カリン(ポケモン)

登録日:2010/02/02(火) 12:35:08
更新日:2023/12/11 Mon 03:18:57
所要時間:約 4 分で読めます




ポケットモンスター 金・銀・クリスタルおよびそのリメイク版ハートゴールド・ソウルシルバーに登場するキャラクターの一人。


▽目次

【概要】

ジョウトリーグ四天王の四人目として戦う女性トレーナー。
いかにも大人の色っぽいお姉さんという風貌で、
金銀クリスタルではボディコン風の黒のワンピース姿。
HGSSでは黄色のキャミソールにパンツルックに大きくイメチェンされた。
肩紐が仕事してない。

小悪魔系や高飛車系を思わせる見た目とは違い、聡明かつ落ち着いた性格の「大人」の女性。


【使用ポケモン】

金・銀・クリスタル

してんのう カリン 4700円
ブラッキー ♂ Lv.42
ヤミカラス ♀ Lv.44
ゲンガー  ♀ Lv.45
ラフレシア ♀ Lv.43
ヘルガー  ♀ Lv.47


使うポケモンのタイプは当時の新タイプであるあくタイプ
二匹程あくタイプじゃないのも混ざってるが気にするな……。当時はあくタイプも少ないし、ニューラはともかく、バンギラスなんてだされたらそれはそれで物議を醸すことにもなるし。
レベル的に切り札はヘルガー。

金銀クリスタルでは当時初登場したあくタイプの使い手で、前情報が無いとエスパーで挑んだりしがちな初見キラー。
しかし全体的にあまり威力の高い技は使わず、先鋒のブラッキーが固くて厄介な事を除けば大した苦戦はしないだろう。
ただし四天王は連戦になるので、彼女までに消耗し過ぎている可能性があるので注意が必要。
薬は多めに持ち込むように。

彼女を倒せばチャンピオンワタルに挑戦出来る。


ポケモンスタジアム金銀

ブラッキー ♀(せんせいのツメ)Lv.50
ウツボット ♀(はっかのみ)  Lv.50
ヤミカラス ♂(にがいきのみ) Lv.50
ブーバー  ♂(なし)     Lv.50
ゲンガー  ♂(まひなおしのみ)Lv.50
ラフレシア ♀(こおったきのみ)Lv.50
ブラッキー ♂(きあいのハチマキ)Lv.50
ペルシアン ♂(ひかりのこな)  Lv.50
ヤミカラス ♂(ピントレンズ)  Lv.50
ヤドラン  ♀(せんせいのツメ) Lv.50
ムウマ   ♀(ふしぎなきのみ) Lv.50
マルマイン (おうじゃのしるし)Lv.50


スタジアム金銀のブーバーが持ち物なしなのはミスでなく、「どろぼう」を使うための空き枠。
当時は特性もなかったため「どろぼう」を防ぐことができず、地味に厄介だった。
しかし自力で持ち物を消失させる手立てもなかったため、何を取らせるか考えて動けば対処は容易。
手持ちの多くに表では「メロメロ」、裏では「いばる」を覚えさせており、こちらの行動を妨げる戦法をとる。
なお、スタジアム金銀の「いばる」は「しんぴのまもり」や「みがわり」に対して使うと攻撃力を2段階上げるが混乱はさせられないという相手を助けるだけの行動になってしまう。
まともにぶつかると厄介だが対策を知っていればボーナスステージに等しい。
ペルシアン、ヤドラン、マルマインとやはりあくタイプではないがペルシアンについては『サン・ムーン』のアローラのすがたで実際にあくタイプに変更されている。


ハートゴールド・ソウルシルバー

  • 初戦
ブラッキー ♂ Lv.42
ヤミカラス ♀ Lv.44
ゲンガー  ♀ Lv.45
ラフレシア ♀ Lv.42
ヘルガー  ♀(オボンのみ)Lv.47

  • 強化後
マニューラ ♀ Lv.62
ミカルゲ  ♀ Lv.62
アブソル  ♀ Lv.62
ヘルガー  ♀ Lv.63
ドンカラス ♀ Lv.64
ブラッキー ♂(オボンのみ)Lv.64


