ウルトラマンノア

登録日:2009/11/14 Sat 01:11:04
更新日:2024/01/04 Thu 23:50:36
所要時間:約 6 分で読めます





諦めるな!!





画像出展:ウルトラマンネクサス(2004年10月2日~2005年6月25日) 第37話「絆 -ネクサス-」より
@円谷プロ、「ウルトラマンネクサス」製作委員会



ウルトラマンノアとは、ウルトラシリーズに登場するキャラクター。
初登場作品は『ULTRA N PROJECT』。


プロフィール

年齢:35万歳以上
身長:50m
全高:55m*1
体重:5万5000t
腕力:22万t
握力:25万t
ジャンプ力:1万m
走行速度:マッハ27
飛行速度:測定不能(亜光速*2
水中速度:マッハ17

※出典は円谷プロ監修の『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK』第17号。

デザイナー/俳優

キャラクターデザイン
  • 丸山浩

CV

スーツアクター

概要

ウルトラマンノアは、「NOA NOSTALGIA(魂の原点回帰)」をテーマにした円谷プロダクションの企画『ULTRA N PROJECT』に登場するウルトラマンネクサスウルトラマン・ザ・ネクストの本来の姿であり、圧倒的な力を発揮する究極最終形態(ウルティメイトファイナルスタイル)である。

『ULTRA N PROJECT』以降でもウルトラマンを超えた神秘の存在として扱われるが、雑誌連載『バトルオブドリーム・NOA』とライブステージを主要な場としていた為か、知名度は他より低い。
客演の際は番組の顔を優先する都合上、ネクサスとして他のウルトラマンと肩を並べて戦った事のほうが多く、通常の強化形態として扱われることもあるなど、媒体によって扱いはまちまち。

一方で、高い能力設定+描写から、簡単に言えば「平成版ウルトラマンキング」としてファンの間では有名である。

人物

太古よりマルチバースの平和を守る存在。

その戦いは(『ウルトラマンネクサス』の作風もあって)非常に過酷なものであり、負傷や疲労は人間側が負う。
しかも彼は自身の「適能者(デュナミスト)*3過酷な戦いに放り込む事で性根を叩き直すスパルタカウンセラー

夢の中の遺跡*4を進み、“光”を手にした心に「何か」を抱えている適能者*5と融合し、真に“光”を得た理由を理解して生きる意味を見出した時に分離。その人物が無意識に選んだ次の適能者にノアの“光”が継承されていく。

できる限り独力で努力する姿勢を重んじ、力の多くを失いながらも人々の傍で戦い続けるノアの「諦めない」「不可能を可能にする」「絆の強さを力に変える」在り方は初代放送当時の「神秘の巨人・ウルトラマン」らしいといえるだろう。

容姿・身体特徴

全身銀色の神々しい姿を持つ。

●ノア・イージス
背中にある2枚の翼。
その長さは伸縮自在。
特別なエネルギー「ディメンショナルエナジー」が蓄えられている。

●エナジーコア
胸部にあるV字型の器官。
エネルギーをコントロールする役目がある。
エネルギーが十分にある時は赤く輝いている。

能力

ウルトラマンF』第3章では、ダークザギの全情報引き継いだウルトラマンFから「アルファにしてオメガ」と言及されており、全能の神のような存在であることが示唆されている。

ウルトラマン列伝』公式サイトでは「超絶的に強い」と説明されている。
防御力は「来訪者」達が引き起こした超新星爆発にも耐える程。

公式作品の設定・描写では無敗。
ただし、ダークザギとは『バトルオブドリームNOA』で引き分けになっている他、エタルガーと戦ってネクサスに弱体化した可能性も示唆されている。
詳細は「登場作品」の項を参照。

技・特殊能力

異様に多いバリエーションや小技の存在等も含め、初代ウルトラマンと殆ど同じ能力構成である。

●ノア・パンチ
超重力を伴うパンチ。

●ノア・キック
超重力を伴うキック。

●ライトニング・ノア
幾重もの超絶光子プラズマを重ね合わせ、七色の光線として発射する稲妻超絶光線。
オーバーレイ・シュトローム同様の準備動作があり、右手首に左拳を打ち付ける様に腕を組む(カタカナの「ト」の形になる)。
超新星爆発に耐えるダークザギを跡形も残さず爆破する威力を持ち、射程は地上から撃って宇宙空間に届く程に長い。

