造人間素体を作ってみたら、異世界からイングラムの魂が飛んで来たというかんじ。

ヴィレッタ・バディム
スーパーヒーロー作戦では女主人公でプレイする場合のユーゼスの調整クローンであった。
α以降、いまいちユーゼスとの因縁が薄いが、
「あの男にそんな真似(※人を超えた存在になる事)は不可能だ。私やお前をこの世界へ呼び込んだ時点でな」
とαイングラムが言う程度にはユーゼスの障害になる因果を持ってはいる。

シヴァー・ゴッツォ
ユーゼスを地球に送り込んだゴッツォ家の当主。

◎一条寺烈
スーパーヒーロー作戦』での同僚。
同じく地球を愛する者として地球にやってきたハズだったのだが…



(冥ω殿)「まさか、アインが死んだのはお前の仕業だったのか!」
ユーゼス「それだけではない。私は同人サイトにも干渉を行った」
(冥ω殿)「同人サイトに……干渉!?」
ユーゼス「そうだ。シロにメールを送るよう仕向けたのは私だ。無論、本人はその事に気付いていないが」
(冥ω殿)「まさか……ツヴァイが突然死したのは……」
ユーゼス「それも私だ」
(冥ω殿)「……き、貴様……アインだけでなくツヴァイまで!」
ユーゼス「アイン……ツヴァイ……全ては私の操り人形に過ぎん……アニヲタが編集すべきWikiは……この項目なのだよ……」

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最終更新:2024年03月16日 14:56

*1 トップ2でいうとブラックホール・エグゼリオ