アドル=クリスティン

登録日:2010/08/11 Wed 14:43:28
更新日:2023/11/10 Fri 20:18:40
所要時間:約 3 分で読めます





アドル=クリスティンとはファルコムが製作したアクションRPG【イース】シリーズの主人公である。

CV草尾毅梶裕貴(リメイク版『セルセタの樹海』以降)

赤髪の剣士で冒険家。相棒のドギと一緒に世界中を旅して回っている。
旅での体験は冒険日誌として後世に残されその冒険日誌から起こされた書籍は、百余冊にも及ぶという。
イースシリーズはその冒険日誌を残した翻訳・小説化されたものとされており、シリーズごとにアドルの年齢も異なる。
現在判明している冒険日誌は時系列順に並べると以下の10冊となる。

失われし古代王国 序章 17歳
失われし古代王国 最終章 17歳
北人の失楽園 17歳
セルセタの樹海 18歳
フェルガナ冒険記 19歳
砂の都ケフィン 20歳
ゲーテ海案内記 21歳
翼の民を求めて 23歳
アルタゴの五大竜 23歳
バルドゥークの檻 24歳



また冒険を重ねるごとに有名になっていきⅦのころには赤毛のアドルと呼ばれるようになっている。
それどころかとあるキャラによるとⅨの時点でロムン帝国が最も警戒している人物の一人になっているらしい。

「エレシア大陸の西側エウロペ地方の北東に位置し、山と森に囲まれた小さな名もなき寒村」の出身。
最終的に前人未到の地である北極点を目指し冒険に出るが、その最中で行方不明となり、そこで死亡したといわれている。享年63歳。

使用武器は剣(あと魔法とか錬金術とか)。
剣の腕前はかなりのもので、コロセウムで生涯無敗を誇った元剣闘士に太鼓判を押されるほどである。

基本的な服装はイース6までは赤い服の上に銀色の鎧を装備し、剣と盾を携えているというもの。
4のファルコム版であるセルセタの樹海以降は軽装になり、盾も基本装備からは外されている*1

攻撃方法はシリーズにより異なるが、基本は剣により斬撃を与えるというもの。ただ1・2は体当たりで攻撃し、実際に剣で斬り攻撃をするようになったのは3からである。
でも4でまた体当たりにもどって、5で遂にガードを覚える。
またシリーズごとに剣以外でも様々な魔法や道具を駆使し攻撃を行い、最近では変身して異能を使うまでになった。

登場人物との会話でも、うなずいたりナレーションでアドルの行動を表したりとドラクエの主人公に近い。
と、ここまで書くとただのなんてことはない赤毛の冒険家(剣士)である。

しかしこのアドルは先々で必ずヒロインと出会い何かしらの冒険が待ち構えている。

そして冒険を解決しヒロインとのフラグを毎回ぶち壊し次の冒険に向かう孤高の旅人でもある*2

主な特徴としては上に書いている赤色の髪がゲーム中にしつこいぐらいあげられる。土地柄的にあそこまで鮮やかな赤毛は珍しいのかもしれない。

空の軌跡のロリコンは気にしてはいけない

あと新作になるたびに弱体化(例外有り)し装備も貧弱になる。

簡単に言えば前作でレベルMAXで最強装備なのに新作でみるとそれまでの冒険で覚えた技や武器を全くといっていいほど使わない。

また初期レベルに戻っている。

前作まで手に入れていた便利ツールを簡単に手放しなぜ新しい冒険に向かうのか。

言うまでもなくまっさらな状態から新しい冒険を楽しむ為である。

災難にもよく巻き込まれる体質でもあり親友の幼馴染みに蹴りを入れられ崖から落ちる(なぜか無傷)、公王殺害の下手人に仕立てあげられ鞭で叩かれた挙げ句決闘と称して処刑にかけられたり散々な目にあう。

また船に乗れば漂流し浜に打ち上げられたりと運がいいのか悪いのか。
方術使いに「方術・流されること小舟の如く」でもかけられたのだろうか
以下、漂着の履歴。
イース1:小舟に乗って嵐の結界に遭遇、難破しエステリアの浜辺に打ち上げられる。
イース5:イカダで川を下っている途中で砂嵐に遭遇、フェルテの町に打ち上げられる。
イース6:海賊船に同乗してカナンの大渦を目指す途中で大国ロムンの艦隊に襲われ、海に投げ出されてカナン諸島の砂浜に打ち上げられる。
イース8:旅客船で謎の触手に船もろとも沈没させられ、魔の島と恐れられるセイレン島の砂浜に打ち上げられる。
イース9:監獄都市が舞台なので漂流しないと思いきや地下水路に落ちて運河沿いに打ち上げられる。

まあ毎回助かってるから運がいいのかもしれないが。
水夫や漁師ですらこれほど頻繁に水難事故に遭うことはないので潜入工作の手段だと疑われたこともある。

何より性格が極度のお人好しで、母ちゃんにあげるための指輪を探してあげたり、
炭鉱で見ず知らずの人を助けにいったり、道端で借金取りに追われた少女に大金を分け与えたり、リリアのベッドに潜り込んだりする。
あとビーム打つし、ダームの塔頂上から人間砲弾したりする。

今でこそ先に述べたように「会話シーンで台詞がない」のが当たり前ではあるが、実のところシリーズ初期は割と言葉を発する機会があった。
イースIII(≠フェルガナの誓い)において黄色い文字でよく喋るのもそうだが、実は第1作からしてこんな台詞があったのだ。

とにかく話は後にしよう。僕がやつらの注意を引きつけておく。
見張りの様子をうかがって、こっそりと逃げるといい。
山のふもとのゼピック村まで逃げれば安全だからね。それじゃ……

これはゲーム前半で探索するダンジョンの地下に囚われていた人物を救出したときに発せられたもの。
後に同作がエターナルとしてリメイクされるにあたって、アドルの台詞がなくなると共にイベントの内容自体が変わったので、知られていないとしても無理はないだろう。

一定の条件を満たすと、生まれる遥か前のイースが舞台であるイース・オリジンにもゲスト参戦し、ボスや雑魚とひたすら戦う。フェルガナバージョンと6バージョンがある。

Q&A
Q.ここではピッカードを飼う習慣はないのか?
A.ありません

シリーズ開始時期が近く、境遇も酷似しているが人格・イメージカラーが真逆なのでファンからよく某エロゲーの主人公を持ち出されてネタにされる。
赤い方が綺麗なランスで緑の方が汚いアドルである。
……と思いきや漫画/アニメの『みんな集まれ! ファルコム学園』では何の因果か汚いアドルっぽいキャラになってしまっている。例を挙げるなら
  • 「美少女起こしてくれ」と倒れて登場する
  • ダルク先生の悪口を撒く。挙句の果てには「魔物のくせに教師と名乗っているやつを抹殺してください」とお便りを出す
  • ダームの塔を占領。「アドルの塔」にしてしまう。分譲住宅にして売ろうと計画。
その他多数。もっともこの作品は公式による二次創作ギャグなのでいちいち原作と異なる点を指摘してたらキリがないが。


アドルは強い決意と共に追記・修正することを誓った。

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最終更新:2023年11月10日 20:18

*1 ゲームシステム上の装備アイテムとしての鎧は存在し、Ⅷでは盾(籠手や腕輪等と合わせて腕防具という括り)も復活したが、共にグラフィックには反映されない。また、敵の攻撃をガードする際は剣で受け止めるという形を取る。

*2 それでも近年では女神たちの追跡力からは逃れられていない模様