マリュー・ラミアス

登録日:2012/02/01 Wed 00:35:50
更新日:2024/04/06 Sat 10:27:03
所要時間:約 4 分で読めます







わ、私はモビルアーマー乗りは嫌いです…!



CV:三石琴乃
人種:ナチュラル
年齢:26歳→28歳→29歳
身長:170cm
体重:63kg→50kg
血液型:O型
誕生日:C.E.45年10月12日
所属:地球連合軍→三隻同盟→オーブ軍→コンパス
階級:地球連合軍大尉→少佐→オーブ軍三佐→一佐→コンパス一佐



【ガンダムSEEDでの活躍】

技術士官の出身であり、本来ならアークエンジェル(AA)副長になるはずだったが、
ザフトによるG兵器強奪作戦の際に艦長を始めとしたAA正規クルーのほとんどがが死亡したため、
生存した正規クルーの中で最も階級が高かった上、艦に詳しい人物も他にいなかったため、艦長代理という形で事実上の艦長を任されることになる。どこかで聞いたような話である。
艦長としては未熟で、戦略では副官のナタル・バジルールムウ・ラ・フラガに頼る面もあった。
また軍人としても甘く、ナタルとの対立も多かった。
尤も、彼女は元々技術士官であり、艦長職を淀みなく勤め上げるなどできるはずない事は考慮すべきである。
本人としても艦長としての実力に問題がある事は自覚している節があり、自身を「頼りない艦長」と称したり、
DESTINYではアンドリュー・バルトフェルドに艦長を譲ろうとしている*1
現実的なナタルの判断の方が正しかった事も多い一方で、彼女の甘さ≒優しさ(≒母性)が良い方に作用した事もままあり、
そういう意味では「優しい艦長」と「厳しい副長」という組み合わせは相性が良かったのかもしれない。

ストライクガンダムのOS書き換えの一件もあり、当初はキラ・ヤマトに対して「戦時下の軍人」の価値観の下で戦闘を強要していたが、
後に彼を戦争に巻き込んでしまったことに責任を感じて謝罪した。それ以降は互いに良き相談相手になっている。

当初からキラ達に対しては戦争に巻き込んでしまった事を申し訳なく思っているところがあり、
キラが無断でラクスをザフトに返還したことでAAで開かれた、彼女が裁判官を務めた軍事法廷でも、一度は軍法に則り銃殺刑の判決を出しつつも、
「キラは民間人であるため軍事法廷で裁くのは不可能」という理屈で、「銃殺刑相当の口頭注意」という形で事を済ませた*2*3

前述の通り、考え方が正反対であるナタルとはあまり折り合いが良くなく、ヘリオポリス脱出からアラスカに至るまでに揉める事は何度もあった。
しかしあくまでも現実的に、軍人としての合理性に基づいて行動する彼女からすれば、マリューの判断は「甘い」を通り越して「を招く行為」でもあり、
クルーの命を預かる立場としての行動・判断を求める事を求めるのも仕方ない事ではあった。
しかしそれは時に人道に反した行為である事もあり*4、その様な提案の度にマリューは彼女を説得する必要があった。
ナタルにとってそうだった様に、マリューにとってもナタルは頭の痛い存在だったのである。

しかし互いに嫌っていた訳ではない様で、またマリューとしてもナタルのリアリストな面や能力は軍人として優秀であると認めていた様子。
アラスカでナタルが下船した際も激励の言葉を交わしていた。

ザフトとの交戦を経て連合軍本部があるアラスカ基地に到着するが、「オペレーション・スピットブレイク」の捨て駒にされそうだったことを知り脱出。
その後地球軍には戻らず*5、オーブへに身を寄せる。
オーブに滞在していた際、ムウにキスされたことで自分の気持ちに気付き、結ばれる。

