明智久司朗

登録日:2012/03/04(日) 00:19:43
更新日:2023/09/17 Sun 18:27:35
所要時間:約 7 分で読めます








彼女たちのいずれかを、

俺の意のままに操ることができれば、

世界長の座は俺が得るようなものだ。



Akechi kyushiro




身長:177cm
血液型:AB
好物:大福アイス
所属:葉月学園2年A組(旧:皐月学園)
能力:高速思考-ハイパーハイスピード-
CV.魁皇楽



この物語の主人公。

人当りのよい穏やかな性格の美青年で、女子からの人気、教師からの信頼共に高い。
しかしそれは意識的な行動の賜物でもあり、実際は結構腹黒いエセイケメン。

目的のためなら自ら悪役を買って出るが、それはお人よしで根っからの善人であることの裏返し。


『守護者』が『能力』を持たない人間を弾圧する今の世界に絶望し、しかし世界を変える力も持たないことで諦観の境地で過ごしてきた。
かつてこの世界の秩序を作った『聖女アナ』にも懐疑的。


『守護者』になってからは葉月市で一人暮らし。開始直前に同じく『守護者』になった妹の光理と同居し始めた。

交友関係も広く、葉月翠名を始めとする新聞部三人娘や選挙管理委員の九頭竜坂僚樹とも旧知の仲。
ユリウスからは傲慢だった彼を変える切っ掛けを与えてくれたヒーローとして並ならぬ好意を持たれているが、本人は覚えていない。

周りがボケばかりなので数少ないツッコミ要員。その切れ味はかなりのもの。


休日の買い出し中に聖女の予言にあった異変に遭遇し、聖女候補の出現に立ち会う。
そこから彼は、聖女に取り入り世界を自分の思い通りに変革しようという野望を抱くことになる。


能力は名前の通り、時間が止まったと錯覚するほどの超高速で思考するもの。

指の間から世界を視ることで発動し、好きなだけ頭を働かせることができる。
また一部を除き選択肢を選ぶ際にも発動する。
『悪魔図書館』によると「主人公」と呼ばれる人間はデフォルトで装備しているとか。


一人暮らしの最初もこの能力でなんとかやってきた。
今では家事も一通りこなせ、出納もまめに記録している。
完全に主夫である。


彼を一言で表現するなら、「色々丸くなったルルーシュ」でだいたい正しい。



以下ネタバレ










『高速思考』は『能力』ではなく、思考に思考を重ねる我流の訓練で身に付けた能力。
非凡な技能であることは間違いなく、公式の試験もパスして『時間停止-エンドレスターン-』として登録している。

『日輪庭園』のような『能力』の有無を見抜く相手にはバレバレだが、逆に「『能力』を隠蔽する何かがある」と錯覚させるブラフにもなる。
当然『唯我独尊』のような封印系『能力』も意味がないし、
将来的に失われる『能力』と違い半永久的な能力であるためある意味『守護者』より上位の人間ともいえる。

しかし自らを『守護者』だと偽った結果、恐れを抱いて逃げ出した妹は交通事故に遭い、
二度と目覚めないと宣告され、両親からは疎まれ半ば捨てられる形で一人暮らしを余儀なくされた。


加えて野望に火を灯した久司朗の『世界を壊す』という言葉を受けて覚醒したメフィストと契約し『悪魔図書館』の主となる
これにより、「好きなだけ考える時間」「好きなだけ書類作業ができる空間」、
「『能力』に関する無限の知識」「いつでも呼び出して指示できる美少女」という四つの武器を手に入れた。


光理のことは協力者と割り切り、ふざけて誘惑を仕掛けてくるたびに「お前のような妹がいるか」とツッコんではいるが、
なんだかんだ言いつつも味方として常に側に居てくれた彼女のことを最終的に認めている。


最初は選挙参謀という立場から聖女候補を利用して、『守護者』が圧倒的権力を持つ今の世界を変えようとする。
これについてある人物は、野望と呼ぶには純粋すぎる夢だと評している。

しかし聖女候補、及びその補佐二人と絆を深めていく間に、彼女らに恋心を抱くようになる。
恋に生きるか野望を成し遂げるかで彼の未来は変化するが、どちらにせよとても深い情を覚えることに変わりはない。