リメイクであるHGSSでも使うポケモンは変わらないが、技が大幅に改善されており全体的な決定力が上がっている。
特にヘルガーは特攻を二段階上げる「わるだくみ」を使ってくるので注意が必要。
下手すればヘルガー一匹に全滅しかねない。
ブラッキーも相変わらず硬いので注意。


カントーのジム制覇後には再び四天王に赴くと強化された彼女の手持ちと戦う事が出来る。
メンバーはマニューラ、ドンカラス、ミカルゲ、アブソル、ヘルガー、ブラッキーと全てあくタイプとなった。
レベルや持ち物の『オボンのみ』から考えると切り札はヘルガーからブラッキーに変更された様子。
全体的にうざったい技が増えた強敵。
ヘルガーとブラッキーはそれぞれ「わるだくみ」「のろい」で積んでくるため油断してると乙。
ミカルゲは「のろい」+「いたみわけ」のコンボや持ち前の耐久+「あやしいひかり」での泥沼、さらには特性の『プレッシャー』でPP削り。
それに加えて高火力のマニューラ・アブソル・ドンカラス。
かくとうタイプで短期決戦を挑まないと大変な事になりやすい。
ただしドンカラスはかくとうタイプが等倍であり、ミカルゲはそれどころか無効なので注意したい。


【名言】

彼女を語るうえで忘れてはいけないのが戦闘終了後に確認できるセリフである。


つよいポケモン よわいポケモン そんなの ひとのかって
ほんとうにつよいトレーナーなら じぶんのすきなポケモンでかてるよう がんばるべき


とてもあくタイプ使いの口から出たとは思えない、むしろ僧侶や賢者のような達観した台詞である。
シロナとは気が合うに違いないだろう。

ポケモンはそもそもビデオゲームのキャラクターであり、ポケモンの強さとはプレイヤーがポケモンを評価する基準の1つでしかないのである。

みんなも単純な強さや流行から、それまでのお気に入りポケモンをほっぽり出して好きでもない強ポケだの厨ポケだので固めてしまう時期があっただろう。
また、上級者では個体値や、わざ遺伝等にこだわり過ぎて、最早産む機械のような悲惨な一生を送ってしまっているポケモンや、
捕まえられただけでほったらかしにされているポケモンもいるだろう。
そんな時にこの言葉を思い出してほしい。

時にはボックスの中で出番を待つポケモンたちで勝ちにいける手段を模索するのも楽しいだろう。
大好きなポケモン達で勝利を掴んだ時の喜びはまさに極上である。


ただし「すきなポケモンで かてるようがんばるべき」という点にはやや賛否両論が見られる。
真剣勝負のレート戦に挑む場合、どうしても能力の高いポケモンが求められるため、好きなポケモンだけで勝つというのは現実問題として難しいことが多い。大好きなポケモンであるからこそ、活躍させるのが難しい環境では使いたくないといった状況も十分に考えられる。

TCGファンデッキの話にも通じるが、本当に好きなポケモンを使用するのはストーリー攻略や友人同士での気軽な対戦にとどめるなど、ある程度の割り切りが必要かもしれない。

強いポケモンを使って純粋に勝利を追求することもポケモンの楽しみ方の1つである。強いポケモンとは環境に合致した能力を持つポケモンと言い換えることができ、そのようなポケモンを使うことは勝利へのアプローチとして最も的確である。

間違ってもガチプレイヤーを批判するのにこのセリフを引き合いに出すべきではないだろう。なぜならガチプレイヤーもまた対戦の場でポケモンを楽しんでいるからである。

要は目的と手段を混同せず、自分の中での線引きをしっかりと付けることが大切ということ。「ガチ対戦では対戦用のポケモンを使う」「好きなポケモンの環境での強みを見つけて使う」「負けてもいいからとにかく好きなポケモンを使う」など、プレイヤーにとって色々と好みはあるはずなので自分のスタンスを明確にするべきであろう。

もちろん対戦で活躍できるポケモンを好きになることができたらそれに越したことはない。


なおORASでは(バトル施設の攻略についてだが)「本当に強いトレーナーなら好きなポケモンではなく、勝てるポケモンを選ぶ覚悟が必要になるときもあるじゃろうな」と言う、全く真逆の言葉を残すNPCまで登場した。