●ノア・インフェルノ
1兆度の炎を纏ったパンチ。
構えた左腕に右手を滑らせて着火するという準備動作から入り、そのまま引いて構えた後、踏み込みながら一回転してラリアットの要領で叩きつける。
纏った炎はそのまま光線となって放たれる為、格闘によるダメージだけでは終わらない。
同じくネクサス最終回で使用。
『ラスボス』であるザギをこれ一発で地上から宇宙までかち上げた。

●ノア・スパーク
両腕をクロスさせて発生させる光の刃。
ネクサス最終回にて零距離で発生させてダークザギを斬り裂き、ダメージを与えた。

●グラヴィティ・ノア
超重力波動で相手を崩壊させる重力破壊光線。

●ノア・シュート
右拳から放つ牽制光線。ウルトラマンによくあるタイプの技。

●シャイニング・ノア
体から放つ光で相手を消滅させる。
雑誌展開とはいえ、スペシウム光線に怯みもしない敵を一発で消滅させた強力な技。

●ノア・サンダーボルト
ノアイージスから放つ強烈な電撃。

●ノア・ブリザード
相手を永久氷壁に封印する絶対零度のブリザード。

●ノア・ウェーブ
偽物の正体を暴く、洗脳や呪縛を解く、傷を癒し回復させる等々数多くの効果を発揮する奇跡の波動。

●ノア・リフレクション
敵の攻撃を弾き返すバリア。

●ノア・ミラージュ
自らの幻影を作り出す幻惑技。
パワーだけでなく、こういった小手先の技も完備している辺り隙がない。

●ノア・ギャラクシー
特殊波動で集めたアステロイドベルトの隕石群を操る。
ウルトラマンにしては珍しい能力。

ノア3大究極技

ノアが使用する3つの究極技。
いずれも映像作品では未使用のため、謎の多い神秘の技である。

なお、一次ソースとなる情報源が見つからず、近年では『いつの間にか公式のもの扱いされている技』の可能性が指摘されている。
(本家Wikipediaに掲載されている出典書籍もネクサス放送から10年後に刊行されたものである)

●ノア・ザ・ファイナル
ノア3大究極技の1つ。
ULTRA N PROJECT』で使用。
自身の全エネルギーと引き替えに、次元の狭間に相手を封印する最後の大技。
ウルトラマンダイナのレボリウムウェーブと同系統の技なのだろうか?
あくまでブラックホールで次元の狭間に送り込み、結果として消滅させるレボリウムウェーブとは異なり、送り込んだ後に封印する技であるため、
次元の狭間でも死なない相手ならこちらのほうが有効度が高い可能性がある。
ザギとの最終決戦で使用し、ザギを自分諸共平行世界であるM78星雲世界から『ネクサス』の世界へ戻し、ザギの肉体を封印して魂のみの状態(光量子情報体)になるまで弱体化させた。
上記の通り全エネルギーを解放する為、使用した際には自身も弱体化してしまう。

●ディメンション・ノア
ノア3大究極技の1つ。
劇中未使用。
ノアイージスから発するディメンショナルエナジーで時空を超える移動技。
ノアはこの能力を使い、あらゆる次元の時空間を行き来する事が出来る。
因みに、別作品ではウルトラ戦士一人送り込むのにウルトラの星の全エネルギーを投入していた。
ただ近年はウルトラの星で技術革新でもあったのか、客演が増加しダイナを始め、コスモスやウルトラの星の戦士も含め、様々なウルトラマンが普通に次元を行き来している事が多い。
もっとも、ゼロの心の世界にまで現れ、世界を越えてバラージの盾を生成・託している辺り、彼の時空超越を単なる移動技とするのは早計だろう。

これについてあくまで一つの解釈ではあるが、小説『ウルトラマンF』を執筆した小林泰三氏は、
「レベルIIのマルチバース(泡宇宙)とレベルIIIのマルチバース(平行世界)が区別されている」、
「単に平行宇宙に行くなら連度の高いウルトラマンにも出来るが、多くの多元宇宙を内包した泡宇宙世界に行くことは難しいのではないか」と述べている。

●ウルティメイト・ノア
ノア3大究極技の1つ。
詳細は不明。

「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」を担当したアベユーイチ監督の個人的な続編構想では、相転移を起こして宇宙を改変する究極技を使用している。
詳細は『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の項目を参照。
監督本人は公式設定や裏設定ではなく個人的な妄想と断っており、今のところノアにそういった能力はないとされる。

戦闘スタイル

『ネクサス』最終話でのダークザギ戦を見る限りは、非常にシンプルで、格闘戦でダメージを稼いでから間合いを空けて光線で止めを刺す、というもの。
ただ、パンチやキックは非常に大振りで、歩き方も含めて全体的に悠然としており、正面蹴り(所謂ヤクザキック)等を使うことも含め、非常に力強い印象を与える。
後続の作品では、ウルトラマンジードマグニフィセントがこの戦闘スタイルと近い戦い方をしている。

登場作品

以下、ネタバレ注意!

