キクコ(ポケモン)

登録日:2012/04/05(木) 18:44:01
更新日:2023/08/28 Mon 23:48:43
所要時間:約 3 分で読めます




ポケモン図鑑作ってるようじゃ駄目だ!ポケモンは戦わせるものさ


キクコとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。


◆概要


オーキド博士を昔から知っているようで、「ジジイは昔は強くて良い男だった」と昔の彼を称賛する一方、「今じゃ見る影もないがね」と今の彼を厳しく批判している。
「ポケモンは戦わせてこそ」と信じており、ただ図鑑を作っているだけのトレーナーを軟弱者と見ている。
ただし、悪の組織のようにポケモンを戦いの道具として見ているわけでは決してない。
後述のFRLGでは暗にではあるがそれがわかる。

ナナシマのポケモンジャーナルや6のしまの老婆の情報によると、若い頃はオーキド博士のライバル的存在であり、四天王に就任後は最年長記録を作ったとのこと。ピカブイでは強化後に勝利するとかつてオーキド博士とは良きライバルであったことが本人の口から述べられる。

赤緑青ピカチュウ及びFRLGから三年後の世界である、金銀クリスタル及びHGSSでは四天王を引退しており、代わりにキョウが後釜として四天王に昇格している。

HGSSではガンテツの屋敷の写真に……


「風景の写真に、人が三人並んで映ってる。ガンテツさんとオーキド博士。それに真ん中には……」

「力強い目をした女の人」



◆手持ちポケモン

●赤・緑・青・ピカチュウ

ゲンガー   Lv.56
ゴルバット  Lv.56
ゴースト   Lv.55
アーボック  Lv.58
ゲンガー   Lv.60


「あやしいひかり」や「どくどく」などの補助技を多用し、相手をじわじわ苦しめる戦術をとる。
おまけに「さいみんじゅつ」からの「ゆめくい」のコンボも使用する。(なお、最後のゲンガーは「さいみんじゅつ」が使えないにもかかわらず「ゆめくい」を覚えている*1
ピカチュウ版ではアーボックが「へびにらみ」→「まきつく」のコンボが仕込まれていたりと更にじわじわやる戦術が強化されている。
フーディンなどのエスパータイプで対抗するべし。

墓石が大量に置かれた部屋、ポケモンタワーのBGM、更には魔女を思わせるようなイメージにピッタリなゴーストタイプの使い手……
ではあるのだが、初代はゴーストタイプはゲンガー系統のみであり、雰囲気的に合いそうだと思ったのかゴルバットとアーボックが手持ちにいる為、
実質どくタイプの使い手とも言える。
(同様に金銀のワタルも実質はひこうタイプの使い手とも言える)


また、彼女は初代の時点でもポケモンの交代を多用するが、あまり意味はないことが多い。
因みに初代で交代を使うトレーナーはキクコと一般トレーナーのジプシージャグラーのみ。

●FRLG

ゲンガー  ♀ Lv.54
ゴルバット ♀ Lv.54
ゴースト  ♀ Lv.53
アーボック ♀ Lv.56
ゲンガー  ♀ Lv.58

●FRLG(強化後)

ゲンガー  ♂ Lv.66
クロバット ♂ Lv.66
ムウマ   ♂ Lv.65
アーボック ♂ Lv.68
ゲンガー  ♂ Lv.70


手持ちはリメイク前と同じだが、全体的に技構成が変わっているほか、レベルが若干下がっている。
強化版ではゴルバットがクロバットに進化し、ゴーストがムウマに変更されている。また、何故か全員♀から♂に変わっている。

まだ物理特殊分割前の為、「シャドーボール」もそれほど凶悪な技ではないが、ゲンガー系統には『ふゆう』が追加されじめん技が効かなくなっている点に注意。

●ピカブイ

アーボック ♀ Lv.53
マタドガス ♂ Lv.53
ゴルバット ♂ Lv.53
ゲンガー  ♀ Lv.53
ゲンガー  ♂ Lv.54

●ピカブイ(強化後)

アーボック ♀ Lv.63
マタドガス ♂ Lv.63
ゴルバット ♂ Lv.63
アローラガラガラ ♂ Lv.63
ゲンガー  ♀ Lv.63
ゲンガー  ♂ Lv.64


再リメイクの『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』にも続投。ゴーストがマタドガスに置き換えられており、強化版ではアローラガラガラが追加される。



