MAR

登録日 :2011/08/04(木) 00:00:40
更新日 : 2017/02/16 Thu 10:56:27
所要時間 :約 7 分で読めます




「ワクワクが止まらねぇ!」


【概要】
『MAR-Marchen Awakens Romance-』 (メル)は、『週刊少年サンデー』にて2003~2006年の間に連載された漫画。
作者は『烈火の炎』の 安西信行

厳密には「A」は上に点々がついた「アーウムラウト」だが、機種依存文字なので以下もアルファベットのAで表記する。
ただしドイツ語で読むと「マール」である。
キーアイテムであるARMのAも同様。

メルヘンの世界に憧れる少年・ギンタがメルヘンの世界 「メルヘヴン」 に渡り、
世界征服をたくらむ 「チェスの兵隊(コマ)」 との戦いを描くファンタジー漫画である。


2005年4月にアニメ化。
タイトルは「 MAR-メルヘヴン- 」。

監督は奥脇雅晴(1話〜52話)と川口敬一郎(53話~最終話)
川口監督にとって諸事情にこれが初監督作品となった。
某作品で大邪神とか呼ばれていたが、大丈夫だ問題ない。
まぁ、どことなくエロイ雰囲気が嫌いな人は二期はおすすめしない。



【登場人物】
虎水ギンタ
年齢:14
本作の主人公。
メルヘンの世界に憧れる少年。
アニメ版では普通の熱血少年といった感じになっている。
ウォーゲームのルール上(後述)仕方ないとはいえ序盤以外ほとんど負けていない。

スノウ
年齢:14
ヒロインの一人。
メルヘヴンの大国レスターヴァの王女。ギンタの幼馴染である小雪に瓜二つの外見。
原作とアニメでは小雪との関係は全く異なる。
アニメでの扱いに関してはファンの間では賛否分かれる部分でもある。

エドワード(エド)
スノウのお付きである犬人間。戦闘力皆無の解説キャラ。姫様にぞっこん。
前対戦でハロウィンのARM「イグニール」によりアランと融合させられ、
「3回眠るとアランに変身し、アランが1回眠るとエドに戻る」 というめんどくさい体質にされた。

バッボ
ギンタが最初に手に入れたARMで、世にも珍しい「しゃべるARM」。
封印されていたがドロシーとギンタの手により開放された。
自分は紳士であると強調する。当初はギンタとは仲が悪かったが徐々に改善されていく。
元はチェスの兵隊のファントムが使用していた。当時は非常に残虐な性格であったが、現在はまったく正反対の性格である。ギンタ無双最大の理由。
バッボ(babbo)とはイタリア語で「お父さん」という意味。正体がバレバレである。 

ドロシー
年齢:17くらい
もう一人のヒロイン。
魔女。ギンタがメルヘヴンで最初に出会った人物。
バッボ入手時ギンタに惚れ、猛烈にアタックする。
普段は飄々としてるが、戦闘では冷徹になる。
また、 ノーブラ・ノーパン (アニメでは「疑惑あり」にとどまっているが)。漫画では 乳首を晒した
アニメではスノウ以上にヒロインとして扱われており、オリジナルエピソードも彼女が中心のものが多い。
彼女の戦闘シーンは高確率で限界で服が破け、乳揺れするなど、優遇されていた。

けしからんもっとやれ。

物語終盤の姉妹対決では触手プレイも見せた。

ジャック
年齢:14
メルヘヴンの住人。ギンタとバッボのおかげで実家を荒らしていた野盗を追い払うことが出来たため、旅に同行する。
使用ARMのスコップは父親の遺品。
後にリア充になる。

アルヴィス
年齢:16
ギンタをメルヘヴンに呼び寄せた張本人。イケメン。
ゾンビタトゥーが全身に回りかけている。相手がガーディアンを出すと勝ちが確定する。
「ベル」という妖精(くぎゅ)のパートナー(嫁)がいる。

ナナシ
年齢:不明(30歳以上?)
盗賊ギルド「ルベリア」のボスの関西弁の男。記憶喪失だったのを拾われたため、「名無し」と付けられた。
ナンパを繰り返し、ドロシーにぞっこんだが、バトルでは一転して冷静・冷酷になる。
バッボの「ギンタと同じ匂いがする」という台詞、付けているリストバンド、ロンゲの関西弁など、
正体は「烈火の炎」のあの人である事を匂わせている。
(安西本人は「読者の解釈に任せる形にした」とわざと曖昧にしたとの事である)

