鳥谷敬

登録日:2012/03/23(金) 22:06:26
更新日:2024/02/14 Wed 08:44:32
所要時間:約 5 分で読めます




鳥谷(とりたに)(たかし)とは、阪神タイガースと千葉ロッテマリーンズに所属していた元プロ野球選手である。
ポジションはショフトショート サード


生年:1981年
誕生日:6月26日
年齢:42歳
出身:東京
身長:179cm
体重:80kg
右投左打
ポジション:遊撃手・三塁手

来歴

早稲田大学から、2003年に自由獲得枠(今は廃止、便宜上ドラフト一位だが、本人の希望によって、好きな球団に入ることができる)で阪神タイガースに入団。
阪神を選んだ理由は本拠地が足腰に負担のかかりにくい天然芝の甲子園球場だからというもの。

出身も育ちも東京なため、入団当初は阪神の気風に合うのか?などと不安視されていた。
事実、1年目に守備についた際スタンドから名前を呼ばれ、振り向いたら「3割打ってからこっち向け」と言われたことに対して「とんでもないとこ来たなぁ…」と思ったことがあるらしい。

しかし、選手会長(2012年からは野手キャプテン)を務め、金本、新井に次いで阪神の顔とまで言われる程度には順応している。

それでもいまだに随所で(主にネット掲示板とサンスポ)で阪神に合っていないのではないか?と噂されている。
「10年使える遊撃手にする」と早稲田大学の先輩・岡田監督の方針で、入団1年目の2004年から試合に出場し、.251、3本塁打、17打点の成績を残す。
翌年から.280リミッターを設定。
このことからネットでは安定感の代名詞として扱われる。

どんなに調子が悪くても、好調で3割を超えても気付けば.280台前後でおちついてしまうため地味と言われる原因になっていた。

しかし2010年に初めて打率が3割を越え、以降二年連続で3割を記録した。

2015年から5年20億円の長期契約を結ぶ。
この時、「生涯阪神で現役を終えたい」と公言するほどであったが、次第に成績は下降気味になる。
2018年、入団した年から続けていた連続出場試合数は1933試合でストップした。
2019年、出場数は74試合まで下がり、入団1年目から前年まで毎年100試合以上出場した記録の中で初めて100試合を切る年となった。
そしてシーズン終了後、自由契約となり、現役続行を希望し阪神を退団。
年を明けて春季キャンプに入ってもオファーは来ないまま、このまま浪人に入るかと思われたが、3月に千葉ロッテマリーンズからオファーが来て、正式に入団となった。
ロッテ時代は主に代打としての出場が多かったものも、阪神時代のような輝きは失われており、これといった成績を残す事ができず、2021年に現役引退を表明した。

打率の推移

.251→.278→.289→.273→.281→.288→.302→ .300→.262→.282→.313.→.281→.236→.293
一見平凡で地味に見えるがリーグ平均打率がだいたい.250なので、非常に優秀である。
並外れた選球眼を持っているため出塁率が高く、2011年には最高出塁率のタイトルも取得している。
バッティングの調子が悪い時でも四球で塁に出ることができるのは阪神打線の大きな強みとなっている。

2010年はマートン出塁→平野バント→鳥谷タイムリーの見事な流れで他球団を恐れさせた。
ただし塁に出てもツラゲの巻き添えにry
同年にショートがポジションの選手では日本プロ野球史上初のシーズン100打点を記録。
あの松井稼頭央ですら達成していないことから凄さが解るだろう。

遊撃手は守備負担の大きさから打力はやや軽視される(ただし近年はメジャーのように、少年のころから一番運動神経が良いやつを遊撃手にコンバートするため、守備と打力を両立も目立つ)が、鳥谷の打力もはリーグトップクラスであり、打力の総合指標(XR27やWAR)などから見てとれる 。


また守備も派手さは無いものの非常に優秀であり、入団当初こそ甲子園独自の黒土に手こずっていたが、最近では連続無失策記録を作るなど堅実で確実な守備を魅せる。
2011年はイレギュラーバウンドの発生しやすい土のグラウンドを本拠地とする中で驚異のシーズン失策数5を記録した。

守備範囲も広く、元投手のため強肩である。
現役選手としての総合指標なら全球団でナンバーワンの遊撃手といっていいほどの選手である。
また2年目以降はほぼ全試合に出場しており、怪我にも強い。

2016年には毎年ショートを守り続けていた激務のせいか、体に負担がかかり打撃面、守備面でも陰りを見せはじめついにスタメンを外されフルイニング出場記録も途絶えてしまった(しかし、連続試合出場記録は継続している)。
この年以降守備に負担の少ない三塁手にコンバートされ、翌2017年には打率もいつもの鳥谷の打率まで回復し、2000本安打も達成している。


ポジション「ショフト」

本来彼のポジションはショートなのだが、レフトの定位置に座っている金本知憲の守備範囲の縮小(2010年の肩のケガにより送球可能な距離も減少)により、酷いときはレフトの定位置までフォローしなくてはいけなくなった。
この為、彼は本来の守備位置であるショートにプラスして実質レフトも守ることになったため、ショフトと呼ばれるようになった。
(レッドスターこと赤星が現役の時は彼のポジションがセンターのためセフトとも言われた)

また2012年のキャンプでブラゼルがレフト、城島がファーストの守備練習をしていたときは、今年はショーストになるのではと噂された。

これにより、レフトの浅いフライを深く追う癖がつき、金本と交錯したこともある。
(取ろうとした金本の頭に鳥谷が左ラリアットをかましているような構図になっていた)

鳥谷も鬱憤がたまっていたのだろうか。

2chでは金本がエラーした場合は基本的に


鳥谷仕事しろよ

というレスがつく。

しかし金本がフルイニング出場を諦めて以降は守備の負担が減ったのか、打撃成績が伸びるようになっていった。

走塁の意識

2007年7月8日対中日戦、一死満塁の場面で金本の放ったタイムリーヒットで二塁走者の鳥谷は三塁で止まってしまっていたため、「緊張感が無い」と名指しで叱られることになった。

これをきっかけにしたのか鳥谷自身「走ることに対する意識なんて全然なかった。」と反省し、現在は走塁に関しては最も良い選手となっている。
このように輝かしい記録と実力を持つ選手であるが、なぜかメディアでは取り上げてもらえない。
顔もイケメンの部類であるし、結婚もして落ち着いている。

ではなぜメディアは彼を無視するのか?

1.同球団の金本と新井のキャラが濃すぎる。
2.主要3タイトル(首位打者、打点王、本塁打王)をとったことがない。
3.勝負所でさり気なく勝負を避けられ、同点・勝ち越しの場面に弱い4番新井の併殺の犠牲になることを強いられている。
4.東京人のため、在阪メディアがいじりにくい。
5.上記のショフトに極力話題が行かないようにするため。
6.彼のブログを読めばお分かりいただけるだろうが、感性が特別である。取材では記者の才覚が問われる。

といった原因がある。
(3.に関しては前監督の無思考バント作戦により鳥谷の打席時に殆ど一塁が空いていたことが要因。)

また遊撃手のため如何に好成績を残しても、ベストナインこそ受賞できるが華やかさでアライバのイメージに負け2011年までゴールデングラブの受賞を逃してきた。


   / ̄ ̄ ̄ゝ
  /     ゝ
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最終更新:2024年02月14日 08:44