両者の言葉はしばしば議論の火種になるが、どちらも間違っているわけではないので、冷静に受け止めよう。強かろうが弱かろうがすべてのポケモンは同じ世界に暮らすキャラクターなのである。

また、この発言の初出である「金銀」当時にはなかったが、「RS」以降はポケモンコンテストのようにバトル以外でポケモンを活躍させられる場が登場している。
バトルにおける強さによって四天王となった彼女の発言なのでそちらの方でばかり考えてしまうが、「好きなポケモンで勝てるようがんばる」とは何も「バトル」のことだけではない。アンノーンは第四世代のコンテストへの参加資格がないけど。
ジムリーダーであるミカンがコンテストにも参加するように、ポケモンとのつきあい方は一つにとどまらないのだ。


ところで、この名言の知名度の割にカリン姉さん自体の話題は驚く程少ない……。
こんな素敵なお姉さんなのに……。
原因としてはやはりアニメ未出演であることなどメディアへの露出の少なさだろう。

ただし、昨今は各世代満遍なくスポットが当てられるようになってきたこともあり、それに伴い彼女も取り上げられているので、この点は少しずつ改善されているといえる。

名前の由来はマメ科シタン属の広葉樹またはバラ科ボケ目の落葉高木「カリン(花梨)」。
花言葉はマメ科・バラ科ともに「努力」「誘惑」「唯一の恋」。
そのものズバリである


ポケスペ


ナツメ並にキャラが違う。

第3章で初登場。
11歳の頃に仮面の男に弟子入りし、イツキと共に「マスクド・チルドレン」として現れる。
1人称は「アタイ」。姉御口調で気性が荒く、シルバーブルーをためらいもなく殺そうとするなど残忍な性格で、文字通りの「悪女」にされてしまっている。
無論、上の名言もなし。

こんなのカリンさんじゃない…と嘆いた人も多いと思われる。

仮面の男の野望実現のためにウバメのもりの祠を守っていたが、サンダーファイヤーフリーザーを連れてきた図鑑所有者たちによって撃退される。
その後、かつて悪事に手を染めたシバキョウに誘われイツキと共に行動するようになる。

第9章では同胞のイツキや事件後に出会ったシバ、キョウと共にジョウト四天王として登場。
それまでの悪女っぷりがウソのようにサバサバした現代風の女性へと変化していた
やっぱり不評だったんだろうか。

穴久保版

金銀編で登場。
四天王としてレッド達の前に現れるが、原作の名言は何処へいったのか、
四天王が修業してんの知ってんの!」とこれはひどいとも言うべき迷言を残してしまっている。
ただし、キャラデザはいたって普通というか美人。

ポケモンマスターズ

CV:柚木涼香
バディポケモンはヘルガーで、タイプは「あく」。
レア度は☆5。
今回初めて声が付くこととなったが、中の人の影響で色気が倍増し。
さりげなく「柚」と「カリン」で柑橘系つながりである。狙ったのだろうか…。
特殊アタッカータイプで「バークアウト」で敵全体を攻撃しつつ特攻を下げれる。
バディーズわざ「好きなポケモンが放つあくのはどう」でメガヘルガーにメガシンカし、全体・単体両方に対応したアタッカーとなる。
反面メガシンカ前のままだと高難易度で火力不足に陥るので特攻サポートは必須。
ボードで状態異常やデバフ状態の相手へのダメージ増加もあるのでそれらも視野に入れたい。

BPで交換できるバディーズとしても実装され、こちらのバディポケモンはブラッキー。
意外にも物理アタッカータイプでスキル「あくチェンジ」であくタイプ化した高火力技「すてみタックル」を放てる。
ボードにも反動軽減や火力上昇など優秀なものが揃っている。
近い立場のライバルにトウヤ(ハロウィンコス)&グラエナがいるが、こちらは期間限定の☆5のためやや入手難易度が高いのと、優秀な物理サポーターである通常トウヤ&ダイケンキとの両立の点で違いがある。

イベントでは上述の名言が生まれるきっかけを知ることができるほか、イツキと共に今後のストーリーに関わってくることが示唆されている。




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最終更新:2023年12月11日 03:18