罪と罰(曲名)

登録日:2011/06/06(月) 00:42:33
更新日:2020/12/29 Tue 15:31:49
所要時間:約 3 分で読めます




曲 名:罪と罰
発売日:2000/01/26
収録曲:1.罪と罰
    2.君ノ瞳ニ恋シテル
    3.17

罪と罰はギブスと同時発売された椎名林檎のシングル。日本だけでなく台湾でも発売された。
タイトルはドストエフスキーの小説ではなく、『ここでキスして。』のリリース後、過労で倒れた自分に対しての戒めの意味が込められている。

本作のギターは元BLANKEY-JET-CITYの浅井健一が務めており、力強いながらどこか哀愁漂う弾き方になっている。
丁度この詞を完成させた時の林檎はネガティブになっていたらしく、彼女の心理状況を間接的に表現していると言えよう。

また、この曲は『本能』とセットになっており、林檎曰く「本能を肯定するか罰とするかの違いで、本質的には同じ事を言っている」との事。

カップリング曲『君ノ瞳ニ恋シテル』はフォー・シーズンズの名曲でサッカーファンにとってはFC東京の応援歌として有名。
『17』は「ワンセブン」…ではなく「セブンティーン」と読み、デモテープ時代に作った曲の一つ。どちらの曲も歌詞が全て英語。

【PV】
赤いレザーのコートに剃った眉毛、目線を隠すように引かれた黒いラインに日本刀と、『キルビル』や『ブレードランナー』を思わせる格好でメルセデス・ベンツを真っ二つにする林檎。
これは彼女の愛車「ヒトラー」で、アルバム『勝訴ストリップ』に収録されている曲『依存症』では歌詞に歌われるはずだったが、諸事情でカットされている(ライブでは普通に歌われている)。

元々は中古で買った車だったが、故障が相次ぐ為「どうせだったらプロモに使っちゃえば?今車切る人いないよ」とスタッフに言われ2000万円をかけて切断
その上この車は『依存症』のPVで派手に爆破された
現在この車はEMIの美術倉庫に保管されているので、機会があればいつか見れるかも…

ここまでの大胆なパフォーマンスが効を成し、2000年のSPACE SHOWER Music Video awardsでは最優秀女性アーティストビデオ賞を授賞した。

【バージョン違い】
〇アルバムバージョン
『勝訴ストリップ』に収録されたバージョンは、曲の終わりにアレンジが入っているためシングル版(4分43秒)と比べて大幅に(5分32秒)伸びている。


〇NHKバージョン
2007年に指揮者・斉藤ネコと共に演奏されたバージョン。ストリングスの効いたオーケストラアレンジとなっている。
同様のアレンジは翌年のRISING SUN ROCK FESTIVALでも行われており、この時は林檎がピアノを弾いている。

2008年にはGENERAL HEAD MOUNTAINがカバーしている他、何とコロッケが物真似のレパートリーに入れており実際ライブで披露した事もある。




…似てるかって?












まあ…森進一や美川憲一や野口五郎の真似みたいなのを想像してくれれば大体合ってると思って欲しい。


追記・修正はヒトラーを真っ二つにしてからお願いします。

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最終更新:2020年12月29日 15:31