カール・リヒテン・シュバルツ

登録日:2012/02/08(水) 18:20:16
更新日:2024/03/21 Thu 21:13:04
所要時間:約 6 分で読めます






悪いなミューラー

今のはストライクだろ?


カール・リヒテン・シュバルツ
CV.うえだゆうじ
所属:ガイロス帝国
所属部隊:第四陸戦部隊大隊長→陸軍第一装甲師団師団長
階級:少佐→大佐(アニメ)、少佐→中佐(バトルストーリー)
年齢:25歳(アニメ第一部)→27歳(アニメ第二部)


漫画『機獣新世紀ZOIDS』並びにアニメ『ゾイド -ZOIDS-』の登場人物。「ゾイドバトルストーリー」にも登場する。


ガイロス帝国における軍の名門シュバルツ家の出身で、優秀な指揮官にして凄腕のゾイド乗り。
アニメでは愛すべき馬鹿……もとい弟、「トーマ・リヒャルト・シュバルツ」が居る。



□以下、アニメでの活躍。


帝国と皇帝には忠誠を誓っているが、皇帝の摂政を勤めるギュンター・プロイツェンとは相いれず、常に敵対している(と言ってもシュバルツとプロイツェンとでは地位も立場も違いすぎる為、表面的なものではなく、水面下でシュバルツが抵抗している程度)。

アニメでは第6話から登場。当時、陰険で悪のイメージが多かった帝国軍人の中では真っ当な人物で、プロイツェンに皮肉を交えて反論したり、バン・フライハイトを見逃したりした。
ちなみにこの話(第7話)で、黒百合をコクピット内に持ち込んでいたが、以後はその描写が一切無い。

基本的に無益な争いは好まず、共和国との早期停戦を望んでいた。
尚、帝国軍人で共和国軍を「反乱軍」と言わなかったのは彼が初めてだったりする。

プロイツェンに不信感を持ちながらも、帝国軍人として帝国と皇帝の為にと共和国軍と戦うが、マルクスが足を引っ張って殆ど勝ち星をあげられず、ついに左遷までさせられてしまう。

左遷の末、すっかり暇を弄ぶ様にまでなってしまったのか、エーベネ基地にて同期のラルフとの有り得ない演習後、幸か不幸かルドルフ殿下と再会。これで帝国はやっと混乱から脱せられる……かと思いきや、ラルフがプロイツェン派だった為に劇的な再会を阻止され、シュバルツ自身も「反逆者」として捕らえられてしまう。



しかし、こんな所で諦めるシュバルツ少佐ではなかった。



一瞬の隙をついて捕縛から抜け出し、基地の自爆スイッチを作動。見事ルドルフを逃がす事に成功する。
この29話でのシュバルツ少佐のかっこよさは異常。否、少佐は元からカッコイイが……。
やがてエーベネ基地は自爆。
シュバルツは、ルドルフを助けたバンとアーラバローネに感謝し、ルドルフの無事を願い…………











……我等がシュバルツ少佐は犠牲になったのだ…。











かと思ったら、そんな事は無かった。


34話にして反プロイツェン派を率いて見事復活。歓喜したファンも多い筈。
この時のアイアンコングSSに搭乗した彼の奮戦ぶりはかなりカッコイイ。

プロイツェン討伐後の第二部では、第一装甲師団師団長になり、階級も大佐に。スピード出世凄すぎ。

皇帝となったルドルフからも全面的に信頼されており(元々師弟関係)、帝国軍派遣といえば、まず第一装甲師団が派遣される程。
……その割に活躍してないとは言ってはいけない。弟に出番を譲ったと思えば。
しかし、リーゼによって精神操作を受けた41話では中々の強さを見せ付けてくれる(主に弟に対して)。まあ、トーマも本気で戦ってた訳ではないので、ガチでやり合った訳ではないんだが……。

職務中でも兄さん呼ばわりする弟を戒め叱咤しているが、ここぞという場面では気に掛けている。
ちなみに某アニメ雑誌の監督インタビューによれば、二部時点で27歳。弟は19歳と結構年が離れている。
しかし、27歳で大佐って兄さんパネェ…