アラン
年齢:40歳以上
前のウォーゲームの英雄。元はレスターヴァの一兵士であった。
作中でも最強クラスの実力と、屈指の残忍さの持ち主。
イグニールによってエドと融合させられその力を制限されていたが、
なんとギンタによってそれが解除されてしまい、その上ファントムがウォーゲーム途中参加を認めてしまったため、メル・チームの手の付けられない最強戦力と化す。
だが、気分次第で出ない。
一度だけ「探偵物語」の工藤ちゃんのコスプレをした事がある。
猫アレルギーであり、そのせいで無様すぎる敗北をしたことがある。
でも猫娘な嫁をゲットしたある意味勝ち組。

ファントム
年齢:不明
チェスの兵隊の「ナイト」。チェスでは実質No2ともいうべき存在。
あることが原因で不死の体を持ち、殺しても数年後に蘇る(本編がちょうど蘇る時期だった)。
「人間は腐っている」という狂った考えを持つが、一方でギンタのことを認め一度は勧誘するなど認めた相手には普通に接する。
かつてのウォーゲームではバッボの使い手だったが、ダンナと相打ちになり眠りについていた。


【ARM(アーム)】
メルヘヴンで普及している魔力の籠もったツール。使用者の魔力を媒介とするものが多い。
Aは(ry
デザインは作者の趣味であるシルバーアクセが基。
マジックストーンと言う宝玉をはめることで、ストーンに込められた魔力を帯びてパワーアップする。これを「石入れ改造」と呼ぶ。


《ウェポンARM》
剣、槍、盾などいわゆる武器の形をとるARM。
上級になると収縮したり追加効果があったりする。

《ネイチャーARM》
自然の要素を操ったり自分の身体を操作したりする。髪を伸ばすアレは使用者も相俟って軽いトラウマとなるだろう。

《ディメンションARM》
通信や移動に使う。四次元ポケットやルーラの役割。

《ダークネスARM》
強力な効果の代わりに魔力に加えて大きな代償を支払う。
代償が若返るってそれが能力だろとツッコミたくなるものも。

《ホーリーARM》
治癒をしたり、ダークネスARMの能力を消したりする。
劇中のダークネスARMの半分位は精神力のみで突破されるのでぶっちゃけあんまり必要ない。

《ゴーストARM》
使用者がARMと合体する。生命力を奪う為ARMの中では最もえげつない。
いろんな妄想ができるケモナーホイホイなARM。

《ガーディアンARM》
魔力で守護者を呼び出す。
基本的に使用者はその場から動けず、他のARMを使えないがそのかわりに他の種類のアームと比べて有り余るスペックを持っている。
精神力が強ければ複数を同時に操ることも出来る。
本作のバランスブレイカー。

《バッボ》
主人公・ギンタのARMにして、本作最大のバランスブレイカー。公式で 「心通わす最強ARM」 とか書かれている。
カルデアの技術を結集した 「人の意識をダウンロードするARM」 であり、
それを利用してカルデア長老の人格を移植された「しゃべるARM」である。
使い手の意識をダウンロードすることで、なんと自分の想像した能力を 「創造」 することができ、
イマジネーション次第であらゆるARMに変化する。
つまり ぼくのかんがえたさいきょうのARMをその場で作成する という掟破りのARMである。
作った能力はマジックストーンに保存することができ、最大8つまで搭載可能。
なお続編の「MARΩ」によると、作った能力のリセットも可能らしい。

ハンマー形態
能力を作っていない素の形態。常人には誰も持てない激烈な重さのハンマーと鉄球を、これまた重そうな鎖で繋いだゴツイけん玉。
この時点で、ギンタの想像力によって鉄球とハンマーを巨大化できたり、鎖を無限に伸ばせたりと恐るべき性能を持つ。

バージョン1・ハンマー&ダガー
ハンマー形態のバッボとギンタの右腕が一体化する。
普段はハンマーで殴る「ハンマーアーム」だが、鉄球を外すと剣が隠れており、敵を切り裂く「ダガーアーム」となる。
スノウには「地味」と言われ、ペタには「貧困な想像力」と嘲笑われ、バッボもただ戸惑うだけというまさに誰得形態である。
ハンマー形態の方が強くね?

