朝比奈浩子

登録日:2011/05/19(木) 20:44:10
更新日:2018/03/13 Tue 21:17:16
所要時間:約 4 分で読めます






伝えたい、伝えたかった。

あなたに、知ってほしかった。

本当のあたしを。


大好きだよ






CV.かかずゆみ

ラーゼフォンの登場人物。
綾人が東京ジュピターにいた時のクラスメイト。鳥飼と付き合っていたが、彼を始めとした周囲の人間の異常に気づき、綾人との逃避行を選ぶ。
わざと他の者より洗脳が弱くされており、東京ジュピター内にいながら、周囲の異変と、自分の血が青く変化したことに怯える。
その後、外から戻ってきた綾人が再び東京を脱出しようとした際、自分も連れていってほしいと頼み、二人で東京を脱出。
同じく傷ついていた綾人と共に、あてどない逃避の旅に出る。

彼女がメインの回である第19楽章「ブルーフレンド」は、ラーゼフォンにおける神回として名高い。
同時に、一部ではアニメ史に残る鬱エピソードと呼ばれることも……



以下ネタバレ











東京を脱出した二人は、追手を欺く為鹿児島に行くと見せかけて、渕穴市に着いていた。

ホテルでの逃亡生活の中、浩子は綾人には明るく接するが、ムーリアンである自分に苦悩する。
フランスの国旗が壁に、挨拶が石畳に記された道を歩く浩子と綾人。
血が青い事、家族の顔も思い出せない事。浩子は綾人に伝えたい事があったが、その言葉は飲み込まれてしまった。
ある時、ドーレムが出現する。綾人は浩子を守りたいという気持ちに気付き、ラーゼフォンの光に包まれる。

「必ず帰って来るから待ってて」そう言い残して、ラーゼフォンへと消えた綾人に、浩子も想いを伝えようとした。


「あたし…あたしねっ、神名君ともっと一杯話したいの!神名君の事もっと知りたいの!あたしの事もっと知って欲しいの…!!」

「だから…神名君!あたしずっと待ってる、ずっとずーっと、ずーっと待ってるから…」

「ここで待ってるから・・・」
「綾人ぉ―――!!!」


しかし伸ばした手は触れ合わなかった。

出現したそのドーレムは、フードを被った女性的なフォルムをしていた。
綾人は、浩子の事を守りたいと強く思うが故に、目の前のドーレムが浩子であると気づけない。

戦いの最中、夜の街のネオンに文字が浮かび上がる。



コンニチワ

ゲンキデスカ?

コマッテイマス

タスケテクダサイ


綾人は浩子を守りたい一心で、ラーゼフォンを駆りドーレムを攻撃する。
ドーレムに同調した浩子は、ドーレムの受けたダメージを体に負いながら、思うままにならない手で綾人に伝えるべき言葉を懸命に書き残す。



ホントノコトガイイタイ

モットハナシタイ



アヤトクン


ダイスキ



     
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戦いの最後に、綾人は自分が殲滅したドーレムが何者であったか悟り、ホテルに残された青い血に染まった浩子の体とメモ帳を発見するのであった。



なお、蒼穹幻想曲ではこの展開を回避するルートが存在している。

一方、ラーゼフォンの参戦しているスーパーロボット大戦MXスーパーロボット大戦Scramble Commander the 2ndでは救済展開などの用意はされていない。

それどころか、MXでは綾人がエヴァのトウジを救うというクロスオーバーをした直後にこれがくる
一体何の嫌がらせだ。

このエピソードの気合の入りようは半端ではなく、BGM、マップ演出、ムービーをフル活用して、原作のシーンを見事に再現している。
加えて、スクコマ2では更に演出が強化されている…。

スパロボで初めてラーゼフォンに出会ったプレイヤーにブルーフレンドのやるせなさを存分にぶち当ててくる。
その後シンジより早く復活する綾人に驚かされるプレイヤーもいたようだが。


余談
ラーゼフォンは『勇者ライディーン』へのオマージュ要素を持つ作品であり、朝比奈のモデルとなったのはライディーン第36話「地獄の射手マダンガー」に登場したキャラクター、岬百合香。
こちらでは、マダンガーのダメージが百合香に伝わることに気付いた主人公の洸は、巨烈獣を倒すために友人を傷つけることはできないと葛藤し、苦しみながら戦いを強いられる。
百合香は洸を救うため、巨烈兄弟の争いに付け込んで自ら巨烈獣に改造されて戦場に赴き、ライディーンの盾となってマダンガーの攻撃を受けて倒され、それとともにマダンガーも爆散した。
そして、元の姿に戻った百合香は洸と言葉を交わして死亡した。
展開は異なるが、こちらも救われないエピソードである。

ちなみに、スパロボに登場したマダンガーはHP回復を持つだけのただの雑魚敵になっていた。
なにこのオマージュとの扱いの差…。
原作の悲劇が起こらないと考えればある意味こちらの方恵まれているともいえるか。



ツイキシュウセイ

オネガイシマス



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