終盤では敵対したナタルやムウを戦いの中で失ったが、最後まで生き残り、艦長としても精神的に大きく成長した。

因みに、ヘリオポリスにてキラがアグニで外壁に大穴を空けたのは彼女がアグニ発射を指示した所為と言われる事もあるが大きな誤解である。
実際には攻撃を仕掛けてきたクルーゼのシグーを迎撃しようとしたキラが自身の判断で(それほどの威力があるとは知らずに)アグニを発砲している
では何故選りによってランチャーを装備していたのかと言えば、サイらが発見し持って来たストライカーパックがランチャーだったためである*6
また結局間に合わなかったが、マリューは寧ろアグニの使用を制止しようとしていた*7
アークエンジェルに移った後も困難は承知でなるべくヘリオポリスへの被害を抑えるように戦闘する事を厳命しており、
マリューがコロニーへの被害に無頓着な人間であったとは考えにくい。


【ガンダムSEED DESTINYでの活躍】

オーブに身を寄せ、モルゲンレーテの造船科にて「マリア・ベルネス」の偽名で本業の技術士を務めていた。
ミネルバがオーブに寄港、整備を受けた際にはグラディス艦長と対面、新旧主人公艦艦長の対面を以ってDESTINYでの初登場を飾った*8

ラクス・クライン暗殺未遂事件では、数少ない大人として矢面に立ってコーディネイターの特殊部隊と交戦、
拳銃一丁でコーディネイター兵士を多数打ち倒す活躍を見せる。
なんか中学生を守るために似たような立ち回りをした同じような声の人がいましたね

その後再びアークエンジェルの艦長に就任。
政略結婚の最中にいたカガリ・ユラ・アスハを拉致…もとい保護したり、ザフトの戦闘に介入するようになる。
その最中で死んだ筈のムウそっくりのネオ・ロアノークを保護。本人と確認されたが、彼は記憶を失っていたため、ムウとの思い出の板挟みにマリューは苦悩する。

オーブ戦を経てムウは少しずつマリューを気にするようになり、最終決戦ではついに記憶が復活
マリューは哀しみを経て、愛する人を取り戻すことができたのだった。


【ガンダムSEED FREEDOMでの活躍】

アークエンジェルと共にコンパスに移籍し引き続き艦長を務める。宇宙班に当たると思われるミレニアムに対してこちらは主に地球で活動している。
ミレニアムのキラらとは別行動となっているが相変わらず彼の理解者の一人であり、ムウとも引き続き同行している。

ミケール大佐逮捕の為にファウンデーション王国との共同作戦に参加、後方待機のミレニアムに対してマリューは前線で指揮を執る。



…さて、マリューについて欠かせないこと。
それは巨乳であることだ。

彼女はとにかく胸が大きく、ローエングリン発射時や被弾時は揺れる
どこであろうと揺れるっちゃ揺れる。凄い、とにかく凄い。小説版やガンダムビルドファイターズでネタにされる位には凄い。
挙句に富野御大が「あんなオッパイのでかい綺麗なネーチャンが艦長なわけがあるか」というくらいには凄い(実話)。
ナナイ「え…わ、私は…?」
そのためファンから魔乳の愛称で呼ばれている。
もうすぐ三十路なのにちょっと羨まs…おっと誰か来たようだ

またSEED DESTINYの時には何と13キロも体重が減っている
ムウを失ったショックで痩せたのだろうか…
実際、生きてたんですけどね。

またどういう訳かザフトのヘリオポリス襲撃、ラクス暗殺未遂とコーディネーターの軍人相手に二回も銃撃戦を経験しており、
何だかんだで二回とも生還している
生き延びたばかりか、ナチュラルからすれば生半可な相手ではないコーディネーター兵を数名倒している(ヘリオポリスでは負傷したが)。
SEED漫画版ではヘリオポリスでラスティを倒したのも彼女である。
このため、意外にも元々は整備士の女性にあって 実はナチュラルとしては白兵戦能力最強ではないか との呼び声も高い。
たぶん前世の行いのおかげだ。


スーパーロボット大戦シリーズでの活躍

第3次α
ブライトやシナプスといった先輩艦長から多くのことを学び、同じ声のミサトさんとは親友になる。
そして、ムウとのキスがまさかのボイスつきで流れる。

J
天才艦長のユリカに振り回されて少し大変な目に遭う。
当初はサブパイが5人もいるが、最終的には2人に…。

W
参戦が遅く、強制出撃も少ないのでやや不遇。サブパイもノイマンだけ。
ムウとのキスシーンをルリに見られるというちょっと恥ずかしい経験も…。

Z
自軍から非難が集中。
ifルートで合流した時には自分達の行動に対し謝罪した。
中の人ネタでトニヤがマリューの真似をしたりする。
サラ「トニヤ、こんな時にふざけない!」