『バトルオブドリームNOA』

雑誌展開。
遥か古代、恐怖を糧に無限に増殖し続けるΧ獣「スペースビースト」の脅威の前に滅びかかっていたM80さそり座球状星団の惑星に赤い光の姿で訪れる。
その星の住民を適能者に選んで一体化し、激戦を適能者を変えながら切り抜け、
遂にビーストを壊滅させるがエネルギーの殆どを使い果たし、星にて眠りに付く。

後に、その星の民がノアの代わりの守護神として作り出した模造品「ダークザギ」が暴走を始めた為、彼らは自分達の母星をザギ諸共爆破。
爆発で起きた膨大なエネルギーの影響で、寝ていたノアと暴れていたザギは異世界へと飛ばされる。
(ネクサス本編では、この星の民は地球に逃れ「来訪者」と呼ばれ、この爆発は「超新星爆発」として触れられている)。(ここまで『"N" THE OTHER』の内容)

またこの爆発の際に弾け飛んだウルトラの光は地球に降り注ぎ、地球人類の肉体にいくらか影響を及ぼしている。

その後、M78星雲世界でザギやその怪獣軍団と戦うウルトラ兄弟の前に現れて彼らと共闘。
ザギとの最終決戦では、疲弊していた事もあってか能力は互角で勝負はつかず、更なる消耗を覚悟でノア・ザ・ファイナルを発動、ザギの肉体を封印し、ザギの魂と共に『ネクサス』の世界に帰還した。

一応漫画版付属の資料集では正史に含まれているものの、雑誌展開の例に漏れず媒体によってかなり展開が違い(登場するウルトラマンもノアを除けば3人しか居ない場合も)、どれが正史かははっきりとしていない。

因みに『ウルトラマンマックス&ネクサス』(映像作品の公式ムック本の一つ)によると、ノア以外に参戦したのはゾフィー、初代ウルトラマン、セブンの3人のみである。

よく話題になっていた、ダークザギがキングと戦って勝利したというのはネット発祥のデマであり、両者が戦う描写は作中に存在しないため注意。



ULTRAMAN

映画作品。
『ネクサス』の世界の西暦2004年、前述の戦いで力を使い果たし、
パワーダウンしてウルトラマン・ザ・ネクストの姿になったノアは、ザギが呼び寄せたスペースビースト『ザ・ワン』を追って地球へ。

追跡中に事故で死なせてしまった航空自衛隊隊員の真木舜一を最初の適能者として選び、融合を果たす。
その気になれば完全に融合して真木を乗っ取り、制限時間なく戦う事も可能だったが、敢えてそれはしなかった。
変身アイテムは無く、真木に超常的な力を与えた為に当初彼を怯えさせていたが、ザ・ワン打倒の為に共に戦う。
ザ・ワンとの激しい戦いの末勝利するも、戦いによって傷ついた真木の命を救う為に力の殆どを使い彼と分離、眠りについた。


ウルトラマンネクサス

TVシリーズ。
巨大ビーストの発生により眠りから目覚めた彼は、姫矢准を第二の適能者として選び融合。
ネクストの姿から幾分力を取り戻したウルトラマンネクサスの姿となって再び地球を守る為戦いを始める。

西暦2009年、ダークメフィストとの戦いの後に姫矢と分離し、姫矢が自分に近いと無意識で感じて選んだ千樹憐を第三の適能者とする。
数々の戦いの後、最強のビースト『イズマエル』戦を最後に憐と分離。

憐が「生きる為に戦う」という道を示してもらった西条凪を選んだ為、第四の適能者とするが、
そのことを予知して、ナイトレイダーに潜伏していた石堀光彦ことザギの策略で光の力を奪われてしまう。

