超空転神トランセイザー

登録日:2011/01/21(金) 01:58:10
更新日:2022/08/07 Sun 20:50:26
所要時間:約 3 分で読めます




変身魔女っ子トランシーナ

私、篠原心愛。魔法少女に憧れる、どこにでもいる普通の14歳の女の子。
ある日、学校が不思議な空間に包まれて、みんなの時間が止まってしまったの。
すると、別世界から来た聖幻獣チーポが現われて、この世界が魔幻獣に狙われてると言って、私に魔法のステッキをくれたの。
子供の頃から憧れていた、強くてかわいい正義の味方。私も彼女たちのように世界を救う戦士に―

マジカルリリカル
トランスマジカル
チェインジ!
















転・神!

超空転神トランセイザー!!

篠原心愛は転神のかけ声とともに
空気中の聖幻エネルギーを物質化して身にまとい
トランセイザーへと変形変身(トランスミューティレイト)する!

その間わずか0.021ミリ秒!!



かくして心愛は、自らが憧れてきた魔法少女とはかけ離れた、特撮系メタルヒーローに変身し、魔幻異怪帝国ヴォラードの魔の手から世界を救う運命を背負わされてしまった…


…という、冒頭8ページ丸々使った壮大な出オチから始まる、美川べるのがウェブマンガサイトe-mangaで連載していた漫画。
余談だが、1話冒頭のタイトルロゴは魔法少女っぽい名称の全く別のものが使われており、最後のコマでようやく本当のロゴが描写された。

ちなみに公式HPにはオープニングアニメらしき物があった。(現在は閉鎖)
主題歌『超空転神トランセイザーLv1』を手掛けたのは、『日本ブレイク工業社歌』や天体戦士サンレッドの主題歌『溝ノ口太陽族』などで知られるmanzo氏。
なお主題歌はカラオケにもある。


【登場人物】

CVはドラマCD版より

トランセイザーとその仲間

◆篠原心愛(ココア)
CV:後藤邑子若本規夫(変身後)
主人公にしてヒロイン。
いい歳して本気で変身したいとか思ってる人間が他にいなかったという後ろ向きな選考基準で、チーポにトランセイザーに選ばれる。
当初はそのごっつい戦闘スーツへの変身を拒否していたが、持ち前の正義の心によりやがて一人の戦士へと成長していく。
なお、変身すると来ていた服がそのまま変身スーツに変化し、元に戻らない。さらに、そうして用済みになったスーツはクローゼットに蓄積されて行っている。
途中でパワーアップし、ちゃんと服に戻る機能が追加された。いや、最初から付けたれよ。

◆チーポ
CV:下田麻美
聖幻界から人間界の危機を救うためにやってきた、ウサギに似た聖幻獣。
35歳で、時給計算の派遣社員。
変身前くらいは心愛の好みの世界観でやらせてやれと上司に命令されており、この年で他に仕事もないので渋々語尾に「ッチ」とつけてしゃべる。
イケメンな人間体に変身できる他、戦闘空間を作り出すなどサポート役としては優秀。変身能力は良くも悪くも自由度が高く、女性になったり脚だけ人間みたいにしたりが可能。
光のパワーで、口から伸びる触手を頭などに突き刺して洗脳をしたりもできる。光のパワーで。
当作品のメインボケ役。

◆歩美
◆乃絵
◆モモ
心愛と小さい時からの友達の三人。それぞれチアリーディング部、バトントワリング部、美術部に所属している。
チーポにトランセイザーのサポート戦士トランチアーズに変身できるブレスレットを与えられる。
親友を勝手に巻き込んだことと、その姿が心愛のやりたくてたまらなかった変身ヒロインであったことから、心愛はチーポをしこたま絞った。

◆ニコ
チーポの上司である、黒猫のような姿の聖幻獣。
人間体は童顔のメガネ青年。
色々とフリーダムなチーポとは対照的にとても礼儀正しい常識人。
魔幻獣の分析を行ったり、便利アイテムを渡したりしてトランセイザーをサポートする。


魔幻異怪帝国ヴォラード

◆ゲ=オ
ヴォラード大首領。
魔幻獣界を支配した後、次なる目標として人間界(地球)に侵略の手を伸ばす。
「棺」の中で力を蓄えつつ、魔幻四天王に命令を下す。

◆コーラル
CV:平川大輔
ヴォラード魔幻四天王の一人。魔幻獣の召喚を得意とする。
見た目はそこそこだが、アホでヘタレでザコという非常に残念なイケメン。
トランセイザーにやられっぱなしで帝国内での地位を落とし、社宅である城を追い出され心愛宅の隣に引っ越してきた。
トランセイザーのことを魔女っ子に憧れるオカマだと思い込んでいる。
実はゲ=オの跡目を継げるくらいの潜在能力を持ったアホ。

◆シトリン
CV:平田宏美
魔幻四天王の紅一点。精神操作系の技が得意。
ゲ=オへの忠誠心は四天王で最も高い。
美しく、頭も切れるのだが、意外に純情でおっちょこちょい。
ピンチを救われたことからトランセイザーに惚れる。

◆ルチル
魔幻四天王の少年で、コーラルの弟。
雷撃系の技が得意で、その戦闘力は兄やシトリンの比ではない。このことを知ったチーポは「コーラル立場ねー!!」と嘲笑った。
唯一トランセイザーとチーポの正体に感づいている。
子供ゆえの残酷さを持ち、命を軽視している。
…と、こう書けばありがちな敵役だが、そこはミカベルのギャグ漫画。
遭遇早々人間チーポに脳天エルボーとビンタをかまされ、たまたまやってきたコーラルにチーポが聖幻獣と言ってもアホな兄に信じてもらえず、戦闘に入ったら兄をぶつけられてトランセイザーにお尻ペンペンされて敗走した。

◆クリス
魔幻獣の幼生体。純真無垢で無邪気なロリ巨乳
シトリンによってバラ撒かれた卵の一つから孵化したものだったが、それを知らずに偶然見つけたコーラルに保護された。
ルチルに非常によく懐き、ルチルも彼女を実の妹のように可愛がるが…。


第三勢力

◆ソーダライト
魔幻四天王の一人で、かつてゲ=オの右腕として魔幻獣界の征服に貢献した男。
人間界侵略の先遣として調査を行いつつ、裏で自身の計画のため力を蓄えていた。
表向きには心愛のクラスの担任教師「宗田」を名乗っていたが、手駒が揃ったことで正体を現す。
同時に聖と魔の幻獣界、そして人間界の全てを支配するという野望を明かしゲ=オへの反逆を宣言。ヴォラードとトランセイザー双方の敵となる。
なお四天王が結成される以前から人間界に潜伏していたため、その存在はシトリンらも知らなかった。そのため何故3人なのに四天王なのかと思っていた模様


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最終更新:2022年08月07日 20:50