琢磨逸郎/センチピードオルフェノク

登録日:2012/02/11 Sat 08:20:23
更新日:2023/10/26 Thu 19:49:23
所要時間:約 4 分で読めます


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貴方相手に変身する必要が、あるかどうか…


琢磨逸郎とは、『仮面ライダー555』の登場人物である。

演:山崎潤

概要

上級オルフェノク集団「ラッキークローバー」の一人として登場した男性。年齢は25歳。
常に本を持ち歩いており、ウィリアム・バトラー・イェイツの詩集を愛読している読書家の顔を持つ。
『バー・クローバー』での定番はモンキーズ・ランチ。
村上峡児曰く「上の上たるオルフェノクであり、本人も自分の力に高いプライドを持っている。

なお何気にラッキークローバーのメンバーの中では唯一本編描写内で殺人を行ったことがなかったりする。


人物

誰にでも紳士的に接し、下品な話を嫌うインテリ系。
几帳面かつ神経質な性格で、プライドの高さから慇懃な言動も多いが根は小心者。そしてプライドが高い分一度折れるととことんヘタレる。
最強のオルフェノク北崎が登場してからは完全に彼のおもちゃとして扱われ事あるごとにいじめられる日々を送る羽目になったが、恨みは忘れず根に持つタイプだったため終盤では意趣返しと言わんばかりに陰湿な仕返しをし返した。

ファイズに惨敗して心が折れた後は外部の力に執着する一面も見られ、デルタギアの力を求める余り普段のプライドをかなぐり捨て迷走する場面もあった。


センチピードオルフェノク


ベルトを頂きますよ。ついでに…命もね

身長 210cm
体重 131kg
種族 オルフェノク
モチーフ ムカデ
特色・力 自在に操る鞭、全身の体足、高速移動
クリーチャーデザイン 篠原保
初登場回 第14話「巧の意地」

琢磨が変身するムカデの特性を持ったオルフェノク。
全身をトゲで縛ったような姿で、サディズムとマゾヒズムの両方を備えた、琢磨らしい姿のデザイン。

戦闘ではトゲのついた鞭を武器として自在に操り戦う鞭使い。
この鞭は設定上は20m伸び、威力のみならず琢磨の技量も相まってファイズのベルトに鞭を絡み付かせ無理やり剥ぎ取る等汎用性が高い。
……カイザにムチを掴まれて引っ張られた挙句、人質にされたのは内緒な。
他にも時速200kmで高速移動ができ、全身のトゲ*1からは激痛を引き起こす有毒物質を分泌する能力も持つ。
人間のままの姿でもスネークオルフェノクの攻撃を受け止めたり、エネルギー弾を発射して攻撃したりできるが、人間の時に使用したエネルギー弾をはるかに強力にしたものを連射できるようになった。

天敵である北崎が参戦した中盤からの醜態や豆腐メンタルがクローズアップされがちだが、
  • 登場初期の頃はの三大オルフェノクを一人で圧倒し3人に完勝を収める
  • アクセルフォームの「アクセルモード」発動からの必殺技を初見ながら見切り間一髪で致命傷をかわす
などの活躍はしっかり見せているためポテンシャルは紛れもなく本物。恐らく本人のメンタルが戦闘力とコンディションに直結するタイプだったのだろう。

デザインモチーフは他のラッキークローバー同様、キカイダー01から。
レッドハカイダーの怪人体「朱ムカデ」である。


変身ライダー

仮面ライダーファイズ

一時的にライダーのベルトがラッキークローバーの手に渡った際に変身した。


劇中での活躍

ラッキークローバーの一人として、裏切り者のオルフェノクを抹殺するため、海堂の前に姿を現した。
人間体のまま海堂を圧倒し、変身すれば木場、結花すらも一蹴する*2
その後は奪還したライダーベルトを使用し、ファイズに変身する。
しかし、それでも人間のままのたっくん草加に一杯食わされすぐにベルトを奪還されるあたり、ダメダメさが拭えない。