その後、主人公の孤門一輝に救われた凪が彼を選んだ事で第五の適能者として、アンファンスに変身し、ザギに決戦を挑む。
孤門が変身したアンファンスは歴代デュナミストとの絆から、姫矢のジュネッス、憐のジュネッスブルーに次々とチェンジ。
さらに記憶を取り戻した人々が「ウルトラマンへの希望」を取り戻し、絶望ではなく希望を信じて応援し続ける人々の光の力でノアとしての本来の姿と力を取り戻した。

ザギを終始圧倒し、必殺技の撃ち合いにてザギを撃破。
ネクサス世界の平和を守り抜いた。

なお、この戦いでノアは一度も攻撃を受けていない。攻撃を受けていないという観点だとジュネッスブルーも同様だが、まあ変身者が同じなので……

かつてのザギ誕生の過ちを繰り返さない為か、その後のビーストとの戦いは人類の手に委ねているようだが、
DVD-BOXに掲載されている後日談プロット「再臨 -ドリームス-」によると、少なくとも3年後もザギを倒した後も孤門と融合したままの様子。
新たに現れた最強の闇の巨人ダークルシフェルとの戦いに孤門・凪と共に挑むが勝敗は不明。
この話は正式な後日談ではなくDVDV-BOXのために書き下ろされたプロットなので、正史世界でダークルシフェルが存在しているかどうかは微妙。


余談だが、ネクサスが打ち切られなければ、孤門=ノアとしての戦いはもう少し長く描写するつもりだったらしい。
ムック本に掲載された憐編OPの没カットにも、ノアやザギが登場している。

また、雑誌とネクサス出演時のスーツは同じ物を使用。
本来、雑誌などに出演したスーツは、テレビ登場予定がなかった為か、メッキ風に見える処理が施され、まさしく「銀色の流星」の様に輝いていた*6
…ただそのままでは照明・周囲を反射しすぎて特撮シーンの撮影にならない為、わざと汚して反射しないようにして撮影したそうな。

PS2ソフト『ウルトラマンネクサス』でも、ザギと共に隠しキャラとして使用する事が出来る。










※更なるネタバレ注意















ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国



ゼロ「ウルトラマンノア……」


映画作品。
主人公ラン達が住む宇宙「アナザースペース」の守護神として登場。
鏡の星にあるバラージ神殿の中で、秘宝・バラージの盾と共に石像の姿で眠っていた。
当初、ウルトラマンベリアルを倒す為とはいえ安易に「バラージの盾」の力を求めるラン(ゼロ)達にその力を授ける事は無く、
ナオに「バラージの盾」とは全ての人々の心の中にある光からなる物なのだと語った。

そして、カイザーベリアルとの最終決戦で、力尽きたウルトラマンゼロの精神に登場。
ゼロが小さく見える程の巨大な姿で現れた。
決して諦めず希望を持って戦い続けたアナザースペースの人々の心の輝きから完成したバラージの盾(ウルティメイトイージス)をゼロに授けた。

ゼロがイージスを装備した姿「ウルティメイトゼロ」の最強技は巨大な弓矢であり、
ネクサス(ジュネッスブルー)の必殺技だった弓矢型の光線「アローレイ・シュトローム」を彷彿させる。
実際、ジュネッスブルーが鎧を装着する案もあったと言われており、そこからの着想なのかもしれない。

ノアの登場はPVでも触れられず、雑誌でもギリギリまで伏せられていた為(最後の最後にサントラでネタバレされていたが)、事前情報無しで映画に行ったファンを驚かせた。

決戦後、その力は「ウルティメイトブレスレット」という腕輪となってゼロに残っており、仲間との出会いや自身の成長に合わせて次々と新たな力が追加されていく。
今では『ウルトラマンジード』にてヒカリが作ったウルトラカプセルとライザーを用いたゼロビヨンドが最強形態とされているが、
タイプチェンジやウルティメイトゼロ、シャイニングゼロの力はゼロビヨンドの力を身に着けた後も活躍・有効活用されている。

なお、映画だけ見て勘違いする人も多い様だが、アベユーイチ監督的にはノアの力だけでは無く、あらゆる宇宙の人々の心の光とも通じているとの事なので、ウルティメイトイージスはノアの力の一部だけで出来ているわけではない。

余談だが、本作の撮影で使用されたノアのスーツは『バトルオブドリームNOA』~『ネクサス』の撮影で用いられた当時品。
しかしながら相当経年劣化していて、立ち姿を綺麗に維持するだけでも精一杯だったとか。
特に背中の状態が酷かったらしく、劇中で常に顔を向けた正面のシーンしかないのはそのため。


ウルトラマン列伝』・『新ウルトラマン列伝』

TV番組。
ゼロと並ぶといったことこそないが、アントラーの事が取り上げられたり、ネクサス(ネクスト)の事が取り上げられると話題にあがることもある。

列伝19話では、ネクサスの戦いの軌跡が取り上げられ、最後に上記の映画のことにゼロが言及。
「広大な宇宙の神秘の勇者なのかもしれない…」と感慨深げに語った。


劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!