第二部終盤では、ウルトラザウルスの重力砲の狙撃手として活躍。元々狙撃は得意分野らしい。
最終回では見事、ブレードライガーデスザウラー目掛けて射出した。

性格に関しては基本的に生真面目な軍人気質だが、かなりの皮肉屋。冷静に見えて実の所は情熱家でもあり、ゾイド乗り特有の「熱さ」も持っている。前述のラルフとの有り得ない演習での彼のテンションはかなり高い。
職務中は一人称が「私」だが、素は「俺」らしい。
共和国軍のロブ・ハーマンとは国を越えた戦友で、酒を酌み交わす仲。
普段は軍帽をキッチリ被っているが、会議やゾイド搭乗時の本気モード(?)には外す事も有り、この時の彼は貴重。
軍帽を外すと年相応よりも若め(何よりイケメン)に見える。本人もそれを気にしているのかどうかは定かではないが、滅多に軍帽は外してくれない。しかしそこがまた良ry

ハーマンinゴジュラスに裏声でビビっていたのは黒歴史


搭乗機体*


以上、一部搭乗機を除いた全てにガトリング砲が搭載されている為、一部ファンからは「ガトリング王子」と呼ばれる事も。
アニメにてコングのコックピットから華麗に飛び降りる姿も印象的。人間技じゃな………そうだ、彼は惑星Ziの人間だった……



□ゾイドバトルストーリーでの活躍。

やはりプロイツェンに対しては序盤から不信感を抱いており、このままプロイツェンに帝国と皇帝を奪われない為にも、共和国軍のロブ・ハーマンと極秘に接触するが、情報が漏洩していたのか帝国の暗殺部隊の奇襲に遭う。

自らを狙った暗殺にもかかわらず、先陣を切ってセイバータイガーで出撃するが、ライガーゼロ イクスに倒され、一時は意識不明の重体にまで陥る。

その後何とか一命は取り留め、負傷した身体に鞭打ち、アイアンコングで帝都に帰還。
プロイツェンの駆るブラッディデスザウラーによって危機に陥っていたルドルフを救い、二人の連携でブラッディデスザウラーを撃破する。




□漫画版でも帝国軍人として登場

アーバインの故郷、共和国領のポルトの町をスパイが逃げこんだとして占領した帝国軍の指揮官として登場。

政治的判断に優れた人間であり、不要な犠牲を好まず、軍人の立場でやれる事を全うする人間として描かれる。

ポルトの占領に際して暴動寸前になったポルトの住民が持ち出したゾイドを破壊。さらにスパイを引き渡さなければ街のシンボルであり電力供給の要でもあるウェンディーヌを破壊するといった冷酷な対応を見せたが、それらの行動は市民の暴動を抑えるとともに速やかなスパイ確保をするための示威行為であるとアーバインからは見抜かれた。
実際、市民には危害を加えることは無く(先ほどのゾイド破壊でも人的被害は無い)、作戦失敗後にレイヴンが無意味にウェンディーヌを破壊しようとした際には、アイアンコングで交戦しレイヴンを止めようとした。まあ相手がジェノザウラーだったのもあって無理だったけど。その後、ウェンディーヌとバンの奇跡の活躍を目の当たりにする。


バンからは当初、上記のこともあって「簡単にゾイドを傷つけるヤツ」と好感を持たれていなかったが、後に直接対面した時には彼の誠実な対応にバンも評価を改めた。


しかし戦闘面では色々あってジェノザウラーやデススティンガーといった自軍のチート級ゾイドをほぼ単機で相手にする羽目になり、こちらでの活躍は少ない


ちなみにゾイドは一貫してアイアンコングに乗っている。もちろんガトリング装備。

また行く先々でトラブルに巻き込まれる上に、プロイツェンから睨まれて身柄を拘束されそうになったりと苦労が絶えない

キルシェという同僚と良い雰囲気(?)




ラルフ「もう少し、追記・修正の流れに敏感になる事だ」
シュバルツ「貴重な忠告だ。紙に書いて壁に貼っておこう」

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最終更新:2024年03月21日 21:13