アクセルフォームへと変身したファイズ登場時は、噛ませ犬として思いっきり敗北し、泣きながら帰って行った。
その後、泣きながら爪をかじっていたところをエビ姐さんに慰められる。
このころから完全にヘタレに路線変更しはじめ、かつて圧倒したお馬さん等にも接戦の末敗け始める始末。

北崎が登場してからは彼の絶好の玩具として弄ばれる。
また、オルフェノクとしての力もありながらデルタのベルトまで持つ彼に嫉妬していた*3
彼の眠っている最中にベルトを盗み出そうとするなど、コソ泥っぽい行為にさえ走ったことがある。
その後、北崎が「飽きた」という理由でベルトを捨てたと聞かされ、雨に打たれながら這いつくばり、必死にゴミを漁る琢磨くんの姿には全オルフェノクが涙した。

( ´;ω;`)何処だ!?何処だ!ベルトォ!!

<ママー、なにあれ~?
<しッ!見ちゃいけません!

終盤ではオルフェノクの寿命という問題を知っても尚自分本位に王を殺して自分が王になろうとする北崎に対し、本格的に反感を持つようになる。
北崎がダメージを受けた時はわざと彼を突き落とし、その後殴られても力が弱まっている事を確信して薄ら笑いを浮かべた。
そして、クリムゾンスマッシュとルシファーズハンマーを受けて満身創痍の北崎に対し、ついに牙をむく。

僕はずぅっと待っていたんですよ…この時を! ヒャァッ!

と言って、今までの恨みを晴らすかのようにムチで執拗に痛めつけた。
…しかし、北崎を捕食するために現れた王に怯え、またもやマジビビりして逃げ出す。
三日天下にもほどがある。

最終決戦では冴子が王によって人間態を消滅させられたのを目の当たりにし、恐れをなして逃げ出した(冴子自身は望んでそうなった)。
その後は己の弱さを自覚し、残された余生を人間として生きる事を決意し、真面目に工事現場で働いていた。
その時の現場監督が脚本家であるのは有名な話。


(冴子さん。残された日々を、僕は人間として生きていきます。)

(どうか、こんな僕をお許し下さい…)


琢磨の登場は他のラッキークローバー同様テレビ本編だけであり、映画や小説には登場していない。
ちなみに前述のファイズに敗北して泣くシーンは当初は琢磨が泣きながら雨の降りしきる表参道をひた走るという凄まじいシーンになる予定だったが、スタッフ一同が散々悩んだ末に現在のようなシーンに変更された。


仮面ライダーディケイドでの活躍

ファイズの世界にて、ラッキークローバーの一員「城金」として登場した(役者は山崎氏から変わっている)。
こちらでもメガネをかけたイケメン風の男である。
が、ディエンドのディメンションシュートにより灰化した。

その後、さりげなくライダー大戦の世界にも登場している。


ヒーローショーでの活躍

ひらかたパークで行われた『仮面ライダーエグゼイド スペシャルショー』にまさかの登場。
元・幻夢コーポレーションのプログラマーが覚醒したオルフェノクの手によって再生されたファイズギアの残留思念としての登場であり、
ショーの冒頭でオルフェノクに脅され、ファイズのままセンチピードオルフェノクのムチを使用してエグゼイド、ブレイブのコンビと戦った。
あくまでもこのショーにおける独自設定であり、声優も山崎氏ではないものの、ショーの中では「せっかく平和に最期を迎えたのに」と発言しており、幸せな余生を送ることが出来たようだ。


余談

演じた山崎氏は前々作『仮面ライダーアギト』にて、嫌味でヘタレな警察官北條透を演じた。
あちらはエリート風で、こちらは知的なホスト風のイケメンだが、内面のヘタレさは全く変わっていない。




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最終更新:2023年10月26日 19:49

*1 『仮面ライダー555超全集上巻』P43 によると“体足”

*2 因みに結花は不定期に人間を殺害していたのでブラックリストに入っていなかったため、わざと手加減し受け流す程度にとどめている。

*3 沙耶が殺害された時最初にデルタギアを手にしたのは彼なのだが、北崎の迫力におびえそのまま渡してしまった。