エクストリームアイロン掛け(スポーツ)

登録日: 2011/08/20(土) 00:16:16
更新日:2022/10/08 Sat 22:21:37
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『エクストリームアイロン掛け』とは、どれだけ意外性のある場所でアイロン掛けができるかを競うスポーツである。
アイロン(iron)+皮肉(irony)がかかっている。

その場所は様々で、山の頂上であったり、スカイダイビングの最中であったり、果てはスキューバダイビングの最中であったりする。

ちなみにこの競技中はどうしても周囲の環境に左右されてしまうためか、衣服のシワを伸ばすという本来の目的が果たせない場合もある。
だからといって節子、それアイロン掛けやないなどと言ってはいけない。
あくまでアイロンをかけるのが目的であって、シワをとるのは二の次三の次。ただ最近はシワとりもやってのける人もいるらしい。

ちなみにこの競技に臨む競技者をアイロニストと呼ぶ。



■歴史■

イギリス人のフィル・ショウが自宅の裏庭でアイロン掛けをしたことが起源とされる。

1999年、この競技をいたく気に入ったフィルは、世界中に広めるため放浪の旅に出る。
その旅の最中、なんと競技会を発足させるに いたった。
しかしこの男、ノリノリである。

そして2002年、ドイツのミュンヘン郊外にて第一回世界大会を開催。
大成功を収める。



■ルール■

この競技に臨むに当たって、最重要なルールが一つ。

涼しい顔でアイロン掛けをしなければならない。

どんなに高い山の上であろうと、つり橋の上であろうと、火口付近であろうと、空中や水中、無重力空間であろうと、

涼しい顔でアイロン掛けをしなければならない。

なんでもない顔をしつつ地上のあらゆる場所でアイロンをかける…実にシュールな光景ではないか。



■問題点■

ここまで読んでくれた貴方には、この競技がいかに高尚な競技かがお分かりいただけたことだろう。
しかし問題点もある。


コンセントがないのである。


そういった場合、競技の成立初期は小型発電機も担いでいく必要があった。
だがこの問題を解決するため、近年ではコードレスのアイロンを用いるなどの工夫がなされている。

ちなみに、世界エクストリームアイロン掛け競技会は、この競技をオリンピックの正式種目にするために今現在交渉中であるとか。



■分派■

現在「アーバン・ハウスワーク」という自称分派が活動中。
彼らはアイロン掛けの代わりに掃除機を用いるが、エクストリームアイロン掛けの選手達からは邪道とされている。



■世界記録■

○世界一標高の高いアイロン掛け
アルゼンチン・アコンカグアの頂上(6959m)。


○世界一水深の深いアイロン掛け
エジプト沖、水深100m。


○世界一多人数の深海同時アイロン掛け
43人。


○世界一長距離を走ったアイロン掛け
ベルリンマラソンを走りながらのフルマラソンアイロン掛け。(4時間8分で完走)


○世界一苛酷な状況での最長アイロン掛け
買物客が困惑している所の20メートル上空で、巨大で透明な箱の中に入りアイロン掛け(記録保持者はフィル・ショウ)。


○世界唯一の「地球体感的アイロン台」
25kgの発電機と愛用アイロンセットを背 負った富士山単独登頂(世界初富士山頂アイロン掛け)。
下山すると相模湾にて波乗りしながらアイロン掛けをする「サーフクルージングアイロン掛け」を達成。
さらに相模湾海底でのスキューバダイビングアイロン掛け。

世界唯一の「居間と山頂と海上・海底を味 わった、地球体感的アイロン台」として認定。



■競技風景■



時には山岳で。



時には海底で。



如何に非情な戦場といえど、アイロン掛けは必要なのだ。



エクストリームアイロン掛けと他スポーツとの融合。
可能性は無限大である。






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最終更新:2022年10月08日 22:21