バージョン2・バブルランチャー
拳銃。バッボの顔の形をした泡の弾幕を発射し、炸裂すると大爆発を起こす。

バージョン3・ガーゴイル
ガーディアン。ギンタが妄想した最強の魔物。
チートによって作り出されたバランスブレイカーということで、レオパルドンばりの瞬殺を誇る。

バージョン4・アリス
ホーリーARM。より正確にはホーリーの力を持つ女性型ガーディアン。
何のリスクもなくベホマズン級の回復ができ、ダークネスARMの呪いすら容易に解く。
ダークネスARMは呪いを破られると自滅することが多く、これを出しただけで死んだ奴もいた。カノッチ・・・。
なおその名の通りけしからん美少女の姿であるが、中身は銀河万丈声のおっさんである。
バッボにとっては女装に等しく、最も嫌がる形態である。

バージョン5・クッションゼリー
もはやARMの枠を超えたチート防御技。ゼリー状のやわらかバリアであらゆるダメージを吸収する。
体力消費が激しいという弱点があるはずが、描写不足でよくわからない。

バージョン6・長靴をはいた猫
ギンタが妄想したさらなる最強ガーディアン。ARMで戦うARM。
魚形のウェポンARM「初ガツオ」やナイフ、防御アイテム「身代わり君」などの数々のウェポンARMを使いこなして戦うというチート極まる存在。
アランにとっては最悪のガーディアン。
アニメではCV:矢尾一樹。やあああってやるぜ!

バージョン7・結合
父親を救うためにとっさに作った能力。

バージョン7(アニメ版)・ガーゴイルフルパワー
仲間たちの想いと魔力が結集し、全身が金色になってパワーアップしたガーゴイル。
原作付きアニメを途中でたたむときにありがちな元気玉エンドである。

バージョン8・逆門番ピエロ
メルヘヴンから現実へ帰るARM。アニメでは本物の門番ピエロを使ったので、バージョン8はけつばんである。


【ウォーゲーム】
本作の敵組織である「チェスの兵隊」が仕掛けた見世物形式の代理戦争。
チェスの兵隊がメルヘヴンの半分くらいを手中に収めた段階で、残りの勢力に対してチェスの力を見せつけるためのショーとして開催される。
なお、参加者が現れなければ直ちに残りの世界を殲滅すると宣言している。初めっからそうしろ。

  • 予選
名乗り出たプレイヤーが一人ずつ、ポーン兵(チェスの雑魚)が大量にいる空間に転送される。
転送された先にいる敵を全員倒して帰ってくれば予選通過。
ただし、転送用ARMの中にはいくつか「ハズレ」が混ざっており、それを引くとナイト級(ボスキャラ)の元へと転送され、敗北が確定する。
このバトルの結果、ギンタ、スノウ、ジャック、ドロシー、アルヴィス、ナナシの6名が本選に進出した。

  • 本選
人質であるレギンレイヴ王女(第4戦からはポズン)が、2D6により対戦場所と対戦人数(1~6人)を決める。
決定した対戦場所でタイマンを行い、それを全員分繰り返す。
その後、メンバーの勝敗によってチームの勝敗を決め、 「負けチームに属し」「個人戦でも負けた」 者がゲームから追放される。
互いのメンバーが尽きるまで対戦と追放を繰り返し、キャプテンが倒されたチームがゲームに敗北する。

例として、
1回戦 3vs3
×レノ vs アルヴィス○
○パノ vs ジャック×
×ガロン vs ギンタ(C)○
(左がチェス、右がメル)

この試合の場合、
2-1でチーム・メルの勝利。
チーム・メルは勝利したため次の試合には全員出れる。
チェスは個人戦で負けたレノとガロンが追放され、パノのみ残留。


【余談】

『MARΩ(メルオメガ)』という漫画が本作終了後に連載されたが、名前が似ているだけで別漫画である。


というか安西は原案でしかない。
師匠の続編を書ける星野の真意をしりたい位。
アニメが決定した時期なので編集部的にはもっと稼ぎたかったのだろうか…

ちなみにMARΩに登場するバッボの新しい変身形態は、引き続き登場したガーゴイルを含め 全部ガーディアン である。
やっぱりガーディアン一強になってたのは作者サイドも理解してたようである。



追記・修正 開通デース!

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