K
アークエンジェルが母艦扱いで出番も多い。今回は比較的大人しめ。

L
参戦はかなり遅く、ミネルバが母艦扱いなのでちょっと不遇。
でもムウの記憶復活が早いため、それはそれで良かった…かも?

以降の作品では『DESTINY』が参戦しても本編終了後となるため、AA組はキラ以外未登場となる事が多い。

DD
『SEED』設定で登場。本作は戦艦がNPCなので戦闘で目立った出番は無し。
終盤で自軍部隊の活躍により盟主王サクッとやられてすぐさまドミニオンが制圧されるので、ナタルとは和解できた。
また、ミサトさんの指揮を受けたキラが「聞き覚えがある」と動揺するネタもあった(笑)。  

その他ゲームでの活躍

Gジェネレーションシリーズ

『SEED』より参戦。
参戦状況によって『SEED』版と『DESTINY』版があり、どちらも高いの指揮を持つ優秀な艦長というポジションで安定している。
元々は技術士官という設定を反映されてか艦長系キャラクターとしては整備系の能力が高めな傾向も。

余談

後に三石琴乃は『ガンダムビルドファイターズ』で主人公イオリ・セイの母・リン子を演じた。
セイもストライクガンダムをモチーフにしたビルドストライクガンダムを使用しているため、SEEDシリーズ以外にも身内にストライクのパイロットを持ったことになる。
6話の予告ではSEEDシリーズの次回予告パロを披露している。






追記・修正は胸を大きく揺らしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/


最終更新:2024年04月06日 10:27

*1 「場合によってはパイロットとして出撃する必要があるかもしれない」「マリューの方が相応しい」とバルトフェルドは辞退し、マリューが艦長を務める事を勧めた。他のクルーも無言ながらバルトフェルドの意見を支持していた様子だった。

*2 因みにサイらキラの友人たちは、整備員のマードック曹長からこっぴどく叱られた挙句、トイレ掃除一周間の刑に処された様子である

*3 軍法会議は『軍に対しての』犯罪を裁く裁判なので「軍へ能動的に犯罪を仕掛けた民間人」も対象となる。…と言ってもキラの状況でそれを言い出したら「そこまでやらせていた周りの連中全員」の方が罪が重くなるのでどちらにせよ成り立たないが。

*4 偶然保護したプラントの重要人物であるラクスを人質に取る、戦力として非常に優秀であるキラを除隊させるには惜しいと考えて彼の両親を人質に取る事を提案する、窮地に追い込まれていたとはいえ甚大な環境汚染を発生させる陽電子砲を地上で発砲しようとするなど

*5 戻ったとしても敵前逃亡の罪で銃殺刑は免れないという面もある

*6 サイが言うには「(マリューに言われた通り)No.5のコンテナ」を持ってきたとの事だが、ストライカーパックが入ったコンテナは全部5番でたまたま今回選ばれた中身がランチャーだったのか、5番に入っているランチャーを指定して持って来させたのかは不明。ただストライカーパックを持って来させたのは元々はストライクを充電させアークエンジェルと通信するための電力確保のつもりであり、コンテナが到着して早々にシグーと戦闘になったのは偶然である。

*7 制止が発射直前だったのはストライカーパックが装着された直後にシグーが襲撃して来た上にアークエンジェルと戦闘が始まってしまい物陰に隠れていたため。ランチャーを指定して持って来させていたなら、コンテナ到着までマリューはキラと一緒に居た事やコンテナ到着からシグー出現までの間に説明できたはずであり、それとアグニの使用を制止していた事を踏まえると少なくともアグニで迎撃させる為にランチャーを指定したとは考えにくい。

*8 アンドリュー・バルトフェルドと何かありそうだったが…。