映画作品。
アンファンスの姿で鏡に封印されており、封印から開放された後は、時空城第1層にて「光は絆だ。誰かに受け継がれ再び輝く」と語り、ダークメフィスト(エタルダミー)と対決。
戦いの最中ジュネッスに変身、オーバーレイシュトロームで撃破する。最後はクロスオーバーフォーメーションに変わり、
他のウルトラマンたちと共に二回目のオーバーレイシュトロームで時空城を破壊した。

公式サイトではエタルガーとの激戦で体力を消耗したのか、今回はネクサスの姿で登場する」と推測されている。
一方、映画パンフレットでは「本体はウルトラマンノアという時空を越える超戦士」と記述されており、分身体のような印象を受ける文になっている。
しかし機械相手でなければ「本体」という言葉は「本来の姿」という意味なので、分身ではなく「ネクサスの本来の姿はノア」という意味の文章としてなんら問題は無かったりする。

本編では、ジュネッスへの変身、他のウルトラマン達に伝えた「光は絆だ。誰かへ受け継がれ再び輝く。」という台詞、
エタルダミーが宿敵ダークメフィスト・ポーズ等から、適能者(変身者)は姫矢准を思わせる。
しかしYouTubeの公式動画によると、映画に登場するネクサスは本編よりも後の時系列とのことなので、姫矢の可能性は低い。
ただ、ジュネッスが登場するためか、映画公開前の『新ウルトラマン列伝』第85話では、姫矢とダークメフィストとの対決に焦点があてられている。

適能者に関しては様々な推測がなされたが、アベユーイチ監督によれば「孤門からの繋がりはファンの想像に任せる」との事。
ちなみにエタルガーとの最初の戦いについては不明。鏡に封印された上にアンファンスになっていた事からすると一度負けたのかもしれない。


ウルトラマンX

第20話「絆 -Unite-」に10勇士に引き続きネクサスの姿で客演。
アンファンスからジュネッスに変身して戦ったが、ジュネッスになったのは所謂「大人の事情」であり、
適能者は姫矢ではなく、スタッフも「見た目は同じだけど、姫矢のジュネッスとは別のジュネッスと思ってほしい」とコメントしている。

詳細は「絆 -Unite-」の項目参照。

劇場版にもネクサスで登場。
適能者の存在、その有無は不明である。


ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突

アブソリュートタルタロスが伝説の超人の存在を危険視し、ウルトラマンノアの伝説が伝わる惑星バベルにアブソリュートティターンを刺客として送り込む。

ゾフィーの指示で防衛していたウルトラフォース及び、アブソリューティアンの反応を追い駆け付けたウルトラマンリブットとの戦闘の最中、
突如、光の粒子が浮かび上がりノアの姿を形成。眩い光が収まるとネクサス アンファンスの姿で出現した。
ティターンのみならずウルトラフォースやリブットにも見境なく攻撃し、ジュネッスに変身するとメタフィールドを展開し、ティターンとリブットを内部に囚えた。

暴走を疑われていたが、どうやらウルトラマンとアブソリューティアンが絆を結べる事を教えようとしていたようで、リブットとティターンが協力してアームドネクサスを破壊すると、それぞれに何らかの言葉を届けている。

その後、瀕死のリブットに差し向けられたウルトロイドゼロの前にジュネッスブルーの姿で出現し、交戦。
遂にウルトラマンノアに変身してウルトロイドゼロを撃破すると、ウルトラマンとアブソリューティアンの可能性を見届けるため姿を消した。


余談

チートネタ

ウルトラシリーズのファンからは、ウルトラマンキングウルトラマンレジェンドと共に三大チートラマンと呼ばれている。

円谷プロ監修の『小学館スペシャル4月号増刊 SUPERてれびくん×ウルトラマンサーガ』では、三大チートラマンにウルトラマンサーガを加えた4人が「ウルトラ戦士を超えるパワーを持つ神秘の4大戦士」と設定されている。
中国ファンの間ではこの設定が周知されており、この4人は神秘四奥と呼ばれている。
他の資料ではゼロやレイガといったウルトラマンを最強の戦士として紹介しているものもあるので、最強のウルトラマンが誰かについては意見が分かれている。