以上のように、キクコが登場するタイトルではゴーストタイプのポケモンが極端に少ないため、手持ちがゴーストタイプで埋まったことは1度もない。
「シャドーボール」の特殊化、ムウマの進化形登場、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』以降にて強力な新ゴーストポケモン登場等、
今の環境でリメイクが発売したら恐ろしく強化されると思われる。
特にムウマージシャンデラは貴婦人っぽいキクコにはとても合いそう。


◆アニメ版でのキクコ

AGのバトルフロンティア編で登場。
声は杉山佳寿子が担当した。

他のカントー四天王は三人とも無印時代に登場しており、彼らと比べるとかなり遅い登場となった。
留守になっているトキワシティジムの臨時ジムリーダーになっており、サトシと勝負し勝利した。
穏やかな性格だったのがアニメで厳しい性格に変更されたキクノとは逆に、ゲームでは厳しい性格だったのがアニメでは気さくで明るい性格になっていた。
使用ポケモンはゲンガー

●ポケモンジェネレーションズ

第3話「挑戦者」で他の四天王の面々と一緒に登場。
日本語版の声は京田尚子が担当している。
挑戦者に対して「ジジイの孫だっていうから、ちまちま図鑑作ってるだけかと思ったら……」と挑発するなど、やはりオーキド博士には思うところがある様子。


◆マンガでのキクコ

ポケットモンスターSPECIAL

カントー四天王の一人として、第2章に登場。シルフビル跡地からバッジエネルギー増幅器を探りだしたり、陰ながらシバを操ったりと暗躍する。

キクコは過去に研究者としてオーキドと同じ研究チームに所属していたが、オーキドは「ポケモンを操る方法」の追究に嫌気がさし脱退。
それをポケモンリーグ会場で問い詰めたキクコは、オーキドの「ポケモン図鑑を作る」という方針を嘲笑い、決勝戦で激突するも敗北。
その屈辱から彼の孫であるグリーンをつけ狙うようになる。

実は第1章の頃にグリーンと一度やり合っていた。
また、カンナが幼い頃、工場排水の毒に苦しむ彼女のポケモンを治療したことがあり、これがカンナが四天王に入るきっかけになったと思われる。

2章終盤、スオウ島での決戦ではグリーン・キョウコンビと対戦。*2
腹の模様を書き換える事で様々な特殊能力を持つアーボック、影に入る事が出来るゲンガー等の特殊能力を持ったポケモンが手持ち。
激戦の末敗れるも、スオウ島の地殻変動に2人が巻き込まれた隙に脱出していった。

第3章以降には直接は登場しないが、とある写真の中に若き頃の育て屋夫妻、ガンテツ、オーキド、ヤナギと共に写っていた。


●穴久保版

ゲームとは違ってショートヘアの若々しい女性。
ゴーストポケモンになる事が出来、ピッピ達を船の上で倒そうとするが……


●ポケットモンスター全書

ゲンガーを出すが一瞬でフーディンにやられた。
というか出番が1ページ。


◆余談

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』に登場するキクノは彼女とそっくりな容姿をしており、キクコとの関係を考察されることも多いが、実際は不明。
後述のシキミの小説の文章によれば、結局公式的にもトップシークレットなのだろう。
現在では双子の姉妹(キクコが姉)というのがファンからの一般的な解釈となっている。
ただ、下記でも分かるように本人同士の仲はとてもいい様子。

上記の通り三年後は四天王を引退しており、カンナ同様、消息が明らかにならなかった。
その安否が心配されることもあったが、時を経て『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』で強化後のシキミとの戦闘前の台詞で、キクノと一緒にイッシュリーグに挑戦していたことが判明。
トレーナーとしてはまだまだ現役なのだろう。


名前の由来はキク科キク属の多年草「菊(キク)」。
花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」「私を信じて下さい」「女性的な愛情」「清浄」「破れた恋」「真の愛」。

オーキド博士との仲は、若い頃はひょっとしたら…?



キクコ「アニヲタ…! あんたにも本当の追記修正ってものを教えてやる!」

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最終更新:2023年08月28日 23:48

*1 おそらく切り札ポケモンの三番目の技を置き換える仕様から発生したミスだと思われる。ピカチュウ版では改善されている。

*2 ちなみに、毒ポケモンが多いこと&手持ちが似ていることからか毒使いとしての側面も強調されていたりする。