高速思考



翠名を選ぶ


サクラを選ぶ


姫乃を選ぶ






誰も選ばない

○皐月学園編
あまり大きな動きのない√
元から久司朗に好意的な面子なので当然と言えば当然だが。

アピール活動として新聞部の活動を手伝いながら絆を深めていく。


野望を優先した場合、『守護者』に敵対する人間によって新聞部が破壊されてしまう。

精神的に疲弊した翠名を見て、メフィストは「新聞部に関する記憶」を消すことを提案するが、これを拒否。
自分たちの手で部室を修理することで翠名に不条理に立ち向かう意志を見せ、彼女に『平和な世界』を選ばせる。


だがその結果、『未来予測で不幸な事件は一切起こらない、管理され停滞した平和すぎる世界』になってしまう。

翠名の願いがそんな形で実現しないため、久司朗は『時空航行』で別の可能性を探る。


『時空航行』


○聖ジュライ学園編
かなり命懸けな√
だいたいアイリスが原因。

自分の有能性を認めさせるため手札をフル活用。
その過程で『高速思考』の持つ可能性の片鱗を見せる。


野望を優先した場合、水無月学園との勝負の後、ノアの干渉でサクラの『能力』が暴走。
仲間たちの手を借り、メフィストに『未知の可能性』を引き渡すことで、死にかけだったサクラの命を救った。


しかしノアの危険性を知ったサクラは、憧れの聖女と同じく自身ともどもノアを封印。
理不尽を覆す可能性を失った久司朗も死に、世界は『革命に次ぐ革命で人類はほぼ死滅し、赤く染まった世界』になってしまう。

サクラの想いが踏み躙られないよう、久司朗は『時空航行』で別の可能性を探る。


『時空航行』


○水無月学園編
ある意味久司朗大活躍な√
この√のみ『守護者』として覚醒する。

実力主義の水無月とは相性がよかったのか、短期間で仲間と深い信頼で結ばれる。

サバイバル選挙で同盟を結んだ皐月と聖ジュライに補佐二人が落とされるも、野望のため光理を使い様々な策を練る。
その過程で『高速思考』を過剰に使い、真の『能力』まで昇華させる。

結果、強い意志に惹かれるノアを取り込んでしまい苦しむも、彼を救うために姫乃もまた『守護者』となる。
正式に聖女の資格を得て、晴れて姫乃は聖女となった。


けれど久司朗は『高速思考』の後遺症で早逝。姫乃もその僅かな翳りによって暗殺される。
それにより世界中に飛散したノアの欠片を持つ聖女候補を祭り上げた戦争により『大地が歪むほどに荒廃し滅びを待つ世界』になってしまう。

姫乃の優しさが裏切られないよう、久司朗は『時空航行』で別の可能性を探る。


『時空航行』










○可能性の未来
三つの結末を見届けると、何故か失われた全ての記憶を返却される。
自分だけが愛しい日々を覚えているという寂しさの中、
今度は誰も選ばないことでどうなるのかを見届けることにする。

そして新たな世界は『守護者失踪事件』が初めて発生
調査のために三人の聖女候補を結託させる道を選ぶ


その後、メフィストと同じ姿の少女、聖女アナと邂逅。
記憶が戻ったことも、そもそもの時の旅も彼女が仕組んだことであると告げられる。


聖女が求めるのは彼の持つ可能性『光速思考-ハイパーハイスピード-』
全ては無限の時間で無限の思考により望む未来を選び取る、
『光速思考の守護者-ハイパーハイスピードジーニアス-』として久司朗を覚醒させるための遠大な計画だった。

しかし彼は、仲間と共に妄執に取り憑かれた『聖女の記憶』に立ち向かう。

この世界もまた不完全で、自らがノアによって導かなければならないと言う聖女に、自分がいないことで生まれる可能性を提示。
光理と共に、自らの存在を支えるノアの破棄を決断し、三人の『世界の未来(聖女)』と共に『聖女の記憶』を呪縛から解き放った。


それから、ずっと自分を支えてくれた妹に、感謝と胸に秘めた愛情を告白。
残された僅かな時間を共に過ごし、白い光の中へと消えていった。

愛する人々に見送られ、必ず帰ってくると約束して。





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最終更新:2023年09月17日 18:27