ファンの間ではノアとキングの格付けがよく議論されるが、『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』で両者を演出したアベユーイチ監督は、自身のTwitterにて、

ノアについてのアベ個人の考えですが、アナザースペースに行った時点で、色々なものが違うことになったと思うので、キングと比較のしようがないなぁと思っています。マルチバースの事はまだまだ分からないことが多いのです。別れた宇宙の時間の流れも違うかもしれないしね。
午前6:36 · 2018年8月12日·Twitter

とコメントしている。

キャラクターの扱い

『ウルトラ10勇士』以降は、ネクサスとしての登場が多い。
これはあまり事態に介入したがらない為どうしても登場させづらい上に、ノアとして存在する事で本来の番組の顔であるネクサスの登場を阻害してしまうという事情があるからだと思われる。
また、メタ的な理由としてはスーツが既に撮影に使えないレベルで損傷しているらしい、という話がある。

ウルフェスだと初登場以外ではキング、レジェンド、サーガ等と比べて噛ませになる事が多い。
その相手もゼットンやアーマードダークネスを纏ったエンペラ星人であったり、珍しい素手のベリアルだったりする為に仕方ないといえば仕方ないのだが……。
また、「ギンガ」冒頭ではダークスパークウォーズに参戦しザ・ネクストの状態で他のウルトラマン共々スパークドールズにされている他、上記の通り後の戦いではエタルガーに敗北した可能性あり。

以上の観点から見ると「ネクサス」のファンやベリ銀ではキング等と同じ神的な扱いをされているものの、
他の作品ではネクサスの強化形態の一つとして扱われていることも多い様である(そもそもノアとしての姿の位置付けが「究極最終形態」である)。
互角の力を持つダークザギを本編で一方的に圧倒したのは弧門の存在と人々の希望が更なる力を与えた為だが、深読みすると「ノア単独では不完全で、人の心の光と繋がる事でフルスペックを発揮する」とも取れる。

レジェンドとサーガは合体ウルトラマン、キングは絶大極まる超能力の持ち主、と長所がはっきりしているのに対し、ノアはあくまでネクサスの延長線として描かれている事が多い。
ネクサスやザ・ネクストが初代への原点回帰という側面がある事を踏まえると、現在のウルトラマンが家族や周囲との関係で悩む事が多い、言い変えれば人間臭い描写が増えているのに対し、
ノアは「神秘の巨人」「一つの作品の主役」としての(初代)ウルトラマンを突き詰めた存在と言える。
強敵相手にたまに敗北を喫する事も含めて「ウルトラマン」という事だろう。

ちなみに適能者と一体化している時は、変身のタイミングや戦い方は彼らに一任しており、ノア(ネクサス)が口を出すことはない。
適能者の自主性を重んじる、ノアらしいスタイルといえるかもしれない。

また立ち位置としては単体で超強力な姿となったグリッターティガに近いものがある。
ウルフェス2009のステージでは、ティガと共闘した際、お互い敵に圧倒されたところをティガに激励されて立ち上がるという場面がある。
活躍してた時期的にもティガはノア(ネクサス)の先輩とも言える

ソフビ

ウルトラマンノアのソフビには、世界に一つしかないクリアでラメ入りの特別バージョンが存在する。
なお、そのソフビを持っているのは朝倉リクウルトラマンジード役の龍臣プロこと濱田龍臣氏である。




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最終更新:2024年01月04日 23:50
添付ファイル

*1 ノア・イージスを含む

*2 円谷プロ監修の『バトルオブドリーム ウルトラマンノア ノアたいやみのせんしダークザギ!! 』にて、宇宙空間を光に近い速さで飛ぶと設定されている。

*3 緊急的に融合した真木を除く

*4 全人類誰でも夢で遺跡の奥に辿り着いて“光”を手にすることで適能者となるが、殆どの人は遺跡に入る事無く引き返し夢の事も忘れてしまう。

*5 トラウマで生きる意味を見失っていたり、生きた証を残せれば死んでもいいと思っていたり、復讐に心を囚われていたり

*6 『ULTRA N PROJECT』の公式サイトのギャラリーで現在は少し確認できる。