インダストリアル・ミュージック

登録日:2012/02/27(月) 00:13:08
更新日:2022/01/10 Mon 17:31:08
所要時間:約 3 分で読めます




インダストリアル・ミュージック(単にインダストリアルとも)とは音楽ジャンルのひとつ。


英語で『工業的な〜』を意味する通り、工場等の作業音をサンプリングしたり、工具等を用いて演奏したりするジャンルである。
また、そこにシンセサイザー等で冷たい雰囲気を持ち込むのもよく使われる技法である。


イマイチイメージが付きにくい人は押し入れの奥からスーパーファミコンを引っ張り出してスーパードンキーコングをプレイして頂きたい。
そして工場ステージのBGMを聴いて欲しい。そうコレがインダストリアル(の一例)だ。




そもそもの始まりは1977年、インダストリアルの元祖とも言われる、
Throbbing Gristle(スロッビング・グリッスル)の1stアルバム『The Second Annual Report』のジャケットに書かれた
Industrial Music For Industrial People
からインダストリアルの名が付いたとされている。
上の文は「工業的に生産される大衆音楽へのアンチテーゼ」と言われている。



初期インダストリアルは、上記にあるような工場の音やメタルパーカッション(要は鉄板等の金属製品を用いたパーカッション)、
電子機器の高周波などを用いたシンプルなものだった。
(これらの特徴はテクノやノイズミュージックにも影響を与える事になる)



インダストリアルに転機が訪れるのは80年代、Ministry(ミニストリー)のデビューである。
彼らはロックとインダストリアルの本格的な融合を成し遂げ、インダストリアル・ロックというジャンルを築く。

彼らは革新的なスタイルで多くのフォロワーを生む事となる。


特に商業的な成功をしたNine Inch Nailsの活躍で、インダストリアル由来の冷たい空気感をたたえた音楽が一般にも浸透する。

またLAのFear FactoryやドイツのRammsteinはヘヴィメタルとの融合を果たし、
インダストリアル・メタルというジャンルを確立、特に後者は現在ドイツを代表するメタルバンドにまで成長している。

一方でオーソドックスなインダストリアルも変わらず生まれており、特にヨーロッパや日本ではアーティストが多いようである。







この様にインダストリアルは、長い年月の中で様々な音楽に影響を与え続けて来たが、
未だにマイナーな感が否めず純粋なインダストリアルアーティストのCDを手に入れる事は容易ではない。


だが、その独特かつ非生物的な空気に当てられたファンは多く、
最近はネット環境の普及で幾分マシになったし、アンダーグラウンドなアーティストの活動も活発である。



☆インダストリアルの楽しみ方☆
インダストリアルはその性格から、みんなでワイワイ楽しむよりBGM的に聴く事に向いている。

例えば…
  • 食事中に
  • 就寝中に
  • デート中に
  • 合体中に
  • ママの病気に
  • 機械姦の画像を見ながら

などなど…




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最終更新:2022年01月10日 17:31